2011/09/02 - 2011/09/10
7位(同エリア70件中)
ユウジさん
少し長めの夏休みが取れましたので、今まで行っていない地域に行こうと思いました。
オセアニアには行ったことはなかったですし、オーストラリアなら大陸の一つでもあるなぁという事で、今回はオーストラリア旅行です。
訪問した場所は、実は首都じゃないシドニーと実は首都のキャンベラです。
日程(2011年9月2日~9月10日)
9月2日 成田→シドニー
9月3日 シドニー→キャンベラ
9月4日 キャンベラ
9月5日 キャンベラ
9月6日 キャンベラ→シドニー
9月7日 シドニー
9月8日 シドニー→ブルーマウンテンズ
9月9日 シドニー
9月10日 シドニー→成田
キャンベラの宿 Victor Lodge
シドニーの宿 Maze Backpackers
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 自転車 徒歩
-
9月2日
夜7時頃、JALで成田空港からシドニーに出発します。寝てれば着いてしまいますが、ここからシドニー へは約10時間のフライトとなります。 -
9月3日
実は、シドニーに到着するまで、どこに行くか正確には決めていませんでした。シドニーから電車移動となると、行けるところはニューカッスルかキャンベラでしょうか。迷うところですが、目立たない首都で有名なキャンベラに行ったなら、逆にインパクトありそうですし、首都として計画された街並みも見てみたいので、まずはキャンベラに行ってみることにしました。 -
12時ぐらいにシドニーセントラル駅を出発しました。さすが大陸のオーストラリア、街と街の間は草原が続いています。たまにカンガルーも見えたりもして、普通に野カンガルーがいるんだなぁと感慨深くなります。予定なら16時30ぐらいにはキャンベラに着くので、それから宿探しでもすれば良いかなと考えていましたら、なんと途中で運転手が体調不良になったとかで、2時間ぐらい電車が動かなくなってしまいました。
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とりあえず電車は動き出しましたが、宿も決めていない身としては、予定より時間が経ってしまったことが気になるところです。車窓から見える景色も夕陽に染まり、沈んでいく太陽とともに、気持ちも沈んでいきます。
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キャンベラ着いた頃には18時30分くらいになってしまいました。この時オーストラリアでは日本とは反対にまだ冬のため、この時間でもすっかり日が暮れてしまいました。そして、このキャンベラ駅は街の中心部からかなり離れているのがやっかいで、あたりは賑わいもなく真っ暗です。これから宿を探すのかと思うと、これはやばいな~と思いました。
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本来なら街の中心部まで行きたいところですが、バスも駅前には、もはや止まっていないようです。他の場所からバスが出ているのかもしれませんが、その方法など分かりませんし、歩いていくとなれば、街の中心部には10kmほどあるので、とても重いバックパックを担いで目指す気にはなれません。
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落ち込みつつも、いつまでもブーたれて駅にいるわけにもいきませんので、とりあえず、宿探しです。まずは、駅から近い宿を目指そうと、ガイドブックで調べてみると、近くに「Victor Lodge」という宿があるようです。しかし、本当に暗く、僕が目が悪いのもありますが、主要道路から離れ脇道に入ろうものならまったく道が分かりません。
そこで「Victor Lodge」はあきらめて、街灯の多い主要道路沿いを歩いて宿を探すことにしました。 -
オーストラリアの季節はこの時冬なので寒いはずなのですが、バックパックを背負い2時間近くさまよっていますので、服はびっしょりと汗だくになってしまいました。ホテル自体を探すのも大変ですが、ホテルを見つけても、どこも満室で、希望もなくなっていくと、代わりに疲労はどんどんたまっていくものです。ただそんな絶望の中で、ようやくあるホテルで、空室がありそうな宿を1つ紹介してもらえることができました。
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何とか、その教えてもらった情報を頼りに、街灯も乏しい暗闇の道を歩きます。あたりは樹木に囲まれていて、オーストラリア特有の奇妙な鳥の鳴き声がさらにその恐怖をあおってきます。もはや一縷の望みとなったこの道を雑念を振り払い歩いていると、おぼろげに遠く道の先に赤い光が見えてきました。ふらふらになって近づいてみると、それはまぎれもなく宿の看板でした。
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宿に目を向けると、明かりも少なく、怖い感じもありましたが、玄関に行き宿の人に空き部屋を尋ねてみると幸運にも部屋は空いているようでした。部屋に案内してもらい、荷物を置いて、顔の洗うと体に溜まった熱が一気に放出されていきます。ようやく気分も落ち着いてきて、少し冷静になって考えてみると、やっとこさ、たどり着いたこの宿は、キャンベラに着いて最初に探してしていた宿「Victor Lodge」のようでした。
疲労困憊で、それに気づくことすら出来なかったようです。何とも情けないですが、旅の序盤のこの宿探しが、この旅、最大の出来事となってしまったので、長々と書いてしまいました。 -
<9月4日> キャンベラ
昨日は大変な場所に来てしまったと思いましたが、朝起きて宿の外に出てみると、木々に囲まれたとても平和で心地よい場所に自分がいることにとても驚きました。そのまま少しキャンベラの街を歩いてみますと、自然と調和したとても綺麗な都市に見えてしまいます。
昨日は、あんなに恐怖を感じていた場所なのに、180度印象が変わってしまうのですから、日の光の力ってすごいですね~。
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キャンベラは駅や宿のあるエリアと街の中心部は10kmほど離れており、その間に国家議事堂の建つ丘がそびえています。国会議事堂に行くにも、街の中心部に行くにも、歩いていくには遠く、途中には坂もあります。
さて、どうしようかと思い、いったん宿に戻ると、幸運なことに、自転車のレンタルができるとのことでした。この宿に泊まれて良かった~と、この幸運に感謝し、さっそく自転車をレンタルして、まずは、国会議事堂を目指します。道路は自転車専用レーンが整備されているので、とても心地よくサイクリングができました。 -
久々に自転車に乗った気もしますが、風をきって走ると気持ちいいですね。ヘルメットをしてるのは、安全のためですが、なぜか凶暴な鳥に頭を何回もつつかれて怖い思いをしました。こういうことも想定してのヘルメットなのでしょうか。鳥からは全速力で何とか逃げ切り、国会議事堂にたどり着きました。
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国会議事堂は、丘の頂上にあるので、行くのは少し疲れますが、屋上にあるテラスからは、キャンベラの街が一望できて景色は良いですね。
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キャンベラは、首都だけあって美術館や博物館がたくさんあるのが特徴的です。自転車だと自由に回れるので、この日は国立博物館に行ってみることにしました。オーストラリアの歴史を見て学べるので、最初に行くミュージアムとしては良いかもしれませんね。
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<9月5日> キャンベラ
さて、ミュージアムはまだまだたくさんあるので、この日はどこに行こうかと、宿の主人におすすめのミュージアムを聞いてみると、戦争博物館が良いというので、まずは、お勧めのとおりに行ってみることにしました。
この日も、もちろん自転車を借りて街の中心部まで行ってみると、戦争博物館は、大通りの突き当りにあり、確かに特別なミュージアムであることは間違いなさそうです。 -
戦争博物館は、展示物からオーストラリアの戦いの歴史を学ぶことができるのですが、第二次世界大戦のコーナーもかなりの広さを誇っています。そして、ゼロ戦の展示など、かっこよくもあるのですが、オーストラリアにとっても敵国は日本なのだという事に嫌でも意識させられます。
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日本軍の残虐なシーンの展示もあります。気づくと、オーストラリア人の子供が社会科見学で日本軍の行為を学んでおり、その中に敵国の日本人が一人いると思うといたたまれなくなります。気持ち悪くなってきて、その場を後にしました。アジアの同じような施設に行ったらもっときついのでしょうか...。
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気分転換に少し街の中心部をサイクリングします。街は落ち着いた感じで良いです。
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大きな公園もあり、噴水や木々があって心地よいです。水しぶきでちょっと虹ができてますね。
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美術館等も結構まわりました。博物館の中には、日本が出資をして建設された国立科学技術センターもあります。体験型の展示物が沢山あって楽しく、少しですが、日本のコーナーがあったのもなんだか嬉しくなりました。
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<9月6日>キャンベラ→シドニー
朝日が登る頃、キャンベラからシドニーにまた電車で移動します。起きる時は眠い目をこすりながらですが、早朝の街を歩くと空気が澄んでいて気持ちがいいですね。 -
お昼頃にシドニー到着です。シドニーと言えば、何はともあれ、まずはオペラハウスですよね。白いとんがり(?)って全部くっついている訳ではなく、それぞれ独立してるんですね~。
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湾内をクルーズします。潮風が気持ちいいです。オペラハウスが色々な角度から見れて面白いですね。
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シドニーの宿は駅近くの「Maze Backpackers」にします。中は結構広く、確かに少しmaze(迷路)のようですね。
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<9月7日>シドニー
シドニーの近くには世界自然遺産の「ブルーマウンテンズ」がありますので、9月8日に行こうと思い、街の旅行代理店で現地ツアーの申し込みをしました。対応していただいた写真の店員さんはブラジル出身だそうです。 -
ブルーマウンテンズの予約も済みましたので、まだまだシドニーも楽しもうと旧市街のロックスに向かいます。旧市街はなるべくどの国でも行くようにしていますが、ロックスは、近代的なおしゃれな旧市街です。歴史的建築物の中にあるカフェやパブ、石畳の通路は港町の雰囲気にあふれています。ふと、見上げると古い建物の先に近代的ビルディングがそびえたっているのはヨーロッパの旧市街とは違う不思議な感覚がありますね。
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午後はホエールウォッチングに行きました。代表的な捕鯨国の人間が、代表的な反捕鯨国でクジラを見るなんて、なんだか海に突き落とされそうな気もしますが...中立な自分は意を決して乗船します。
頑張って乗った船ですが、本当にただ船に揺られ海を眺めているだけです。やっぱり自然界でクジラに遭遇なんてなかなかできないもんなんですねぇ... -
<9月8日>シドニー→ブルーマウンテンズ
朝から現地ツアーの大型バスでシドニーから約80km離れたところにある世界遺産のブルーマウンテンズに向かいます。サングラスをかけた屈強なドライバーがガイドも合わせて行います。しゃべりながら運転するし、バスから降りてもガイドをある程度するので、休む暇がなく大変だなぁと思います。 -
ブルーマウンテンズは、ユーカリを中心とする広大な森と奇岩が有名ですが、まずは展望台を訪れ、3つの岩からなるスリーシスターズを見学します。スリーシスターズは、アボリジニの伝説によると3姉妹が一族の長老によって岩に変えられてしまった姿だと言われています。3姉妹が岩のままなのは可哀想な気もしますが、それでも景色は良いですねぇ。
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ツアーには自由時間がありましたので、ケーブルカーに乗ってブルーマウンテンズの森の中に行ってみます。
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森の中には、遊歩道があり、オーストラリア特有の植物をゆっくりと見学することができます。
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ブルーマウンテンズからシドニーに帰る途中に「フェザーデール・ワイルドライフパーク」に立ち寄りました。ここでは、コアラやワラビーなどオーストラリアの動物達と触れ合うことができます。かわいいですねぇ。
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ワラビーのような小型のカンガルータイプの動物達は放し飼いになっているので、エサをあげると近寄って来てくれます。癒されますねぇ。
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<9月9日> シドニー
最後の日はシティ中心部を街歩きします。都市部ではありますが、ハイドパークという公園には緑もありますし、結構ゆったりとできます。雨が降っていたので、少し散歩には不向きでしたが、人出も少なく、その分セントメアリー大聖堂は落ち着いた雰囲気を感じさせてくれました。シドニータワーからの景色も曇ってはいましたが、それなりにシドニーの街を眺めることができ良かったです。 -
ところで、街を見ていると良く出くわすこの鳥、キバタンと言うらしいです。こんな目立つ鳥が街にいっぱいいる光景は、黒一色のカラスばかり見ている日本人からは奇妙な光景ですが、やっぱり害鳥なのでしょうか。
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お土産探しでは、中華系のビルの地下に、安いお土産屋が軒を連ねているゾーンがありました。質は良くないかもしれませんが、手ごろな値段の商品が多く面白い場所でした。
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<9月10日> シドニー→成田
飛行機が8時15分に出るので、眠かったですが、4時半に起きます。
荷物を背負い、静かなシドニーに別れを惜しみつつ空港へ向かいます。 -
それなりに色々あり楽しめたオーストラリア旅行でした。
帰りの飛行機では、飛行機の影に虹の輪ができるブロッケン現象を見ることができました。最後まで楽しませてくれる良い旅でした。
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