2003/11/25 - 2003/12/05
18位(同エリア49件中)
ユウジさん
学生のうちに一度、海外で一人旅がしたいと思っていました。場所は初めは近場を考えていましたが、考えた末一番行きたかったフィンランドでオーロラを見ることにしました。フィンランドは民族や言語の成り立ちが面白く昔から注目していたし、そこでオーロラを見ればさぞかし達成感があるだろうと思ったのです。
(この旅では、イナリ、カーマネン、ロバニエミ、ヘルシンキに立ち寄っています。)
(2003年11月25日~12月5日)
11月25日
成田→コペンハーゲン(SK)
コペンハーゲン→ヘルシンキ(SK)
ヘルシンキ→ロバニエミ(サンタクロースエキスプレス)
宿:車中
11月26日
ロバニエミ
宿:マトカ・ボレアリス・ゲストハウス
11月27日
ロバニエミ→イバロ(長距離バス)
イバロ→カーマネン(バス)
宿:カーマセン・キエルヴィ
11月28日
カーマネン
宿:カーマセン・キエルヴィ
11月29日
カーマネン→イナリ(バス)
宿:ホテルイナリ
11月30日
イナリ
宿:ホテルイナリ
12月1日
イナリ→ロバニエミ(長距離バス)
ロバニエミ→ヘルシンキ(サンタクロースエキスプレス)
宿:車中
12月2日
ヘルシンキ
宿:オマポヒャ
12月3日
ヘルシンキ
宿:オマポヒャ
12月4日
ヘルシンキ→コペンハーゲン(SK)
コペンハーゲン→成田(SK)
宿:飛行機
12月5日
成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
訪問地の地図です。
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11月25日
この日ついに念願のフィンランドへ旅たつ。期待と不安の中、成田を飛び立ち11時間、まずは中継地のコペンハーゲンに行く。最初の不安は乗り継ぎ。入国審査を終えて、ヘルシンキ行きに乗り継ぎをするのだ。はじめてだったので、どうなることかと思ったが、時間があったおかげもあり、なんとか成功!何だ、ずいぶん簡単なんだなと余裕を見せていると、ヘルシンキ行きの飛行機が酸素マスクのつみ忘れか何かで1時間45分遅れて出発するという事態になり、ヘルシンキにも1時間30分ほど遅れて到着した。僕は日本で買ったヘルシンキ駅発のチケットで、時間ぎりぎりの夜行列車に乗ろうと思っていたので、この遅れは予想外でとてもあせってしまった。さすがに海外、1日目からやってくれる。 -
ヘルシンキ空港ではシェンゲン条約とやらで一度加盟国内で入国審査をしていれば入国審査はないらしく速やかにバスに向かうことが出来た。急いでヘルシンキ駅行きのバスに飛び乗る。間に合わなかったなら、急遽、宿も探さなければならないのでドキドキしたが、何とか夜行列車出発15分前には駅に着き事なきを得る形となった。列車は2等車だから大丈夫かなと思ったけど、座り心地はよく、席も空いていたので比較的安心できた。この日は計画には余裕を持つことも大事だということを身にしみて思い知らされた。とりあえず朝には終点、北極圏入り口の町ロバニエミに到着だ。
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11月26日
この日はある意味この旅の山場といえる事件が起きた。持っていった荷物のうちの重量にして18kg中10kgを失ってしまったのである。原因はすべて浮かれていた自分のせいなのであるが、乗り換えるはずのバスが僕を残し、預けた荷物を持ったまま出発してしまったのだ!一時間ほど街のインフォメーションで探してもらったが連絡が付かず、結局、泊まる予定のなかったロバニエミで宿を探すことになった。とはいえ旅を続ける以上、ある程度のものは買わなければならないので、無くなったのがラップランドの州都でもあるロバニエミであったのは不幸中の幸いだったと思う。 -
宿は駅の近くのマトカ・ボレアリス・ゲストハウスに決めた。気さくのおばさんと親切な学生アルバイトと思われる人が数人入れ替えでいる良いところだ。町は駅から少し離れた繁華街に出ると意外と大きな街で衣類を買うには十分な町だったが、さすがに三脚を見つけるのには1時間ぐらいかかってしまった。ロバニエミにはサンタクロース村など、観光名所もたくさんあるのだけど、とても観光どころではなく買い物だけで一日が過ぎてしまった。我ながら自分の甘さと余裕のなさを伺える一日だった。誤解のないように言いますが、決して治安の悪い国ではありませんのでご安心ください☆
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11月27日
この日は前日の事もあり朝早く起きてしまった。早めに朝食をとっていると日本の方がおり、すでにオーロラを見てきたという話を聞いて、オーロラへの気持ちが高まる。昨日のことは忘れ早く北に行こうと思う。北へ行くには朝のバスを逃すと昼までないので外はまだ暗いがバス乗り場へ急ぐ。今度は気を引き締めたお陰でイバロ乗り換えで、夕方には目的地のカーマネンに到着した。この村は予想以上に本当に何もなく驚いたがキャンプ場のロッジのようなカーマセンキエルヴィに泊まり、初めてのオーロラ観測にのぞむことにした。 -
11月28日
オーロラ観測初日は天候が悪くまったくオーロラどころか星すら見えなかった。ここはロッジなので夜でもずっと外に出ていられるのはいいのだけど、晴れてくれなければどうすることも出来ない。天候の回復を祈りつつ観測二日目の夜を待つ。昼間はせっかくだから周りを散策してみる。たまに家があるだけで本当に何もない。ただ針葉樹林が続くのみだ。 -
しかし、ここはクロスカントリーをしている人達がいた。おそらく僕以外の宿泊者は皆それが目的なんだろう。今となってみればしとけば、よかったと思う。結局夜になっても天候は回復せず、とりあえず思い出にと夕食はフィンランドの郷土料理らしい、マッシュポテトの上にトナカイの肉がのっているポロンキャリステュスを食べた。おいしいのだけど、量がとても多くので半分は紙に包んで次の日の朝食にさせてもらった。
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11月29日
カーマネンではオーロラが見れなかったので20kmほど南にあるイナリという町に移動した。この町も大きくはないのだが、スーパーや博物館、イナリ湖と見るものはそれなりにある。ホテルはそのイナリ湖のほとりにあるホテルイナリという一階がレストランのホテルに泊った。朝食つきで25ユーロなのでかなり安いと思う。とりあえず、することもないので近くにあるサーメ博物館のシーダに行ってみることにする。少数民族のサーメ人がいるのかと思ったら案外いなく少しがっかりしたが、学芸員の人がやさしい方だったので、楽しく時間を使うことが出来た。 -
夜になると、今まで見えなかった星が見えることに気付いた。晴れている。これはオーロラが見れるぞと思い六時半には外に出て、寒いのでイナリ湖の上を行ったり来たりしながらオーロラを待ち構えた。しかしなかなか出現せず、雲も出たり消えたりの状態だった。3時間経ち、4時間経ち、寒いがそれでも待った。ホテルには12時に戻らなければならず、もうだめかと思った夜11時、ついにオーロラは現れた!初めは白い雲のようでまた雲かと思ったが、それが次第に動き始めて色づいてきた。この瞬間すべての疲れは吹き飛び興奮のあまり防寒具を脱ぎ写真を撮りまくりまくった。オーロラは僕の想像の3倍ぐらいの速さで動き、縦横無尽に走る生物のようだった。僕の見たオーロラが凄いものなのか、しょうも無いものなのかはよく分からないが、この衝撃は生きている間でもそうそうないと思う。見れて良かった感激だ!
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11月30日
昨日はやっとのことでオーロラが見れたので感激もひとしおだったが、体にはかなり疲れがたまっていた。昼ごろまで部屋で休みをとり、いつもの通り特に昼にやることもないので、お土産を買いにまたシーダに行った。昨日の学芸員の人がいたのでオーロラを見たことについて話すととても喜んでくれた。外はまたも曇っていたので「今日も晴れるといいんですけどね~」と言ったりしたが、この日の夜も晴れることはなかった。 -
12月1日
朝に天気予報を見ていると、この日の夜も曇りだと予報が出ていた。外を見るとやはり曇り空。これ以上オーロラは見れないのかもしれないと思い、イナリからヘルシンキに戻ることにした。結局北極圏に入ってからこの日も入れればオーロラが出たのは5日の内1日だけだった。出ないときはそもそもオーロラなど存在するのかと疑問に思うことすらあったが、1日でも夜の暗闇に光が現れ僕の心を照らしてくれたことに感謝したい。
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12月2日
夜行列車に乗り朝7時前にはヘルシンキに到着した。行きとは違い帰りは順調なものだった。電車が多少混んでいてあまり寝付けなかったので、まずは駅の近くで宿を探してみる。路地にあるオマポヒャという宿がに行ってみると駅の近くの割には42ユーロとそれほど高くなかったのでそこに決めた。昼ごろまでそこで休み、それから駅に行きヘルシンキカードという美術館や交通機関がただになるフリー切符を買って街に出かけることにした。 -
まずは、世界遺産のスオメリンナという要塞の島に行くことにした。近くなのに方向音痴が災いして港に着くのに一時間ほどかかってしまった。そこからは小さな定期船に乗り15分ほど潮風を浴びてスオメリンナに着いた。平日だったためか観光客はほとんどいなく本当に世界遺産かと思うくらい寂しいところだった。スオメリンナは歩くにはかなり広く、各地に資料館などが点在している。ロールプレイングゲームのような景観は面白く、午後はずっとこの島にいたかったが、冬の北欧は日が短くすぐに日が暮れてしまった。フィンランドはヘルシンキあたりでも日はそれなりに短いんだと実感する。
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12月3日
ヘルシンキカードは48時間用を買っていたので元を取るためにもこの日は美術館も含めて街を回って見ることにした。中でも現代美術館のキアズマは目と耳で楽しませる工夫がされていて面白かった。街は小さいので1日でたくさんの場所を訪れることが出来たが、1日目にずっと島にいたこともあり、カード代金の34ユーロ分使い切ることが出来なかった事が悔やまれる。 -
ヘルシンキの街には路面電車が多く走っている。どの電車がどこに行くのかは最後まで良く分からなかったが、ヘルシンキカードのお陰で乗り降り自由なので適当にのっていた。もっともどこでお金を払うのかは謎だったけど・・・。お金といえば今更ではあるけれども、この国はやたらのどが渇くので飲み物代が結構かさんでしまった。
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12月4日
この旅も最後の日となるとさすがに寂しくなる。最初はいろいろあったけど皆さんすごく優しく充実した日々が過ごせたのだから・・。なかなか宿を出る足も重くなるのですが、宿の人にさよならを言い、ヘルシンキ駅前からフィンエアーバスで空港に向かう。とうとうこの国ともお別れだ。
最後の買い物である免税店ではお土産にフィンランドっぽいメイドインU.S.Aのタバコを買った。 -
ヘルシンキから飛び立った飛行機にはアジア人は一人も乗っていなかったがコペンハーゲン発の飛行機にはどこから湧いて来たのかほとんどが日本人だった。情けないことに何か落ち着いてしまう。しかし、フィンランドには行ってよかったと思う。フィンランドのことだけでなく自分自身のこともより知ることが出来たから。最後に旅を通してフィンランド人は観光客には優しいと思ったので、自然が好きな方にはフィンランドはお勧めです☆
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