軽井沢deダブル敬老、三世代でりんご狩りから万平ホテル&千住博美術館

2019/09/20 - 2019/09/21

敬老の日のお祝いに、90代の祖母と70代の母を連れて軽井沢へ向かうアラフォー孫息子の旅行記。往復新幹線、現地レンタカーの旅。１日目はりんご狩り後、万平ホテルへ。2日目は千住博美術館鑑賞後、信州そばを食べアウトレットへ。

エリア 軽井沢(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 1.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

９月の三連休を利用して、祖母の敬老の日祝いに軽井沢へ。90代の祖母と70代の母、アラフォー孫息子の3人旅。
当初自家用車で向かう予定でしたが、渋滞情報にびびり急遽新幹線に変更。東京駅からあさまで軽井沢まで向かいます。

疲れないようにと思ってグリーン車を取りましたが、これは余分でした。
あさまは東京から軽井沢まで1時間13分と乗車時間が短く、なによりグリーン車は軽井沢駅ホームの端っこに停車するのでエスカレーターorエレベーターのあるまん中ゾーンまで結構歩かなくてはなりません。
あとホームと電車の間の隙間も結構あるので、要注意でした。うちの祖母はひょいっと越えてましたが、隣に乗っていたシルバーカーのおばあさまは車輪が隙間にはまりそうになっていました。
足の悪い方には6号車がおススメ。

軽井沢駅到着。この日は天気が素晴らしく、レンタカーを借りて小諸市までりんご狩りに向かいます！

中松井農園さんへ。予約してませんでしたが、快く入れて下さいました。1人400円で、時間制限なく楽しめました。

比較的小規模な農園にたくさんの種類の木が植わっています。足元も芝生でふかふかでした。
少しだけ坂道がありましたが、祖母は難なく登り杖を放り投げてりんごをもぎ取りピカピカに磨いていました。

りんご狩りの本格シーズンはこれからでしたが、しなのドルチェと秋映は今が食べごろとのことでした。果肉がパリッとしていて甘酸っぱくとても美味しかったです。
母はアップルパイ用の紅玉を、旬の時期に送ってもらうよう手配してました^_^

りんご狩りが想定以上に楽しく長居してしまい、この日はそのままホテルへ移動します。
万平ホテルに初めて泊まります。

チェックイン。フロント上の亀のステンドグラスから光が差し込みます。

夕食は和食のコースを選択。祖母は入れ歯を現在調整中のため(何度やってもしっくりこないという歯医者さん泣かせ)、あまり固いものが食べられません。事前にホテルの方に相談したところ、小さめにカットしたり柔らかめに炊いたりしてくださいました。

何度心を落ち着かせて飲んでも味がしないお澄まし^^;
味付けし忘れたんじゃない？と大声でひそひそ話す祖母と母やめてください笑

カレイ。柔らかくて三世代とも大満足。器も秋映え。

デザート。杏仁豆腐が美味しかったです。
このあと白玉あずきとお抹茶もいただきました。
祖母は最近食が細買ったのですが、今日はこの和食を完食してくれて嬉しかったです！

広くて新しくて、比較的段差の少なそうな別館に泊まりました。

本館から別館に向かう坂道です、おっとこれは想定外！しかし祖母にはいいリハビリになったようです。フロントに車椅子が二台あったので借りてこようとしたのですが、祖母のプライドが許さず歩ききりました。

別館の室内はほぼノー段差でしたが、唯一トイレに上がるところに10cmくらいの段差がありました。夜トイレに２回は行く祖母にとっては、これくらいの段差が一番怖いらしいです。ので、

母が使用済みバスタオルでミニスロープを作ってました。タオル生地がしっかりしてるので、意外と固く安定感があり祖母も一安心。ホテルの方、用途外の使用ごめんなさいm(_ _)m

孫用のベッド。簡易ベッドでも、普段安宿しか泊まらない私にとっては寝心地よく快眠。とても綺麗で印象に残る夢を見れたのはこのベッドのおかげ？

祖母4時起床、母6時起床、孫8時起床。
小雨でしたが、窓からの緑がとても綺麗。

朝食。アメリカンブレックファーストを美味しくいただきました。祖母は今日も完食。レモンティーにはスティックシュガー2本入れます。

ここで小百合さんを挟んで集合写真を撮ると楽しい。

小百合さん横の椅子。中庭から緑色のもみじがたくさん見えたので、来月にはきっと紅葉が窓枠いっぱい楽しめると思います。

資料館の横の廊下きら中庭に出れました。緑がきれい。

中庭にある御神木。部屋の窓から見えて母が感動してました。

昨日、東京の自宅でクーラー使っていましたが、今日の万平ホテルはストーブです。13度、結構寒い。

万平ホテル刻印入り名刺入れ。
三千円は貧乏サラリーマンの私には大金。
売店で欲しそうに見ていたら祖母が買ってくれました。敬老旅行だったのにー(T . T)でもありがとうおばあちゃん、大事に使って革をいい飴色にします！

万平ホテルの洋服屋さん。アラナイ、アラセブの心を鷲掴みにしてました。販売員さんの中のお一人がお母様がうちの祖母と同じくらいということで、とても温かい接客をしてくださいました。

結局、母と祖母は小一時間ほど洋服を選んでました。足が悪くなってくるとなかなか洋服を買うチャンスってなくなるんですねー。こういう機会に、センスのよい洋服を集めてくれているホテルの売店は、ありがたいなぁと思います。

さてゆっくりチェックアウトして、千住博美術館へ。ネットの割引ページで一人100円引きでした。ウォーターフォールの大きな作品が圧巻。あと絵本シリーズの鹿の絵が色がとても綺麗で穏やかな気持ちになりました。

建物内部は床ぎ緩やかな丘のようになっていて、下から見上げるとウォーターフォールの連作が立体的に見え、とても素敵でした。しかし、不規則な勾配の変化は、高齢者にとっては歩きにくく…芸術と利便性の共存て難しいてすね。

母が薔薇の実だと教えてくれました。薔薇の花に実がなるなんて！！
千住博美術館はお庭も雰囲気がいいです。

24時間で借りていたレンタカーを返却後、駅前のお蕎麦屋さんへ。創業明治40年で店内にはあらゆる芸能人のサインがありました。
店員さんの対応がとても温かく、蕎麦も美味しかった！
ただ、祖母が注文したカツ丼のカツが固かったらしく丸のみしてました笑(まぁ、90代でカツ丼蕎麦セットは想定外でしょうね)。

軽井沢駅のステンドグラス。
この近くのカフェで祖母は休憩。母と私は南口のアウトレットへ。軽井沢駅は今風な南口と古風な北口の組み合わせなのですね。
今回、雨で行けなかった旧軽井沢銀座のお店もありました！ジャムやソーセージなどしこたま買い込み。→クール宅急便で母宅へ。

行きの失敗を活かして6号車の指定席を予約。しかしまた1時間ちょっとで東京に着いてしまい、もっと乗っていたい気分のまま下車しました。

一泊二日の軽井沢deダブル敬老旅行、祖母も母も喜んでくれ、怪我なく家に着けてよかったです。道中、アラフォー独身孫息子は幾度となく今後の生活を心配され…笑。一人くらいおばあちゃん専属の孫がいてもいいでしょう？と言ったらわかってもらえました^_^
祖母は今回が最後の旅行と言っていましたが、また近いうちにどこか連れていっちゃいます。

この旅行記へのコメント （1）

• イチローさん 2019/10/02 13:48:46

  懐かしく読ませて頂きました

  こんにちは。
  初めまして。
  
  万平ホテルは小学校の頃、高校生の時、家族で旅行した時に宿泊しました。
  接客の基本を「これでもか～！」というくらい自然と身に付けているスタッフ一同。
  旅の楽しみが観光や食べ歩きだけでなくホテルへの宿泊というジャンルにもある事を教えてくれました。
  
  万平ホテルに宿泊した事が切っ掛けで大学に進学するまではホテルマンになる事も考えていました。しかし英語力が低かったためにあきらめる事になりました。
  
  別館に向かうスロープ、とても印象に残っています。
  かすかな記憶をまた更新させて頂きました。
  
  特にホテルで印象に残っているのはやはりレストランです。
  とても上品で当時はチャラチャラした客などほとんど見られず、格式の高いホテルという感じでした。そこにいるだけで自分がとても偉くなったような錯覚を覚えたものです。
  
  今は当時と違って周辺もだいぶ変わったと思います。
  飲食店も今ではたくさんありますが、私が行った頃は和菓子の「ちもと」が人気で「ホテル音羽の森」がオープンした頃と記憶しています。音羽の森のレストランが美味しいという情報を入手して（当時は旅行雑誌やガイドブックが頼りでした）みんなで昼食を食べに行ったのが思い出です。
  
  でもやっぱり、最後に行きつくのは万平ホテルですね。軽井沢の思い出と言えば万平ホテルにすべてが集約されます。生きているうちにもう一回泊りに行きたいホテルですね。懐かしく、そして楽しく読ませて頂きました。ありがとうございました。