2019/09/08 - 2019/09/11
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sacha333さん
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2019年の9月上旬、遅めの夏休みでモンゴルへ行ってきました。
旅の目当ては、大草原で地平線に囲まれての乗馬パカパカと、星空キラーンと、馬頭琴の堪能。
私とモンゴルの出会いは、小学生の時に教科書で読んだ「スーホの白い馬」。
なぜだか大人になっても心に残っていて、いつかモンゴルの大草原をこの目で見て、そして馬頭琴を聞いてみたいと思っていたのです。
季節的には秋で、朝晩はかなり肌寒かったですが、いやー期待通りの雄大な大自然を満喫できました。
9/7:午後に関空発~ソウル乗継~深夜にウランバートル着
9/8:1泊2日でテレルジへ、乗馬・遊牧民ゲル訪問などを経て、ツーリストゲル泊
9/9:チンギスハーン騎馬像を経て、大草原のハーンリゾートへ
9/10:ウランバートル市内観光、深夜便でソウルへ
9/11:早朝ソウル着、ソウル市内ブラブラを経て、午後に関空へ
乗継の韓国でもちょこっと観光してますので、そちらはコレで↓
https://4travel.jp/travelogue/11541841
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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9/7の午後に関空から仁川へ。
台風とドンかぶりのせいで、飛行機は盛大に遅延。
空き時間を使って市内へ出て韓国料理を堪能する予定が、
ほとんどタイムラグなしでの乗り継ぎとなりました。
久々のソウル街歩きは、帰国便のトランジットまで我慢です。 -
深夜1時過ぎにウランバートルのチンギスハーン空港に到着です。
小さい空港ですが、市内に近くで便利。
この日はBooking.comで安く見つけた、市内のニューウェストホテルに1泊。
深夜ですが両替も開いてました。
場所は分かりにくいですが、到着ロビーの1Fから階段を上って2Fにあります。円からも両替可能。
到着ロビーには白タクの客引きが溢れる。ニュー ウェスト ホテル ホテル
-
翌日、朝9時に、Let's trabel Co.Ltdのドライバー・ガイドさんと合流です。
目指すは、郊外のテレルジ国立公園。
まずはおよそ2時間のドライブ。
日本からネットで予約しました。
英語が全然通じない国と聞いてたこともあり、翌日ウランバートル市内に戻るまでの1泊2日、ガイドさんドライバーさん付きです。
日本に留学していたというガイドさんは日本語堪能。
ガイドさん付きの行程は久々でしたが、ガイドブックに書いてない現地のナマの情報、面白い話も聞けて、凄く良かったですよ。 -
街を離れてすぐ、牧草地帯に入ります。
雲ひとつない快晴。
空が広い。
ありあまる草と、ありあまる空。 -
道端には、こういう、石で作った「オボー」というモニュメントがところどころにあります。
空にいる神様に向かって、道中に安全をお祈りするものだとか。 -
牧草地の真ん中に、突如あらわれた線路。
北京からロシアまでつながっているらしい。
遠くの方に、何十両もつながった貨物列車が見えた。 -
ありあまる羊。
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ありあまる牛。
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テレルジ国立公園に入りました。
キレイな小川があります。 -
テレルジのランドマーク、「亀石」です。
一番の観光スポットが「亀の形の石」というところが痺れる。 -
亀石の近くでは、ツーリスト向けの鷲遣いがいる。
250円くらいのチップで、片腕に載せて写真も撮れますよ。
腕に乗せて翼を広げた良い写真が撮れましたが、9キロくらいあって結構重い!
最後は腕がプルプル^^; -
亀石の裏側は崖になっていて、上まで登れます。
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亀石に上って、上からの景色。
風が気持ちよい。 -
次にやって来たのは、昔のチベット仏教の寺院です。
山の中腹にあって、15分ほど坂道を上ります。
現在は地元の信心深い人たちが、瞑想に使っているとのこと。
ネパールで見たのと同じタルチョが風にたなびいてる。 -
寺院の手前には、割と怖い吊り橋が。
子供たち怖くないのか??橋を揺らして遊んでますわ -
全然へっちゃらだよー、って言ってた(のだと思う笑)
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108段の石階段を上ります。
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色鮮やかな寺院です
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外周にはマニ車。
時計回りに一周して寺院に入ります。 -
中は決して広くないですが、綺麗に管理された美しい寺院でした。
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この日の宿は、「テレルジ・スター・リゾート」というツーリストゲル。
テレルジには、こういうツーリスト向けのゲルキャンプがいくつもある。
ここは去年オープンしたばかりで、凄くおすすめらしい。
たしかに設備も整っていて、スタッフも親切、すごしやすい所でした。 -
こんな感じでゲルが並んでる。
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うちのゲルは、一番奥のひとつ。
美しい景色。
(この写真は雲があるので翌日撮ったものだったかな) -
季節は9月の上旬。
日中は日差しがあって暖かい。日が暮れだすと、途端に気温が下がりますが、
なんとここのゲルには暖房も付いてます。 -
中はこんな感じ。
シャワー・トイレは無しで、別棟の共用になりますが、すごく清潔。
最大4人まで泊まれます。
思ってたより遥かに綺麗な仕様でした。 -
天井はこんな感じで、なんだかかわいい。
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夕方、近くに住んでる遊牧民のお宅を訪問しました。
家族で住んでて、牛・羊・馬を飼ってます。
乳製品を作って売って、生計を立ててるとのこと。
ついでに、こんな感じでツーリスト向けのビジネスもしている様子。
来月にはここから、もっと暖かい地方へと移動するそうです。
リアル遊牧民。
入口に少し写ってる女の子、凄く笑顔がかわいくて、観光客にも興味津々。
帰りには「バイルテー(バイバイ)」って見送りに来てくれました。 -
この子は、一家に飼われてるワンコ。
凄く人懐っこい。
牧羊犬かな?と思いましたが、
ここの羊や牛たちは、昼間は自分たちの好きに遠くまで行っちゃうみたいですが、ちゃんと日暮れになると自分たちの飼い主のゲルまで戻ってくるらしく、この子はあまり仕事ないのかも。 -
日暮れになって戻ってきた牛たち。
広~い牧草地から、うってかわって、こんな狭い柵の中。 -
遊牧民のお母さんたち。
とっても親切。
ゲルのなかで、民族料理の数々を振舞われました。
チーズのような「ウルム」、塩味の効いたミルクティーみたいな「スー・テー・ツァイ」、乳を発酵させて作ったお酒の「アイラグ(馬乳酒)」などなど。
アイラグは想像以上にクセが強かったけど、
振舞われた以上、ありがたくいただきました。 -
この子はまだ孔牛。
眼がかわいい。
この後、凄い勢いでお母さん牛のお乳を飲んでました。 -
お母さん牛の乳しぼりをお手伝いしました。
簡単ではないです。 -
最後に、遊牧民のお父さんに手綱をフォローしてもらいながら、1時間ほど乗馬をさせてもらいました。
この子の名前は「ブラウン」。
白いのになんで??ってお父さんに聞くと、「だって茶色でしょ」だって。
どう見ても白いのにねー、きみ。 -
乗馬は初めてでしたが、景色もサイコーで、凄く気持ちよかった。
タテガミが気持ちよい。
慣れてきて少しふくらはぎを締めると、小気味よくパカパカっと速足になる。
胸のあたりをさすると、心臓の鼓動がはっきり分かります。 -
モンゴルの馬は、サラブレットとかとは違い、少し背が低め。
性格も優しいらしいです。
だから素人でも安心して乗れるみたい。
にしても自由に乗せ過ぎ!笑
乗り方の説明とかは何もありませんでしたが、
こういう自由なとこも気に入りました!だってモンゴルだもの -
ツーリストゲルに戻って夕食です。
これは代表的なモンゴル料理の、ボーズとホーショル。
蒸し餃子と、揚げ餃子って感じです。
肉汁たっぷりでめちゃくちゃ美味しい。日本人の口にも合う。
夜中には、キャンプの周辺で、野馬や野牛の声が遠くにたくさん聞こえました。 -
翌朝、早起きして、ゲルの周りの丘まで登ってみました。
今日は少し雲が多めですが、
空の広さが際立って、これもいい感じ -
テレルジを後にして、道中でチンギスハーン騎馬像へ立ち寄り。
牧草地の真ん中に、突如として現れた巨大な像。
写真では伝わりにくいけど、30mくらいあります。
今の大統領が建設業界の大物で、大統領になる前に、ロシアや中国や色んな国の協力も経て建てたらしい。
これからの10年くらいで、この周りに色んな観光スポットを作ってテーマパークにする予定があるとか。
個人的には、このままの景色を守ってほしいと思いますが、どうでしょうね。 -
内部は結構しっかりしてる。
外国人は結構高くて1,500円くらいします。 -
ちょっとした博物館になってて、モンゴルのゲルの進化の過程が展示してある。
これは初期のゲル。 -
エレベーターで昇ると、馬の頭の上まで出られます。
チンギスハーンの顔が目の前! -
チンギスハーンの見ている景色。
はるか遠くまで見渡せる… -
モンゴルの国旗と一緒にパチリ。
モンゴルの国旗ってかっこいいですよねー -
2時間ほどかけて市内へ戻り、そこから更に2時間ほどかけて、ウランバートルの西側へと向かいます。
ありあまる馬^^
この日は、モンゴルで一番のリゾートと言われている「ハーン・テレルジ・リゾート」へ向かいます。
景色がとにかく良いという噂で、今回の旅のハイライトに期待大! -
道中、周りに何もない牧草地が続き過ぎて、ドライバーさんは道に迷ってしまった^^
標識も目印もないし、そりゃそーだよね。 -
しばらく車で牧草の中を行ったり来たりして、轍を探す我々。
この写真は途中で休憩した牧草のど真ん中にて。
見渡す限り360度、全方向が地平線という贅沢。
ありあまる地平線^^ -
ようやく「ハーン・テレルジ」に到着です。
2日間お世話になったドライバー・ガイドさんとは、ここでお別れ。
昨日のツーリストゲルとはまた違って、
贅沢な見渡す限りの草原の前に、ポツンポツンとゲルが建っている。HS ハーン リゾート ホテル ホテル
-
内部は超が付くほどの贅沢仕様。
とてもモンゴルの草原のど真ん中とは思えませんわ笑 -
ゲルの中央にバスタブまであります。
まさかモンゴルの草原に来て暖かいお風呂に入れるなんて^^; -
目の前に、空と草原以外、何もない。
遠くの方に、遊牧民の羊たちが時おり群れを成して通り過ぎていく。
随分遠いのに、ちゃんと声が聞こえるのに驚き。
何もないと、動物の声ってこんなに遠くまで聞こえるものなのね。 -
草の匂いをのせた風が気持ちよい。
もうこれ以上なにも要らないね。 -
何も要らないと言いつつ、ちゃっかりビール。
モンゴルで一番有名な、「アルタン・ゴビ」。
ノドゴシが良いのにしっかり味があって、日本人好みのビール。
この景色と風を肴に飲むビール、最高の贅沢!!! -
リゾート内の、一番高い丘まで登ってみた。
頂上には石で作ったオボーがあった。
観光シーズンも終わり間近ということもあってか、お客さんは少な目。というか2組くらいしか会わず。
その分、ほとんど貸切気分でサイコーにゆっくりでしました。 -
自分のゲルの正面の草原をバックに。
-
リゾート内にはラクダ2頭、放し飼い。
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お馬はたくさんいます。
乗馬も出来ますが、テレルジと違ってカナリお高めの設定^^; -
草原の向こうに太陽が沈む。
空の色が美しい。 -
リゾート内には立派なレストランがある笑
他にお客さんもおらず、ほとんど貸切状態。 -
日が沈み切ると、空いっぱいに星が輝きだす。
この日は満月で、明るすぎる月がジャマしてましたが、
それでもカメラには映りきらないほど、ありあまる星たち。
写真の中央に映っているのはカシオペア座。
左端に映ってるのが北極星。
反対側には北斗七星も綺麗に見えた。 -
三脚を使って、ゲルをバックに星空を撮ってみた。
目が暗さに慣れてくると、明るい星と星のあいだに、最初は気づかなかった無数の星たちも見えるようになってくる。
流れ星も見えた。
息をのむ夜空だった。 -
翌朝、早起きして草原のなかを独り散歩。
どこまでも続きそうな轍。 -
市内への帰り道。
再び、ありあまる牛。 -
昼過ぎに市内に戻ってきました。
この日の深夜便でウランバートルを発ちますが、一日市内を散策したいので、大きな荷物の扱いに悩みましたが、空港に一時預かりがあるということで、先に空港に寄ってみた。
聞いた通り、1Fロビーの端っこに、手荷物預かりがあった。
1つ1日あたりで150円ほどだったかな。
私のように、出国日の前日に市内に宿泊していないツーリストの皆さんにはオススメです。市内に宿泊してる人はもちろんホテルで預かってくれますよ。
ガイドブックにも載ってませんでしたが、空港の一時預かり、ぜひ活用してください。 -
それでは、最終日の半日の市内散策です。
モンゴル語は、ロシア語と同じキリル文字を使っています。
昔は縦書きの素敵なモンゴル文字がありました。
余談ですが、私は少~しだけロシア語をカジっているので、キリル文字は読めるのです(意味は分かりませんが笑)。
モンゴル語の文字を読んでみせると、「あなたモンゴル語わかるの~?」と驚かれました^^; -
郊外の草原とは大違いで、市内は普通に都会です。
都会っ子の流行は、BMXなのかな?
後ろにあるのは、ウランバートル市民の買い物スポット、何でも揃うノミンデパートです。
お土産物も何でも揃う、ツーリストにとっても味方。 -
ノミンデパートの向かいにある、街の食堂にて。
羊のスープと羊のミートパイ。おいしいです。 -
市内の中心部へ散策。ここは、スフバートル広場。
独立運動の主導者スフバートルの騎馬像が、広場の中央に鎮座してる。
奥の建物の前には、チンギスハーンの座像が。 -
近くまでは行けませんが、この距離でも迫力あります。
-
市内は、どことなく共産時代の名残が残る、権威主義的な建物が多いですが、
こういうポップな見た目のお店も少しあります。 -
旅の目的のひとつ、モリンホール(馬頭琴)をまだ堪能できていなかったので、ガイドブックに載っていた「モンゴル国立ドラマ劇場」という所に来ました。
スフバートル広場から歩いて5分ほど。
毎日18時から1.5時間くらいのショーがあり、馬頭琴やホーミー、民族舞踊などが上演されます。 -
上演開始まで時間が少しあったので、
劇場の向かいにあったパブでビールを。
外国人向けの落ち着いたパブ。居心地よかったですよー -
舞台は1階席に加え、オペラ座のようにバルコニー席まであります。
上演は撮影禁止ですが、見ごたえ十分でした!!
最初に馬頭琴やホーミーの演奏パート。様々な民族楽器のアンサンブルなど。
とくに、ひとりで馬頭琴を引きながらホーミーを操る方の独奏が印象的でした。
中盤は民族舞踊パート。様々な地方ごとの踊りが続きます。
最後は若いオーケストラ(地元の音楽学校の学生とかかな?)による、モンゴルの民族楽器も交えた合奏でした! -
ノミンデパートでお土産散策。
買い物中に、モンゴル人のお母さんに突然話しかけられてビックリ。
身振り手振りで、言葉が分からないのを伝えると、お母さんもビックリ。
なんでも、私のことをモンゴル人だと思ったらしい笑。
レジの順番待ちをしてる間に、めずらしく英語が少し話せるそのお母さんとしゃべっていたが、娘さんは九州に留学したことがあり、今はモンゴルでJICAの仕事をしているそう。きっとエリートなんでしょうね^^
最後にモンゴル式の焼肉料理を食べて、深夜の便で帰国です。 -
以上、短い滞在でしたが、大草原に乗馬に星空に馬頭琴と、期待したとおりのモンゴルを満喫することが出来ました^^
遊牧民にも確実に文明は浸透していて、みんなスマホ持ってるし、ゲルには太陽光パネルも付けてテレビも見ていたり、みんな車もってて遊牧の移動もゲルを畳んだ荷物はまとめて車に載せて移動するらしい。
文化が確実に変わっていくなか、遊牧(ノマド)という生活スタイル自体も、このまま残り続けていくものなのか。願わくは変わらず残り続けて欲しいなーと、限りない大草原を眺めながら、そんなことも思ったりした旅でした。
この写真は、草原で早朝の太陽に照らされる自分の影。
草原のなかで遮るものがないから、笑ってしまうくらい足の影が長い笑 -
おまけ①:
今回の旅のお土産たち。
手前にあるのは、「ゴールデン・ゴビ」というチョコレート。
ゲルの形の箱の中に、個包装のチョコが入ってて、バラまき用に最適。
奥にあるのは、「チンギス・ゴールド」というモンゴルで人気のウォッカ。
なんと1本で750円くらいという安さ。
ぜんぶノミンデパートで揃います^^ -
おまけ②:
これは、パスポートに押されたモンゴルの出入国スタンプ。
なんとゲルのかたち笑
かわいくて、つい写真を撮ってしまいました^^
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