両親連れて澳門・香港3泊4日2019　～香港デモ状況9/8～

2019/09/07 - 2019/09/10

妹と澳門・香港旅行を計画していたら、両親も相乗りしてきて家族４人で行くことに。真夏の訪問は初めてだったけれど、想像を超える湿度で外に一歩出ると自分が結露する感覚。

私は澳門は３回目、香港は８回目。母は香港訪問は２０回以上という香港ラバー。多分前世は香港人。

本命はどうしても一度見てみたかった、The House of Dancing Water。

香港のデモと、日本の台風を回避して、行きは成田発・帰りは羽田着の間一髪旅行でした。

① 澳門編 2019/09/07　https://4travel.jp/travelogue/11541204
② 澳門編 2019/09/08　https://4travel.jp/travelogue/11541490
③ 香港編 2019/09/08 https://4travel.jp/travelogue/11542427
④ 香港編 2019/09/09 https://4travel.jp/travelogue/11542891
⑤ 香港編 2019/09/10 https://4travel.jp/travelogue/11542918
⑥ 番外編　2019/09/08 https://4travel.jp/travelogue/11540631　デモについて ★当ページ

エリア 香港(香港)

旅行記を記す前に、自分が見た現地デモ状況のみ速報として書きたいと思う。個人的な意見としては、今は避けられるのであれば、香港に行くのはやめた方がいいだろう。とか言いつつ、自分もチケットがキャンセル不可だという理由でノコノコ出かけたのだけれども。

私たちは2019/9/8（日）に澳門から香港にフェリーで入った。上環のフェリーターミナルからタクシーでコーズウェイベイのリーガル香港へ。チェックインしたのが14時くらい。

この日はどういう日だったかというと、「香港人権興民主祈禱會/Prayer Meeting for Hong Kong Human Rights and Democracy」というのが予定されていた。

13:30-18:30で、Assembly at Chater Garden、Walk at your free will to the US Consulate。

「チャターガーデンってどこ？アメリカ領事館はどこ？」というのを地図で調べて、ホテル周辺には影響ないかな？とひとまず判断。

過去のデモではホテル近くのビクトリアパークがデモ隊の集合地点になっていたこともあり警戒していたのだ。まあそれもホテルの予約と支払いが完了した後に知ったので、変更もできなかった。

日曜日は一番デモが激しくなる曜日でもあるので、コーズウェイベイ近辺で過ごそうということに決定。

MTR駅近くのハイサンプレイスで軽くご飯を食べたり、そごうで買い物したり、スーパーを見に行ったりしたあと、夕飯までの時間を部屋で過ごしていたところ、テレビでセントラルがヤバいことになっているのを発見。

これは確か、32チャンネルだったか。無音で複数地点のライブ映像を流していた。

夕飯は遅めに歩いて行けるところに行こうね、と話しながら、このときはまだそこまで心配していなかった。

部屋にいてもやることがないので、両親は置いて、私と妹でタイムズスクエアあたりを見に行くことに。その帰りに駅から人が大量に出てきて、警官も現れ、街の空気が一気にピリピリしたところに遭遇。慌てて警官を避けつつ部屋に戻る。テレビをつけると、中継現場がコーズウェイベイになっているではないか。

そうこうするうちに、部屋の窓から見える道にもパトカーがやってきて、デモ隊が捕まって順次尋問を受けているような様子が。

ヤバい。本当にホテルのすぐそば！

かなり緊迫している様子。
この日も警察は催涙弾を使ったりしていたらしい。

ホテルロビーからの眺め。

どうも平和裏に終了したアメリカ領事館へのデモ行進のあと、一部の過激派がセントラル辺りから破壊行動をしながら流れてきているようだった。

ホテルスタッフも客に外に出ないよう注意したりしていたらしい（妹が偵察に行って撮ってきた）。１階に鼎泰豊が入っていたのだけれどそこも早々にクローズし、裏口はシャッターも降りた。

ホテル窓から見た景色。

このあとパトカーが何台も来て、全員後ろ手にさせられて、という状態に。

テレビでもその光景が。結局この日は夕食を諦めることに。
せめてルームサービスを、とルームサービスの番号にかけてみたけど、呼び出し音が鳴るだけで誰も出ず。夕飯抜きの結果に。昼にスーパーで少しお菓子等を買っていたのでそれを食べて終了。

私たちは運よく何もなく旅行を終えることができたけれども、タイミングが少しずれれば催涙弾を浴びた可能性は十分あった。デモ隊の動きが予知できない以上、心配な方は今の時期香港に行くことは避けた方がいいと思う。

翌日開店前のそごうを通りかかったら、１階路面のボッテガ・ヴェネタは、ショーウィンドウの製品を全部取り払っていた。これも暴動を恐れての対処と思われる。

ぱっと見何事もなかったように見える街中だけれど、明らかに観光客は少ないし、言葉がわからない人には対処が難しい状況だった。

ホテル以外は、飲食店でもデフォルト中国語（広東語か北京語かも区別つかないが）で話しかけられることが多い。警官等に「あっち行け」とか「とまれ」とか言われても理解できない外国人はやはりそういう事態に遭遇しないように立ち回るしかないのだと思う。

このあとコーズウェイベイは落ち着き、次の騒動の中心地は旺角に移っていった。あっちでもこっちでもトラブルが発生しているのだ。

私と同じように「もうフライト取っちゃったし」と香港に行かれる方は、とにかく情報収集を心がけていただきたい。

私は普段SNSをしないのだけれど、今回は香港に行くために久々にTwitterのアカウントを作り、香港在住でデモ情報を発信してくれている方を何名かフォローした。

それから、地下鉄の状況をMTRのサイトで都度確かめつつ、日本領事館のページも日に何度も確認して、なんとかしのぐことができた。

繰り返しになるが、でも、何事もなく過ごせたのは、運が良かっただけだと思う。

この旅行記へのコメント （1）

• cymさん 2019/09/13 20:54:46

  私もリベンジしたいです

  コメントありがとうございます。尖沙咀辺りは唯一平和そうでしたね。旺角とか佐敦とかは危なそうでしたが。早く落ち着くといいなぁと思ってます。