2019/08/27 - 2019/08/27
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ペコちゃんさん
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8月の終わりに霧ヶ峰へ行き、八島ヶ原湿原と車山を歩いて初秋の高山植物を楽しんできました。
なだらかで緑豊かな霧ヶ峰の一帯が、130万~75万年前は火山活動が盛んだったとは、信じがたいことですが、高山植物の宝庫・八島ヶ原湿原が今あるのも、そのおかげでしょうか。
霧ヶ峰の北西部にある八島ヶ原湿原の標高は約1,640mで、1万2千年前に誕生しました。
高層湿原の南限で、学術的にも大変貴重であるため、昭和14年には国の天然記念物に指定されていますが、私たちのお目当ては高山植物・・・ここは200種類以上の植物が自生する、高山植物の宝庫です。
木道が整備された湿原を一周した後は、霧ヶ峰の最高峰・車山(1,925m)へ。
2千m近い最高峰とはいっても、駐車場からの標高差は100m余り・・・ハイキングの感覚で楽に登れる山でした。
写真は、八島ヶ原湿原に咲く、鮮やかなピンクの「アサマフウロ」。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回の参加者は4人。
中央道を諏訪ICで降りて霧ヶ峰に向かうと、ホテルやヒュッテが見えてきました。 -
「鷲が峰ひゅって」の入り口看板・・・メルヘンチックで味がありますね。
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当初の計画では、車山肩から車山⇒車山湿原⇒蝶々深山⇒物見石⇒八島ヶ原湿原と歩いて車山肩に戻る周回コースを予定していましたが、天気が少し気になったので、八島ヶ原湿原と車山の2カ所に変更。
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9時半に八島ヶ原湿原の八島駐車場に到着。
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八島ビジターセンター手前のトンネルをくぐると「あざみの歌」の歌碑があります。
伊藤久男の抒情性豊かなバリトンで、1951年にヒットした「あざみの歌」・・・この詩は、昭和20年に復員してきた当時18歳の横井弘が、疎開先の八島高原で野に咲くアザミの花に、みずから思い抱く理想の女性の姿をだぶらせて綴ったもの。 -
♪ 山には山の 愁いあり
海には海の 悲しみや
ましてこころの 花ぞのに
咲しあざみの 花ならば ♪ -
奥霧ヶ峰の標高1,632mの所にある「八島ヶ原湿原」。
湿原には、二つの大きな池(八島ヶ池・釜ヶ池)と小さな鬼ヶ泉水という池があり、島の数が多いことから七島八島とも言われます。 -
八島ヶ池から南端の元御射山、鎌ヶ池、鬼ヶ泉水をめぐり、再びビジターセンターに戻るコースを、約2時間かけてゆっくり歩きました。
湿原はハートの形に見えませんか? -
湿原を上空から見ると、ハート形に見えることから「恋人の聖地」に認定されていまていす。
「恋人の聖地」の認定条件は「プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット」ですが、ここで何組のカップルが誕生したのでしょうか? -
午後、車山に登った時に見た八島ヶ原湿原・・・東西700m、南北800mの広大なエリアは、確かにハートの形をしています。
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八島ヶ原湿原には200種類以上の高山植物が自生し、周辺には400種類以上もの植物が生息する植物の宝庫。
広場には花の紹介板が建てられ、木道にも随所に植物の名札があるので、花を楽しみながら歩けます。 -
広場の周辺に咲く花。
(上)キンミズヒキ
(中)コオニユリ
(下)メマツヨイグサ -
広場から湿原に下ると、目の前には「八島ヶ池」と「物見岩」(1,780m)。
もともと八島ヶ原湿原は湖沼でしたが、周囲から土砂の流入、水生植物の繁茂などで次第に埋められていき、寒冷な気候のため、植物が泥炭となって堆積し、湿原に変わっていきました。
八島ヶ原湿原の泥炭層の深さは8mなので、1年に1mm堆積するとして今の姿になるのに1万2千年かかったそうです。 -
湿原に咲く花々。
(左上)ノダケ (右上)ハクサンフウロ
(左下)ミヤコアザミ (右下)オミナエシ -
(左上)クルマバナ (右上)キバナノヤマオダマキ
(左下)キオン (右下)ノダケ -
(左上)オオカサモチ (右上)クガイソウ
(左下)ツリガネニンジン (右下)アカバナシモツケソウ -
湿原から見える山々・・・左から車山(1,925m)、蝶々深山(1,836m)、一つとんで中央が物見岩(1,780m)。
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(左上)サワギキョウ (右上)ヤマハッカ
(左下)サラシナショウマ (右下)フシグロセンノウ -
(左上)ノリウツギ (右上)タムラソウ
(左下)ツクバトリカブト (右下)トモエシオガマ -
(左上)マルバハギ (右上)ヒメトラノオ
(左下)ヤナギラン (右下)ウド -
(左上)ヤマトラノオ (右上)ヤマハハコ
(左下)アキノキリンソウ (右下)メタカラコウ -
ヨツバヒヨドリにとまるアサギマダラ・・・この美しい蝶は、秋になると南西諸島や台湾まで南下するそうです。
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ツリガネニンジンにも、とまっています。
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途中にある、シカによる食害を防ぐための防止柵。
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湿原の周りには木道が整備されているので、歩きやすい。
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(上)ナンバンハコベ
(中)クサフジ
(下)コウリンカ -
湿原南端の元御射山まで来ると、湿原から小川が流れています。
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沢の音に癒されますね。
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そこから砂利道を進むと、右手にはカラマツ林が続きます。
黄葉の時は綺麗でしょうね。 -
左の湿原側は、ススキが一面に。
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秋の訪れを感じるマツムシソウの群生。
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ワレモコウもいっぱいに広がっています。
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鎌ヶ池の周辺に咲き乱れるアサマフウロ。
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高原の湿地帯などに咲く、濃い紅紫色の美しい花・アサマフウロ・・・初めて見ました。
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沢の周りに咲くキンミズヒキ。
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コウゾリナとウラギンヒョウモン。
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アキカラマツ。
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水辺に群生するミゾソバ。
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オンタデの白い花。
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秋を感じながら、ススキに囲まれた木道を歩きます。
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木道沿いに咲き乱れるアサマフウロ。
手前の白っぽい花はタチフウロ。 -
鎌ヶ池の水辺に咲くのは・・・
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イワショウブ。
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池の反対側に咲くマルバダケブキ。
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鎌ヶ池のそばにある鬼ヶ泉水。
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鬼ヶ泉水から八島ヶ池につながる水の流れ。
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木道沿いに咲くシシウドとツクバトリカブト。
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八島ヶ池まで戻ってきました。
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(左上)ベンケイソウ (右上)シラヤマギク
(左下)タチフウロ (右下)ハバヤマボクチ -
(左上)ハンゴウソウ (右上)エゾカワラナデシコ
(左下)ノダケ (右下)ノハラアザミ -
(上)ユウガギク (下)ミツモトソウ
今回、写真を撮った花だけでも、約60種類・・・八島ヶ原湿原は、本当に高山植物の宝庫でした。 -
八島ビジターセンター右横の椅子に座って昼食をとり、午後は車山へ移動。
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標高1820mの車山肩の駐車場に車を停めて、車山に向かいます。
「・・・山には、登る山と遊ぶ山とがある。前者は・・・後者は、歌でもうたいながら気ままに歩く。もちろん、山だから登りはあるが、ただ一つの目標に固執しない。気持ちのいい場所があれば、寝ころんで雲を眺め、わざと脇道に入って迷ったりもする。当然それは豊かな地の起伏と広闊な展望をもった高原状の山であらねばならない。霧ヶ峰はその代表的なものの一つである。」(深田久弥「日本百名山」) -
車山高原にある車山(1,925m)は、長野県茅野市と諏訪市の境目に位置する山。
霧ヶ峰の最高峰と言っても、駐車場からの標高差は僅か100m程なので、ハイキング気分で気楽に頂上まで登れます。 -
車山気象レーダー観測所の建物が、下からでもよく見えます。
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石がゴロゴロした緩やかな傾斜の登山道を進みます。
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眼下に見えるビーナスラインは、長野県茅野市から美ヶ原高原美術館に至る、全長約76 kmの観光道路。
車山の噴火による溶岩で生まれた霧ヶ峰ですが、まるでビーナスの曲線のように美しくなだらかな起伏がどこまでも続きます。 -
ニッコウキスゲで有名な車山高原ですが、八島ヶ原湿原と違ってこの時期は、あまり花はありません。
これは、車山の登山道で見かけたウメバチソウ。 -
コウリンカ。
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ツリガネニンジン。
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ミネウスユキソウ。
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ハート形の八島ヶ原湿原がよく見えます。
天気が良ければ、その向こうに北アルプスの山々が見えるのですが、今日はダメですね。 -
30分ほど歩き、車山気象レーダー観測所が見えてきました。
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観測所の手前が車山山頂。
天気が良ければ、ここから北・中央・南のアルプスや八ヶ岳・富士山など360度の絶景が楽しめるのですが、次回の楽しみに残しておきましょう。 -
石ころだらけの登山道や山頂・・・かつては火山だったことを思い出します。
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「車山気象レーダー観測所」は、気象庁が1999年に設置したレーダーによる気象観測を行うための施設。
丸いドームの中には、直径4mのパラボラアンテナがあり、アンテナを回転させながら電波を発射し、雨や雪による反射波を測定することで、雨や雪の強さ・移動などを時々刻々と観測し、天気予報や防災気象情報に利用しています。 -
観測所から少し下った所にある「車山神社」。
鳥居と四本の御柱(おんばしら)に囲まれた小さな神社ですが、諏訪大社の御柱祭が開催される年の9月に、車山神社でも小宮御柱祭が開催されます。
天気が良ければ、ここから富士山がよく見えます。 -
諏訪大社では7年に一度、社殿の四隅にある御柱(モミの木)を建て替えるために、深山から里へ御神木を曳き出す「御柱祭」を行います。
諏訪地方の各神社でも、諏訪大社に続いて御柱祭を行いますが、御神木を山頂に向けて曳き上げていくのは、車山神社の御柱祭のみ。
鳥居の手前に、平成28年度に行われた車山御柱祭の様子が写真で紹介されています。 -
ごつごつした岩山の上に鎮座する車山神社。
右側に一之御柱、左側に二之御柱、後ろに三之御柱と四之御柱が時計回りに建てられています。 -
昭和の初め、霧ヶ峰のガボッチョ山にスキー場とジャンプ台が設置された際に、茅野市内に「スキー神社」が建立されましたが、その後スキー場の主流が車山高原に移ったため、車山山頂のこの地に遷座しました。
それから一世紀近くに亘り、山の鎮守と来訪者の安全、スキー上達の神様として見守り続けています。 -
参拝の後、白樺湖を見るために展望リフトの方へ。
下り階段のそばに「三之御柱」が建っています。 -
階段の途中で振り返ると、車山神社の4本の御柱と観測所のドームが聳えています。
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リフトの山頂駅が見えてきました。
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次々と観光客がリフトで登ってきます。
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目の前には、白樺湖と頂上が雲で隠れた日本百名山・蓼科山(2,531m)。
今日は八島ヶ原湿原で数々の高山植物を楽しむことが出来ましたが、今度はアルプスや富士山など車山からの大パノラマを見てみたいと思いながら、帰路に着きました。
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