2019/02/20 - 2019/02/20
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まきあーとさん
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オルレアンのジャンヌ探し後編。
サント・クロワ大聖堂内部、グロロ邸、オルレアン美術館、ロワール川沿いのトゥーレルを巡ります。
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サント・クロワ大聖堂にやってきました。
静まり返った厳かな雰囲気。 -
この大聖堂には、19世紀末に作られたジャンヌの生涯を描く10枚のステンドグラスがあります。
こちらが最初の1枚。
ジャンヌ・ダルクは1412年、ロレーヌ地方ドンレミ村の裕福な農家の娘として生まれました。
とても敬虔なキリスト教信者であったジャンヌは13歳の夏、「神の声」を聞くようになり、やがて大天使ミカエル、聖女カトリーヌ、聖女マルグリットが彼女の前に現れます。
「神の声」ははじめ、「行いを正しくして、教会によく通いなさい」というものでしたが、「フランス(中心部)に行き王を助けよ」という内容に変わっていきます。
困惑するジャンヌでしたが、何度も啓示を受けた末に決心し、16歳のときに村を出たのでした。
この1枚目は、ジャンヌのもとに大天使と聖女たちが現れた場面。
ちょうどジャンヌの足元に、彼女が啓示の中で呼ばれたという"la Pucelle"(乙女)の字が見えます。 -
ドンレミを出てヴォークールールという街にやってきたジャンヌ。守備隊長に馬を貸してくれるよう頼みます。隊長ははじめ相手にしませんでしたが、粘るジャンヌに根負けして馬と従者を与えます。道中の安全のためジャンヌは男装し、王太子のいるロワール地方のシノンへと向かいました。
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シノンに着いたジャンヌは王太子シャルルとの面会を許されます。
一方の王太子はジャンヌが本当に「神の遣い」か確かめてやろうと、家臣を代わりに王座に座らせ、自らは家来のふりをして待ち構えていました。
謁見の間に通されたジャンヌは大勢の人の中から王太子を見抜き、直接話をして彼の信頼を得ることができました。 -
当時イングランドに包囲されていたオルレアンへの派遣が決まったジャンヌ。
白銀の甲冑と白い旗が与えられます。 -
この1枚だけ下が工事中で近づけず…泣
おそらくオルレアン攻防戦の様子。 -
これはオルレアン解放の場面…?
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オルレアンに入ってからたった10日間でイングランド軍を追い払ったジャンヌ。
その勢いは止まらず、ロワール川付近の敵も掃討します。
その後シャルルと共にランスへ入り、伝統にのっとり戴冠式を挙行。王太子は正式に国王シャルル7世となりました。 -
シャルル7世即位後、王をしのぐほど高まるジャンヌの人気に、宮廷は彼女を警戒するように。
戴冠式後「神の声」が聞こえなくなったジャンヌは、次第に孤立していきます。
なおも戦うジャンヌでしたが、敗退が続き、ついにコンピエーニュで敵軍に捕らえられてしまいました。 -
敵陣で裁判にかけられるジャンヌ。
弁護人もつけられず、尋問・監視に耐える過酷な日々の中、再び聖女や天使が現れ、彼女を励ますのでした。 -
1431年5月30日、ジャンヌは異端としてルーアンで火刑に処され、19年の短い生涯を終えました。
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聖堂奥のステンドグラス。
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「Chapelle Jeanne d'Arc」にはジャンヌの祭壇が。
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旗を胸に、天を仰いでいます。神々しい。
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ジャンヌを見上げるように、20世紀初め彼女の列聖に貢献した枢機卿の像が設置されています。
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大聖堂見学後はお昼ご飯。
大聖堂広場にある「Le Lutetia」でクロックムッシュをいただきました。
ボリュームたっぷりでお腹いっぱい笑 -
昔のオルレアン中心部の地図。
確かグロロ邸の近くにあったものだったかな? -
ジャンヌの肖像が展示されているというグロロ邸にやってきました!
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16世紀ルネッサンス様式の邸宅。
1982年までは市庁舎として使われていたそう。 -
館の正面には剣を抱いたジャンヌ像。
よし、見学するぞ!
…と入ろうとしたものの入口が分からず(!)、
係の人も見当たらない(*_*)
他に見学に来た人も分からない様子で引き返すのを見て、
泣く泣く内部の見学は諦めることに…(/_;) -
気を取り直して、大聖堂の隣にあるオルレアン美術館へ。
オルレアンゆかりの作品が多数展示されていました。ジャンヌの銅像もあり。 -
こちらは美術館入口横にあった、ジャンヌが行進している絵。
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街を南に歩いていくと、ロワール川に出ます。
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ゆったりとした大きな流れ。
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1429年5月7日にトゥーレル砦を陥落させた記念碑が川沿いに建っています。
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こちらはその碑文。
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砦から鳩が飛んでいるのかな?
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記念碑から道を挟んで向かい側にはジャンヌ像。
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帽子を被り、旗を手に戦っているよう。
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帰りにマルトロワ広場に戻ると大勢の人が。
音楽のイベントで賑わっていました。 -
ジャンヌ・ダルク通りのお土産屋さんで買ったゼリー。
もったいなくてなかなか食べられず(^^;
次回はモンサンミッシェルへ!
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