三度目の台湾で初の縦断

2019/08/17 - 2019/08/17

正月に行ったばかりなのに、帰国してすぐリピーター熱が再発。
いつ行こうか迷ってるうちに、4月にバイク事故で入院・・・が、骨折があったものの比較的回復が早く入院保険も給付されたため、完治の診断を受けると同時に航空券予約！
実は当初香港かマカオで考えていたのですが、ちょうどその頃に犯罪者引き渡し条例反対デモが勃発した頃で長期化したら旅行どころではないと思い断念。結果的に回避してよかったのかも。（マカオはスケジュール的に今回は合わず）

いつもエバー航空利用なので運賃検索したら福岡～台北桃園往復よりも高雄からのオープンジョーにした方が安かったので、この際と思い初めての高雄にも行くことにしました。
そうこうしない内になんと今度は航空会社の長期ストライキ。

が、一難去ったあとに一難はまたやってくるもので・・・

お盆前に一番恐れていた、「台風」襲来。

さて、どうなりますことやら・・・？

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

出発は昼だし空港までは一時間くらいで着くのですが旅行シーズンで混雑必至なので朝早めに出発。

乗った駅が始発の電車だったのでゆっくり座れました。

博多駅で地下鉄に乗り換え、空港駅で国際線連絡バスで国際線ターミナルへ。

結構時間を持て余してしまいますが、バゲージドロップがあるので早めに並びます。

日台双方の往来が多いのか、自分の後ろにもかなり列ができてました。
しかし比較的前方にいたのでスムーズに手続完了。
保安検査も出国審査も今回は超スムーズで、航空カウンター出たら5分ぐらいで制限エリアにいました。

まずはカードラウンジへ直行。
軽くジョッキで汗かいた体を癒やします。

相変わらず遅れが出ますが今回は台風が結構ギリギリをかすめていたので、遅くなってもいいからとにかく安全に飛んでくれることだけを願ってました。

遅延になったので日本からのお土産を買いに案内があるまで免税店で買い物。

福岡らしいアニメーション。

機内安全とダンスとの関連がよくわかりませんが、やっぱり見入ってしまいます。

ハイシーズンなだけあってほぼ満席。

プッシュバック完了、RWY34へ向かいます。

立て続けに到着便がやってきて、おかげで結構長めのホールド。
台風接近で乱れが生じてますし、仕方ありません。

上昇しながら右に大きくバンクし台風を回避します。

揺れる雲の中を抜け・・・

上に抜けると素晴らしい光景。

水平飛行に入ると・・・

お待ちかねの機内食。
もちろん台湾ビールをお供に。
隣のおばさんは怪訝な顔で見てましたが・・・

食事が終わり映画見ながらウトウトしてたら高度が下がり始め、台湾に近いことを教えてくれました。

到着しC1ゲートに着くと、隣には先日就航したばかりのエバー航空の787-10が。

降機し入境審査へ。

あの悪評高いイミグレをなんとか抜け荷物をピックアップしてようやく到着ロビーへ。
それでも行列が捌けないと見るやいなや新しいブースを開けようとしていた点は評価します。

両替と悠遊カードをチャージし桃園捷運で台北へ。

桃園捷運台北駅。明るくて開放感あるので好きです。

台北駅のコンコース。中央駅としてのこの佇まいが好きです。

台北駅 駅

その中で何かイベントが・・・

滷肉飯節・・・？
ご飯モノのグルメフェアか何かでしょうか？

到着が遅かったので大半が売り切れでしたが、自分も1杯買って食べてみました。

台北駅前の三越。

台湾鉄路管理局の本局庁舎としての機能も持つ台北車站、台北のシンボルの一つ。

地下街を抜けZ区の8番出口から出ようとしたら改装工事中で閉鎖。
先の10番出口から、台北での定宿へ向かいます。
初めて台北に来た時にここに泊まり、使い勝手の良さと親切なスタッフさんの対応もあって、それ以来台北で一人で泊まる時はここに決めています。

ボウティ シティ カプセル イン ホテル

チェックインを済ませ、荷物を置いて一息ついたらしばらくお散歩に出かけます。
その時福岡で買っておいたお土産をいつも台北に来た時ここでお世話になってるからと渡したら、お返しにいいモノあげる！とサニーヒルズのパイナップルケーキを頂きました。

夕闇迫る中歩き続けます。

楼門が見えてきました。
どうやらあそこに廟があるようですね。

帰宅中のスクーターたち。
やはり台湾は世界一のスクーター大国ですね。

やっと見えました、台湾総統府。
この造形美を実際に見ることができたのは感動でした。
しばらく立ち止まってその美しさを眺めていたので、警備の憲兵には変な日本人がいたとしか目に映ってないかもしれませんね。

残念ながら改装工事で足場とネットが組まれていましたが、日本統治時代から続くその姿は、これからも台湾の未来を見守り続けていてくれることでしょう。

国旗降納と楽隊・儀仗隊の夕方の行進。

ちょっと歩いて裏側へ。白と赤レンガのコントラストが非常に美しい。

今度は中山堂へ。
こちらも日本統治時代から続く建造物で、昔は台北公会堂と呼ばれていたものが日本撤退後に中山堂へと名を変え、国民大会（いわゆる国会）の議場などを経て現在に至ります。
その際の撤退調印式が行われた歴史的な場所でもあります。

そういった経緯があるため、建物の向かいには抗日戦争勝利紀念碑がありました。

中山堂の隣は台北市政府警察局と書いてあったので、警察の本庁でしょうか。
日本で言うところの警視庁ですかね。

スシローの隣が7-11とか、ここは日本か？と疑ってしまいます。

単なる落書きじゃないですね、ここまでくるとストリートアートです。

北門の近くのヘルメット屋さん。
子供向けヘルメットでしょうかね、キャラクターものがたくさん並んでます。
スクーターは主力の交通機関の台湾ならでは。

ドラえもんはここでも人気のようです。

中野・・・？

先程のヘルメット屋さんから少し歩くと北門が見えてきます。

少し近づいてみました。

今度は反対側から。

国立交通大学台北校区（北門郵局）

夜の台北駅

二日目の朝。新光三越の前です。

まだガランとしてますね。
これよりホウトン猫村に向かいます。

区間快速でホウトンには止まらないので、一旦瑞芳で降りて乗り換えます。
悠遊カード乗車なので途中下車は問題なし。

普悠瑪号通過

瑞芳駅前。

駅前の広場から見た瑞芳駅舎

駅前の通り

瑞芳の小学校

基隆河に掛かる橋

先程の橋で折り返して駅の方へ戻ってみました。

瑞芳から十份方面へ行く平溪線のディーぜ列車に乗り、ホウトンに着きました。

待機中の電気機関車。
無骨ながら精悍な顔つき。

あれ？猫村なのに・・・（笑）

早速いました。

駅の中を自由に闊歩する猫。

駅にあった和風な立て看板。

カメラを向けてものんびりしてます。

面白い模様してますね。

駅裏の猫村から駅を見下ろしたところ

こういったオブジェが駅周辺の至るところに

駅長さんです（笑）

ここ周辺は産炭地だったため、こういった炭鉱の遺構が今でも保存されています。

ホウトン駅舎

駅前は元々炭鉱につながる引き込み線のヤードがあったところで、現在は展示館や広場になっています。

暑さに耐えきれず、つい・・・
カレー皿くらいの大きさで100元（当時で約340円）
実はこの店を出たあとにメガネを無くしたことに気づいたのですが、念の為と思いこのお店に戻って聞いてみると、椅子の下に落ちていたのを預かってくれていました。

温かいおもてなしのお店で食べる冷たいマンゴーかき氷、最高に美味でした。

久しぶりに猫村の猫たちに会えたので台北に戻ります。

台北に戻り、そのままホテルに戻らずMRTを乗り継いで・・・

松山空港に来ました。
福岡からの便もここから発着してくれたら移動が楽なのに。

空港前のシンボルタワー

ここから歩いて次の目的地へ

道路を渡ったところにある公園の「Taipei」のオブジェ

写真撮るの忘れたのですが、実はサニーヒルズのパイナップルケーキを買いに行ってました。
で台北の街をそんなに歩いたことなかったので暑いけど台北アリーナまで歩きました。

台北アリーナが見えてきました。
結構歩いたなぁ・・・

それから再びMRTを乗り継ぎ、松山新店線の終点新店駅に来ました。

碧潭（ビータン） 滝・河川・湖

緩やかな川の流れは心が落ち着きます。

景勝地ながら高層マンション群とそれを縫うように走る高速道路

懐かしい白鳥の足漕ぎボート

ペンギンもあります

碧潭吊橋。
戻りがきつくなるので渡りませんでした。

碧潭吊橋 建造物

新店老街

反対側
中途半端な時間だったのでお店もまばらでした

でもこういう雰囲気は大好きです。

ホテルに戻ってきて軽く夕食を取ってくつろいでいたら、向かいに座った韓国人がカットフルーツと高梁酒を勧めてきました。
関係悪化の日本人なのに？と思ったけど彼は日本が大好きで日本のことをよく知っていました。なのでそういうことは全く気にしてなかったようで、むしろ自分が日本人であるのを知っててあえて勧めてきたのかも。
残念ながら自分は韓国に行ったことはないが彼はこれまでにたくさん日本に来てていろんなところを回っているようなので、終始そういう話ばかりしてました。
特に意識してたわけではないけど、なぜか政治的な話は一切なし。
むしろそれで良かったのかもしれません。
二人共歩き疲れたのか酔いが回ってきたところでお互いにカムサハムニダとありがとうございますと言葉をかわし就寝。

3日目の朝。
朝の散歩も兼ねてカルフールへ。
自宅用やバラマキ用のおみやげを買いに。

買い物を済ませて朝食を取り、荷物をまとめて二晩お世話になった台北を後にします。
ホテルの近くに台中の有名なサンドウィッチ屋があるのですが人多すぎて買えず・・・

これから高雄に向かいます。
台湾高鐵はこれが初乗車。
今回は自由席で。

やってきました。
近くで見るとやっぱり日本の700系とのつながりを感じます。

自由席の車内

嘉義辺りまではそこそこ天気良かったですが、台南の手前から空が暗くなり、この後土砂降りに。

左営駅に到着。ついに高雄に初上陸。
700T型が4編成停車中。

台鉄ホームに移動。高雄駅まで快速で移動します。
なかなかポップなラッピングトレインでした。

新しい高雄駅。

高雄 散歩・街歩き

美麗島駅の屋根、やっと見ることができました。

美麗島駅 駅

ホテルに荷物を預け、高雄散策。
高雄のライトレール。
ゆっくりですが、とても静かです。

電車ですが架線がありません。
駅のホームにある屋根にレール状の架線が設けてあり、停車中にパンタグラフを上げ急速充電します。
それとともに回生ブレーキによる充電も行います。

台湾で活躍した日本製のSL 。

客車の向こうには、雲に煙る高雄85大楼

港のそばの路地裏

檳榔の看板、朽ちたのをよく見ます。

高雄港楼門。

雨が小降りになったのでライトレールのホームへ移動。

ホテルに戻り少し休んでから、すぐそばの六合夜市に行きました。
雨は大丈夫そうでしたが、時間が少し早くてまだ出足が鈍っている様子。

度小月の担仔麺が夜市で食べられるなんて・・・
ミニサイズで40元、指で杯数を示して担仔麺！でオーダーが通りました。
ここでたまたま座ったら相席の方が日本人でした。
まさか高雄の夜市で日本人同士で相席になるなんてとお互い驚きましたが、いろいろ情報交換できたりと短いながらも有意義な一席でありました。

ここはソーセージとホットドッグ屋
30元～40元

台北101？
切れ目にニンニクチップが挟んであります。
日本語でにんにく、OK？と聞いてくれますので、イエスかノーで大丈夫です。

三軒目は豚肉チャーハン。
夜市グルメに台湾ビールはよく似合う。

暗くなって雨もやみ、人でもピークに。
お腹も満たされましたし、そろそろこのあたりでホテルに戻ります。

最終日の朝です。
初めての高雄は日本語OKのあひる家さんで。

あひる家 ホテル

チェックアウトまでゆっくり時間があるので、最後のお土産を買いに近所のスーパーへ。
途中の交差点では左折車線でバスが故障して立ち往生。
少し渋滞していました。

ホテルの向かいにある四海豆漿で朝ごはん。
砂糖？入れるかどうか聞かれましたがそのままでも十分甘みがあっておいしいです。

11時前にチェックアウトし、空港へ向かいます。
正月に宜蘭～基隆に行った時も雨で、どうも初訪問の地に縁がないのかもしれないですが、高雄もまたいつかゆっくりと訪れてみたいものです。

美麗島駅ではe-スポーツのイベントか何かあったようです。
コスプレの若い女の子たちもいました。

どうしても「おかやま」って読んでしまう…

高雄空港。

ちょっと早く着いたので時間持て余してます。

天気悪いですが、オンタイムスケジュール。

台湾の缶コーヒー初めて飲みましたが、そこそこおいしかったです。
この後また出国フロアに行き新東陽で買い物。

エバー航空のスタッフが出てきたので福岡行きの手続きは可能か聞いたら裏のカウンターで出来ますとの事だったのでひとまず荷物を預け、保安検査～出国審査。
搭乗開始時間が近くなるまで探検。

写真中央右側が航空会社ラウンジとカードラウンジ。
プライオリティパスも持ってきてますがラウンジでゆっくりするのもなんかもったいなく感じて今回はスルーしました。

機内食まで我慢できなかったのでレストランで牛肉麺。

搭乗が始まりました。
自分は最後列の窓側です。
日本人の帰国客も結構いましたが、台湾人の旅行客もそこそこいました。

エバー航空のA321はレカロのシート。

プッシュバック直前にゲリラ豪雨襲来。
翼端監視のマーシャラー、雨具なしでびしょ濡れで誘導してました。
こういう人たちの影なる努力があってこそ成り立つ安全運航、楽しい旅行。
ありがとうございます！！

離陸旋回後、空港隣のミニ鈴鹿サーキットが見えてきました。

空から見る高雄85ビル。

機内食を食べ少し眠ったらもう五島付近まで来てました。
福岡までもうすぐ。

壱岐上空を抜けるルート（IKI WEST ARRIVALだったかな？）で進入、雁ノ巣上空を通過。

香椎浜のコンテナヤードをかすめて・・・

福岡空港に無事到着しました。

アフリカ豚コレラの流行で4月から肉製品の持ち込みが厳格化されましたが缶詰はまだ大丈夫という未確認情報を見たので、没収覚悟で買って動物検疫で申告してみました。

結果は、OK。
「缶詰」は長期常温保存が出来るので問題ないとの事でした。
ただ単に缶に入っているだけの「缶入り」は持ち込み不可。

無事お墨付きもいただいて税関もスルー。

子供たちの友達へのバラマキ用に買った猫型パイナップルケーキ詰め合わせ。

自宅とお隣さん用に買ったサニーヒルズのパイナップルケーキ。

前回購入していたくお気に入りの維力炸醤。

台湾ビールは毎回免税範囲内で買って帰ってます。

台湾版のドクターペッパーを飲んでみたいという子供のリクエストにお応えして、黒松沙士を買って帰りました。

うーん、賛否分かれました（笑）

リンゴのサイダーはおいしいです。

おいしそうだったので買ってみました。

これは嫁さんからのリクエスト。

2回連続で雨に見舞われた今回の台湾旅行ですが、毎回新たな発見や出会いがあったりして、やっぱり一人旅はいいなぁと思いました。

でも悲しいかな、帰りの空港で台湾ロスにかかり次いつ行こうかとスケジュールを皮算用してしまうという・・・

そのくらいの魅力を持ってる国であることは違いないと改めて感じました。


さぁ、次はいつ行こう？

ご拝読いただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• たろうどんさん 2019/08/29 09:53:55

  参考になりました

  往復よりオープンジョーの方が安い事があるのですね。台湾は大好きなので毎年行っています。最近はバニラですが。次回の参考にさせて貰います。ありがとうございました。

  キョンさん からの返信 2019/08/29 19:53:24

  Re: 参考になりました

  これは自分も調べていて驚きました。
  1万円近くの差額が出たので、高鉄で高雄まで行って安いホステルで一泊追加してもお釣りが来る感じでした。
  自分が行けるタイミングだとLCCは極端に運賃が上がるので、フルキャリアながら安い運賃をたまに出してくれるエバー航空は有り難いです。（同じ日程で福岡～台北桃園往復のタイガーエアで5万超えてましたので）