大井川鉄道井川線　

2019/08/03 - 2019/08/03

大井川鐡道井川線の奥大井湖上駅に行ってきた。
５０年前にも井川線に乗ったが、その後長島ダム建設に伴い、そのルートが大きく変わったので新ルートは初めてである。９０パーミルという日本最急こう配区間にはアプト式のラック鉄道を組み入れたルートを作り、運行している。５０年前の記憶と対比したかったが、５０年前の記憶はもうない。今回初めて井川線に乗った気持ちで大井湖上駅まで往復した。
途中の千頭まではＳＬかわねじ路号に乗った。この千頭までの大井川本線は、ＳＬ運転が主眼で多くの子供たちが楽しんでいた。一方、井川線は子供向けの楽しみは少なく、子供は殆ど見かけなかった。
ＳＬ運転は新金谷以北である。鉄道で来られる方は東海道線で金谷から。車で来られる方は、新金谷駅近くに止めているようである。梅雨が明け、猛暑予報が出ていたが、夏休みでもあり家族連れで混雑していた。私の今回の工程は、以下のとおりである。
2019年8月3日（土）
―（東海道本線）1052金谷1126―1129新金谷1152―（ＳＬ川根路号）1309千頭1335―1441奥大井湖上1531―1634千頭1651―1802金谷（東海道本線）―
※大井川鐡道株式会社は、鐵の字を鉄（かね偏）は使わずに、難しい字の鐵を使っている。鉄では金を失うということで使ってはいないのだろう。

エリア 川根・井川(静岡)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

千頭駅構内にて、井川線の車両。
井川向きの先頭車。運転台がある客車。線路幅は１０６７ｍｍで本線と同じだが、車両幅は狭い。

千頭駅構内にて、井川行きの最後尾。後押しのデイーゼル機関車。

林の中を進む。右側は断がい。トンネル、橋梁が多い。

大井川を渡る。

アプトいちしろ駅で、後ろにラック式の電気機関車を付ける。
次の長島ダム駅まで、約１．５Ｋｍ、8分がラック区間だ。

同上

連結完了。

最初は幅広の大井川が見える。

９０パーミルを示す標識。

最急こう配の区間になっている。

最小半径は１００ｍのようだ。

長嶋ダムが正面から見える。本格的なダムが車中から見れるのは国内でもここくらいだ。

長嶋ダム駅に到着。
後ろの推進機関車を開放する。

大井川の色も、青みどりに近くなってきた。

奥大井湖上駅に到着。

同上。

奥大井湖上駅にて。

同上。

奥大井湖上駅にて。中部の駅百選。

奥大井湖上駅にて。

奥大井湖上駅にて。

列車を待つ乗客。写真右端の男性は、大井川鉄道の社員。臨時にこの駅にきて、案内、改札を行う。ＪＴＢの日本人ツア客や、日本人個人客、外国人が混ざっていた。

香港から来ていた二人ずれ旅行者がいた。富士山にも登ってきたとか。香港では今色々ごたごたしている。加油（jiayou:頑張って）が通じた。

同上。駅名のように、湖上に浮かんでいるような感じだ。

すれ違い列車。

ここからは、大井川本線の金谷から千頭までのこと。
JR東海道線から大井川鐡道への乗り換えの通路。この中央の窓口で、2か月くらい前に電話予約してあった指定券、二日間切符を受け取った。
写真では並んでいる人はいないが、実際は10分くらい並んで待った。

金谷駅ホームで、千頭行き車両。
近鉄特急の車両を使っていた。金谷発、千頭ゆき。新金谷まで乗り、ＳＬかわね路号に乗り換えた。

新金谷駅で。
東急の車両。このように大井川本線では各社の中古車両を使っている。

新金谷駅。

新金谷駅の前にあるショッピング。土産物などを売っている。

同上。

ＳＬかわね路号の牽引機。Ｃ１０－８。
1930年川崎車両製。

ＳＬかわね路号の普通車。

同、展望車。スイテ８２１．
後ろには補機の電気機関車がつながっているため、最後尾の展望席の味わいは体験できない。

同お座敷席。

テール標識だが、後ろ補機がついているため、見にくい位置だ。

同、最後尾の補機。
推測するに、推進のＳＬがトラブったための予備か。

展望席車両の案内。

前半30分は、右側に大井川が見える。
その後は左側に大井川が見える。

窓は開けっぱなしのため、煙が入ってくる。石炭の臭い充満。顔をタオルで拭くと、タオルは真っ黒になった。

途中の川根温泉施設から、多くの人が手を振ってくれた。

車窓に見える茶畑。

途中で見えたつり橋。

千頭駅構内で。機関車トーマスシリーズ。

千頭駅構内にあった転車台。

大井川鉄道の金谷駅。ここでは鉄の字を使っている。

ＪＲの金谷駅。