2014/05/13 - 2014/05/18
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akitaineさん
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少し前のことになりますが、台湾西部の山岳地帯を巡る旅をしました。
日本人が敷設した阿里山森林鉄路 に乗って阿里山の巨木群を訪ね、関子嶺の泥温泉につかり、丘陵地帯を周遊しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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桃園空港から台湾に入り、新幹線の桃園駅から嘉義に移動。1時間くらいです。
新幹線の嘉義と市中の嘉義は、離れているので、タクシーか無料路線バスを使わなくてはなりません。慣れていないときは、タクシーが安いのでおススメです。
嘉義は、台湾西側中南部の地方都市。
台南にも近いのでスルーされがちですが、しっとり落ち着いた街。
最近映画「KANO」で有名になりました。戦前、甲子園高校野球で台湾代表として大活躍した球児を描いています。
日本人、中国系、原住民系、の高校生がまぶしかった。
嘉義市内の文化路観光夜市で夕食です。 -
お店の前に屋台がずらっと並んでいます。
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通りの中央付近に郵便局があります。
お土産として郵便関係グッズが売られています。 -
流行っている小籠包屋さんで夕食を取ることにします。
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ちょっと食べ散らかしてしまいました。
小籠包のほか、野菜や小皿料理を適当に冷蔵ケースから取り出していただきます。 -
食後は、別の店でデザート。季節柄マンゴーが採れる時期。
マンゴーアイスとイチゴアイス、など。美味でした。 -
翌日、嘉義の駅から、阿里山森林鉄路に乗りました。
台鉄・嘉義駅の中に阿里山森林鉄路のホームもあります。 -
阿里山森林鉄路は、1906年日本統治下、阿里山の材木運搬のため建設が開始されました。
阿里山上付近にいくつもの支線が敷設されましたが、現在は使われなくなった支線も多く、さらに2011年の脱線事故の影響で一時は全面運休。現在は、嘉義―奮起湖間と山頂付近の短い支線のみ動いています。
今日は、嘉義から奮起湖まで行きます。 -
列車が入線してきました。
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全席指定席です。3席が並ぶ配置。
窓が大きく取られ、景色がよく見えます。
本来、平地から2000m近く登る登山電車。ループ式、スイッチバック式と登る技術を駆使しているから、鉄道ファンでなくとも楽しいですね。
高度が上がるにつれ、植物の様子も変化し、バナナの畑、竹の密生した場所から針葉樹まで短時間で観察できるのも楽しい。
また車体のゲージが762mmと狭く、よく揺れます。
(だから脱線しやすいのか) -
鉄道は、現在、嘉義からは、奮起湖までしか運転していません。
終点である奮起湖で下車。
バスに乗り換え、石棹まで行き、さらに阿里山森林遊楽区へ行くバスに乗り換えました。
奮起湖は、小さな集落ですが、老街やホテルもあります。
名物弁当があるようで、駅舎近くで「駅弁」として売っていたお弁当と老街で売っていたお弁当2種類買って食べ比べしました。
写真は、駅弁。 -
石棹までバスで移動し、森林遊楽区へのバスが来るまで少し時間があるので、ここで奮起湖で買ったお弁当をいただきました。
どちらもおいしかったです。
周辺にはコンビニがあり、ビールなど買うのは困りません。 -
阿里山バスターミナルに到着後、今日宿泊する阿里山賓館にチェックイン。
阿里山には複数のホテルがありますが、阿里山賓館は、かつてVIPが泊まるリゾートホテルでした。(大正2年建設)
新館と旧館があります。
新館は、大きなエントランス、高い吹き抜け天井のロビー、と近代的なデラックスホテルです。
一方新館と接続して旧館があります。
今回は旧館に泊まります。写真は旧館のエントランス。現在はエントランスに続くロビーも使われていませんが、博物館のように見ることができます。まるでタイムスリップしたような雰囲気です。
関西には、六甲山ホテルがあり、少し前まで旧館も営業していました。その雰囲気に似ています。 -
内部から見た阿里山賓館建物
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阿里山賓館は、遊楽区の中にあります。
荷物を置いて、巨木群を見られる遊歩道へ散歩に行きました。 -
樹齢1500年~2300年ほどの木が立ち並び、ゆっくり鑑賞できるよう、遊歩道が設置されています。
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木の太さがわかりますね。
あいにくの雨模様でしたが、木が雨に濡れて生き生きしています。
阿里山は何度も訪れていますが、とても雨が多い印象です。
この日も嘉義市内は良いお天気でしたが、午後になり、山中は小雨。 -
霧のかなたから、列車がやってきました。嘉義からは現在奮起湖までですが、山頂では一部運航しています。
ここは神木という駅。阿里山駅と往復しています。 -
山頂列車にも乗車トライしました。
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雨が多いので湿気を好む花やコケ類が至る所に見られます。
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時折、遊歩道沿いにお花が見られます。
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翌日もやはり少し雨模様。
午前中に少し散歩をしてから阿里山を後にしました。 -
今日は、嘉義には戻らず、阿里山から関子嶺温泉へ向かいます。
意外に近く、20~30㎞くらいです。
関子嶺温泉は、泥温泉として有名です。
日本統治時代は、陽明山温泉、北投温泉、四重渓温泉と並び、台湾四大名湯に挙げられました。
坂道に沿って、温泉宿が並びます。
大規模なホテルは、プールをそなえているところもあります。
今回、統茂温泉会館に宿泊しました。
ごらんのように大きなプールもあります。 -
外湯。水着着用して入ります。
濃い泥が別途桶に入っていて、その泥を身体に塗り、乾くまで外で甲羅干しし、その後お湯に入ると、お肌がすべすべに。泥パックです。
気分が乗ったので、並びにあるプールでひと泳ぎしました。
内湯もあり、こちらは裸で入ります。
もちろん、泥湯。 -
さて、翌日。
今日は台北に帰るのですが、関子嶺温泉周辺と台南近くを巡ってから帰途につくことにしました。
ホテルで1日タクシーをチャーター依頼し、希望の場所を観光します。
まずは、関子嶺温泉の近くにある「水火同源」同じ穴から水とガスが噴き出ていて、火が燃えています。
公園として整備されていました。 -
その名のとおり、水(お湯)と火が一緒に出ています。奇景。
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水火同源の公園は、丘の中腹にあり、展望も良いところ。
南国の樹木もあり、派手な場所ではありませんが、台湾中南部を感じさせる場所でした。 -
次に向かったのは、東山の丘陵地帯。台湾では最近コーヒーが人気となり、東山コーヒーはブランドとなっています。
各農園が自前コーヒーを飲ませるお店を展開しています。
その一つ、観光冊子に掲載されていた「大鋤花間珈琲」でコーヒーブレイク。
ごらんのように広々としたテラスからは、嘉南平野が見渡せます。 -
テラスは2段になっています。
穏やかな風に吹かれて、ゆっくりとコーヒーを楽しみました。 -
コーヒー屋さんを後にして、次は、台南近くまで南下。
赤い色の愛文マンゴーの産地として有名な玉井にやってまいりました!
玉井には農産物市場があり、さまざまな野菜や果物が取引されています。
写真ではパイナップルを売っている場所ですが、5月に入り、マンゴーも出ており、籠一盛お買い上げ。
滞在中、ホテルで堪能しました。 -
いかにも地方市場、といった雰囲気。
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市場周辺には、ジュース屋、コーヒー屋、食堂などがあります。
台湾でいつも感心するのは、ちょっとした人の集まる場所には、必ず食べ物屋があって、まず食べることには困らないことです。
食堂の一つで、おいしいマンゴーアイスを注文。産地だからおいしいのは当たり前!ですね。 -
その後、善化に西方移動。
台湾ビール工場があると聞き、どんなものか、と。
暑い台湾では、ビールがとても美味しい。
台湾ビールは、さらりとしていて皆お気に入りです。
工場自体は、見学はできないようです。
敷地内に食堂や土産物屋さんがあり、ここで昼食。
最後は、新幹線の嘉義駅まで行き、台北に向かいました。
(車内は、かなりガラガラ)
台湾中南部、山と自然がたくさんあって、変化に富んだ楽しい旅でした。
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