2019/08/04 - 2019/08/04
5位(同エリア32件中)
solさん
その国に25年住んでいて、首都に行ったことないってあり得ないですよね。でも、ここでは結構の人々が休暇の旅行先としてブラジリアを挙げることはありません。 首都ではあるものの、ビーチももないし、政府機関の建物ぐらいしかないレジャーゼロの街のイメージが強い。
しかし逆に、私はがっつりブラジリア観光目的で、ブラジリアに行ってきました!
ブラジリアというのは、何もない場所に政府が5年で首都を作りあげてしまったという、国内のどこにも例を見ない理想郷ですべてが人工的で、とっても不思議な未来都市なのです。
無謀にもドライブ旅行を計画したので、1000kmの道のりを二日に分けて運転しました。
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ブラジリアに到着!
やっぱり、最初に見たいのはブラジリアに来たと実感できるスポット!
ってな訳で選んだのが、一日目のスポットです。
草木しかなかったこの地に最初に作られた教会のファッチマ聖母教会、集合住宅群のスーペルクワドラ(要するに団地)、ランドマーク的存在のJK橋。
橋を鑑賞後は 徒歩でCCBB(ブラジル国立銀行カルチャーセンター)へ。
夜でもピクニックを楽しんでいる人たちがいたりと、サンパウロとは違う市民の生活の質の高さを感じました。
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1日目 サンパウロ→ アラシャ泊
2日目 アラシャ→ ブラジリア泊
3日目 ブラジリア泊
4日目 ブラジリア泊
5日目 日帰り旅行でピナポリスへ → ブラジリア泊
6日目 →リオ・ケンテ泊
7日目 →ウーベルランディア泊
8日目 →サンパウロ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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サンパウロとブラジリアのちょうど中間地点になるアラシャを早朝に出発。7時ぐらいの景色。
サンパウロと違って、草木が低くて、乾燥気味。 -
太陽の熱を受けて、霧が出てきました。
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美しい・・・
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サンパウロ州は他の州と比べてガソリンの税金が安いのですが、おとなりミナスジェライス州の高さにはびびりました。そして、ガソリンスタンドもとても少ない。
ガソリンを入れるために止まったガソリンスタンドに併設されているサービスエリア(?)がいかにも田舎然してて、かわいいと思いました。 -
この辺はブラジルでも有名な、土地が肥沃で農業が盛んなところです。
小型飛行機が肥料をまくためか、ぐるぐる旋回していました。 -
肥沃な赤い土が風で飛び、白いガードレールが赤く染まっています。
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さて、ブラジリアに着きました!
かつては港に首都が作られたのですが、外国に攻めいれられにくいようにと、内陸部に首都を移すことが計画されました。ブラジリアは未開の土地に1960年にたったの5年間で作られた計画都市です。
最初はブラジリア建築のために労働者などが周りの地域に住むようになり、その人たちが生活できるようにと商業をする人たちも誘致され、少しずつブラジリア近郊の町も大きくなってきました。
が、ブラジリアの政府機関がある中心部分につながる大通りは まるで国際空港へ導く通りのように、周りに何もなく、人工的に木が植えられている道がえんえん続きました。
さて、最初のお食事。ブラジリアのあるゴヤス州の郷土料理を。
カルネ・ド・ソルというほし肉とその付け合せ。
マンジョカいもが煮汁と一緒に味付けなしで出されるところ、豆がサンパウロやリオデジャネイロなどのものと違うこと、料理にバターをかけながら食べるところ、芋をすって乾燥させたファロッファの名称がパソッカと呼ばれることなど、違うことだらけでわくわくしました。
ここはブラジリアで一番人気のあるレストラン。
このレストランのまん前が 観光スポットなので観光にも便利です。
Xique Xique
Asa Sul Quadra 107 sul Bloco E, Asa Sul Comércio Local Sul 107 - Asa Sul, Brasília - DF, 70346-550 -
お食事の後、店のまん前にあるこちらの教会へ。
ブラジルを代表する建築界の巨匠、オスカー・ニーマイヤーの設計で、ブラジリアで最初に作られた教会です。
Our little church Fatima Lady
Igreja Nossa Senhora de Fátima (Igrejinha)
Asa Sul Sul 307/308 - Asa Sul, Brasília - DF, 70354-400 -
本当に小さな教会で、礼拝堂といったほうがいいような規模。
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さすがのニーマイヤーのエレガントな軽やかなデザインが美しいです。
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中の様子。
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athos bulcaoのアズレージョとのコンビネーションが素敵です。
これを見に、今回ブラジリアへ来たのです。 -
アトス・ブルカンはオスカー・ニーマイヤーとタッグを組んで、ブラジリアのいろいろな建築を作り上げました。
ブラジリアで訪れたニーマイヤーの建物で 多くのブルカン作品に出会いました。 -
この教会の周りには 巨大な集合住宅が たくさん建っています。
日本でいう団地のような感じです。
でも、使われた大理石などの資材とか作りやデザインが ブラジリアのものはかなり高級です。 -
横に長い長方形の建物で、高いピロティに支えられているのが特徴で、巨大なのに、すごく心地よい空間です。
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ちょうど人が座れるような高さで、住人が集ってお話できるようにちゃんと考えられています。
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先ほどの教会がまず作られ、それからここら辺の団地が建てられました。
要するに、ここが一番最初の団地だということです。
そのせいか、建物のデザインも一つ一つ違うし、凝ったデザインになっています。
世界一の造園家ブーレマークスの作った広場や池などもある、贅沢な一区画。
団地内に建てられたモデル学校もあります。 -
最初に建てられたスーペルクワドラ(団地)だからか、本屋兼お土産屋がありました。
Banca da Conceição
Sqs 308 - Entrada da quadra residencial, Asa Sul Superquadra Sul 308 - Asa Sul, Brasília - DF, 70355-000 -
この写真のルシオ・コスタが ブラジリアの都市計画をした建築家です。
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コボゴが特徴的な建物。
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コボゴ(cobogo)というのはブラジル・ペルナンブカナ州で生まれたコンクリートで作られた、風が通る壁で、一年中温暖なブラジリアにもよく合います。
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団地の棟の間は 住民の憩いの場になっています。日本の団地を思い出します。
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造園家ブーレ・マークスの「きのこの広場」。
きのこって・・・これ?って拍子抜けしましたが(笑) -
日本の団地ってどうなんだろうと思って、今調べてみました。
「団地(だんち)は、生活または産業などに必要とされる各種インフラおよび物流の効率化を図るために、住宅もしくは目的・用途が近似する産業などを集中させた一団の区画もしくは地域、またはそこに立地している建物および建造物を指す。」(ウィキペジア参照)
ブラジリアの計画都市のコンセプトと同じです。
日本の団地の歴史は 昭和10年(1935年)ごろからで、1950年頃までは低層のものが多かったそうです。
ブラジリアの都市づくりは 1960年だったので、日本よりも後に作られたようです。
日本では2000年ごろから老朽化により建て替えなどが行われたり、「団地」という名称が避けられるようになったりと、あまりいいイメージはないようですね。 -
ブラジルの建築はしっかりと作られているようで、まったく問題はなさそうです。
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この人工池も造園家ブーレ・マークスのもの。
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ここにもAthos Bulcaoのアズレジョが!!
大理石も使われていたり、なんとも贅沢な団地です。 -
この建物は幼稚園のよう。
休暇時期だからか、閑散としていました。 -
この区画はスーペルクワドラのモデルとなった区画なので、小学校モデル校も。
住人が安全に徒歩で学校に通える環境・・・。こんな贅沢なことはありません。治安面でも親は安心です。
でも、全て自分たちの区画内だけで生きるって・・・ちょっと息が詰まりますね。 -
ここは高校なのかな?
ここもブラジリアのモデル校のようです。
グーグルで評価を見ると、かなり評価の高い学校のようです。 -
ブラジリアは車中心に作られた街で、大通りにはほぼ信号もないし(地下に歩道がある)、道幅も広く、どこにでも止めるスペースがあって、車ですごく動きやすい街です。
逆に、車がないとどこに行くにも不便な街でもあります。
商店の前にいっぱい車がとめてあるとことか、なんだか、地方の町っぽい光景ですね。 -
観光後はカフェへ。
ANTONIETA
BL G - SCRN 708/709, Loja 20 - Asa Norte, Brasília - DF, 70741-670 -
ANTONIETA
BL G - SCRN 708/709, Loja 20 - Asa Norte, Brasília - DF, 70741-670
ブラジリアは首都で政府機関のために作られた町なので、公務員が多い街。
よって、町中がのーんびりしています。
ゆったりと空気が流れている。
仕事も定時に終わり、ゆっくりとカフェで時間を過ごす人が多いようで、カフェ文化がかなり発達しています。 -
空いてる土地の少ないサンパウロだと、ここまで広いカフェにはほぼ出会えないけど、ブラジリアのカフェはどこも広くて、オープンエリアもかなりあったりします。
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お店の裏側。
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古い事業用の家具をうまくインテリアに生かして、キッチュな空間を作り出しています。ヒップスター空間。
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最近 世界で焼き物っぽい陶器のカップにコーヒーを入れて出されるところを見かけますね。
カップによってコーヒーの味が変わってくるような気がします。私はなんとなく、つるっとしたカップのほうがおいしく感じるような気がするのだけれど・・・。 -
さて、夫は友人たちとの男同士の集まりがあるというので、わたしと息子はjk橋のふもとで車を下ろしてもらいました。
人口湖には向こう側に渡るjk橋がかかっています。
JKというのは ブラジリアを作ったジュセリーノ・クビチェック大統領のことです。ちょうど、J.F.ケネディ時代の大統領で、「50年間の進歩をたった5年で」というスローガンを掲げ、なんと5年以下で完成させたのでした。
頭脳明瞭、美術にも造詣の深いインテリ大統領のお陰で、モダニズムの美しい都市が出来上がったのですが、その建設費が莫大で、国家財政に大きな負担をかけたのでした。
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橋での日の入りを楽しんだ後は 徒歩でCCBB(ブラジル国立銀行カルチャーセンター)へ。
真っ暗な中、人っ子一人歩いていない大通り沿いの道を歩くのはとっても怖かったのですが、とっても安全でした。
すれ違っていく自転車の人たちは 私たちに挨拶をして通り過ぎていくのです。
すごいね、と息子と感心しながら到着。
CCBB - Centro Cultural Banco do Brasil
St. de Clubes Esportivos Sul Trecho 2 - Asa Sul, Brasília - DF, 70200-002 -
美しいブルタリズム建築。
これもニーマイヤーのもの。
ブラジル銀行は国立だからか、国家のお膝元のブラジリアのCCBBはニーマイヤーに設計依頼できたのですね。大きな立派な建物です。図書館まで入っています。
サンパウロのCCBB(ブラジル銀行カルチャーセンター)は旧市内の瀟洒なブラジル銀行の建物内にあるのですが、規模が小さいのです。 -
巨大なコンクリートの塊なのに、軽そうに薄そうに魅せるところは さすがのニーマイヤー。
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建物には レストラン、お土産屋までもありました。
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黒いガラスで見せたくない部分を演出するのも、ニーマイヤー節。
角のある黒い石のようで美しいですね。 -
建物裏の部分は 広い芝生になっています。
ここで市民たちがマットを敷いてピクニックをしています。
夜の8時だというのに。
なんていう充実した生活ぶりなのでしょう。 -
さきほどいたJK橋が遠くに見えます。
JK橋を眺めながら人々は平日の夜を楽しんでいます。
しかも、今は冬です。でも、ブラジリアの冬は毎日20度以上あります。
なんという贅沢。 -
ちょうどティム・バートン展やっていました。ラッキー。無料です。
サンパウロなら確実に長蛇の列ができていたことでしょう。 -
内部は撮影禁止で、このコーナーだけ撮影OKでした。
左が私、右が息子です。
ブラジリア二日目に続きます。
拙い旅行記を読んでいただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- kiju-jiさん 2020/07/21 10:44:55
- solさん。こんにちは。kiju-jiと云います。
- solさん。私が初めて書いた旅行記にイイネをありがとうございます。
solさんを知ったのは歩きまくるローマのブログでした。
EUR地区を知ったのも初めてでした。また、ザッハー女史の名前を思い出したのも・・・。
今、ブラジルは新型コロナウィルスで大変らしいですが、イイネをいただいたことはsolさんはお元気と推測しています。心配していました。
日本も東京オリンピックの開催ができるかどうか・・・。私の考えでは中止になるのでは。まさにザッハー女史の怨念!・・・。
では、また。
- solさん からの返信 2020/07/21 11:29:32
- KIKUーJIさんの掲示板のほうにお返事いたしました。
- 入れ違いで、こちらのほうにお返事いただいていたようですね。(笑)
ちょっと拝見しましたところ、かなりマニアックな観光をなさりたいよう・・・。
お手伝いできることがあればおっしゃってください。なにせ、ぜーんぶ徒歩で歩き切りましたから(笑)土地勘はわかります。ローマはそれほど大きくないです。
テルミニ駅周辺はかなり雰囲気が悪いですよ。駅は安全ですが、ブラジルに住んでる私でもちょっと嫌な感じがしました。でも、移動を考えると、駅の近くは楽ですよね。空港へは大型バスが安くて簡単でした。テルミニ駅の向かって右側にバス停があって、いろんなバス会社の空港行きバスが乗り入れています。
ちなみに私は宿はスペイン広場のすぐ近くにとりました。
今回のイタリア行は二度目で、一度目に行ってよかったのは アッピア街道です。クラウディア水道橋も面白いと思います。
ローマの城壁の上にのぼれるところもありますね。あそこへ行ってみたかったです。
次回はぜひチボリへ行きたいです。ヴィッラ・アドリアーナへ是非行きたい。情報量が少なく、断念してしまいましたが、次回こそはぜひ。
- kiju-jiさん からの返信 2020/07/21 14:54:57
- RE: KIKUーJIさんの掲示板のほうにお返事いたしました。
- > 入れ違いで、こちらのほうにお返事いただいていたようですね。(笑)
>
> ちょっと拝見しましたところ、かなりマニアックな観光をなさりたいよう・・・。
> お手伝いできることがあればおっしゃってください。なにせ、ぜーんぶ徒歩で歩き切りましたから(笑)土地勘はわかります。ローマはそれほど大きくないです。
>
> テルミニ駅周辺はかなり雰囲気が悪いですよ。駅は安全ですが、ブラジルに住んでる私でもちょっと嫌な感じがしました。でも、移動を考えると、駅の近くは楽ですよね。空港へは大型バスが安くて簡単でした。テルミニ駅の向かって右側にバス停があって、いろんなバス会社の空港行きバスが乗り入れています。
> ちなみに私は宿はスペイン広場のすぐ近くにとりました。
>
>
> 今回のイタリア行は二度目で、一度目に行ってよかったのは アッピア街道です。クラウディア水道橋も面白いと思います。
> ローマの城壁の上にのぼれるところもありますね。あそこへ行ってみたかったです。
> 次回はぜひチボリへ行きたいです。ヴィッラ・アドリアーナへ是非行きたい。情報量が少なく、断念してしまいましたが、次回こそはぜひ。
- kiju-jiさん からの返信 2020/07/21 15:18:11
- Re: solさん。こんにちは。kiju-jiと云います。
- solさん。どうもありがとうございました。
4-トラは慣れてなく、自分の掲示板があるなんて知りませんでした。
kiju-jiと検索するだけで、過去に遣り取りをしたことがある方々との履歴があるなんて・・・。そうコッペデ地区はボルゲーゼ美術館から北西に1kmぐらい歩くとヴェノス・アイノス広場がありその北側にあることが、やっとこの頃わかりました。ボルゲーゼ美術館の予約が取れたらついでに歩いて行くつもりです。
どうも有難う。他のブログも読まさせていただきます。
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