成田山は初詣だけじゃない！7月なのに寒くて土砂降りの「成田祇園祭」へ

2019/07/07 - 2019/07/07

成田山というと初詣のイメージが強いですが、年中なにかしらお祭りや行事をやっています。ニュースになるのは節分でしょうか。横綱やNHK大河ドラマの出演者が豆をまくので有名ですね。それ以外にも太鼓祭りや、200人による津軽三味線大演奏会などのイベントがあるんです。
今回は、華やかな山車と踊り手たちが参道を練り歩く、成田祇園祭に行ってきました。2019年は7月５～７日の開催でした。
なかなか祭りだけを目的に成田へ行くことは少ないでしょうが、成田空港から近いので、出発前やトランジットで時間がある時に是非とも行ってみてくださいませ。

成田祇園祭について詳しくはこちら
成田市観光協会
http://www.nrtk.jp/enjoy/shikisaisai/gion-festival.html

エリア 成田(千葉)

7日は13時から山車・屋台総引き。まだ時間がるので、成田で有名な大判焼き屋「金時の甘太郎」でおやつタイム。
お正月は行列が出来ますが、お祭りのときはすぐに買えます。焼きたてアツアツでおいしいんですよね～。

金時の甘太郎焼 グルメ・レストラン

天気予報では午後は曇りだったので、雨が止むといいな～と思いながら、初詣ではなかなか歩く機会が無い、わき道を歩いていると、前方からやって来たのは…

おぉ！山車です！

雨で山車の上は滑りやすくないのでしょうか。雨なのに堂々とした踊りっぷりがかっこいいです。

レインコートを着ているので、カラフルでかわいい衣装が見えにくいのが残念ですが、みんなお化粧をしてかわいらしいです。

こんな近くで見られるなんて～。沖縄のエイサーも好きですが、お囃子は懐かしい感じがします。

力強いだけでなく、華やかさもあります。

雨なので大変そう。本来ならこの上に人形が載るんだそうです。

また別の山車がやってきました。こちらはJR成田駅近くの花崎町ですね。

ここでランチ。うなぎパンが有名らしい「下田康生堂ぱん茶屋 」。テイクアウトでコッペパンも買えますが、お店の奥はカフェでランチプレートが615円（だったはず）。サラダ、スープにパンとキッシュ、シュークリームがついて、安いのにボリュームあってお腹いっぱいになります。パンは卵サンド、ホットサンド、フランスパンにカマンベールをのせたのもでした。

下田康生堂ぱん茶屋 グルメ・レストラン

渋いおじさま2人が、コッペパンとコーヒーを召し上がってる、微笑ましい光景もありました。

うなぎパン。けっこういい値段しますね。

雨は止むどころが強くなる一方。しかも7月だというのに寒い。千葉に来る前、沖縄は梅雨明けですでに真夏の暑さだったので、寒さが余計に身に沁みます。
雨宿りしながらでないと見ていられないと、参道にある観光協会の屋根の下で見ることに。雨の中、お神輿がやってきました。大日如来をご尊体とした成田山新勝寺のお神輿だそうです。

雨の中、参道の坂道を登っていくのは大変だったのではないでしょうか。

山車もやってきました。狭い参道が山車と人でいっぱいです。

お店の２階からご祝儀を渡しています。ご祝儀をもらったら、お礼に何かを付けて返すようなのですが、山車は止まらないので山車の上は忙しそうです。

山車が通り過ぎると、ちょっとだけ静けさが戻ります。こんな傘の光景も日本って感じでいいですね。

次の山車がきました。ご祝儀たくさんです。

お囃子の演奏だけでなく、スピーカーで歌う山車もありました。この歌が伝統的な歌という感じでなく軽い感じだったので、うちの母のツボにはいったらしく大笑いしてました。明るく楽しいお祭りって感じです。女性も力いっぱい山車をひいてます。

山車の上に目がいきがちですが、山車を引く人たちあってのこそ。音頭をとる人がいて、みんなで合わせて山車を引いていってます。

成田山新勝寺 総門前。総門を山車の上から見るのは、どんな感じでしょう。

ここは大本堂の横。予定では山車は町内を回ってから大本堂に集まり、16:30から儀式と総踊りでしたが、雨のため予定が早まったよう。山車が集まってきます。

初詣では参拝客で人だらけですが、この日は山車が主役です。

大本堂前に山車が並んでいきますが、砂利の上に引いた板の上に載せるのが大変そう。

微調整が大変そう。

大本堂前では、みんなで記念撮影。若い衆がそれぞれの法被を着て、かっこいいです。

15時の御護摩が終わったようです。

大本堂前ではお神輿の還御式の準備が始まりました。

お神輿がやってきました。お祭りの賑やかさはなく、神聖な空気です。

普段、目にすることないことばかり。

大階段を上ってきました。なんか、スーって感じでした。

お神輿を無事納めました。一緒にほっとする感じです。

僧侶が来だしました。この緑の紺の水玉が、ちょっとポップな感じできれい。

神聖な場ですが、色とりどりできれいです。

そして一番位の高いお方でしょう。車いすでお見えになりました。成田山へは毎年言ってますが、あまりお目にかかったことがないです。

大本堂にお経が響きます。

そしてまたお神輿が大階段を降りていきます。降りるほうが怖いですね。

お神輿が階段を降りたら、

総踊りの始まりです。先ほどまでの神聖な雰囲気から、一気にお祭りの華やかさになりました。全10台の山車と屋台で演舞が始まるので迫力です。

上町の屋台だけ女の子が華をそえています。

一年に一度の晴れ舞台。みんな力いっぱいって感じです。

雨で寒い中、子供たちも頑張りました。見てるだけでも大変だったのに…。

一台ずつ中央で演舞して、礼をして去っていきます。

雨は結局止まず。祭りを楽しんでいい感じで疲れてます。帰り道では、各町に戻る山車がやってきました。

3日間のお祭り疲れなんて感じさせません。雨の中お疲れさまでした。

日本各地にいろいろなお祭りがあるけど、故郷のお祭りはまた特別でした。成田へ行くときにお祭りがあったら、ちょっと行ってみてくださいね。