2016/11/23 - 2016/11/23
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ANASFCさん
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筆者は、2016年3月の沖縄一泊旅行の際、ハーバービューホテルから那覇空港へ向かう際に利用したタクシーの運転手さんから沖縄の観光名所を紹介してもらったが、その際に名刺を頂戴していた。その運転手さんの姓は久銘次さんと言う。2016年10月の沖縄日帰り旅行の際は、あやうくタクシーに置いてけぼりをくらいそうになったので、今回は大事を取り、久銘次さんを指名し、タクシーを貸し切る事にした。午後1時にハーバービューホテル前に来るよう依頼しておいた。午後からは時々雨の予報に変わったため、筆者は慌ててホテル内のコンビニでビニール傘を購入し、タクシーの到着を待った。久銘次さんのタクシーは午後1時丁度にホテルの車寄せに現れた。タクシーに乗り込んだ筆者は「最初に、琉球王朝の別邸である識名園に行き、次いで世界遺産の斎場御嶽(せーふぁうたき)へ移動し、最後に瀬長島経由で午後5時頃までに那覇空港へ戻って欲しい」と告げた。
久銘次さんは、2016年11月23日は休日のため、念のため識名園の開園の有無を無線で確認した後、識名園へと向かってくれた。この日の沖縄の最高気温は25度とまだ夏日で、タクシー車内はエアコンを付けて丁度いい具合であった。
識名園は、琉球王家の別邸として、首里城からそう遠くない場所に設けられた。王家が保養に使ったり、中国からの冊封使(さっぽうし)を歓待したりするために作られた「おもてなしの館」である。池を中心とした庭園には、ゆったりとした時間が流れる。明治時代に訪れた外国人教師に「識名園は宝石をちりばめた箱庭だ」と言わしめたという識名園は、平成12年(2000)に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録された。池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園という日本庭園の様式を基本に設計されているが、園内に作られた石橋や六角堂などは中国風。異国の様式が混在すると、普通はアンバランスになって違和感があるものだが、現代にも受け継がれている沖縄の「チャンプルー(まぜこぜの意)」精神によって、琉球庭園というべき新しい美の形を生み出している。王家の人間か、冊封使の一行にしか使うことのできなかった特別な空間である。
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