2019/06/13 - 2019/06/19
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akikiさん
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2年前グループで読んでいた小説「All the light we cannot see」。舞台となったのはフランス、ブリュターニュ地方サンマロ。結構、読み応えのある小説だったので、一度、皆でサンマロへ行きたいね、との思いを温めていました。
それぞれ日程調整して、今年の6月、やっと希望がかないました。メンバーは女子5名。50代一人、後の4人は70前後です。とりあえずサンマロメインにということで計画を進めました。パリ観光を入れて10日ほど予定が取れる人、1週間で帰らなくてはという人、それぞれなので、帰りは別々に、ということになりました。まずは航空券を押さえなくては。ということで、1週間組、10日組に分かれてネットで取ることにしたのですが、いろいろあり、3組に分かれてチケットをとるはめに。
事前に予約したのは、パリのホテル、サンマロのホテル、ユーレイルパスの購入、TGVの座席指定です。一部ネットで、他はHISを利用しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
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-
この本が今回の旅の出発点。
著者はアメリカ人ですが、第二次大戦下のフランスが舞台です。主人公は失明した少女マリー。パリからサンマロに疎開し戦火をあびます。
私たちはマリーの跡をたどり、パリの自然史博物館、サンマロのマリーの住居を訪れるつもり。
5人で共有できるのが楽しみです。 -
私は一人13日朝出発。早朝に伊丹を出て羽田発11時40分のJAL機で夕方16時15分パリ着のルートです。
他の皆さんは前日の夜すでに出発しています。
伊丹空港を飛び立つと昆陽池が見えるのが楽しみです。 -
遠くですが富士山も見えました。
1人でパリへ行くのは初めて。ワクワクします。 -
羽田のファーストラウンジ。朝なのでパンケーキを焼いてもらえます。マンゴーパンケーキにしてみました。
-
夕方4時前にパリ着。6月の今は、まだ昼頃の太陽です。
今日のホテルはモンパルナスなので、バスチケットをネットで買っておきました。
昨日出発した友人が早朝にパリについていてホテルで会う予定です。
7時ごろになるよ、と伝えていたので、時間はたっぷり、と思っていました。 -
モンパルナスへのバスは「Le bus direct」社のバスで、乗り場は2Eから2Fへの通路の途中。表示を見ながら簡単に行けます。
トイレに寄ったりしてゆっくりバス停に行くと、すでに並んでいたので後ろについてバスを待ちます。だんだん人が増えてきて皆さんどんどん前に割り込んでいきます。20分くらい待ってやっとバスが来ました。荷物の積み込み口はバスの中ほどなので、前のほうに並んでいる意味なんてなかったみたい。私は真ん中ほどにいたのですぐに荷物を積み込み早々バスに乗り込むことが出来ました。バスは他のターミナルを回って客を拾い満席に。
1時間から遅くても1時間半くらいだろうと思っていましたが、パリ市内へは渋滞がすごくて2時間以上かかりました。 -
車窓からのパリ。
時々強い雨が降りましたがすっかり良い天気。パリに来た~!!
途中、リヨン駅に寄ってモンパルナス。約束の7時はとっくに過ぎて8時前。
早く着いた友達は待っているだろうなあ? -
ホテルはモンパルナスタワーのすぐ近く。
グーグルマップでホテルの地図をプリントしていったのに、いざバスを降りると西も東もわからない方向音痴の私。バス停から5分ほどのホテルなのに3度も道を聞きました。 -
ギャラリーラファイエット(中に入らなかったけど)のすぐ前、メトロの駅にも近く便利な場所です。
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5人なので、2部屋予約。狭いけど清潔。バスタブはないけど一晩寝るだけなので十分です。
HISで予約。1人当たりの宿泊料は12000円ほど。パリ市内は高いですね。
8時頃チェックイン。先に着いた二人は、部屋で待っていてくれました。
あとの二人は、昨夜関空を出たのですが、乗継の関係でパリ着は夜。まだ到着していません。 -
夜8時といっても昼間のように明るいパリ。
夕食も食べなくては、とメトロに乗って是非行きたかったノートルダム寺院へ。
火事の影響で、まわりにロープが張られ、警備員が居て近づけないので、皆さん遠くから写真を撮っています。 -
焼け落ちた尖塔。
修復には時間がかかるでしょうね。
元の美しい姿に戻るのは何時でしょう? -
シテ島から橋を渡りカルチェラタン方面へ。
橋を渡ってすぐのところにある「サン・ジュリアン・ル・ポーブル教会」。素朴ですが趣があります。 -
まわりの通りをウロウロ。レストランを探しながら歩きます。
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こんな骨董屋もありました。
日本のお雛様やこけしなど飾ってました。
もう、10時近く、夕食を食べなければ、と近くのレストランへ。
3人で別々のセットメニュー、いろんな種類をシェアして食べ満足。
まわりの人は皆ステーキを食べていたので後になってステーキにすればよかったと。
でも、値段が安かったのでステーキ、美味しくないんじゃないかと勝手に思って選ばなかったんです。
お食事の写真が無いのが残念。スマホの電池切れでした。 -
結局、夜到着のお二人さんは、飛行機のディレイでバスに間に合わず、タクシーで、夜中の1時ごろの到着です。
翌朝は良い天気。
ホテルの入っているビルです。
今日はいよいよサンマロですが、TGVの予約は14時52分発。午前中の時間を利用して、マリーのお父さんが働いていた自然史博物館へ行きます。小説でもマリーが博物館の見学ツアーに参加した場面や、鉱物館の秘宝、ダイヤモンドもこの小説のキーポイントになっています。 -
まずは朝食を食べに。
モンパルナスタワーの下のカフェでサンドイッチとドリンクセット。
パリ最初のプティデジュネは簡素です。 -
ホテルをチェックアウト。荷物を預け、メトロで自然史博物館へ。中は広大で建物が点在しています。
とりあえず鉱物館を目指します。
マリーの父親が働いていた職場で、「sea of the flame」という幻のダイアモンドを巡って、ナチスの兵士が鉱物館に来る場面があります。 -
この建物の左側に鉱物館、右は植物園のようです。
何しろ広くて入り口がわからない。 -
バラが見ごろできれいです。
-
鉱物館の正面。
ブラジル産の巨大なアメジスト。
本の中でも、「鉱物館の16段の階段をあがるとブラジルからの紫水晶」、と書いてあります。1934年ごろとごちゃごちゃになっていますが、その時から変わっていないのでしょうね? -
館内は少し薄暗く、様々な珍しい鉱物が展示されています。
とてもきれいです。 -
バラの石。説明文は英語表示はなく、フランス語だけなのでチンプンカンプン。
でも、見ているだけでも楽しい。
金銀などの宝石や隕石なども展示されていました。
本にあったような鍵付きの小部屋は見当たりませんが結構ゆっくり見て回りました。 -
鉱物館を出て次に入ったのは「進化の大ギャラリー」。
中央が吹き抜けになっていて等身大の動物たちが行進しているさまは迫力大です!
遠足なのか、子供たちが沢山見学に来ていて座り込んで説明を聞いていました。
とりあえずエレベーターで上まで上がり、1階ずつ見て回りました。 -
猛禽類のはく製。
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キリンのはく製。
大きいです。まるで本物みたい。 -
ゴミを固めたもの。
環境問題についての解説もあり、子供達にもわかりやすく問題提起しているように感じました。 -
「dodo」(ドードー)のはく製。
不思議の国のアリスに出てくる鳥みたいです。
知らなかった~。
大きいものはカバやサイ、他にバンダや亀、昆虫もいっぱい。あらゆる生物が展示されていて、子供でなくても楽しいです。 -
下の階にはクジラの骨。
すごく大きいです!
そろそろお昼頃?
3時前の列車を予約しているので、ホテルに戻り、荷物をとってモンパルナス駅へ行かなければ・・・
レストランへ行く時間はなさそうです。
自然史博物館、二つの建物しか行けませんでした。他に温室や植物園もあり、ゆっくり回ったら一日では足りないくらいです。 -
モンパルナス駅へ戻ると駅は人でごった返し。
ユーレイルパスの使い始めは日付スタンプを押してもらわなくてはならないのですが、チケット売り場は結構な列ができていました。
スタンプを押してもらうにはパスポートが必要です。
手続きをしている間、手分けして昼食用のパンとサラダ、飲み物などを買いに行きます。
列車に乗り込んだのは発車寸前。ギリギリでした!
人をかき分け、指定した席のある車両へ。
ホッとしたのもつかの間、私たちの席にはすでに人が座っています。
「ここ、私たちの席だけど・・」と言っても謝るわけでもなく「そお~」といった感じで、まあ、どいてもらいましたけど・・・・・。
TGVは全席指定のはずだけど?
とにかく5人、指定の席に座れやれやれ。
持ち込んだランチをシェアして食べました。
レンヌまでの車窓はのどかなフランスの田舎の風景が広がっています。
緑一色、電柱や看板など無粋な邪魔物はありません。
レンヌでTGVを降りて普通列車に乗り換えます。10分の乗り換え時間で結構焦りました。 -
17時32分、無事サンマロ到着。
タクシーで旧市街のホテルへ。
城壁の門をくぐった先が旧市街です。 -
3泊するサンマロのホテル。
「La Fregate」というキッチン付きのコンドミニアム。
ブッキングコムからの予約で、5名3泊日本円にして約9万円でした。
タクシーから降りてもそれらしきホテルは見当たりません??
キョロキョロしていると、若い女性が近づいてきて、「チェックインですか?」と英語で話しかけました。
「ハイ」というと、この写真の茶色のドアから中に案内。
フロントのあるホテルを想像していたのと違い、彼女は鍵を渡し、部屋を案内、いろいろ説明する係りの人だったみたいです。
このホテルとはgmailで到着時間などやり取りしていたのですが、こんな風な出迎えとは想像していませんでした。
あとで見たら、ショートメールの方に彼女からのメッセージが入っていました。 -
表の茶色いドアは暗証番号で解錠、中に入ると郵便受けとドアがあり、鍵で開けるとこんな階段。住居は2階です。
階段を上がるのが大変!
彼女がスーツケースを運んでくれました。 -
毎日階段を上がったり降りたりしていましたが、3日目になって階段の横にエレベーターがあるのに気付きました。な~んだ、という感じ。
部屋を案内してくれたアナさんは知らなかったのかな?
このコンドミニアム、オーナーさんは別の場所にいて、なんかあったら電話するように言われましたが、基本、鍵を受け取ったら自由に使い、チェックアウトの時は、ゴミの始末をして、鍵は指定の郵便受けに入れておくようにとのことです。 -
部屋は広く、これはリビング。
-
キッチンはフル装備。
調味料やコーヒー、紅茶、必需品はそろっています。
果物もあり、生花も飾ってあり、ちょっとした心づくしを感じました。 -
洗濯機、乾燥機、電子レンジ、オーブン、ネスプレッソなどもそろっています。
大きな冷蔵庫があり、中は空っぽ。
出る時には、空にしていくように言われました。
真ん中にIHレンジとつながったテーブルがあるのでチョット動線が悪くて使いにくい面がありましたが、清潔でなかなか良かったです。 -
ベッドルームは3部屋。
ダブルベッドの部屋が2つと、階段を上がったロフトみたいなところにツインベッドの部屋が一つ。 -
二つ目のベッドルーム。
-
ロフトのツインベッドの寝室。
そのほかリビングの階段を上がると子供のプレイルームがあります。
家族連れが滞在するにはいいかも。
私的にチョット残念なのはシャワーのみでバスタブが無かったこと。シャンプーやコンディショナー、石鹸なののアメニティーはないので持参する必要があります。
でも3日間快適に過ごせました。 -
旧市街の門を入ってすぐなのでバス停にも近くとても便利でした。
窓から城壁を歩いている人も見えます。 -
そうそう、リビングの書架の中にわれらが本が!フランス語版です。
案内してくれたアナさんに「読んだ?」と聞いたら読んでないそうです。 -
アナさんに一通りチェックアウトまでの説明をしていただき、おすすめのレストランも紹介してもらいました。
それぞれベッドを決め、荷物を置いて、まだ明るいサンマロの街へ夕食を食べに出かけました。
海の見えるところへ、と道なりにどんどん歩いて行くと城壁の上にレストランが見えます。
ここって、アナさんが言ってたレストランかも、ということで行ってみました。 -
店の外には人があふれ、なかなか人気のレストランみたいです。
サンマロはガレットが有名なので、何軒かあるガレットの美味しい店の一つです。
運よくテーブルが空いたというのでお食事を! -
城壁の上にあるレストランなので景色は抜群!
目の前に、グランペ島、プティペ島が見えます。 -
レストランはカジュアルで、大きな窓があり、とても良い雰囲気です。
満席で皆さんワイワイとおいしそうに食べています。
勿論、ガレット。
種類が半端なく多い。 -
飲み物はシードル酒。
ガレットを適当に4種類ほど。大きいのでお腹いっぱいになります。
まわりの人を見てみると、大きな生クリームみたいなのが4つも乗っかったいかにも甘いデザート風なクレープを食べている人が多かったです。
とってもそんなのは食べられないので、肉とかキノコとか野菜のガレットを注文。後で考えると、甘いガレットも食べればよかった! -
ガレットだけでは単調なので、ポテトと野菜をオーダー。
このポテト、とっても美味しかった。 -
食べ終わってもまだ明るい。
スタッフも陽気でフランク、なかなか気持ちの良い店でした。
ガレットのお店なので安かったですよ。
お腹いっぱいなので城壁をぐるっと歩くことにしました。 -
カモメがたくさんいて、人に慣れています。
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レストランの前から。城壁が続いています。
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ようやく日没?まだまだ明るいです。
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対岸のディナールの町。
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城壁を散歩。
こんなに広い場所もあります。 -
私たちのシルエット。
-
サンマロ2日目。
皆さんはモンサンミッシェルへお出かけ。
サンマロからモンサンミッシェルへは1日1往復のバスがあり、便利です。
私は、モンサンミッシェルへは一度行っているし、膝が痛いので、修道院へ上がるのは無理。ということで一人居残り、お留守番です
。
皆さんを送り出してから、昨日、時間切れで閉まっていた観光案内所に行ってみました。
質問は3つ。
1、明日、ディナンへ行きたいのでバスとか船の情報
2、ボルディエバター本店の場所
3、タラソテラピーをしたい。どこに行けばいいの?
答えは、
1、明日は日曜日なので、ディナン行の船は出ていません。バスで行ったらいいよ。バスの時刻表を渡しますね。サンマロ駅から11時20分のバスで行って帰りは17時25分よ。
2、ボルディエバター本店は旧市街のここよ。詳しい地図があります。
3、タラソテラピーができるホテルは、ここだけど、直接行って予約したらいいわ。ここから20分くらいよ。
と言われました。
海岸沿いに歩いたらタラソテラピーのホテルがありそうなので、少し歩いてみようと城壁の切れ目から海を見たら、引き潮らしく、砂浜が広がっています。 -
こんなに広い砂浜が広がっているとは思いませんでした。
嬉しくなって・・・・・
砂は少し湿っていますがとてもきれい。
ボール遊びをしたり、散歩している人もいます。 -
要塞まで歩いて行けますが、もし潮が満ちてきたら、と思って引き返しました。
-
砂浜にはポツポツと穴が開いていてチューブで絞り出したような砂の塊りがあちこちにあります。
最初、石ころかと思って触ってみたら砂の絞り出しでした。 -
砂浜全体に薄~く水がたまり、鏡のようになっています。
サンマロのウユニ塩湖、と勝手に思っていました。 -
1時間半ほど歩いて戻って来ると、要塞の周りは水位が上がっていました。
-
サンマロの海岸には高潮予防の杭が打たれています。
満潮の時はほとんどもぐってしまうくらいの潮位になります。
結局、タラソテラピーのホテルは見つからず、ただ歩いただけ。
お腹がすいたので一旦戻ることにしました。 -
近くのスーパー、カルフールでピザと果物を買い、部屋のオーブンで調理して食べました。
元気が出たので、ボルディエバター本店へ行ってみることに。
途中、大聖堂が開いていたので寄ってみました。 -
ステンドグラスがきれい。
-
ステンドグラス
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聖母子像
-
サンマロは第二次世界大戦でナチスドイツの攻撃を受け、戦場となりました。街の大半が破壊され、当時の資材を使って再建された街です。
戦争時の写真が展示されていました。 -
大聖堂を出たところの街並み。
-
ボルディエバター本店。
地図を頼りに探しました。
なにぶん、方向感覚がイマイチなので結構歩きまわりました。
私が行った時は他に客がいなく、女性のスタッフが木べらでバターを成形していました。
125gのバターですが、重さにばらつきがあるので、無塩バター、有塩バターは重量での価格でした。
バターを買って帰るのが目的のひとつでもあったので、買い込みましたよ。
部屋に戻ったら、モンサンミッシェル組の皆さん帰っていました。
おいしそうなケーキのお土産!
早速いただきました。
皆さんを案内して再度バターを買いに。今度は迷わず行けました!
店内は大勢のお客さんがいて、店員も増えていて忙しそうでした。
塩キャラメル、海藻バター、レモンオリーブバターなど追加で買いました。
八百屋さんと魚屋さんも近くにあったので夕食の材料を買い込みました。 -
お土産のケーキ、美味しかったです。ありがとう!
-
今日のディナーは豪華です。
2種類のエビ、ホワイトアスパラ、マッシュルーム、ホタテのパン粉焼きをオーブンで焼き、サラダとスープ。フロマージュフレを使ったドレッシングも作りました。 -
長粒米だけどお米も買ったので炊きました。
サーモンと鯖のソテーにポテト添え。
ボルディエバターをふんだんに使ったので美味しかった!
ワインを飲みながら深夜までおしゃべり。
サンマロ2日目の長い一日も終わり、明日は古都、ディナンへ行く予定。
楽しみです!
後半に続きます。
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