重い荷物を背負ってセコイアの森でハイキング

2019/06/22 - 2019/06/22

ハイキング修行の一環としてセコイア国立公園のレイクトレイルに行ってきました。セコイアには二週連続での訪問を希望していて、今回のはその一週目です。

ドラゴンボール世代の私。好きな場面の一つに、主要登場人物の一人であるピッコロさんがこっそり着ていた重い道着を脱ぎ捨てた後に劇的に軽快に動けるようになるというのがあります。来週はできればアルタ・ピーク・トレイルを歩けたらと思っていますが、その時身軽に歩けるよう、今回は重たい装備で行ってみました。持って行ったのはキャンプで使っている鉄製のスキレットやカセットコンロで、合わせると前回のヨセミテでのハイキングの時より3キロ以上の重量増。これがあると屋外での料理も簡単です。

セコイア国立公園内のトレイルの状況は、以下のサイトで確認できます。
https://www.nps.gov/seki/planyourvisit/trailcond.htm

これによると、6月14日時点でのレイクトレイルの状況は以下の通りでした。
6/14 - 100% snow coverage beginning at Hump junction 2-8ft Also several floating cornices on Alta Peak

ハンプ・ジャンクションから先は全面が雪に覆われていて深さは2フィート（60センチ）から8フィート（240センチ）。雪庇がいくつかあり。

去年は6月の上旬にレイクトレイルの4つある湖のうち、一番近いヘザーレイクまでハイキングしました。そこより後は多くの雪があり、歩くのを断念したのです。今年は去年より雪がかなり多め。もう6月の下旬なのに、ヘザーレイクよりだいぶ手前のハンプ・ジャンクションあたりまで雪に埋まっていそうな雰囲気です。レイクトレイルの4つある湖のうち、3つ目のエメラルドレイクと4つ目のピアレイクの横にはキャンプサイトがあります。できればここまで行ってランチにしたいと思ったのですが。雪はサイトに近況のある14日から出発までの1週間の間に解けているでしょうか。

セコイア・キングスキャニオン内の道路状況は以下の電話番号で確認できます。

[phone] (press 1, 1)

前日に電話したところ、今回希望していたレイクトレイルの入口だけでなく、先月はまだ閉鎖されていたクレセントミドウへの道も含め園内の道路はすべて開通していました。クレセントミドウは木～日曜は午前8時～午後7時の間は自家用車では行けず、シャトルバスに乗っていく必要があるようです。

カリフォルニア州は夏は乾期。雨があまり降りません。乾燥しすぎている時には火の取り扱いに制限が設けられます。現時点でどのような制限になっているかは、以下のウェブサイトで確認できます。

https://www.nps.gov/seki/learn/nature/fire-restrictions.htm

セコイア国立公園内では、火は以下の4つのエリア/分野に分かれて制限が設定されています。

キャンプグラウンド
ピクニックエリア
自然保護区域
タバコ

今回の出発時ではどのエリアにも制限が設けられていませんでした。どこのキャンプグラウンドでもピクニックエリアでも、ガスストーブは問題なく使える状況です。

理想は湖のほとりでのランチですが、1週間程度では60センチ～240センチも積もった雪が解けるような気がしなかったので、湖まで行けなかった場合はトレイルの入口付近にあるピクニックエリアでランチにしようと計画しました。

来月の登山に向け、最近1週間は1日平均18,000歩以上歩いています。荷物なしで平地での散歩なら足が痛くなることはなくなりました。次は坂道や荷物ありの状況に慣れていきたい。そんな状況でのハイキング挑戦です。

エリア セコイア・キングスキャニオン国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

レイクトレイルの出発地は標高2200メートル以上。高いところでいきなり坂道を歩くと高山病が心配だったので、まずは平らなところで体を慣らそうと思いました。湿原の周りがほぼ平坦なトレイルになっているクレセントミドウは午前8時より前だと自家用車で行けます。

クレセントミドウの駐車場でいきなり鹿に遭遇。

クレセントミドウの駐車場には午前6時頃到着。気温は10度ちょっとで歩くのにちょうどいい感じ。

緑の湿原。

シマリスが足元に。こんなに近くまで来ていただいてありがたき幸せ。

タープログのところまで来ました。

小屋の向かいに何か動くものがいると思ったら。木の穴の中にマーモット発見。

この子の間合いは2メートルくらいのようでした。それより近づいたら穴に入って、離れたらまた出てきます。

マーモットとしばらく遊んだあと、駐車場に戻ります。来るときには見なかった道端の風景を見つつ。

途中、背の高い花があったり。

花畑があったり。

駐車場に戻った後、運転してWolvertonまで来ました。ここにレイクトレイルへの入口があります。Wolvertonの駐車場は楕円形のような形になっていますが、トレイルの入口は長い方の真ん中あたりにあります。

入口近くにはベアボックスがあります。ハイキングに持っていかない食べ物や飲み物はここに保管しておきます。

トレイルの入口。トレイルは乾いていますが、周りの日陰のところはまだ雪がたくさんありました。湖まで歩くのはどうやら無理そう。湖はここよりさらに500メートル以上標高の高いところにあるのです。

気温はここも10度ちょっとで、ハイキングにぴったり。出発時刻は7時48分。

はじめのキャンプサイトまでは8.2キロ。どこまで行けるでしょうか。

歩き始めてすぐ、鹿がいました。今日は鹿運がいい。写真を撮れなかったものをあわせると、もう6頭ほど見ています。

またシマリス。

ところで、坂道になると背中のバッグが急に重くなる感じがします。クレセントミドウの平坦な道だと全然気にならなかったのに。

別の種類のリス。枝にかけた足がかわいい。

逆さまで木登り。

トレイル上にも残った雪が出てくるようになりました。

倒れた木も。トレイルのコンディションはだいぶ悪いです。

またリス発見。去年はほとんどリスを見た記憶のないトレイルですが、今年はたくさんです。リスは寒い気候が好きなんでしょうか。

雪の塊がだんだん巨大になってきました。

道が川に。ここで歩くのを断念しました。トレイルの入口から2.5キロほど。レイクトレイルとアルタピークトレイルの分岐点直前です。

時刻は8時40分でした。

ゆっくり引き返します。途中、10人くらいに湖の様子はどうだったかと聞かれました。パークレンジャーにも。大きな荷物を背負ってたので、キャンプしてきたと思われたんでしょうか。

9時31分。トレイルの入口に戻ってきました。まだ早いですがランチにします。

これらを炒めて。

ちなみにソーセージはルイジアナスタイルのピリ辛のやつです。ディズニーランドに行った後からはまっています。

カレーになりました。

私の人生で一番まずいカレーでした。なぜだ。ポテトが生焼け。

先月来た時は真っ白だった山が、今回は真みどり。

ハイキングが短時間で終わったのでジャイアントセコイアのビジターセンター付近を歩いて行こうかなと思ったのですが、駐車場がいっぱいだったのであきらめて帰りました。

この旅行記へのコメント （2）

• あけちさん 2019/07/17 16:36:32

  初めまして^ ^

  Joshuatreeさん 初めまして
  
  私の旅行記に訪問&いいねをありがとうございます^ ^
  
  Joshuatreeさんはトレイルがお好きなんですね^ ^しかも本格的！
  旅行記で沢山の可愛らしいリスを見ることができてハッピーになりました
  
  素敵な旅行記これからも楽しみにしています

  Joshuatreeさん からの返信 2019/07/17 22:43:51

  Re: 初めまして^ ^

  あけちさん 、はじめまして。
  
  マンゴーの美味しそうな写真に誘われて台湾の旅行記を拝見させていただきました。かき氷が食べたくて仕方がなくなりました。
  
  あけちさんも北海道でリスにお会いされたんですね。リスは可愛いですよね。