2019/05/09 - 2019/05/09
85位(同エリア485件中)
ちゃんさん
東京滞在中、ぽっかり時間が空いた午前中。九州人の僕も気になっていた関東私鉄特急のニューウェーブに、「お試し乗車」することにしました。
せっかくなので、これまたテレビで見て気になっていた入間ジョンソンタウンにも訪問。米軍住宅払下げの家々が並ぶ街には、どんな空気が流れているのでしょうか!?
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
というわけで、やって来ました池袋。東武は西口、西武は東口という知識はあったので、迷わずたどり着けました。
池袋駅 駅
-
予約した電車までは時間があったので、ホームにたたずみ電車ウオッチング。西武といえば黄色い電車という、幼き日に見た図鑑の知識は、今も生きています。
西武池袋線 乗り物
-
しかし実際に池袋駅に立ってみれば、すでに黄色い電車は少数派。ライオンズ号は、紺色のラッピングをまといます。
-
座席指定列車「S-TRAIN」にもなる40000系電車。クロスシートとロングシートを切り替え、普通の通勤電車としても走ります。
-
先頭車の端っこは、車いすやベビーカーでも利用しやすい「パートナーゾーン」。座るまでもない、という人にもうってつけのスペースです。窓が大きいので、子どもに人気が出そう。
福岡駅で北口に乗客が集中する西鉄でも、取り入れてほしいな。 -
僕の乗る電車は、9時30分発の特急「ちちぶ9号」。ネット予約すれば、チケットレスで利用できます。若干、操作性に難ありでしたが。
-
「ちちぶ9号」は、3月16日にデビューしたばかりの新型車「ラビュー」が走ります。丸みを帯びた…というより、丸そのものの先頭車のインパクトがすごいです。
つるりと美しく、よくこんな形を作れたものだと思います。 -
しかし、正方形の窓が並ぶ側面のインパクトがより大きいかも。天地も幅も大きく、ホームから車内の様子が手に取るように分かります。
-
それは車内から見た印象も同じで、ホームと同じ空間にいるよう。不思議な感覚にとらわれます。
-
黄色いシートが並ぶ車内。車両をデザインした建築家・妹島和世氏によれば、西武のイメージとして黄色を採用したのだとか。黄色い電車、思わぬ形で表舞台に復活です。
-
座席もひじ掛けと一体で包み込む見たこともない形で、座席というよりソファーといった方がいい得ているかも。上品なカーテンとあいまって、リビングのようです。
-
窓の大きさは、着席するとより実感できます。恐怖心を感じる人もいるので、窓の下はあまり低くしないのがお決まりなんですが、思い切ったもんです。
-
走り出せば、景色の中を飛んでいるような気分。今日はすぐに降りちゃうけど、秩父の山の中なんか気持ちいいだろうな。
-
と思ってたら、高架に上がったところでクッキリ富士山が姿を現しました! 大きな車窓にふさわしい景色です。
西武電車から富士山が見えるとは、沿線の人には常識なんでしょうけど、個人的にはびっくりでした。 -
デッキの壁面も黄色ながら、座席とは質感が違うのでくどい感じはありません。床は人造大理石で、鉄道車両というよりは建物のエントランスのよう。
小田急ロマンスカーのVSEに乗った時も感じたけど、建築家の鉄道デザインは発想から違うんだなと思います。 -
洗面所は手鏡付き。女性建築家のデザインならでは、かな。
-
ゆったりと秩父まで揺られたいところですが、今日は池袋から35分の入間市まで。後ろ髪ひかれながら、銀色の車体を見送りました。
入間市駅 駅
-
驚くべきは、入間市までの特急指定券がわずか500円ということ。従来の特急よりかなりグレードアップしたにも関わらず、料金据え置きなんです。
観光に特化した列車ならまだしも、通勤・通学にも大いに利用される列車としては、破格の手のかけ方だと思います。こんな電車が走ってくれたら、日々の移動時間がぐっと豊かになりそうです。 -
入間市駅からは、ジョンソンタウンを目指します。事前に調べたところ、歩けば20分。入間での滞在時間は1時間ちょっとなので、これじゃほとんど見られません。
路線バスはなくコミバスは本数が限られ、レンタサイクルもなし。タクシーに頼るしかないところですが、タイムズカーシェアの会員なので、シェアカーに頼ってみました。 -
スズキ・スイフトを予約していたところ、前日に「日産ノートに変えてくれれば15分サービスチケット進呈」というメールが届き、こだわりはなかったので迷わず乗っかりました。
おお、これがアラウンドビューモニターってやつか! すごいぜ、技術の日産。 -
5分ほどでジョンソンタウンに到着。駐車場は平日なら30分無料、もちろんタウン内での飲食や買い物で、割引特典があります。
-
ジョンソンタウンは、もともと米軍の住宅団地だった区画。ジョンソン基地返還後は荒れ放題だったものが、近年、住宅やショップとして再生されているんだとか。
番号の入った棟は店舗、その他は個人住宅です。思ったより、住宅の割合が高め。ジョンソンタウン テーマパーク
-
白壁の住宅が並ぶ街は、確かにテレビで見るアメリカの住宅地。しかもちょっと時代がかった感じかな。
標識もアメリカン、私道なんでしょうね。建築士としては、道路の建築基準法上の扱いも気になるところ。2項道路かな。 -
行き止まり標識は、日本語も足してくれています。
-
ワーゲンが似合う似合う。
-
車が通れる舗装道路だけではなく、家々の間には歩道が張り巡らされているのも興味深いところ。テラスが歩道に面している家も多く、自然とコミュニケーションが生まれそうです。
-
米軍払下げの住宅だけではなく、デザインに統一感を持たせた通称「平成ハウス」の建設が進んでいるのもユニークです。
ジョンソンタウンがあるから、入間に住むという人も少なくないはず。 -
せっかくなので、ちょっと早めにアメリカンなランチを…と探してみたものの、どこもまだ準備中。平日の10時台じゃ、こんなものか。
-
このお店も、いい雰囲気なんだけどなあ。ランチ目当てなら、11時半以降の来訪がおすすめです。
-
「また来てくださいニャ」。
-
入間市駅のマクドでビッグマックを食らい、帰路につきます。
西武の特急は、ホーム上の券売機で指定券を買うことができて便利。思い立ったら乗れる、気軽な足です。入間市駅 駅
-
帰路の「ちちぶ」は、10000系電車・通称ニューレッドアローでした。
僕の中ではまだまだ新しい電車というイメージだけど、デビューは1993年。もう26年選手なんですね。 -
ブルーのリクライニングシートが並ぶ車内は、この時代のオーソドックスな特急車両といった感じ。追加料金500円の電車としては、合格点以上です。
-
しかし一度ラビューに乗ってしまうと、「はずれ」な感を抱いてしまいそう。それだけラビューが、抜きに出てデラックスである証です。
-
自販機があるのは、ラビューよりいい点。のどが渇いたまま飛び乗っても安心です。
-
これまた快適な35分の旅を終え、終着・池袋へ。すぐに折り返しの準備を始め、乗客を秩父方面へと誘います。
池袋駅 駅
-
丸の内線のホームに降りたら、新型車両の2000系が待っててラッキー! 銀の網目ラインが入った赤い電車は、幼いころから抱いていた丸の内線のイメージぴったりです。
-
地上と地下を行ったり来たりしながら、銀座へ。銀座の街に出てきたのははじめてで、華やいだ雰囲気に「これが銀座の空気なのか…」と感心するやら溜息が出るやら。
さあ午後から、しっかり頑張りますかね。銀座駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
狭山・入間(埼玉) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
38