チチハルは、母の生まれた街

2019/04/27 - 2019/05/01

中国黒竜江省のチチハルを初めて訪れました。
チチハルは、母の生まれた街で自分の戸籍を見たときに、母の出生地の記載に見知らぬ街の記載があって、いつか訪れたいとは思っていました。
20年前に亡くなった祖母からは、とても寒かったこと、住んでいるときに母の兄弟が3人向こうで亡くなった事、
帰ってくる時色々と大変だったことを聞いていました。
母は、終戦時4歳で余り覚えてはいないそうですが、祖父母のおかげで日本に帰って来て来られたこと、
残留孤児となってしまった方の報道は、他人事ではないことなど昔話していました。
母が生きているうちに一度は訪れて見たいと思ってはいましたが、今回の連休で行ってきました。
母の10歳上の叔母から、覚えている範囲の事を聞きネットで調べて、家のあったであろう場所と、
亡くなった叔父叔母達遺骨は一部しか持ち帰られず、忠霊塔という所に置いて来たことを聞き、どうやら壊されているけどその場所は、わかったので、御墓参りのつもりでできればその場所を訪れたいとの気持ちで向かいました。

エリア チチハル(中国)

上海浦東から、大連経由でチチハル空港へ直接行く便で向かいます。

経由地の大連で一旦降りてチチハルへむかいます。
国内線の経由便って昔にスカイマークの神戸空港以来の経験です。
中国語わからないのでどうすれば良いのかドキドキでしたが、
一度降りた際の出口のところで大連迄の人とチチハル行きの人に分かりやすく
誘導されましたので安心でした。

上海大連で約2時間、大連チチハルで約2時間
ついにチチハルに着きました。

行きは空港敷地内から20元で出ていた空港バスがあったのでそれで市街地へ向かい駅前で降りました。

こちらが、満州時の旧駅舎

駅からバスで5分くらいの宿泊したホテル
かなりイイホテルでした。

部屋からの市中心方向の風景

このタイプのバスは1元で乗れます。
高徳地図という中国の地図アプリを入れていたらバスの路線や料金など調べられるので物凄く便利
帰りの空港行きも、このタイプのバスなら時間はかかりますが1元でした。
1元なら気軽に短い距離も乗れるので20回くらいは乗りました。

高徳地図の画面
日本人は、漢字読めるので使い方さえ覚えれば便利ですね。

バス停汚いですが、止まるバス停が書いてあったりでなかなか親切
時刻表無いのは結構な頻度でバスが運行されているからだと思うのですが、夜は終わるのが早そうです。

まずホテルから、忠霊塔のあった、工人文化宮に行ってみます。
9番のバスで5個目のバス停の永安医院までのようです。
値段は一元
降りる時はどうやら、降りるちょっと前までには後ろの扉前に居れば、中国語喋らなくても下ろしてくれそうです。

叔父叔母達の遺骨のを入れた忠霊塔のあった場所は、毛沢東主席の像と広場になっていました。
祖父母や母、日本にいる叔父叔母達を代表してここでお参り、亡くなった叔父叔母は、もちろん、この地で亡くなられた方々全ての方々にお参りです。
1番の目的は果たせました。

広場側に忠霊塔の施設がこれだけ現存です。

1955年に忠霊塔は撤去されました。と書いてあると思います。
ここに忠霊塔があったことは、これで確信出来ます。

広場の犬

冬寒いのでもふもふの犬が多いのかもです。

叔母も通った、旧宮前小学校は、忠霊塔のすぐそばで叔母は、毎日忠霊塔に礼をして登校していた事を話していました。

叔母の話からは、お家までは一直線、駅からの道と交差するところが、元の家の場所です。
母の家があったと思われる場所は、高層ビルに

満州時にもあった門、叔母の話だと日本人の子供はここには行くなと言われていたらしいです。

適当に撮った市中心部の写真

中国版新幹線の新駅、チチハル南駅
周りには何もありません。

満州時からある中央公園で、市内が一望できる塔がありました。

桜満開

中国人の友人にチチハルに行くと伝えたら、名物は鶴と湿地と言われましたので、鶴の自然公園にバスで1時間かけていってみました。
私がいった時は11時から公園の一番奥の所で鶴の展示があり、間近で見れました。
でも相当歩きます。

帰りの空港