７年ぶり BALI

2019/04/04 - 2019/04/08

南アフリカ旅－過去最大の浪費後、旅に出にくい事情もあり、当分旅行は無しと思っていたが、三ケ月もすると生活の目標が無くなり、怠惰な日々が続き、ひきこもり老人化していた。このまま人生を終わるのは嫌だ、でも近場はほぼ行ったし、遠くは体がついていかないし。結局、７年ぶりにバリ島をリピートすることとした。基本はHISの香港航空ビジネス+クタのホテルで５日間１０万円旅。詳細の行動計画を練りだすと、生活にハリが出て気力が充実してきた。

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: 香港航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

早朝５時、関空ラウンジ「飛鳥」

客3人で料理は沢山あったけど、機内食に備えて小食朝食。

香港航空ビジネス
席は普通に広く、フルフラットになり満足した。食事は普通に良かったがキャセイと比べて食材・味付けがファミレス的で特に感心する部分は無かった。関空―香港間でも日本酒、日本ビールは無かった。

関空→香港　機内食

香港空港

香港空港の中央サテライトに新設されたClub　Autus” ラウンジ にはワンタン麺が無かったり、麺に即席麺が使われていたり、軽食も魅力的なものは無く、キャセイとの価格差が出ていた。ただし優先対応でチェックインやイミグレの長蛇の列に並ぶことは無く、バリのラウンジでシャワーが使えてビジネスメリットは有効だった。

香港→バリ島　機内食

帆立の前菜（これは唯一良かった）

バリ島クタ現況
昔はクタ・スクエアからレギャン通りが繁華街でバー、食堂、土産屋が並んでいたが、現在はその北のエリアに細い道が伸び、小さな店が張り付いてゴミゴミした街が途方もなく広がっていた。

また、街中バイクだらけで、細い道の半分はレンタバイクが駐車し、残りの半分をノーヘル、家族乗せバイクが無秩序に走り回り、車は前が空くのを待って少しずつ進む慢性渋滞、車と離合出来ないバイクは容赦なく６０センチ幅の歩道に乗り上げて車をやり過ごす。騒音と無法バイクにストレスが鬱積した。

凸凹の歩道で一度転倒した。咄嗟の受身で膝を擦りむいただけで済んだ。オーバー体重に足が付いていけなかったのが主因ではあるが、交通事情にも一因があったと思う。街歩きは楽しめなかった。

2002年の爆弾テロ慰霊碑

以前、昼定食が安くて美味かった「福太郎レギャン」は閉鎖していて予定が狂った

※写真は慰霊碑からホテルへの路地

ホテルNEOクタ+レギャン
格より位置で選んだ。街歩きには地理感のあるクタがベストと2002年の爆弾テロ慰霊碑の横のホテルを選んだが、実際は慰霊碑から路地を３分程入った場所だった。

建物に挟まれた中庭にプールは有ったが景観は無く、子供連れの中国人が泳いでいて、入る気はしなかった。

部屋は狭くトランク２つを広げるスペースも無く、バスタブも無く、窓からはプールしか見えなかった。部屋のクーラーから水滴がタレてトランクに水溜りが出来たが、部屋を替わるのも面倒なので、ビニール袋で笠懸しクレーム処理はしなかった。

朝食は一定の品数は有ったが地元料理が中心でコンチ系は少なく、3日目には食べたいものが無くなった。外壁にヤモリはいたが室内に虫はいなかった。HISのホテルは怖い、過去のアジア旅で日本人の宿泊基準未満の華僑安宿をあてがわれたことが２度有った。今回はそこまで酷くはなかったが、ビジネスと組み合わせるホテルではなかった。
でも以上のことは一定の想定内でもあったが、

最悪なのはホテル近辺で、すり、引ったくり、数人でのカツ上げ、が昼夜を問わず多発しており、移動はHISのワゴンか信用有るタクシーを利用し、街歩きはしない様に。とのガイドの注意だった。ヒンドゥーの神を敬い温和なバリ人は守銭奴に成り下がったのか、HISが客を囲い込むための脅しか、判断がつかない。
街に出て夕食を摂るつもりだったが、部屋で持参したスナックバーを食べて寝た。

朝起きて色々見えてきた。ホテルのスタッフは笑顔でフレンドリーだった。朝食後に慰霊碑まで出てみたが街は平和そうに見えた。慰霊碑周りでガイドやタクシーの勧誘がシツコクなったが、慰霊碑に１分くらい合掌して振り返ると退散していた。

最寄のショッピングセンターのビーチウォークへの近道路地は細くて心配になったが、白人観光客が出入りしており、通行人の目付きも穏やかだったし、危険で通行出来ないなら３日間の生活構想が崩れるため、意を決して踏み込んだ。

ビーチウォーク
１０分路地を歩いて到着し、昼間は安全と確信できた。前回旅では知らなかったが７年前に完成していた模様で、大きくて店舗内容も充実し、クタビーチの眺望も最高で、バリ・クタの一押し。

地下のスーパーは食料も土産も買いやすい。DFSギャラリアやハイパーマートより的を得た品揃えと低価格が良かった。１階にはマイマイシャトルバスの起点がある

２階には盛況な和食店と高そうなラーメン店がある。

３階にはHISのオフィスとサロンがあり無料のドリンクとバリ衣装の試着サービスがある。３日間とも通った。

ウブドも都市化していた。細い道に多くの商店が貼り付き、多くの観光客が右往左往して道頓堀状態。
※以下、ウブド王宮

ガムランボール
厄除け招福の飾り玉。小さくて存在感が薄い割りに高くて土産に適さないがシャラーンと綺麗な音がする。買う気たっぷりでウブトの街中を物色した。専門店は２センチ玉で複雑な装飾付きで４千円、５個１万円と値切るも不調。ガイドへのマージンが枷になっているのかも知れない。

ウブド市場では贋物が千円で出ていたが値切る気もしなかった。店のオバちゃんにメイドインチャイナと問うとニヤリと笑っていた。結局、日本人経営の店で簡単装飾で音の良い玉を比較的安く仕入れた。配布時の能書きを工夫して、引き出しのゴミにされないようにしなければ。

折からのスコールを避けるためスタバに駆け込む。コーヒー価格に２割増の額を請求されてびっくり。消費税が１０％になっても耐えられそう。

蓮の庭を十二分に鑑賞し少しだけ元を取った。

舞踏鑑賞前の夕食

バリ舞踊
最初のバリ旅で聞いたガムランの旋律が忘れられない。一定の寺院や遺跡は制覇したので、今回は原点に戻りウブドでバリ舞踊を見るオプションに参加した。

金管や木管が奏でる一定のメロディーが高く低く繰り返し波のように寄せて引き癒される。

舞踊は目や手で見得を切り、同じような所作が繰り返される。一人でも複数でも、男も女も、舞踊の意味が理解できないまま、音楽が心地よく、睡魔に襲われる。相方は舞台のかぶりつきで爆睡していた。楽隊は睡眠防止の為か高音の旋律を強調してけたたましく、記憶に有る低音の旋律が響いて来なかった。

１時間半ほどで終演。やはり、ウルワッツのケチャのほうが面白かったかな。

マイマイシャトルのヌサドゥアラインに乗車、前回には無かった海上ハイウエイを通って高級ホテルのエントランスを見物して一周した。

コンラッド・バリのシャトル待合でエンスト。ガードマンと二人で押し、エンジンを駆けた。

DFSギャラリア横のハイパーマートの売り出し広告。

ショッピングセンター内で丸亀発見

釜揚げは１０分待ちと日本語で言うので、ほんならザルうどんと注文。焼き鳥と温玉を加えて千円オーバー。割高な昼食となった。

※DFSギャラリア内

３日目はクタ・スミニャックラインに乗車。同じような街並みをチンタラ走り、営業所兼喫茶店で１０分休憩し２時間掛けて一周した。めぼしい物は無いことが確認できた。

最終日は１２時にホテルチェックアウトして、そのロビーで空港への車を１０時間待つ指示だったが、ばかばかしいのでタクシーで先行し、早めに空港チェックインして、ラウンジでシャワーを使い夕食を摂った。夜中の１時に飛行機に乗り込むや即フラット席で爆睡した。

午前６時に香港到着。関空行きが１２時発なので、６時間の乗り継ぎ、最悪のスケジュールだった。

麺は即席麺

相方はのんきにもう一つのラウンジに行き、ラウンジ巡りを楽しんだ。

帰国便の昼食。前菜の見かけは良いが

メーンはエコノミーみたい

無事帰国。やっぱり日本はええわー
※近所の土手の桜ーー満開

終わり。
もうバリ島には行かない。多分
もし行く場合には直行便でリゾートホテルに篭り、街歩きはしないゾー
HISはハワイ以外では使わないゾー