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名古屋発着のにっぽん丸クルーズで小笠原を訪れた。にっぽん丸は食事が美味しく、サービスも良く満足な航海だった。<br /><br />途中で立ち寄った鳥島ではアホウドリが見事な白い十字となって海面を舞った。さらに南の孀婦岩も珍しい景色だった。<br /><br />到着した父島でいくつかのツアーに参加した。ホエールウォッチングは迫力があり、ザトウクジラの様々な姿を見ることができた。赤ちゃん連れの母親とメスを巡って争っていると思われるクジラたちが印象的だった。<br /><br />世界遺産地域に入る固有植物観察ツアーでは、驚いたことに、緑とピンクがかった色が映えるアカガシラカラスバトにお目にかかった。これらの生き物たちは、絶滅が恐れられたり、絶滅したと思われていたが、最近よみがえって来たのだ。熱心な保護活動の成果である。

にっぽん丸の小笠原クルーズ: ザトウクジラのホエールウォッチング、アホウドリとアカガシラカラスバトの撮影

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2019/03/15 - 2019/03/20

29位(同エリア445件中)

2

55

Takashi

Takashiさん

名古屋発着のにっぽん丸クルーズで小笠原を訪れた。にっぽん丸は食事が美味しく、サービスも良く満足な航海だった。

途中で立ち寄った鳥島ではアホウドリが見事な白い十字となって海面を舞った。さらに南の孀婦岩も珍しい景色だった。

到着した父島でいくつかのツアーに参加した。ホエールウォッチングは迫力があり、ザトウクジラの様々な姿を見ることができた。赤ちゃん連れの母親とメスを巡って争っていると思われるクジラたちが印象的だった。

世界遺産地域に入る固有植物観察ツアーでは、驚いたことに、緑とピンクがかった色が映えるアカガシラカラスバトにお目にかかった。これらの生き物たちは、絶滅が恐れられたり、絶滅したと思われていたが、最近よみがえって来たのだ。熱心な保護活動の成果である。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
観光バス タクシー 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム
  • 世界自然遺産になっている小笠原諸島は、いずれ訪れたい場所だった。小笠原丸を利用して、現地3泊が標準コースであろう。しかし鳥屋の端くれとして母島の固有種であるメグロを見ようとすると旅程に苦労する。<br /><br />すっかりファンになったクラブツーリズムのパンフレットを見ていた妻が同社企画の小笠原クルーズを見つけた。にっぽん丸に乗っていき現地2泊と短いが、鳥島の近くを通るという。何と名古屋発着と便利である。伊豆諸島の鳥島はアホウドリの繁殖地なので、メグロを諦める価値は十分にあると飛びついて申し込んだ。<br /><br />船室のグレードは色々あるが、標準の中では上のコンフォートステートを選んだ。1人30万円である。料金の中に食事とソフトドリンクは全て入っている。オプショナルツアーは別料金で、1人、1回8千円程度である。<br /><br />にっぽん丸は2万トンほどの美しい船だ。乗客定員は約500人。食事が美味しいと評判がいい。写真は小笠原の港に停泊したにっぽん丸である。<br />

    世界自然遺産になっている小笠原諸島は、いずれ訪れたい場所だった。小笠原丸を利用して、現地3泊が標準コースであろう。しかし鳥屋の端くれとして母島の固有種であるメグロを見ようとすると旅程に苦労する。

    すっかりファンになったクラブツーリズムのパンフレットを見ていた妻が同社企画の小笠原クルーズを見つけた。にっぽん丸に乗っていき現地2泊と短いが、鳥島の近くを通るという。何と名古屋発着と便利である。伊豆諸島の鳥島はアホウドリの繁殖地なので、メグロを諦める価値は十分にあると飛びついて申し込んだ。

    船室のグレードは色々あるが、標準の中では上のコンフォートステートを選んだ。1人30万円である。料金の中に食事とソフトドリンクは全て入っている。オプショナルツアーは別料金で、1人、1回8千円程度である。

    にっぽん丸は2万トンほどの美しい船だ。乗客定員は約500人。食事が美味しいと評判がいい。写真は小笠原の港に停泊したにっぽん丸である。

  • 2019年3月15日、タクシーで名古屋港ガーデン埠頭まで行った。乗り換えの不便がないからと鳥撮影のフル装備を持ってである。<br /><br />定刻の午後5時、にっぽん丸は出航した。そして名古屋港のシンボル、名港トリトンの下をくぐった。

    2019年3月15日、タクシーで名古屋港ガーデン埠頭まで行った。乗り換えの不便がないからと鳥撮影のフル装備を持ってである。

    定刻の午後5時、にっぽん丸は出航した。そして名古屋港のシンボル、名港トリトンの下をくぐった。

  • 船室は4階のプロムナードデッキにあった。ベッドの他にソファー、テーブル、書見机などが置かれている。シャワー、洗面台に加えて充分な収納スペースがある。共通設備の大浴場もあるが、私達は利用しなかった。

    船室は4階のプロムナードデッキにあった。ベッドの他にソファー、テーブル、書見机などが置かれている。シャワー、洗面台に加えて充分な収納スペースがある。共通設備の大浴場もあるが、私達は利用しなかった。

  • 食事は主に2階のメインダイニングルームで摂った。<br /><br />サービスしてくれる人たちは、予想通り外国人が多い。しかし、とても丁寧で快適なサービスだった。

    食事は主に2階のメインダイニングルームで摂った。

    サービスしてくれる人たちは、予想通り外国人が多い。しかし、とても丁寧で快適なサービスだった。

  • 今夜は洋食のフルコース。まずオードブル。<br /><br />アルコールは何にするか少し考えた。結局、お薦めの白ワインボトルにした。値段は5,500円ほど。ちゃんとしたワインなので高くない。半分飲んで、キープにする計画であった。ビールと日本酒にした3泊目に続いて、4、5泊目はキャンティクラシコのボトル。これも同じ値段だった。こうして、アルコールも楽しめた。

    今夜は洋食のフルコース。まずオードブル。

    アルコールは何にするか少し考えた。結局、お薦めの白ワインボトルにした。値段は5,500円ほど。ちゃんとしたワインなので高くない。半分飲んで、キープにする計画であった。ビールと日本酒にした3泊目に続いて、4、5泊目はキャンティクラシコのボトル。これも同じ値段だった。こうして、アルコールも楽しめた。

  • スープ。立派にパンで覆っている。

    スープ。立派にパンで覆っている。

  • 魚料理。

    魚料理。

  • メインはフォアグラと鴨のロースト。美味しかった。この後、デザート。<br /><br />その後3日間のディナーは和食、そして最後に洋食。いずれも同様に素晴らしかった。朝食、昼食も和定食、ビュッフェなどでちゃんとしたものであった。

    メインはフォアグラと鴨のロースト。美味しかった。この後、デザート。

    その後3日間のディナーは和食、そして最後に洋食。いずれも同様に素晴らしかった。朝食、昼食も和定食、ビュッフェなどでちゃんとしたものであった。

  • 3月16日。終日、航海である。お天気が心配だったが、幸い、晴れ時々曇りであった。しかし風は強い。だから波も結構あって、船はある程度揺れた。<br /><br />今日の楽しみは鳥島付近の通過である。アホウドリの写真を撮ろうと、場所を考えた。写真に示したのは7階の展望ラウンジ。眺めがいいしコーヒーが飲める。この前のデッキは観察に絶好だ。4階にも同じようなラウンジとデッキがある。しかしこういった場所は混み合うだろう。

    3月16日。終日、航海である。お天気が心配だったが、幸い、晴れ時々曇りであった。しかし風は強い。だから波も結構あって、船はある程度揺れた。

    今日の楽しみは鳥島付近の通過である。アホウドリの写真を撮ろうと、場所を考えた。写真に示したのは7階の展望ラウンジ。眺めがいいしコーヒーが飲める。この前のデッキは観察に絶好だ。4階にも同じようなラウンジとデッキがある。しかしこういった場所は混み合うだろう。

  • そこで屋上のデッキに上がった。写真のように前方が見にくい欠点はあるが、広々としている。

    そこで屋上のデッキに上がった。写真のように前方が見にくい欠点はあるが、広々としている。

  • 午後1時過ぎ、鳥島が見えてきた。鳥島はアホウドリの主な繁殖地のため上陸できない。それでも船が近づくと様子が分かるのである。<br /><br />昔はこの島を覆うようにアホウドリがいた。しかし乱獲のために、数が激減した。1949年には、鳥島にアホウドリはいず、絶滅したと信じられた。しかし、成熟途上の若鳥が太平洋上にいて、その後、島に帰還した。そのわずかの数から出発してアホウドリは数を増やしていった。繁殖地を保全する熱心な保護活動が大きな助けになったのである。今日、アホウドリは4500羽程度の数となり、絶滅の危機を脱している。

    午後1時過ぎ、鳥島が見えてきた。鳥島はアホウドリの主な繁殖地のため上陸できない。それでも船が近づくと様子が分かるのである。

    昔はこの島を覆うようにアホウドリがいた。しかし乱獲のために、数が激減した。1949年には、鳥島にアホウドリはいず、絶滅したと信じられた。しかし、成熟途上の若鳥が太平洋上にいて、その後、島に帰還した。そのわずかの数から出発してアホウドリは数を増やしていった。繁殖地を保全する熱心な保護活動が大きな助けになったのである。今日、アホウドリは4500羽程度の数となり、絶滅の危機を脱している。

  • 船が島に近づくと、白い点々が見える。アホウドリが営巣しているのである。

    船が島に近づくと、白い点々が見える。アホウドリが営巣しているのである。

  • 拡大してみた。鳥が安心して帰ってくるためのデコイもあるだろうが、大部分の白いのはアホウドリだろう。

    拡大してみた。鳥が安心して帰ってくるためのデコイもあるだろうが、大部分の白いのはアホウドリだろう。

  • アホウドリが船の近くへ飛んでくることが数回あった。風の強さが増して、装備が吹き飛ばされそうになったが、なんとか撮影できた。写真に示した鳥はやや幼鳥の性格を残していたが、既に堂々としていた。<br /><br />アホウドリは腹側を見せて、白い十字になって海面すれすれを飛んだ。気高い姿だ。船乗りが死んだ後の魂がアホウドリになると言われるほどの美しさである。人間を恐れないからアホウという名がついたようだが、ふさわしくないので古称であるオキノタユウに改称しようという動きがある。賛成である。<br /><br />私達は海外でアホウドリの仲間に出会っている。ことに南極クルーズの時、ドレーク海峡で見たワタリアホウドリは忘れられない。ワタリアホウドリはアホウドリより一回り大きく、翼を広げた長さは3 mを超える。その意味で、世界最大の鳥とも言われている。アホウドリの飛ぶ姿はワタリアホウドリとそっくりだった。まさか、あのときの姿と似たものを見られるとは思わなかった。ワタリアホウドリの時は鳥の写真を撮る経験がなかったので、ろくな写真がない。今回は写真も撮れたので嬉しかった。

    イチオシ

    アホウドリが船の近くへ飛んでくることが数回あった。風の強さが増して、装備が吹き飛ばされそうになったが、なんとか撮影できた。写真に示した鳥はやや幼鳥の性格を残していたが、既に堂々としていた。

    アホウドリは腹側を見せて、白い十字になって海面すれすれを飛んだ。気高い姿だ。船乗りが死んだ後の魂がアホウドリになると言われるほどの美しさである。人間を恐れないからアホウという名がついたようだが、ふさわしくないので古称であるオキノタユウに改称しようという動きがある。賛成である。

    私達は海外でアホウドリの仲間に出会っている。ことに南極クルーズの時、ドレーク海峡で見たワタリアホウドリは忘れられない。ワタリアホウドリはアホウドリより一回り大きく、翼を広げた長さは3 mを超える。その意味で、世界最大の鳥とも言われている。アホウドリの飛ぶ姿はワタリアホウドリとそっくりだった。まさか、あのときの姿と似たものを見られるとは思わなかった。ワタリアホウドリの時は鳥の写真を撮る経験がなかったので、ろくな写真がない。今回は写真も撮れたので嬉しかった。

  • 烈風の中、島に近づいてくれたのだが、あまり長居はできない。しばらくして、船は針路を南に向けた。少し行ってクジラがいるとのアナウンス。私が三脚を据えた左舷とは反対の右舷側らしい。慌ててズームレンズを持って駆けつけた。何とクジラは飛び上がった。ブリーチである。その時は写真が撮れなかったが、引き続いての頭上げは無事に撮影した。

    烈風の中、島に近づいてくれたのだが、あまり長居はできない。しばらくして、船は針路を南に向けた。少し行ってクジラがいるとのアナウンス。私が三脚を据えた左舷とは反対の右舷側らしい。慌ててズームレンズを持って駆けつけた。何とクジラは飛び上がった。ブリーチである。その時は写真が撮れなかったが、引き続いての頭上げは無事に撮影した。

  • 午後5時頃、もう一つの見物が現れた。伊豆諸島の最南端、孀婦(そうふ)岩である。大海原の中に高さ99 mの溶岩柱が突き出しているのだ。

    イチオシ

    午後5時頃、もう一つの見物が現れた。伊豆諸島の最南端、孀婦(そうふ)岩である。大海原の中に高さ99 mの溶岩柱が突き出しているのだ。

  • 船はゆっくりと孀婦岩の周りを回った。角度によって違った形に見える。

    船はゆっくりと孀婦岩の周りを回った。角度によって違った形に見える。

  • 3月17日朝、父島に到着した。

    3月17日朝、父島に到着した。

  • 接岸は出来ないので、はしけで上陸である。

    接岸は出来ないので、はしけで上陸である。

  • 9時からホエールウォッチングツアーに参加した。まず全体的な説明を受けてから写真のような漁船に分乗した。ツアーの時間は1時間半と通常より短い。クルーズ船が入港した時は、多くの客を受け入れるために、こうなっているらしい。<br /><br />目標とするクジラはザトウクジラ。体長14 mほどである。ザトウクジラは鯨油を採るための欧米中心の捕鯨で乱獲され、絶滅の危機に追い込まれた。一時は世界中で4千頭ほどのザトウクジラが残っているだけだった。捕鯨禁止の効果は大きく、現在は7万頭ほどがいるという。北半球のザトウクジラは夏はアラスカ沖など北の海で餌を食べ、冬の間はハワイ、沖縄、小笠原の沖など南の海で出産、子育て、交尾といった生殖活動に励むのである。

    9時からホエールウォッチングツアーに参加した。まず全体的な説明を受けてから写真のような漁船に分乗した。ツアーの時間は1時間半と通常より短い。クルーズ船が入港した時は、多くの客を受け入れるために、こうなっているらしい。

    目標とするクジラはザトウクジラ。体長14 mほどである。ザトウクジラは鯨油を採るための欧米中心の捕鯨で乱獲され、絶滅の危機に追い込まれた。一時は世界中で4千頭ほどのザトウクジラが残っているだけだった。捕鯨禁止の効果は大きく、現在は7万頭ほどがいるという。北半球のザトウクジラは夏はアラスカ沖など北の海で餌を食べ、冬の間はハワイ、沖縄、小笠原の沖など南の海で出産、子育て、交尾といった生殖活動に励むのである。

  • 外海に出るとすぐにクジラが見つかった。何と赤ちゃん連れの母親である。大小2つの背びれが見える。<br /><br />持っていったカメラは400 mmズームを付けたニコンD500。しかしクジラが近いので、ズームを長く伸ばす必要はなかった。200 mmくらいが普通だった。シャッタースピードは1/2000-2500秒を多用した。ブリーチも撮ろうと高速側で設定していた。

    外海に出るとすぐにクジラが見つかった。何と赤ちゃん連れの母親である。大小2つの背びれが見える。

    持っていったカメラは400 mmズームを付けたニコンD500。しかしクジラが近いので、ズームを長く伸ばす必要はなかった。200 mmくらいが普通だった。シャッタースピードは1/2000-2500秒を多用した。ブリーチも撮ろうと高速側で設定していた。

  • 突然、クジラが空中に飛び上がった。ブリーチである。しかし写真は間に合わず、盛大な水しぶきを撮っただけである。

    突然、クジラが空中に飛び上がった。ブリーチである。しかし写真は間に合わず、盛大な水しぶきを撮っただけである。

  • クジラが近くに浮き上がった。噴気が上がっている。

    クジラが近くに浮き上がった。噴気が上がっている。

  • 悠然と背中を出している。

    悠然と背中を出している。

  • 巨大なヒレが水中にある。その部分は明るく輝いている。

    巨大なヒレが水中にある。その部分は明るく輝いている。

  • 船の近くを黒く大きな鳥が飛んだ。クロアシアホウドリである。<br /><br />時間は短くても、何度もクジラは現れてくれた。満足した乗客たちを載せて漁船はにっぽん丸に向かった。

    船の近くを黒く大きな鳥が飛んだ。クロアシアホウドリである。

    時間は短くても、何度もクジラは現れてくれた。満足した乗客たちを載せて漁船はにっぽん丸に向かった。

  • 一度休憩して昼食である。<br /><br />海を見ていると定期船の小笠原丸が入港してきた。1万トン位とにっぽん丸より小さいので岸壁に横付けできる。隣の小さい船は母島を往復する母島丸だろうか。

    一度休憩して昼食である。

    海を見ていると定期船の小笠原丸が入港してきた。1万トン位とにっぽん丸より小さいので岸壁に横付けできる。隣の小さい船は母島を往復する母島丸だろうか。

  • 午後はバスとボートによる父島観光である。一番素晴らしかったのはバスで行った三日月山のウェザーステーション展望台である。近くの島々が見えた。写真は南方を撮ったもので、南島などが見えているはずだ。

    午後はバスとボートによる父島観光である。一番素晴らしかったのはバスで行った三日月山のウェザーステーション展望台である。近くの島々が見えた。写真は南方を撮ったもので、南島などが見えているはずだ。

  • 西方は今朝ホエールウォッチングに行った海域だ。ホエールウォッチング中の船が見える。写真には写っていないようだがクジラの潮吹きも見えた。

    西方は今朝ホエールウォッチングに行った海域だ。ホエールウォッチング中の船が見える。写真には写っていないようだがクジラの潮吹きも見えた。

  • 続いてグラスボトムボートによる湾内遊覧。第二次大戦中の沈船が残っている。

    続いてグラスボトムボートによる湾内遊覧。第二次大戦中の沈船が残っている。

  • トーチカの跡も。ここが大きな戦場とならなくて良かった。

    トーチカの跡も。ここが大きな戦場とならなくて良かった。

  • 湾内はサンゴがよく発達している。上から見ると青い色のサンゴが見える。

    湾内はサンゴがよく発達している。上から見ると青い色のサンゴが見える。

  • 3月18日。朝は再びホエールウォッチングに参加した。今日は特にクジラが活発だ。複数のクジラが一緒に泳いでいる。

    3月18日。朝は再びホエールウォッチングに参加した。今日は特にクジラが活発だ。複数のクジラが一緒に泳いでいる。

  • 大きく尾を上げて水面をたたくクジラもいる。

    大きく尾を上げて水面をたたくクジラもいる。

  • 胸びれを上げて水面をたたくのも。

    胸びれを上げて水面をたたくのも。

  • 凄まじい水しぶきが上がる。こういった行動は明らかに威嚇だ。複数のオスが1頭のメスを巡って争う、メイティングポッドが始まったようだ。

    凄まじい水しぶきが上がる。こういった行動は明らかに威嚇だ。複数のオスが1頭のメスを巡って争う、メイティングポッドが始まったようだ。

  • 1頭のクジラが船から10 m近くまで接近してきた。クジラに近づき過ぎてはいけないが、クジラから近寄ってくるのは構わない。

    1頭のクジラが船から10 m近くまで接近してきた。クジラに近づき過ぎてはいけないが、クジラから近寄ってくるのは構わない。

  • 尾を上げての潜水だ。

    尾を上げての潜水だ。

  • この後、もっと立派な潜水ポーズがあった。シロナガスクジラのような堂々とした尾上げだった。

    イチオシ

    この後、もっと立派な潜水ポーズがあった。シロナガスクジラのような堂々とした尾上げだった。

  • 午後は小笠原に固有の植物を見るツアーに参加した。ガイドが運転する車に乗っていき、目的地に着いたら歩くのである。花盛りの赤い花が目につく。ムニンデイゴといい沖縄のデイゴに似ているが固有種である。<br /><br />これ以外は、固有種の花が開くのは、多くの場合、もっと後の季節である。それでもこのツアーに参加したのは、確実に世界遺産地域に入り込むためである。小港海岸付近、中央山付近、長崎付近の三カ所を訪問したが、それぞれ固有の植生を代表する場所であり世界遺産地域になっていた。

    午後は小笠原に固有の植物を見るツアーに参加した。ガイドが運転する車に乗っていき、目的地に着いたら歩くのである。花盛りの赤い花が目につく。ムニンデイゴといい沖縄のデイゴに似ているが固有種である。

    これ以外は、固有種の花が開くのは、多くの場合、もっと後の季節である。それでもこのツアーに参加したのは、確実に世界遺産地域に入り込むためである。小港海岸付近、中央山付近、長崎付近の三カ所を訪問したが、それぞれ固有の植生を代表する場所であり世界遺産地域になっていた。

  • 海岸では枕状溶岩が露出していた。

    海岸では枕状溶岩が露出していた。

  • 中央山付近では固有種の一つ、タコノキが群生していた。足はタコのように張り出している。

    中央山付近では固有種の一つ、タコノキが群生していた。足はタコのように張り出している。

  • そして高く茂る。

    そして高く茂る。

  • マルハチも立派だ。木生シダの一種で、固有種である。葉の落ちた跡が丸の中に八の字を書いた形になり、そう呼ばれる。名古屋市のシンボルと似ていて、ガイドが話題にしていた。

    マルハチも立派だ。木生シダの一種で、固有種である。葉の落ちた跡が丸の中に八の字を書いた形になり、そう呼ばれる。名古屋市のシンボルと似ていて、ガイドが話題にしていた。

  • 中央山の頂上付近では強風を避けて、タコノキが背を低くしていた。

    中央山の頂上付近では強風を避けて、タコノキが背を低くしていた。

  • ツアーの後半、驚くべきボーナスがあった。信じられない! ガイドの鋭い目がアカガシラカラスバトを捕らえたのである。<br /><br />アカガシラカラスバトはカラスバトの亜種で頭がピンクがかっているのが特徴だ。カラスバト自体、珍しい鳥で離島を中心に、日本とその周辺にのみ棲んでいる。胸などの青や緑の光沢が美しい。<br /><br />アカガシラカラスバトとなると小笠原諸島(硫黄列島を含む)にしかいない。そして一時は40羽位にまで減少してしまった。幻のハトといわれ、絶滅が恐れられた。野猫を捕獲して東京の本土部分に移住させたり、保護区の周りに長大な柵をめぐらしたりといった涙ぐましい努力の結果、このハトの数は数百羽にまで増加したのだ。<br /><br />いくら数が増えたといっても、出会うためには保護区の森を長時間歩かなければいけないはずだ。今は繁殖期のため、保護区には入れない。まさか一般の観光コースでお目にかかるとは思っていなかった。幸運に感謝して、バッグからズームレンズ付きのカメラを引っ張り出した。設定を直す時間はないと、とにかくすぐに連写。30秒ほどの夢のような時間だった。ハトはおっとりとポーズしているようだったが、じきにブッシュに消えた。撮影条件はベストではなかったが、RAWで撮っていたので、何とか修正が出来た。

    イチオシ

    ツアーの後半、驚くべきボーナスがあった。信じられない! ガイドの鋭い目がアカガシラカラスバトを捕らえたのである。

    アカガシラカラスバトはカラスバトの亜種で頭がピンクがかっているのが特徴だ。カラスバト自体、珍しい鳥で離島を中心に、日本とその周辺にのみ棲んでいる。胸などの青や緑の光沢が美しい。

    アカガシラカラスバトとなると小笠原諸島(硫黄列島を含む)にしかいない。そして一時は40羽位にまで減少してしまった。幻のハトといわれ、絶滅が恐れられた。野猫を捕獲して東京の本土部分に移住させたり、保護区の周りに長大な柵をめぐらしたりといった涙ぐましい努力の結果、このハトの数は数百羽にまで増加したのだ。

    いくら数が増えたといっても、出会うためには保護区の森を長時間歩かなければいけないはずだ。今は繁殖期のため、保護区には入れない。まさか一般の観光コースでお目にかかるとは思っていなかった。幸運に感謝して、バッグからズームレンズ付きのカメラを引っ張り出した。設定を直す時間はないと、とにかくすぐに連写。30秒ほどの夢のような時間だった。ハトはおっとりとポーズしているようだったが、じきにブッシュに消えた。撮影条件はベストではなかったが、RAWで撮っていたので、何とか修正が出来た。

  • 午後5時、にっぽん丸は出航した。たくさんの漁船が見送ってくれた。

    午後5時、にっぽん丸は出航した。たくさんの漁船が見送ってくれた。

  • 素晴らしいクルーズだったと船室に引き返そうとすると、アナウンス。クジラがいます!<br /><br />何と数頭のクジラが列を作って泳いでいる。これは明らかにメイティングポッドだ。高い船の上からだから、全体像が良く分かる。手元に持っていた400 mmズームを一杯に伸ばして撮影した。

    素晴らしいクルーズだったと船室に引き返そうとすると、アナウンス。クジラがいます!

    何と数頭のクジラが列を作って泳いでいる。これは明らかにメイティングポッドだ。高い船の上からだから、全体像が良く分かる。手元に持っていた400 mmズームを一杯に伸ばして撮影した。

  • 一頭は激しい勢いで尾を振り上げて威嚇している。

    一頭は激しい勢いで尾を振り上げて威嚇している。

  • 凄い水しぶきだ。水面下では何が起こっているのだろうか。一頭は逆立ちするようなポーズをとった。

    凄い水しぶきだ。水面下では何が起こっているのだろうか。一頭は逆立ちするようなポーズをとった。

  • 今度はヒレを見せてのつばぜり合いだ。そしてクジラたちは潜って、海面が静かになった。船はスピードを速めた。

    今度はヒレを見せてのつばぜり合いだ。そしてクジラたちは潜って、海面が静かになった。船はスピードを速めた。

  • 3月19日。朝6時頃、船は再び孀婦岩に立ち寄ってくれた。

    3月19日。朝6時頃、船は再び孀婦岩に立ち寄ってくれた。

  • 鳥島にも。最初はクロアシアホウドリが多かったが、数羽のアホウドリの群れに遭遇できた。そして成鳥の特徴がハッキリ出た個体にお目にかかり、撮影できた。頭頸部の薄い橙色が明確なのである。背中の白い色も翼に伸びていた。

    イチオシ

    鳥島にも。最初はクロアシアホウドリが多かったが、数羽のアホウドリの群れに遭遇できた。そして成鳥の特徴がハッキリ出た個体にお目にかかり、撮影できた。頭頸部の薄い橙色が明確なのである。背中の白い色も翼に伸びていた。

  • 3月20日。順調な航海を経て名古屋に帰ってきた。名港トリトンが見える。<br /><br />9時に着岸して、じきに下船、タクシーに飛び乗って帰宅した。予想以上に楽しい旅だった。

    3月20日。順調な航海を経て名古屋に帰ってきた。名港トリトンが見える。

    9時に着岸して、じきに下船、タクシーに飛び乗って帰宅した。予想以上に楽しい旅だった。

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  • ラクパグさん 2019/04/06 13:51:17
    Takashiさん こんにちは!
     
     ザトウクジラの 表紙の写真。 尾から 流れる 海水とともに
     美しく 撮っておられて ステキでした!!
     動く ザトウクジラを 撮るのは 大変ですね!!
     一瞬を大切に されていて すぐに 調整。
     小笠原諸島 本当に 行きたいところですね!
     日本丸で 行かれて ゆったりの 旅 奥様も
     楽しまれた様子ですね。
     クルーズは 荷物を 気にしなくていいので 楽です。
     楽しまれた 旅が 伝わってきます。
     ザトウクジラ あんなに 多く遭遇するのですね!
     驚きです。近くで見られて 乗り換えた小さい船も 揺れるのに 流石です。

    旅行記 いつ 出されるのかと 思っていたのですが・・・
    早くに 出されていたのですね。
    小笠原 素晴らしい旅だと 伝わってきます!
    ありがとうございました。  ラクパグ

    Takashi

    Takashiさん からの返信 2019/04/06 18:18:04
    RE: Takashiさん こんにちは!
    ラクパグさん

    こんにちは

    コメントを頂き、大変有り難うございます。

    ザトウクジラのホエールウォッチングは時間が短いので、たいしたものは見られないかなと思っていましたが、クジラが活発で大満足でした。使われた船は漁船でしたので、混み合わず、船縁にカメラをしっかり押しつけて撮影できるので、楽でした。

    本当はジャンプを撮影したかったのですが、チャンスが2度もあったのに上手くいきませんでした。繰り返しのジャンプでないと、私には難しいですね。また機会があれば挑戦します。

    小笠原クルーズは本当に素晴らしかったです。私は旅に出るとき、最低、これだけはという目的を設定するのですが、今回は世界遺産地域に入り込むことでした。うっかりすると、小笠原に行きながら、世界遺産を訪問せずに帰ることになります。国内の世界遺産は全て行こうと思っていますので、これでは困ります。この目的を達した上に、クジラを始め楽しいことが一杯ありました。

    私達はクラブツーリズムにはまってしまい、その後富士山、桜、温泉の旅にも出かけました。これも大満足で、また旅行記をと思っていますがこれは遅くなるかもしれません(笑)。

    Takashi




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