１泊旅行　富士宮焼きそばとお好み焼き　そして山梨の温泉

2019/03/15 - 2019/03/16

初めて富士宮焼きそばを食べたのっていつだろう。
全国でご当地焼きそばを色々食べてきましたが
その中でも私が一番好きなのは、富士宮焼きそば。
しこしことした独特の麺の食感が個性的で好きなんです。
今回は「焼きそば旅」の予定ではなかったのですが
結果的に1日に２回同じものを食べるということになりました。


3月15日（金）
いつものことながら夜11時ごろ出発。
足柄SA内の吉野家でお蕎麦と牛丼のセット。
相方よく食べるなぁ。
駿河湾沼津サービスエリアで車中泊です。

エリア 富士宮(静岡)

３月16日（土）
朝ごはんは富士宮。おじまや
開店時間すぐにお邪魔したので他にお客さんはいませんでした。
鉄板のある席もありましたが
テーブル席へ焼いたものを持って来てもらうことにしました。
メニューはこんなかんじ。おでんも美味しそう。
しかも１本60円とは安いね～

おじまや グルメ・レストラン

朝ですから軽く（？）焼きそばとお好み焼きを一皿ずつ
頼みました。
おかみさんが鉄板席で手際よく焼いてくれます。
なんか焼き方が静かでとてもスマートなんだよね（笑）

魚粉がたっぷりとかかった富士宮やきそば。
細切りのキャベツが甘くて美味しい～

ミックスお好み焼きもキャベツたっぷりで美味しかった。
ソースは甘めですがくどくなくサラっとしていました。
素材の味が生きている上品なお好み焼きだと思いました。
ご馳走様でした。

朝食の後は本来の目的である温泉です。
２週間前、西山温泉に行った時に
時間が合わず行くことができなかった温泉があって
なんでも湯の華がオレンジ色なんだとか。
しかもお化け屋敷並みに施設が古いのだとか（笑）
西山温泉　元湯　蓬莱館

幹線道路から入る山道を延々30キロ上って行きます。
すれ違う車はダンプばかり。一般車はほとんどゼロ。

急坂を少し上って行くとエントランスはこんな感じ。
ほほぅ、かなり年季が入ってますね。

西山温泉 温泉

受付を済ませるとご主人が館内を案内してくれました。
こちらは明治時代からあるという湯治棟。
当時はこれ、すっごくモダンだったのだと思います。
手すりのデザインも、今見てもとても美しいもん。
こちらの入り口で靴を脱ぎスリッパに履き替えて進むと
左手に混浴のお風呂があります。

男湯の脱衣所に入り、ご主人が湯の華の説明をしてくれました。
ゴミじゃないからね（笑）と。
瓶に入った湯の華、オレンジゼリーみたい。
うちはぬるいからゆ～っくりと入ってね、帰りは
そのまま帰ってね。と言って去って行きました。

女性用の脱衣所はこんな感じです。
脱衣ロッカーを挟み向こう側が男性の脱衣所になってます。

湯船はこんな感じ。
左側の湯船はさらに二つに分かれていて、手前は
源泉をそのまま入れているので
水風呂とまではいきませんがかなりぬるいです。
右側は加温してあるようでぬるめながら適温でした。
交互に入ると長湯ができますよ。
先客の男性が一人いらしたので少し話をしました。
あ、私は湯浴み着で完全防備なので余裕です（笑）

お湯の中にはこのように小さなオレンジ色の湯の華が
大量に舞っています。

すくい上げてみると、ぷるんとした綺麗なオレンジ色。
まるでみかんの果肉みたいな感触で
思わず匂いを嗅いで見ましたが無臭でした。
湯船や湯の華の写真を撮りたかったので
先客の男性が出るのをひたすら待ち、たっぷり１時間以上
浸かっていたので手がふやけています（笑）

そしてそこからさらに奥へ車を走らせたところにある
奈良田温泉　白根館へ。
まぁこんな山奥にはなかなか来ることもないので
せっかくだから温泉のはしごです。
日本秘湯を守る会の宿で「七不思議の湯」と言われており
全国屈指の「ぬるぬる湯」だそうです。
たくさんの効能があるため、それだけの数の名前が
付いていたんだそう。それで七不思議、というわけ。

受付をしようとすると、今日は女性用露天が使えない
そうで（温泉あるある）、女性は半額でした。
ええ～入りたかったな。
ちょっと覗いてみると、お湯をためている最中でした。
木の作りでそんなには大きくない湯船です。４、５人向けかな。
こちらも女性は露天風呂と内湯は離れた場所にあるため
移動する場合はその都度着替えをしなくてはいけません。
男性用は脱衣所から両方にいけるそうです。
宿に入る時点でかなり臭っていたのですが
中に入るとかなりの硫黄臭、というか私にはアンモニア臭に
思えました。強烈です。
湯船は広くなく仕切りのある二つの湯で、源泉に近い方
が熱めで、評判通りのすごいヌルヌル！！！
もうね、ほんとにヌルヌルなの。
高級美容液みたいだから、顔に塗りたくってみた（笑）

シャワーもカランもシャンプー石鹸類もあり、
ドライヤーもあります。
人気の温泉なのか、かなりの混みようでした。
窓からの景色は川ですが工事中のダンプも
よく見えました（笑）

温泉を出てしばらくして気づいたことがありました。
二つの温泉をはしごしたにも関わらず
なぜか湯冷めしちゃって寒いのよ。
この日が寒かったせいなのか、入り方が悪かったか？？
湯上りに感じる足からのジワ～～、が感じられなかったな。

奈良田温泉　白根館 宿・ホテル

さぁ、お腹が空きました。もう午後の3時です。
ランチを求めて進むも、なんだか何にもないのよ。
道の駅なんぶに行くもレストランは終了しており
おみやげ屋さんを冷やかして終わり。
あ、相方はせんべいを買っていたな。
しかたない富士宮に戻るかと
焼きそばの話をしていたら、なんだかまた
食べたくなった（笑）
前回、事前に電話連絡したのに行ったら閉まってた
ふみ
にリベンジよぅ～～～！！！
ここね、おかみさんのふみさんが気まぐれだから
期待しないで行ってみよう～
と思ってたらお店空いてる！！！
相方が駐車している間に、今食べられるか聞きにいきました。

ガラッと開けて入るとお客さんが２組。
焼きそばを焼いていたふみさんに
「お好み焼きと焼きそば、食べれますか？」
と聞くと、まっすぐ私の目を見つめて
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
長い沈黙の後一言
「どうしようかな・・・・・・いいよ。」
とご承諾いただきました（笑）
だいぶ考えてたな（笑）

店に入って着席するとおしゃべりに花が咲きます。
ふみさんって話好きで
個性は強いけれどとっても面白い女性なのよ。
聞けば今日は昼間忙しかったから
6時には閉めようと思ってたんだって。
私たちが入ったのは5時半くらいだったかな。
なんかこういう正直なところが好き。

横浜から来たことと２回目だってこと、
前回電話したのに来たら閉まってたよって言うと
そりゃ申し訳なかったね、ごめんごめん。って。

おしゃべりしている間に焼きそばが焼けました。
うわ、美味しいな。
ぷりぷりの麺と甘いキャベツ、そして肉かすがコクを出します。

そしてお好み焼き。
見た目はあまりよろしくないかもしれませんが
このお好み焼きが絶品なのよ。
実はお好み焼きがあまり好きではない私ですが
これはちょっと変わってて、もんじゃ焼きのような柔らかさで
なんだか飽きずに食べられました。

壁には有名人のサインが。水泳選手が多い中
ハンカチ王子が目立ちました。

このお店は昔ながらの駄菓子やスタイルなのでこうして
駄菓子も置いてあります。
楽しく美味しい時間が過ごせました。
ふみさん80歳、これからもマイペースで頑張ってくださいね～
ご馳走様でした。


この後釣具屋で餌を買って
田子の浦港で久しぶりに釣りをしたんだけれど
もうね、寒くてだめ。
30分でギブアップ（笑）
やはり釣りは春か秋がいいね。


今日最後のジャンクフード、マックで
ビックマックを買って帰りました。
二つの富士宮焼きそば&お好み焼きのお店は
それぞれの味、それぞれの個性的なおかみさんで
楽しめました。
皆さんもぜひ富士宮に来たら食べてみてください。
「ふみ」に関しては空いてたらラッキーという
スタンスで（笑）