2019/02/27 - 2019/02/27
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αρκαδια(アルカディア)さん
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羽田から納沙布岬へ日帰りしてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
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-
さあ困った、またJALのマイルが貯まってしまった。
20万マイル貯めて喜んでいたのだ、まもなく3月末には有効期限切れのマイルが発生してしまう。
明日、特典航空券の空席がある所へ飛んでみよう。
最初に目をつけたのは沖縄那覇空港、同じマイル数を使うのであれば、なんとなく遠くへ飛んだほうがお得な気分だ。
しかし、那覇に飛ぶ飛行機は朝6時台、到着してレンタカーを受け取れば10時頃になってしまう。那覇空港周辺のレンタカー屋さんは割と空港から遠いのだ。
最終便は21時前ぐらいだ、レンタカーは19時半ぐらいには返さなきゃいけないだろう。
沖縄だと滞在時間9時間半、レンタカーもシーズンオフなので安い。
日帰りで半日借りても3000円しないぐらいで利用できる。
天気予報はどうだろうか。
沖縄本島の天気は曇り時々晴れ、特に午前中の11時ぐらいから雲が多くなるような予報だ。
それでは逆にすっきり晴れている場所はないだろうか。
天気予報を見ると北海道地方、特に道東が快晴の予報だ。
飛行機の時間はどうだろうか、朝8時頃に羽田を出て9時半頃に釧路に着く、レンタカー会社は空港前に並んでいるので10時にはレンタカーで出発できるだろう。
帰りはどうだろうか、帰りの飛行機は20時頃ので、 19時過ぎにレンタカーを返すことになるだろう。滞在時間は9時間ちょっとだ。
こう考えると、沖縄に行くのと現地滞在時間はあまり変わりがない。
滞在中の晴天率を考えて、北海道の釧路に飛ぶことにした。 -
水曜日なので横浜から羽田空港に行こうとすると通勤ラッシュの電車に揉まれることになる。
日帰りなら駐車場代金も1500円だからここは車で行ってしまおう。
最近はその割安だから羽田空港の駐車場は混んでいるので、用心のためにフライトは8時だが6時半過ぎに着くように空港に向かった。
到着してチェックインを済ませ、何か食べようと思ったが、出発ロビーのレストランは、スーツを着たビジネスマンでめちゃ混雑。
羽田空港第一ターミナル北ウイングは、札幌行き、大阪行きが出るので、朝からビジネスマンで混んでいる。
こういう時は地下に行ってみよう。
しかし地下のフードコートはまだ開店していなかった。
こんな時は、ベーカリーのヴィドフランス。こっちは空いていた。
しかし、こちらも朝開店したばかりなのか、まだ品揃えは悪かった。
とりあえずパンを二つと、アイスコーヒーで朝食を済ませ、手荷物検査場を抜けて空港の中に入っていった。 -
釧路行きは飛行機までバスで案内されるらしい。
今でも、旧JAS路線はバスで出発するというパターンが多い。
だけど、 ボーディングブリッジではなく、バスからエプロンに降りて、タラップで飛行機に上がっていくというのも、なかなかレトロな感じで楽しいもんだ。 -
この日は北風だったので C 滑走路南の端から走り始め北へ向かって飛び立った。
滑走路を離れると飛行機はすぐに期待を傾け右旋回。
遠くに東京スカイツリーが見える。
スカイツリーが霞んで見えると、あーそろそろ春なんだなと感じてしまう。
旋回中に、 左の下海面に白く長い航跡を引いて走るものを見た。
伊豆大島へ行く東海汽船の高速船だ。
考えてみれば、 私が今乗っている飛行機はボーイング737、明日は走っている船もボーイング929というジェットフォイルなんだな。 -
この日の空景色は面白かった。
地上を見ていると、飛行機の下にモヤモヤっとした筋状の雲が見える。
その雲の先を辿って行くと、他の飛行機が飛んでいた。
なるほど、この筋状の雲は他の飛行機が引いた飛行機雲だったのか。 -
すれ違う飛行機も見ることができた。
ちょうど青空と雲の境の辺りを、飛行機雲を引きながら旅客機がすれ違って行った。
すれ違ったと言っても、相当距離は離れているのだろうが。
空で、自分が載っている瓶以外の飛行機を探すのはなかなか楽しい。 -
久々に釧路空港にやってきた。
MD90さよならフライト以来だから、2013年以来6年ぶりだろうか。 -
空港に着くとまずはレンタカー屋さんへ。
日帰りで三菱エクリプスクロス4 WD を借りた。
レンタル料は6500円。
道路に雪はないだろうけど、念のため4 WD の方が安心だ。 -
釧路空港出発すると、まずは東へ。
釧路湿原道路を通って行ったら、途中で工事のために行きたい方向に行けず、釧路の市街地に回されてしまった。
そして最初の休憩場所は厚岸にある道の駅。
この道の駅は「厚岸味覚ターミナル」というだけあって、レストラン施設が充実している。
道の駅なのにレストランが3軒も入っている。 -
厚岸は牡蠣の名産地。厚岸に来たのであれば、生牡蠣をバケツで食べるのがセオリーだろうが、実は生牡蠣は苦手だ。
ホッケの一夜干しに刺身とカキフライがついている定食にしてしまった。
しかしこの道の駅のレストランの食べ物は美味しい。 -
次の目的地は風蓮湖、距離は63 km だから1時間で着く。
しかし、北海道のカーナビは、一般道の標定速度を60キロで設定しているので、途中に市街地があったり、トラックの後ろでスピードが落ちたりすると、 到着予想時間がどんどん遅くなってゆく。
風蓮湖は海水と淡水が混ざった汽水湖なのだが、浅いために真冬は氷結する。
以前1月末から2月初めに行った時は、かなり沖の方まで穴釣りをする人たちが車で走っていたのだ、この日は沖に向かって延びているのは自動車の轍ではなくスノーモービルの跡ばかりだったので、 これはもう氷が緩んで危ないのかなと思って、私も岸でおとなしくしていた。 -
風蓮湖は北岸から湖畔に入れる場所がある。
ドリルやチェーンソーと釣り道具をそりに乗せた人が沖へ向かって行くが、 一体何が釣れるのだろうか。 -
風蓮湖を出発すると、今度は納沙布岬を目指した。
時間的に少々厳しかったので(納沙布岬を経由してしまうと、時速60 km で走り続けても釧路空港到着は19時とカーナビが言ってる)、このまま空港に戻って、ゆっくり食事でもしようかとも思ったけれど、ここまで来ておいて日本の最東端を見ないのも寂しいものがあると思い、 強行軍で根室半島を目指した。
国道44号線を走って行くと根室半島の入り口に道の駅がある。
スワン44 という道の駅で、目の前は風蓮湖と根室湾の境目。
たくさんの鳥たちが集まる場所だ。
道の駅の展望フロアには、無料で見ることができるバードウォッチング用の望遠鏡が設置されていて、なんだかこの道の駅の特色が出ていて良い感じだ。 -
道の駅を出発して根室の町を通りすぎると、そのまま時計回りで根室半島を回った。
途中に 原生花園が一つある。
冬なので、花はおろか緑もない茶色い枯れた草地だが、野生の馬が雪の間の枯れ草を食んでいた。 -
根室半島進んで行く途中、氷に埋め尽くされた港を見つけたので立ち寄ってみた。
氷に埋め尽くされる港なんて、日本じゃないみたい。 -
根室半島の先端、納沙布岬に近づいて行くと、納沙布岬灯台ではなくて、先にもっと高いタワーが見えてくる。
オーロラタワーという展望台の入った建物だ。
あまりの大きさに、こっちの方が灯台かと間違えてしまうぐらいだ。 -
納沙布岬に到着した。
日本最東端の地。正確には日本の本土最東端の地。
この先には日本人は住んでいない。
この先にあるのは北方領土、ずっとそこは日本固有の領土だと子供の時から教えられてきたが、そうは言っても日本人がそこにはいなく、違う国の人が住んでいるというの何とも残念で寂しい気分だ。 -
納沙布岬には北方領土に関する資料館がある。
2階の窓には大型双眼鏡が並べられ、北方領土の島々を間近に見ることができる。 -
風蓮湖を出発したときから時間がギリギリだと言っておきながら、ここに来るまで3回くらい寄り道してしまった。
どうやって寄り道の時間を稼いでいたかは、冷静に考えれば違法っぽい気がするので、触れないでおこうか。
いや、 交通の流れに乗っていたら、多少の余裕ができてしまったということだ。
しかし カーナビの設定が 法定速度になっているというのに、時間の余裕ができるとは一体どういうことだ? 北海道の七不思議のひとつだ。
納沙布岬の駐車場で釧路空港に向けてカーナビをセットすると、距離は165 km、 所要時間2時間45分、到着予定は19時と出ている。
途中市街地もあるし、50km/h 規制区間もあるだろうに、北海道のレンタカーのカーナビは鬼だ。
時間がないのだ、ここまで来て納沙布岬灯台に行かずに帰るわけにはいかない。
とにかく 、あの300mほど先に見えている白い灯台に、ワンタッチして帰ってこよう。
所要時間は10分もかからないはずだ。 -
灯台にワンタッチすると、急いで納沙布岬を脱出。
一目散に釧路空港を目指した。 -
釧路空港には、カーナビの予定時刻より早めに到着した。
そして、乗るべき飛行機も到着が10分ほど遅れるというので、釧路空港では少し時間に余裕ができた。
日帰り旅行最後の食事は、3階のレストラン北斗で十勝豚丼。
いやはやさすがに疲れた。
日帰りで横浜から釧路に行ってきて、レンタカーで420 km を走り、最終便で羽田へと帰って行く。
飛行機に乗るとすぐに眠ってしまった。次に気がついたのは羽田到着20分前、外は激しい雨模様。飛行機は大粒の雨をエンジンに吸い込みながら、東京湾に向けて降下していった。
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