2018/10/18 - 2018/10/20
851位(同エリア1999件中)
rioさん
この旅行記のスケジュール
2018/10/18
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電車での移動
SJ夜行列車 Stockholm 23:10
2018/10/19
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電車での移動
SJ夜行列車から普通列車に乗り換え Lund 6:47 ⇒Copenhagen 7:36
2018/10/20
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この旅行記スケジュールを元に
留学先のスウェーデンを拠点に各国を巡る旅《第一弾》
留学開始から約二か月と生活に慣れてきたところで初めての国外旅行。
授業後一旦帰宅し荷物をまとめ、いざ出発。
<スウェーデンとの歴史>
デンマークとスウェーデンには複雑な歴史がある。領土や権力をめぐった戦争が過去に何度も繰り返されてきたが、今回はその中でも現在の両国の国境線に至るきっかけとなった17世紀の北方戦争を紹介する。北方戦争を完結に説明すると要は野望に満ちたスウェーデンがひと暴れしたのだ。時のスウェーデン王Karl10世が王位継承権をめぐるポーランド(厳密にはポーランド・リトアニア共和国)との戦闘で劣勢になり始めたのを機に隙あらばと様子を窺っていたデンマーク(厳密にはデンマーク=ノルウェー)もスウェーデンに侵攻する。しかしこれは失脚を恐れて帰るに帰れなかったKarl10世にとってスウェーデン軍がポーランドから完全撤退する良い言い訳となった。そして矛先をむけられたデンマーク軍は凄まじい勢いのスウェーデン軍にあっさりと負けてしまう。特に1658年の大寒波で凍った海峡をKarl10世は渡ってしまうという大胆な奇襲攻撃をしかけ、これにより首都コペンハーゲンを包囲されたことが降伏の決定打となった。この時結ばれた条約でデンマークはスコーネ地方など一部の領土を失うこととなる。しかし戦争はこれで終わらない。1659年にスウェーデン軍が再度戦争をしかけてくるが、オランダ艦隊をはじめ他国との同盟軍を率いて立ち向かったデンマーク軍を打ち負かすことができず、Karl10世が熱病で死去したことでようやく北方戦争は終結する。戦争終結後に結ばれたコペンハーゲン条約でスウェーデンは前回の条約で得た領土を返還することになるが、スコーネ地方はデンマークに還ってこなかった。こうして定められたデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの国境はほとんど変わることなく現在に至るというわけだ。このような歴史があるためか、現在でもスコーネ地方の訛りはなんとなくデンマーク語に近い印象を受ける。ちなみにスウェーデン語とデンマーク語は単語などはよく似ていることがあるが発音は全くの別物である。実際コペンハーゲン観光で地図を見るとスウェーデン語と共通する単語が多くみられたが、地元ボランティアガイドがデンマーク語を紹介した際、スウェーデン語とはほど遠く、声帯をどう使ってだしているのかさっぱりわからない発音を耳にし驚いた。(決してディスっているわけではない)
※次回からもスウェーデンと旅先の歴史を紹介していく予定。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.5
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ストックホルム中央駅を出発。
キャビンには三段ベッド×2で合計6人がいた。とても狭いが日本から十何時間エコノミーで座ったままスウェーデンにやってきたことを考えればこんなものなんてことない。次の日が早かったのでさっさと寝ることにした。
が、夜行列車は案外寝れないことがわかった。
ガタンゴトンと常に揺られ、途中停止信号かなにかでブレーキがかかると慣性の法則で身体がもってかれるのだ。
結局浅い眠りのまま約6時間が過ぎ、乗り継ぎのルンドに到着する30分ほど前にわざわざ車掌さんが起こしにまわってきた。
そして夜明け前にルンドに着き、コペンハーゲン中央駅に向かう普通列車に乗り換えた。 -
ルンドから約50分、若干寝不足のなか目的地コペンハーゲンに到着。
コペンハーゲン中央駅の治安はあまりよろしくないという事前情報を得ていたので細心の注意をはらって足早に駅を出た。
たしかにいた…怪しい人。 -
人が増えて混雑する前に定番観光スポットのニューハウンにたどり着きたかったため当初クリスチャニアには立ち寄る予定はなかったが、ニューハウンに向かう途中軽く迷子になり意図せずクリスチャニアに迷い込んでしまった。
道をさまよっている途中に螺旋状の尖塔が特徴の救世主教会を発見したのでクリスチャンハウンにいるのは分かった。
そのまま道を進んでいくと人気のない住宅街に来てしまった。
とりあえず立ち止まって地図を確認しているとおじさんがやってきた。
おじさんは明らかにタバコではないものを吸っていたが親切に方向を教えてくれたのでとても助かった。 -
そして到着。ニューハウン。
10時前だったがすでにちらほらと観光客の姿が目立ってきていた。
この運河は17世紀のスウェーデンとの戦争で捕らえた捕虜をつかって完成させた人工運河。因縁の仲スウェーデンの存在がここにも…笑
そして長い間船乗りたちの遊び場として酒場や売春宿が栄えた。
たしかにストリップクラブが運河沿いのかわいい建物にまじって営業しているのを一軒みつけたが、現在はおしゃれなレストランが立ち並ぶ洗練された人気観光スポットへと様変わりしている。
このあとアメリエンボー宮殿で正午からの衛兵交代をみたかったので先に人魚姫の像とカステレット要塞に向かうことにした。 -
青空に映えてる。
-
はい、人魚姫の像。
世界三大がっかりと承知の上でやってきました。
感想:こりゃ世界三大がっかりと言われるのも納得だわ。
ほんとに小さい。しかもニューハウンやアメリエンボー宮殿から割と歩く場所にあるため、主要観光地からここまでの距離ががっかり感を倍増させている気がした。
軽くディスってしまったが晴天の中気持ちの良い散歩ができたと思えば悪くない。いずれにせよ衛兵交代まで時間が余っていたのでどこかで時間を潰す必要があった。 -
人魚姫の像のすぐ近くにあるカステレット要塞にも立ち寄った。
上から見れば五稜郭になっているはずだが地上だと全然わからない。 -
そろそろ宮殿に向かおうとしていたら…!
飛行機好きとしてシャッターを切らずにはいられなかった。
人魚姫の像を見に行っていなかったらこの飛行艇が着水する瞬間に居合わせることもできなかったと思うとやはり人魚姫の像に行って良かった笑 -
お、始まった。
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結構間近で見学できる。
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衛兵交代の開始30分前ごろから場所取りを始める観光客が目立った。
しかしいざ始まってみると一か所で見学というよりあちこち歩き回る衛兵を一定の距離を保ちつつもぞろぞろと観光客が追いかけていくというスタイルだった。
頭のモフモフがイギリスに似ている。
このあと地元ボランティアガイドによるコペンハーゲンのフリーツアーに参加し朝から見てきた主要観光地を再度まわった。
フリーツアーはヨーロッパの各都市で探すことができる。フリーといっても完全タダではなくツアー終了後に自分で決めた金額のチップを渡す形式となっている。街の歴史や豆知識などを交えながら三時間ほどかけて案内してくれるのでコペンハーゲンに関係なくヨーロッパを旅する際はフリーツアーの参加をおすすめする。 -
宮殿の旗があがっている時はそこにロイヤルファミリーが滞在しているとガイドから聞いた。
宮殿生活とはどんなものなのか気になる。 -
アメリエンボー宮殿のすぐ近くにあるフレデリクス教会。
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ツアー終了後は世界初の歩行者天国ストロイエを散策。
ロイヤルコペンハーゲンなどがこの通りにある。 -
ストロイエの西の端には市庁舎広場。
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ストックホルムのガムラスタンに似ているようでどこか違っているコペンハーゲンの細道。
このあとも街をふらふらし続けて、暗くなったところでホステルに帰ることにした。今回一泊したのはUrban House Copenhagen by MEININGER というホステル。コペンハーゲン中央駅のすぐ裏にあるので若干治安が悪い所にあるのだが、なんせ物価が恐ろしく高いので安さ重視でここに決めた。 -
夜のチボリ公園を横目にホステルへ足早に向かう。
今回は日数と予算の都合上チボリ公園には行かなかった。
翌朝、暇だったのでアメリエンボー宮殿あたりまで散歩しに行ったのだが、ホステルのロビーを出ようとしたら缶を片手に泥酔し呂律のまわっていないおじさんが侵入してきた。スタッフが追い出そうとするのだがおじさんはわけのわからない言葉を発し出ようとしない。
私はすぐにその場を去ったが、やはり中央駅裏は物騒だなと感じた。 -
アメリエンボー宮殿まで散歩しフレデリクス教会の中を見たあたりで小雨が降ってきた。残りの時間も限られてきたので最後にクリスチャンスボー城の展望台にのぼることにした。
街を一望できる展望台はいくつかあるのだが、ここだけは無料だということを事前に調べていた。貧乏旅行なのでこういうところで節約するのは大事。
しかし曇っている… -
エレベーターの場所に向かう途中で見つけた気になる旗。
よく見ると黄色と緑の旗が。
これは何を示しているのか調べてみたが探せなかった。うーん気になる… -
コペンハーゲンの街。
-
下りたあとに晴れた…
このあとカフェでオープンサンドを食べ、コペンハーゲン中央駅に向かい帰りの列車に乗った。帰りはちょうどSJの線路工事かなにかと日程が被ってしまい、列車とバスを三回ほど乗り継いで約8時間かけて戻るというかなりきつい道のりであった。
これにて旅行第一弾終了。
全体的な感想としては物価高すぎ。といったところか。
それでも最大限節約しながら十分にコペンハーゲンを堪能することができたと思う。
約二週間後には次の旅行先リガへと向かうことになる。
to be continued...
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