2018/05/11 - 2018/05/11
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ブリッヂ・トレック(橋梁旅行)さん
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浜松からレンタカーで天竜川周辺の鉄道遺産等を巡る旅です。天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅の転車台や車両基地は、時間指定ですが毎日見学できお勧めです。この他、国鉄佐久間線や光明電気鉄道等の名残や天竜川に架かる橋も観てきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
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イチオシ
【鹿島橋】
1937年竣工、下路カンチレバートラス。
中央支間長102mは、現存する上曲弦カンチレバートラスとしては戦前最大。これ程美しいカンチレバートラスは見たことがありません。カンチって大抵カクカクしてるんですよ。
【土木学会選奨土木遺産】 -
下流側に歩道が併設(1968年竣工)されていますが、ワーレントラスを採用せず斜張橋にして旧橋の景観を壊さないよう配慮しているように思います。路駐。以後特記ない限り路駐です。
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【天竜浜名湖鉄道 天竜川橋梁】
1940年竣工、下路ワーレントラス+上路プレートガーダー
天竜浜名湖鉄道最長の橋。2本柱の橋脚が設計の古さを物語っています。
遠州鉄道とは西鹿島駅で接続していますが、1958年には遠州鉄道が国鉄二俣線に片乗入れする形でこの橋を渡っていました。(1966年廃止)
【登録有形文化財】 -
【天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線】
1935年に開業し1940年に全通した、東海道線の掛川駅と新所原駅間を、浜名湖の北側を経由して結ぶ旧国鉄二俣線の後継路線。天竜二俣付近では光明電気鉄道線の廃線跡を転用。1987年に国鉄から移管。 -
【天竜二俣駅】(旧遠江二俣駅)
木造平屋建、切妻造、桟瓦葺です。
駅北東に駅利用者用の無料駐車場があります。天竜二俣駅 駅
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【駅本屋】
転車台&鉄道歴史館見学ツアーの集合場所に指定されています。料金は大人200円(天浜線以外で来た場合は300円)
ツアーは毎日開催されていて予約不要なのが嬉しいです。(15名以上は要予約)
時間は13:50~、土日祝日は10:50~もやってます。
【登録有形文化財】 -
【上下線上屋及びプラットホーム】
【登録有形文化財】 -
上屋柱は西側が木造、東側は古レールが使われていて、1911年アメリカCARNEGIE社製の物もあります。愛岐トンネルの古レールのように塗装してくれないと写真では全く読めませんね。
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【運転区事務所・休憩所】
現役の木造文化財間の通路を通って転車台へ向かいます。
【登録有形文化財】 -
【運転区浴場】
転車台や貯水塔と並んで蒸気機関車の運用に必須なものと言えます。天竜浜名湖鉄道は合計36件の施設が国の有形文化財に登録されており、38件の『わたらせ渓谷鉄道』次ぐ2番目の規模を誇ります。
【登録有形文化財】 -
【高架貯水槽】
コンクリート造6本脚の上に外径6m、内容量70㌧のコンクリート造貯水槽が載っています。脚だけというのが多い中、揚水機室も含め色々残っています。
【登録有形文化財】 -
イチオシ
【転車台】
1937年横河橋梁製、17m級下路式バランスト型。
18.5mの天浜車両は前後にはみ出はしますが、車輪は載るので回せます。
【登録有形文化財】
北海道から大井川鉄道へやってきたC11 227号機も、この転車台で向きを変えたそうです。 -
【扇形車庫】
1940年築。元々は6線ありましたが、右側2線分は上屋が撤去されて線路とピットだけが残っています。
【登録有形文化財】 -
【牽引車】
牽引車の右に転がっているのは、桁の下部に付いている車輪でしょうか。これは滅多にお目に掛かれない代物です。
この牽引車の後ろが歴史館です。 -
【鉄道歴史館】
扇形車庫左側の建物が歴史館として各種の資料が展示されています。 -
模型やタブレット、乗車券保管箱、腕章等も展示。
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イギリスDARLINGTON IRON社製の双頭レール。
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ちなみにツアー参加者には見学記念硬券が貰えます。入鋏してくれれば良いのに・・・
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【ミニトロ】
この駅では人力トロッコに乗る事も出来ます。 -
【キハ20・ナハネ20】
駅の西には気動車が展示してありました。
国鉄二俣線でも活躍したキハ20はともかく、寝台列車はどうでしょうか・・・
ちなみに駅北の機関車公園にはC58 389が展示されていますが、どっちかにまとめて欲しい所です。見逃してしまいました。また機会があったら行ってみたいと思います。 -
【光明電気鉄道 二俣口駅跡】(旧阿蔵駅跡)
先ほど天浜線の説明で出てきた光明電気鉄道のホームが残存しています。この先の川を渡った奥にはトンネル(阿蔵隧道)も残っているそうです。未だに非電化の天浜線開業前に廃止となった光明電鉄は、ちょっと時代を先取りし過ぎたのかも知れません。
ここから天竜川を北上していきます。
※ここまでは天竜二俣駅徒歩圏なので、浜松から遠州鉄道・天竜浜名湖鉄道と乗り継いで鉄道で廻ることも可能、天竜二俣駅にはレンタサイクルもあります。
レンタサイクルはこちら→https://www.tenhama.co.jp/spot/bicycle/ -
【船明ダム】
1977年竣工、重力式コンクリートダム
ローラーゲートは世界最大級。『ふなぎら』と読むそうです。船明ダム 名所・史跡
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【夢の架け橋】
2000年竣工、ニールセンローゼ
未成線国鉄佐久間線の第二天竜川橋梁の橋脚・橋台にローゼ橋を架け道路橋に転用。
佐久間線は遠江二俣駅(現天竜二俣駅)~飯田線中部天竜駅間を結ぶ計画。路盤の50%まで完成していたが、国鉄再建法により中止となりました。 -
【国鉄佐久間線 河内川橋梁】
1974年竣工。 -
【浜松ワインセラー】(国鉄佐久間線 相津隧道)
国鉄佐久間線 相津隧道をワインセラーに転用。高架橋の上でBBQもできます。
廃トンネルを酒の保管庫に転用するパターンは、高千穂鉄道葛原隧道や中央線旧線深沢隧道と同様です。まだ増えるかもしれませんね。 -
【横山橋】
1975年竣工、ワーレントラス
余程桁下高を確保したかったのか、結構な縦断勾配が付いている太鼓橋です。 -
イチオシ
【旧横山橋】
1953年竣工、ランガートラス併用吊橋
架替前の橋はランガートラスと吊橋の併用だったそうです。これは観てみたかったです。
吊橋からアーチへ変身した徳島の三好橋より珍品!構造的には南河内橋のレンティキュラートラスが近そうです。
(画像は『特定非営利法人 天竜川・杣人の会』より) -
【秋葉橋】
1971年竣工、逆三弦トラス補剛吊橋
三弦トラスは後で知ったので、観ていません。ガックリorz...また行く機会があったら下から覗いてみたいと思います。 -
イチオシ
主塔がトラスの吊橋は白川橋や鹿瀬橋も観てきましたが、それよりも大型というかぶっといです。
北東の秋葉山や秋葉神社への重要な橋だったのかもしれません。
今は上流に雲名橋ができて、そちらが表参道のように見えました。
ちなみにこの周辺の国道152号線は『秋葉街道』と呼ばれています。 -
【雲名橋】
1988年竣工、トラストランガー
もの凄い巨大燈籠!ランガーにも楓をあしらった灯篭風の照明が付いています。 -
【秋葉山本宮秋葉神社】
火防けの神様。総本山で金回りが良いせいか、金ぴかで風情のない神社です。創建は709年との伝承。
先ほどの橋から駐車場まで遠いし、駐車場からの階段がどえらいです、お薦めしません。上流の竜山大橋や竜山橋を観に行けば良かった、大失敗です。秋葉山本宮秋葉神社 寺・神社・教会
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【氣田川橋】
1957年竣工、トラス補剛吊橋+RC桁橋 -
この後、航空自衛隊浜松基地へ行ったのですが、それはまた別旅行記にします。
トータル 橋8、トンネル1、DL1、他10 を巡る旅でした。
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