2019.1 お札を返しに

2019/01/27 - 2019/01/27

職場の古いお札、放置されたままだったので散歩ついでにお返しに向かいます。

エリア 沖縄

第一の鳥居。
天気はイマイチなものの、ジモティ参拝客に観光客にと人出あり。

波上宮 寺・神社・教会

第二の鳥居。

わりと暖かい日になったのでお正月ではないけどお参りに来る人もいてました。

沖縄では数少ない神社の中、大和の神々を祀る第一の格式の神社かつ古くからの拝所もあり日本琉球神が混ざる場所。

ちょうどおばあちゃん一行がお供え持参で祭殿前で座り祈っていて、本土の神社ではまず見かけることのない参拝スタイルだなと。

境内の仮宮。
世持神社と浮島神社。

御神籤をば。

御利益なくなるかもしれないけど、気持ちがあればいいんです。

お正月の御神籤たちはすでにありません。

降る途中に折口信夫の碑があります。

那覇の江に　
はらめきすぐる夕立は
さびしき船を
まねし濡らしぬ

釈迦空

波上宮の裏はすぐ海が迫ってます。今は海水浴場や海遊び施設に。

波上宮のすぐ脇の護国寺は波上宮の神宮寺。
その駐車場に石碑が3つあり。

「テンペスト」でも描かれた19世紀に琉球に滞在した医師で宣教師のベッテルハイムが暮らしたのは護国寺。

護国寺 寺・神社・教会

そのベッテルハイムから教えを受けた仲地紀仁の碑。

ベッテルハイムの碑の下から花が咲いてた。

台湾に流れ着いた宮古島島民遭難事件で亡くなった島民を祀ってる。
台中宮原眼科の宮原医師はのち台湾から沖縄に移り、この事件の被害者の観察（司法的なもの？）を行なってた旨が、宮原眼科の3階で見た人物像を紹介したコーナーに書かれていたけどまだあるかな…。

このお墓には詳しい謂れが書いてます。

護国寺の隣、公園内の小桜の塔。
対馬丸撃沈被害者たちを祀っている。

公園反対側には対馬丸記念館もある。

旭ヶ丘公園 公園・植物園

波上宮から西は昔遊郭や料亭が並んだ辻地区。
今や料亭もほとんどなくなり、老人介護施設への転用が多い。
有名どころだった左馬は姿を消し、ここは昔料亭松乃下。

辻地区に入って直ぐの場所に遊郭開祖の墓。

この辺り、いわゆる風俗街がまだ残ってるんですが、その前身でもある遊郭の歴史が埋もれそうになるところ。

ただ例外的に、遊郭の女性たち＝ジュリが旧暦1月20日（二十日正月）町で披露するジュリ馬行列はジェンダー論の中で廃止されていたのが、舞踊の方々により踊りを継承してます。

来月開催予定なのでチャンスあれば。

土砂を保護するためのシートかな。二十日正月にはここで舞踊を行ったりしているし。

また辻地区は那覇ステーキ激戦区だったのが、老朽化でどんどん移転して寂しくなってたところ、同じく老朽化で建物が壊されたレストランがなんと新装オープン！
アパートになってた笑

ジョージレストラン グルメ・レストラン

1階は昔ながらのレストランのまま。
調度品も以前とあまり変わりなくほっ。