2019/01/19 - 2019/01/19
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とある和菓子好きさん
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本日は快晴です!冬の晴れは青空が澄んでいるので出かけるには最高です!今回は伊吹山が近いために冬はなかなかに雪の降る滋賀県彦根市に行ってきました。
※表紙写真は合成写真ではありません。
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彦根城 佐和口門 二の丸多門櫓 重文
彦根駅から歩いて10分ほどで彦根城に到着します。ここは佐和口門といいます。彦根城は譜代大名筆頭格の名家井伊家の居城です。江戸時代の建築のため,一度も戦で使用されたことはありませんが,西国監視のために超が何個かつくほどの実戦的な構造になっている城です。この佐和口門も例にもれず戦闘の際に大きな威力を発揮する虎口を形成しており,後方以外の全方向から城内の守備兵から狙撃されるような造りです。
また,こちらの櫓の2Fは管理事務所兼開国記念館という無料の資料館スペースになっています。日本100名城スタンプはこちらに設置されているのでお集めの方はお立ち寄りください。 -
彦根城 馬屋 重文
彦根城の表門券売所の入り口前には駐車場があるのですが,そちらに馬屋もあります。馬屋とはそのまま馬小屋です。彦根城の馬屋は近世の大規模城郭としてほぼ完全に現存する貴重な遺構です。中を入ると,馬のマネキンが置かれています。…一頭だけなのが少し寂しそう。それはさておきここで馬が飼われていたのだなということが良く分かります。スペースは20頭ほどは飼えそうです。 -
彦根城 登城口
表門券売所側から登ります。攻めにくくするため,わざと階段は不規則な段差になっています。 -
彦根城 天秤櫓下
この橋の下を通り抜けて本丸へと入っていきます。…敵兵ならこの時点でやられそうです。橋及び右手の櫓,左手の石垣から後方以外の三方から狙撃されますね。これ。 -
彦根城 虎口
天秤櫓下を抜けると,こういった階段に出ます。いわゆる虎口とよばれる城の防御を考えた構造です。食い違い虎口というタイプかな?自信はありませんが。にしても,ここも階段状になっていることで,左右の石垣の上からの側面射撃だけでなく,正面の石垣,そして,なんと後方には先ほどの橋と天秤櫓があるため,全方向から狙撃されるという何ともいえない空間。…もし,彦根城を攻めろ!とか言われたら本当に無理っていうだろうなぁ。 -
彦根城 天秤櫓 重文
こちらが先ほどから書いている天秤櫓です。元々は長浜城の大手門だったとか。戦の際はここから狙撃するだけでなく,実は手前の橋もすぐに落とせる構造らしく攻守両面を考えた設計になっています。これも重文指定されています。 -
彦根城 天秤櫓
天秤櫓を見上げると格子状の窓が見えます。 -
彦根城 天秤櫓内
先ほどの窓を櫓内から見るとこうなっています。格子はひし形の木材を使うことで,外から撃たれた場合には盾の役割を果たしますが,内側から鉄砲等で狙う際は180度砲口を向けることができるというこれまた攻守両面で優れた構造になっています。 -
彦根城
先ほどの天秤櫓を通過すると,いよいよ本丸が間近です!…敵兵としてはおそらくここまで到達することは叶わないでしょうけども。 -
彦根城 太鼓門櫓 重文
こちらの門を通過すれば本丸です。この門も立派ですよね!移築されたものらしいですが,どこからの移築ははっきりとしないようです。 -
彦根城 天守 国宝
国宝5天守の一つ彦根城天守です。3階建ての天守閣です。もともとは滋賀県の大津城のものだったそうです。それを移築し,階数を改めて彦根城天守として利用しています。ところで近くで見ると,あれ?という感じを受けます。 -
彦根城 天守
遠目から見ると,天守はこんな感じで見えます。先ほどの近くの写真と比べると大きく見えますが,彦根城は遠くから見た際に実際より大きく見えるように工夫されているのです。 -
彦根城 天守
近影で別角度から見ると分かりますが,三角形の飾り屋根がいくつかあるのが分かります。これは破風とよばれるものなのですが,彦根城天守の場合,これが3階建ての城としては非常に多い上に大きなものがついているのです。すると,下から見ると城壁があるのも相まって破風から天守の大きさを人は想像して,5階建てぐらいの天守があるように錯覚するのだとか。すごい工夫です。 -
彦根城 天守 内部
彦根城の天守を見ると,姫路城のような大きな芯柱はありません。それぞれの階ごとに設計し,上にもう一つの階をまた造るというような構造になっているそうです。 -
彦根城 天守 内部
また,この日はなぜか国宝天守にしては珍しく待ち時間なしで見学できたのもあり,天守の構造をよく見ることができました。結構色々なところに楔が打ち込まれており,この天守を支えていることが良く分かります。 -
彦根城とひこにゃん
表紙にも使った写真です。ひこにゃんが何だかすごく立体的に写っていますが,合成ではありません。 -
ひこにゃん
天守の前にあるひこにゃんのパネルです。パネルなのでもちろん平面なのですが,その手前の植木あたり,さらに詳しく言うとこの写真下部真ん中に少し大きめの石が落ちていますが,ここから屈んで,このひこにゃんのパネルを撮ると角度がいいのか立体的に見えます。彦根城の人に教えたいぐらいだ!と勝手にこのことを発見した時はテンションが上がりました。 -
彦根城 西の丸三重櫓 重文
天守から琵琶湖方面に降りるとあります。重文指定を受けた櫓です。昔はこれと同じようにもう一つ三重櫓があったそうなのですが,明治時代ぐらいに解体してしまったようです。 -
彦根城 玄宮園
彦根城下にある大名庭園です。ここは彦根城天守を借景としています。ここから見ると彦根城天守もやはりかっこいいです!彦根城の入場料には確か含まれていたように思うので,チケットは大切に! -
河原町芹町 重伝建
彦根城から南東方向に10分ちょっと歩くとあります。花しょうぶ通りという愛称がついてる場所です。古い町並みが残り,何年か前に滋賀県で4つ目の重要伝統的建築物群保存地区に認定されています。住所的にはこちらは河原とよばれるところで飲食店等がいくつからあるので風情ある町並みを散策しつつ休憩ができます! -
河原町芹町 重伝建
河原を抜けると,住所としては芹町と呼ばれるところに入ります。こちらは飲食店などはなく住宅街です。同じように古い町並みです。立派な家々が連なっているのですが,空き家もあるようで…。立派な家なので誰かに住んでもらって大切に手入れされてほしいなと思います。重伝建の規模としてはかなりあります。河原からここの端まで1Km前後でしょうか。指定されてまだ日も浅いので,認知もすすんでないのかもしれませんが,ちょくちょくお店はあるようなので彦根散策の際にはぜひどうぞ。 -
ひこね芹川駅
ちなみに河原町芹町までは彦根城や彦根駅からも徒歩10~15分ほどで行けます。実際の最寄り駅は近江鉄道のひこね芹川駅です。のどかなローカル線なので一時間に一本ほどしか来ませんが,八日市方面に行けば田園地帯を疾走してくれるのでそれはそれで楽しいです。合わせてこれもおすすめです。
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