2019/01/12 - 2019/01/14
3504位(同エリア19688件中)
ベル さん
2019年の海外初めは1月の3連休を使い、香港とマカオを訪問した。フライトは往復1万円台で購入した香港エクスプレスで、香港到着は夕方、出発は午前8時台。実質1日間プラス1晩の短い旅行となるため、目的は昨秋に開通した香港、マカオ、珠海をつなぐ港珠澳大橋を渡ることと、お気に入りの料理を楽しむことに絞った。日ごろは1人旅が多いが、今回は私が費用を負担するという約束で愚息も同行、食事の幅が広がり、ほぼ満足できる内容となった。
初日は午後4時に香港国際空港に到着。持参した交通カード・オクトパスカード2枚に前回旅行で余っていた各200香港ドルを積み増し後、機場快線と地下鉄を使って香港島のホライズンプラザ(新海怡廣場)へ出かけた。ここでは靴のみを買い、地下鉄で尖沙咀へ移動。重慶(チョンキン)マンションで両替し、上海蟹の有名店・ウーコン上海レストラン(●江飯店=最初の漢字は表記できず)で夕食を取った。香港ガニの季節はやや過ぎているのだろうが、計画通りに1人前570香港ドルのセット料理を楽しむことができた。
丸々1日使える2日目は大橋を使ってマカオに渡った。時間があまりないので、コロアンの黒沙海岸(ハクサビーチ)にあるお気に入りのフェルナンドに直行して遅めの昼食。大橋で香港に戻り、夕食は廟街(テンプルストリート)の露天店で海鮮主体の料理を食べた。
ウーコン、フェルナンドは混んでおり、ともに待たされたものの、旅行前に食べようと決めていた計画が達成できたのはうれしい。朝食は2日目が飲茶、最終日は空港での粥、2日目の廟街での夕食も含めて充実したものだったと思う。
もうひとつの目的、港珠澳大橋を渡るバスの乗車時間は40分ほど(写真は香港側のパスポートコントロール前。各方面行きのバスが並んでいる)。窓から見える景色を楽しみにしていたが、モヤがたれ込めていたこともあって極めて単調。さらに、香港、マカオとも街の中心部から大橋のパスポートコントロールまでのアクセスに時間もかかる上、マカオの市街地に向かうバスも足りない。個人的には、費用はやや高いものの高速船の方が旅の気分をより味わえると思った。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- 香港エクスプレス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
新海怡廣場では私の靴(フェラガモ)を購入。3万円強。私はネクタイ、愚息は時計などもターゲットにしていたが、お気に入りの品は見つからなかった。しかし、多彩なショップが入っているので、次回の香港訪問でも立ち寄ることになると思う。
ちなみに今回のチョンキンマンション両替レートは1万円=720・1香港ドル。5万円を替え、500ドル札7、100ドル札1枚、50セント硬貨1個を受け取った。
蛇足ながら、香港では500ドル、1000ドルの高額紙幣は使いにくい。増殖機でのオクトパスカード積み増しも100、50ドル紙幣しか使えない。両替店で私の前にいた日本の若者のグループは全員で20万円ほど両替したようで、ほとんど1000ドル札を受け取っていた。現金で高額な買い物をするなら便利だろうが、街中で使うのにかなり苦労するかもしれないと勝手に同情した。 -
ウーコンには午後7時ごろ到着。躊躇することなく、楽しみにしていた上海蟹のセットと青島ビールを頼んだ。最初に出てきたのは蟹の身とフカヒレのスープ。濃厚で、かなりおいしい。
実は、来店時に受付係に予約をしていない旨を伝え、待ち時間のめどを聞くと「15分」との答え。混み具合から50分ではないかと確認すると「ワン・ファイブ」と即答。信じて待ったが、予約客が次々と現れ、結局は50分ほどの待ちになった。来店時間が決まっているなら、予約はしていた方がいいのは間違いない。 -
次に出てきたのは、蟹の身が入った小龍包。これもおいしい。ただし、中身は予想していた熱々ではなく、温かい程度だった。
-
いよいよ上海蟹のお出まし。1人1匹。蒸す前に確認のために見せてくれた。
-
蒸した蟹は店員が食べやすいように「解体」してくれた。
-
蟹は小ぶりなので、決して食べやすくはない。濃厚な蟹味噌などはおいしくいただけたが、脚の身などは食べ残しが多い。
食後、蟹に謝ってしまった。 -
蟹味噌などをかけた蒸しご飯と、蒸し野菜、ショウガスープに入った胡麻団子でコースは終了。
ビールを6本飲み、2万円強。カードで払い、現金で100香港ドルのチップを差し出すと「サンキュー、サンキュー」と笑顔を返された。 -
翌日の朝食は、散歩の途中で見つけた店で飲茶(写真は道路沿いに置かれた店の看板)。
ネーザン通りから堪冨利士道を東へ50メートルほど入ったところの地下1階。オープンは午前8時とやや遅めだが、メニューは写真付き、自分で書き込む注文表には日本語も表記されていてかなり分かりやすい。茶(もちろん有料)はプラスチックのコップで出てくるし、種類は選べないなど風情はないが、店内はきれいだし、場所も便利。次回も立ち寄りたい店だ。 -
食べたのはシューマイ、蓮包みご飯、エビ入り腸粉、粥。茶2人分を加えて1500円ほどだった。支払いは現金のみ。
-
ホテルへの帰り道、歩道に生えている大樹からネーザン通りを望む。この風景はいつみてもいいなと思う。
-
いよいよ大橋を渡ってマカオへ。ホテルの最寄り駅である佐敦から地下鉄を乗り継ぎ、欣澳(サニーベイ)に到着。そこから路線バス(4・8ドル)に乗って約10分でパスポートコントロールへ着いた。
-
日曜日の午前だったせいか、マカオ行きのバス乗り場は長蛇の列。とはいえ、閑古鳥が鳴いていた珠海行きのバスが急きょマカオ行きに変えるなどの対応もあって、乗り込むまで時間は大してかからなかった。
料金は1人65ドル。オクトパスカードも使えるが、500ドル札を崩す目的もあって現金で購入した。 -
すぐに香港国際空港が現れ、そこを過ぎるとバスはマカオへひた走る。
-
しかし、先に書いたように、マカオまでの道中は単調な景色が続き、40分ほど退屈なバスでの時間が続いた。私は浮き浮き間はすぐに冷め、愚息は居眠りする始末だった。
なお、道路を走っているのはバスが大半で、交通量はほとんどないと言っていいほどだった。
マカオに着くと、入国カードを探したが、どこにもない。係員に聞くと不要だという。パスポートに押すスタンプに続いて入国カードもなくなっていたのだ。 -
入国後、直行したフェルナンドは満席。ウェイティングリストに名前を書き、中庭でビールを飲みながら待つ。ビールは1本20パタカ(香港ドル)。前に10組ほどがいたが、愚息と2本ずつ飲んだところでテーブルに着けた。待ち時間は30分ほどだったが、この中庭はとても気持ちのいい所だったので、むしろ楽しく過ごせた。中庭ではビールのほか、ワインなどが飲め、ソーセージなどのつまみも頼めるようだ。ただし、食べ物は一皿の量が多い。
なお、マカオのパスポートコントロールは、大陸側の高速船乗り場そばにある貯水池のさらに東に位置するようだ。タクシーは1台も待機しておらず、市街地へはバスが頼り。橋を渡ってタイパの競馬場に向かう便、珠海へ陸路で入る国境側を回ってポンテ16、新馬路通りなどを経由してリスボアホテル付近へ向かう便(各6パタカ)などがあるようだ。しかし、大橋を渡るバスに比べて、輸送量は圧倒的に少ない。
今回は時間がないもののセナド広場ぐらいは観光しようかと考えてリスボア便を選んだが、渋滞もあって車窓から眺めるにとどめた。リスボア前で下車し、黒沙海岸行きのバスを待ったが、すでに満席で立ち客もいたため、タクシーに変更。料金は2000円ほどで、バスのように市街地を通らないために黒沙には早く着いた。急ぐときはタクシーが正解かもしれない。
また、初めからフェルナンドに直行するつもりなら、タイパ・競馬場行きのバスを選ぶのがいいだろう。 -
フェルナンドで頼んだのはアサリ(ハーフ)、エビ(フル)、イワシ、それとサングリア。飲み物とパンに続き、アサリとエビが出てきた。
イワシは1人1匹、2ピースと注文していたので、まだ食べられると思い、アサリとエビが出てきた時点で牛肉のステーキ(ハーフ)を追加した。 -
しかし、イワシを見て驚いた。5匹も乗ったものが2皿出てきたのだ。以前は何匹単位で注文していたが、今は5匹盛りしかないようだ。周りを見ると、日本人がいなかったこともあってかイワシを頼んだ人は皆無。1匹ごとに注文を受けていたのでは店側は面倒なのかもしれない。
ここのイワシの塩焼き、皮はぱりっと焼け、身も抜群においしい。息子は頭だけ残し、骨も食べていたが、4匹でギブアップ。オーダーミスの責任を取って私が6匹たいらげた。なお、添えられているトマト主体のサラダもおいしい。サラダのみも頼めるが、量は多く、少人数ならイワシに添えられるものだけでいいかもしれない。 -
ステーキもニンニクがよく効き、おいしかった。満腹になったものの、すべて完食した。
中庭のビールは現金払い。その他で774パタカ(香港ドル)だった。 -
時間が押していたこともあって、マカオのパスポートコントロールへタクシーで直行。ここの出発場所ではタクシーは全く見かけなかったが、もしかしたら拾えるテクニックがあるのかもしれない。
夕方のためか、乗客は珠海行きが多く、香港行きは少なかった。2階建てバスもいて、すんなりと乗り込めた。代金は65パタカ。香港の時のように500ドル札を崩すつもりで差し出したら、係員は「パタカしか使えない」と言う。香港ドルしか持っていないと主張したら、130ドルぴったりなら受け取るという。なんのことはない、香港ドルの釣りがないということのようだ。 -
マカオのパスポートコントロールを眺め、一路バスは香港へ。
佐敦のホテルへは空港バスを使おうと考えたが、空港始発のようで、すでに満席。仕方がないので、行きと同様にバスと地下鉄を乗り継いで帰った。 -
フェルナンドで満腹になったので晩ご飯はパスしようと考えたが、しばらくホテルで休んでいると、愚息が食べられるという。それなら軽く済まそうと歩いて廟街へ。佐敦側の入り口付近の道路にはオープントップの海鮮店が増えていて、観光客らでにぎわっていた。
-
屋台をぶらぶら歩いて見て回ったのち、チャーハンがおいしそうだったホテルに最も近い店へ。最初に出てきたのは青島ビール(大瓶)とエビの蒸したもの。エビは以前食べていたものよりも大きいものが使われていた。味はいい。
-
続いてチャーハン。香港やマカオのチャーハンは大盛りがほとんどだが、ここは日本ぐらいの量で助かった。味はかなりよい。
-
最後はアサリ料理。以前の廟街の店は、大鍋で作り置きしているものがほとんどで、貝にオイスターソースの味がしみいっていた。今回の店は注文を受けて作ったもので、ピーマンなどの野菜も入っていたが、濃厚で昔の味覚を思い出した。
-
歩いてホテルへ帰る。正月用の商品が並んでいる店を発見。
最終日の出発は早朝。香港のパスポートコントロールへの経路と同様の交通手段を途って青衣へ向かい、そこで機場快速に乗り換えて空港に到着した。45分ほどの道のりだった。九龍駅までの無料バスに乗るまでの手間を考えると、空港バスかこの手段がいいかもしれない。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
香港(香港) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
25