2018/12/30 - 2019/01/01
148位(同エリア198件中)
NT21さん
ハノイから、2014年に世界複合遺産に登録されたニンビンに行くことにする。陸のハロン湾と呼ばれているが、るるぶやまっぷるでは紹介されておらず、まだ知名度は低い。地球の歩き方でも6ページほど。旅行サイトの投稿も多くはない。まずは、移動手段の確保。ハロン湾よりもハノイから近く、ハノイからのマイクロバスでの一日ツアーが一般的なようだ。ただ、どうせなら2泊はしたいと思うと、鉄道や路線バスしかなく、なんとなく心許ない。そこで、明らかに割高ではあるが、ハノイのホテル発、ホアルー散策、チャンアンのボートクルーズ、タムコックのホテルにドロップしてもらい、翌々日タムコックのホテル発、ハノイのホテルにドロップのプライベートカーを手配する。結果的には、ニンビン市街とタムコック間はタクシーが利用できそうだが、効率性とコストの見合いを考えると、微妙なところ。
古都ホアルー。西暦1000年前後の40年間首都だったという遺跡だが、規模は京都の数ある寺院と同じくらい。西安などとは比べるべくもなく、見所としてはやや渋め。ただ、中国文化の影響が強いことがよくわかる。
チャンアン。ニンビン観光のハイライト。ゆったり流れる川を手漕ぎボートに乗り、カルスト地形の岩を眺め、鍾乳洞を巡る。矢切の渡し舟で、急流のない長瀞のクルーズ、オバケの出ない遊園地の探検ボート、みたいな2時間。冬の寒さが堪えたが、夏なら川面に風が心地よかっただろう。
翌日、タクシーをチャーターし、バイデン寺へ。仏教のテーマパークという表現が言いえて妙。夏に訪れた瀬戸内生口島の耕三寺を思い起こさせるバラエティと規模。仏教寺としては、敷地面積が東洋一とのことだが、確かに広大。多重塔、仏像、洞窟寺院など、見応え十分。日帰りせずによかったと思う。
タムコック。チャンアンと同じく再びボートクルーズ。チャンアンよりも素朴で、漕ぎ手の地元のおじさん、おばさんの足漕ぎ捌きに関心。水田が青い時期に再訪したいところ。
総じて、他のアジア諸国の名だたる観光地に比べるとスケールは小さく、歴史の悠久さ、文化の香りを味わうのに唯一無二というほどではなく、時間の限られた観光としては日帰りで十分楽しめるが、日数があればあるほど、ハノイの喧騒、ある種のわい雑さと対極の世界に心地よさを感じるだろう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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