2018/04/13 - 2018/04/22
1522位(同エリア1830件中)
ちゃおさん
5年前の阪急トラピックスのツアーは、旅行期間は短いものの、コンパPクトに纏められていて、デリー、アグラ、ジャイプール等に所在する世界遺産を大半巡って、ここデリーの世界遺産も殆どカバーした。今到着したプラーナーキラーや、先刻見てきたインド門、大統領府は世界遺産に登録されていないので、ツアーでは回らなかったのかも知れない。5年前に訪問した場所を再び行くことも無いので、今日は初めてのプラーナーキラーに来た次第だが、訪問客、観光客は殆どいなく、静かな城内観光ができそうだ。
ここプラーナーキラーはムガール帝国第2代皇帝フマユーンが16世紀に建設したもので、アグラのタージマハールよりは100年ほど早く造られている。実際、ヒンドゥー語の「プラーナーキラー」の意味は「古い城」の意味で、現在世界遺産に登録されているフマユーン廟よりも先に建設されている。フマユーン廟はタージマハールと同型の左右対称形の霊廟で、タージマハールの原型を成すものであるが、ここもタージマハール同様に、フマユーン皇帝とその妃が埋葬されている。プラーナーキラーは城塞で、それとは別に霊廟を建設したのだが、3代後の皇帝シャージャハーンもアグラ城とそれに隣接して妃のためにタージマハールを建設したのだ。
少額の入城料を支払って城内に入る。入って直ぐ右側の城壁をくり抜いた場所に小さな博物館があり、入ってみる。この城塞が建設される以前の古墳時代の発掘品から始まって、この城塞の遺品などが展示されている、この場所へ好き好んでやってくる外人観光客もいないだろう。館内は静かなもので、入り口に一人、係の人が気持ち良い冷房の中で転寝をしていた。館内をさっと回って、城内を歩くことにした。古い建物が幾つか残されているだけで、余りぱっとしない城内だ。これでは当然世界遺産には登録されないだろう。先程もインド門から大統領府までかなり歩いたが、ここでも広い敷地内を運動と思って歩くことにした。
- 旅行の満足度
- 5.0
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