ポカリスエットの凄さ　大塚国際美術館

2018/12/29 - 2018/12/29

ポカリスエットやボンカレーでお馴染みの大塚製薬のグループ会社が陶器板の製造をしているのですが，その技術をもとに造ったのが徳島県鳴門市にある大塚国際美術館です。いつか必ず訪れたいと思っていた美術館に今回行ってきました。

ここの入館料は大人３,240円と日本一高額の美術館と言われています。そして，一切本物の絵はありません。すべてレプリカです。

しかし，ここはレプリカであることに大きな意味があるのです。ここの展示は全てではありませんが，環境展示という方法を用いているのが特徴です。美術や世界史の授業で目にした数々の西洋美術の名画たちは教会内部の壁画などであるため非常に巨大で現地に行かないと目にすることができません。これを大塚国際美術館は部屋ごと徳島県の鳴門市に再現しているのです。つまり，ヨーロッパに行かずともヨーロッパに来たように思える！さらに陶板に現物とかわらぬ色彩，寸分たがわぬ制度で再現しています。また，陶板であるために顔料，絵の具の経年劣化がほとんど見られない。レプリカであるゆえ，写真で撮影することもできる。あの名画の数々を写真で記録することもできるという，とんでもない美術館なのです！

大塚製薬グループが地域，社会に貢献するために精根こめて築き上げたこの美術館，凄いです！

エリア 鳴門(徳島)

システィーナ礼拝堂

バチカンにあるシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの作品を複製した部屋です。

システィーナ礼拝堂

有名なETポーズの天井がもばっちり再現！聖書の人類創造の場面を描いています。

エル＝グレコの祭壇

エル＝グレコの絵は今も現存しているのですが，祭壇自体は消失してしまい現存しません。ここでは，本来の展示方法を再現しています。

スクロヴェーニ礼拝堂

この美術館の中でもかなり人気のあるフロアです。一面の青一色。イタリアにある礼拝堂もこうなのでしょう。ここにいるだけで，イタリアの雰囲気を味わえます。

ユスティニアヌス帝のフラスコ画

世界史の教科書で必ず目にする東ローマ帝国のユスティニアヌス帝のフラスコ画です。本物は見上げる形になるのですが，ここでは眼前で目にすることができます。

レオナルド＝ダ＝ヴィンチのモナリザも

レンブラントの夜警も

ゴッホのひまわりも

フェルメールも青いダーバンの少女も

ピカソのゲルニカも本物と同じサイズ，色彩で見ることができます！また，この感動を味わいに行きたいです！