甲山は階段の山　仁川から甲陽園を歩く

2018/12/29 - 2018/12/29

阪急仁川駅から阪急甲陽園駅まで歩きました。
およそ２時間半の行程です。
メインは甲山登山のつもりで出かけましたが、一番良かったのは神呪寺！
甲山八十八ヶ所巡りも少し体験出来ました。
表題の写真は神呪寺から撮影。
よく見ると飛行機が飛んでいます。

エリア 西宮・芦屋(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0

阪急仁川駅を出発。
仁川駅から仁川沿いを上流に向かって歩いて行きます。
駅周辺の仁川はカラッカラに枯れています。
水辺が好きなのでこれにはがっかり。

川沿いの道路を歩いて行くと、上流は水がありました。

地すべり資料館を通過。
阪神大震災で地すべりが起き、多くの方が亡くなったそうです。
この資料館の前を通り、ネットで調べてみて初めて知りました。
私が通った時は年末のせいか閉館しているようでした。

甲山調整池を通過。
このあたりまでは、あまり自然散策という感じがありません。

甲山森林公園に到着。
兵庫県三田市の有馬富士公園に似た感じ。
今回は、公園散策がメインじゃないのでさっと通りましたが、公園マップを見ると、とても広そうです。

甲山森林公園内のみくるま池。
後に見えているのが今回、目指す甲山（だと思う）

みくるま池の鴨。
子供に餌もらってて可愛かったです。

そんなに広くないですが、園内には芝生の広場もありました。
温かい季節なら良いですね。

公園の管理事務所の近くから一旦、道路に出て・・・

神呪寺への歩行者専用道へ。
車両は禁止と表示あり。

確かに車は無理な道。
自然豊かですがよく整備されてて歩きやすいです。

神呪寺の周辺はこういう祠？やお地蔵さんが多かったです。

神呪寺は甲山に立つお寺で、神呪寺の裏に頂上に向かう道があります。
神呪寺までも神呪寺から先も階段だらけです。

神呪寺の門に到着。
神呪寺は「かんのうじ」と読むそうで、なんだか恐ろしい名前ですが、呪いとは全く関係ないようです。

しっかりお参り。
立派な門松が置いてありました。
階段の下で屋台の準備をしている人もいたので、大晦日、お正月は賑わうのでしょう。

鐘楼があります。
帰りに鐘をつこうと思っていたのに忘れて帰っちゃいました。
ここの鐘の音が地すべり資料館のあたりでも聞こえていました。

ここで予期せぬ絶景が・・・・

神呪寺から阪神地区の街並みを見下ろすことができます。
遠目にですが、伊丹空港に離発着する飛行機も見えます。
この雲の感じすごく好きです。

お寺の裏の鳥居をくぐり、山頂へ向かいます。

ずっと階段。
階段があるのは有難いけど、歩幅の合わない階段なんで微妙。
よく整備されてて、道迷いの心配は一切ないです。
子供でも大丈夫。

登ってる途中で景色が開けるところもありますが、
神呪寺からの景色の方が良いです。
枝が邪魔・・・。

最後の階段を上って頂上へ。

頂上。
神呪寺から頂上まで１０分くらいでした。
仁川駅からは、だらだら歩いて１時間２０分くらい。

頂上は眺望はあまりないですが、広い芝生の広場になっています。
私が行った行った時は寒すぎて人はほとんどいませんでした。

頂上に登る道は神呪寺から以外にもあるみたいです。

頂上から降りる道がいくつかありましたが、甲陽園駅に向かいたいので、来た道を戻りました。

神呪寺から階段を下ってすぐのところで猫発見。
この寒さの中まったりくつろいでいます。

甲山八十八ヶ所。
四国八十八ケ所巡りを四国まで行かなくても出来るようにと江戸時代に甲山に作られたものだそうです。
全行程２．５ｋｍ程度にわたり八十八体の石仏があるそうですが、私は、神呪寺の階段を下りて、すぐのところだけ周りました。

ひっそりとした中に石仏が点々とあり、とても雰囲気がありました。
八十八か所全て周ってみるのも良いかもしれません。

甲山八十八ヶ所はうまく宣伝すれば人気が出そうな気がします。
私が見たすべての石仏に手作りの前掛けが掛けられていて、地元の人に大切にされているようです。

甲山八十八ヶ所の後は住宅街を下り、甲陽園駅に向かいます。
道が分かりにくかったので、グーグルマップを見ながら進みました。
神呪寺の最寄り駅は阪急の甲陽園駅ですが、ドン引きするくらい坂が急なので、徒歩で行くのはきついかもしれません。
下りでよかったとつくづく思いました。

山にへばりつくようにたくさんの家が建っています。
阪神間の山手は高級住宅街です。
仁川を出発し、２時間半ほどで甲陽園駅に到着しました。