友を訪ねてアフガニスタン　人々とのふれあい　(3/3)

2013/06/07 - 2013/06/14

アフガンの人たち、みんなお茶目でかわいらしい人ばっかり。
子供たちはみんな素朴で、貧しい中にも自分たちの世界を作って無邪気に遊んでる。女の人はたいてい恥ずかしがりやけど、一緒に時間を過ごす内にやっぱり女同士打ち解けてくれる。おっちゃんやじいちゃん達も一見怖そうに見えるけど、笑うと歯が抜けてたりして男前が台無しやったり。そういえばばあちゃんは見かけんかったなぁ。
みんなそれぞれ今いるところで一生懸命生活してるんよね。
ムルサルちゃんのおかげで、貴重で楽しい思い出ができました。ありがとう。

エリア アフガニスタン

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ

６日目
朝ごはんの目玉焼きで遊んでみました。

ちょっと外をお散歩してたら、『移動何でも屋』を見かけました。ごちゃごちゃしたもんなんでもあるらしい。おもちゃ、文具、懐中電灯・・・。電話したら家まで来てくれるやろか？

今日も畑仕事ご苦労さんです。緑がきれいやわぁ～。

お庭に洗濯もんが干してあります。カラッとしてるからよ～乾くやろなぁ。

今日はシャーレ・ゴルゴラを観光します。『叫びの町』という意味のこの町は要塞都市として栄えていましたが、1221年にチンギス・ハンによる侵略と虐殺により死の町と化しました。『人も動物も胎児もみんな殺してまえ～！』と命令したそうです。その時の虐殺される人々の叫び声が『叫びの町』の由来となっています。

『日干レンガ』製造中。初めて見たけど、手作業で作ったはるんやなあ。ちょっと楽しそう。

きれいに並べて干してある。何日くらいで乾くんかな？

ロバを連れたお兄ちゃんが、『撮ってくれ～』って。こういうのよくあるけど、だいたいいつも撮ったら去っていく。私はアナタの写真をどうすればいいんですか？？？その写真欲しくはないんやろか？

あの上の方まで登っていきます。

途中にきれいな花が咲いてました。つぼみもいっぱいつけて、これから満開になるんかな。

要塞の跡が残っています。

見張り塔の横で、休憩中のドライバーのお兄ちゃん。

ここからはバーミヤンの町が見渡せます。高地のオアシスらしく緑豊かなんがうかがえます。大仏跡も見える。

あっちに見えるのは空港。

ライラを探せ!　ってすぐわかるわなあ。

修復作業中。この人は考古学者風のいでたちですが、監督さんでしょうか。

作業中のじいちゃん達はこの遺跡の価値がどれだけわかったはるやろか？

空の雲が渦巻いて、『叫び』が聞こえてきそうや。

畑とやかんとコップ。のどかな田園風景やなぁ～と見ていたら。

『お茶飲んでいってや～』って言うてたんやと思う。

道ばたで踏まれてもまた生えてくる力強そうな花やな。

花を見ていると、少年たちが遠目に見てるので、近づいていくと笑って逃げていきます。しばらく追いかけっこして遊びました。

川で洗濯中のお姉さん、そばに行こうと思ったら、すごいスピードで走って逃げていきました。怖かったんか、恥ずかしかったんか？しばらく待ってみたけど戻ってきませんでした。

土壁に鉄の扉。ちょっとお邪魔してみたい気もしますねぇ。

商店街をちょっとブラブラ。マカロニの量り売り。

これは『クルット』といって、ヨーグルトを乾燥させたもの。おやつにかじったりするらしい。かじるといってもほんまにカッチカチで歯が折れそうや。お湯に溶かしてナンを浸して食べたりもするらしい、こっちは歯が弱い人用やな。

これは駄菓子屋兼乾物屋みたいなとこ。ドライバーがおつかいの品を調達中。

のんびりした普段の生活の場。

パン屋さんがおもしろくて、じーっと見ていたら、おいでおいで～って手招きされました。

中に入っていくと、あれ？被りもん変えた～？服装も変わってるし・・・さっき呼んだ人と瓜二つやなぁ、兄弟かな？その頭のビニール袋は衛生管理を考えたもんじゃぁありませんよね？自分の髪の毛が粉まみれにならんようにやろな。

このクギがいっぱい刺さったような器具は何でしょうか？

こうやって、生地の真ん中に押し付けて型をつけます。

UFOみたい～。

窯に張り付けて焼きます。

ほっかほかの焼きたて！もちもちぱりぱりで何もつけんでもおいしい～！

一旦ホテルに戻って、お昼ごはん。ナスのトマト煮込みとピラフ。トマトときゅうりをお花みたいに飾りつけしてくれてんねぇ。もちろんデザートはマンゴー。

これから、『竜の谷』という村へ行きます。かっこええ車でヤギとドライブする走り屋たち。

途中の村で水汲みに集まった村人たち。子供もちゃんとお手伝いしてて、えらいねぇ。

この村では、伝統的な手織りの布を織っています。この長～いのんがその布です。昔はウール100％の毛糸を使っていたそうですが、最近はアクリル糸に変わってきました。アクリルの方が色鮮やかで、安上がりなんやって。

基本的には50～60㎝幅で織られます。床で食事する時のテーブルクロス代わりに使ったりするそうです。

https://youtu.be/YF3yp8FpqzY

子供たちにお土産の風船やら飴ちゃんあげたら、めっちゃ喜んでくれたわ。一生懸命膨らましてるけどなかなか膨らまんかった子も、諦めんとがんばってできた時の嬉しそうな顔。今どきの都会の子にはない健気さやわ。

何もない暮らしの中でも、こんないい笑顔になれるんやね。うらやましいわ。

ちょっと照れてる子供。

ちょっとお宅拝見。玄関には誰のかわからん片方ずつのはきものが並んでました。

ここで一家が暮らしてるそうです。この辺ではテレビがあるだけでも贅沢なんかもなぁ。

壁には刺繍用の輪っか。お母さんが子供たちに何か刺繍してあげるんかな？こんなんみてたら、自分の家に所せましと並べてあるごちゃごちゃしたもんが、意味のないもんに思えてくるわ。

私はこっちの青っぽいのが好きやな。

お邪魔しました～。

仲良し親子連れ、ばいば～い！

途中でヤギさんに通せんぼされてしもた。

今日の晩ごはんはアフガンマントゥ。かわいい形に包まれてるねぇ。

蒸したマントゥにトマトとひよこ豆のソースを絡めていただきます。

カブリピラフに添えて。右上のトマトときゅうりのサラダもコリアンダーが効いてさわやか。今までコリアンダーあんまり好きとちゃうかったけど、ここで食べてから大好きになったわ。

パンに巻き巻きしてシシケバブも。まだ食べるんかい！

７日目
翌朝は、わんこに見送られて、カブールに戻ります。

バーミヤン空港　青空チェックインカウンター。青いワイシャツの人が地上係員。すべて手作業です。

バーミヤン空港 (BIN) 空港

手書きの搭乗者名簿。

バーミヤン空港 (BIN) 空港

搭乗前の待合室。『デパートメント・エアポート』っていうのはどういうことでしょうか？

バーミヤン空港 (BIN) 空港

カブールまで30分ほどやけど、えらい揺れてちょっと気分悪い。飛行機で初めて酔ったわ。

カーブル国際空港 (KBL) 空港

これは、アフガニスタンの国民的英雄のアフマド・シャー・マスード。2001年のアメリカ同時多発テロの2日前に、自爆テロで暗殺されました。
空港の壁には、亡くなる1ヶ月半前にムルサルちゃんが撮った写真がでかでかと掲げてありました。かっこええよなぁ。

カーブル国際空港 (KBL) 空港

空港からまっすぐ町へ行く途中のサークルには、マスードの記念碑が建っています。ぐるっと一周マスードだらけ。

お昼ごはんに『イスタンブール』というレストランに連れて来てくれました。アフガニスタンの初代大統領カルザイ、トルコ初代大統領アタチュルク、ここにもマスードいてました。

『気分悪い、何もいらん～』て言うてたくせに、『スープとサラダだけやったら食べれるかな』ってブュフェのサラダよ～さん盛ってるし。

しっかりこんなんも食べてるし。

ムルサルちゃんのチキンの味見もしたし。

食後のチャイも飲んだし。食べたら気分悪いのなおったわ。

近所の商店街みたいなところ。

遊牧民の花嫁衣裳。すごい凝ったビーズがいっぱいついて重たそうやなぁ。

ショッピングモールみたいなんもありました。天然石屋さんが多かったかな。

これからどんどんビルが建って発展していきます。

道路沿いの看板が古臭くておもしろいわ。

学校の壁。男の子と女の子が一緒に勉強してます。

まだこのブルカ着てる人もおるねんなあ。これヒダヒダの部分がすごい細かいヒダヒダで、びよ～んと大きく伸びます。背中がボコボコしてるのは大きいかばんでも下げてるんかな。

甘そうなお菓子がいっぱい。

あ～あれ食べたい！お姉さんのなまめかしい目に誘惑されてしもたわ。

ちゃんと巻き巻きできてないし、ちょっと短いで～。でも美味しかったからまけといたるわ。

でっかい氷屋さん。冷蔵庫ない家もあるらしくて、これで冷やします。

最後の晩餐は、ムルサルちゃん特製のタイカレー。ん～うまい！また食べに行くわ～。

８日目
朝ごはんもモリモリ食べます。マンゴーも食べ納め。

門番のじ～ちゃんが、私の好きなパンを買ってきてくれた。まだ焼きたてホカホカ。じ～ちゃんには言葉が全く通じんのに、いつもニコニコ見守っててくれてありがとう。

買ってきたもの。全部ライラを作った女の人たちの手作り。竜の谷の村の布で作ったものもある。いろんな色やデザインがあって、なかなか決められない。

こっちは食料品。帰ってからもアフガンの味を楽しみます。

ライラの友達がいっぱい待ってます。ほんまに早く安全な国になって、みんな一緒にアフガニスタンを隅から隅まで旅行したいねぇ。

この旅行記へのコメント （2）

• フィーコさん 2021/08/22 20:12:34

  アフガニスタンにお友達

  Laylaさん　こんばんは。
  
  アフガニスタンにお友達がいらした。
  今、大変なことになっていますよね。
  在住日本人もいらした。
  皆さん無事に帰国なさったのでしょうか？
  
  Laylaさんもアフガニスタンの女性の就労？
  支援的な活動なさっているの？
  
  バーミヤン、以前タリバンに大仏を破壊されて（パルミラも）残念に思っていましたが、もう滞在すらできないですね。
  
  見たことないお花があちらこちらに咲いていて。黒い花も　見てみたいわ。
  Google cameraで検索できるかしら？
  
  バンデアミールの湖　さばくの真珠と言われるほどきれいな水ですね。ほんときれい。
  
  お宿で食べたご飯、春巻き、チャーハン、餃子やんかなぁ（笑）チンギスハーンが来たんやから食文化も伝わってるんや。
  
  40年前、姉の友人が大阪の山奥の資産家に嫁ぎ、川で洗濯していたそうです（笑）
  
  お友達、お知り合い無事を祈ります。
  
  フィーコ
  

  Laylaさん からの返信 2021/08/23 18:02:11

  RE: アフガニスタンにお友達

  > Laylaさん　こんばんは。
  フィーコさん、こんにちは。
  
  >
  > アフガニスタンにお友達がいらした。
  > 今、大変なことになっていますよね。
  > 在住日本人もいらした。
  > 皆さん無事に帰国なさったのでしょうか？
  まだいてますわ〜。たぶん今日の自衛隊のんで脱出するかな？
  
  
  > Laylaさんもアフガニスタンの女性の就労？
  > 支援的な活動なさっているの？
  アフガン女性の作ったバッグなどを買うくらいで、そんなたいそうなことはしてないですけど。ちょっとでも力になれたらなと。
  
  
  > バーミヤン、以前タリバンに大仏を破壊されて（パルミラも）残念に思っていましたが、もう滞在すらできないですね。
  ほんまに破壊なんてひどいことするやつらやわ！
  
  >
  > 見たことないお花があちらこちらに咲いていて。黒い花も　見てみたいわ。
  > Google cameraで検索できるかしら？
  アフガニスタン写してないんとちゃうかなぁ？試してみて〜。
  
  
  > バンデアミールの湖　さばくの真珠と言われるほどきれいな水ですね。ほんときれい。
  ほんまにきれいやったよ〜。いつか見にいってね〜とは言えんようになってしもたなぁ。私ももう一回行きたかったけど。でも希望は捨てたらアカン！
  
  
  > お宿で食べたご飯、春巻き、チャーハン、餃子やんかなぁ（笑）チンギスハーンが来たんやから食文化も伝わってるんや。
  アフガニスタンには中華もいれていろんなレストランあるみたいよ。
  
  
  > 40年前、姉の友人が大阪の山奥の資産家に嫁ぎ、川で洗濯していたそうです（笑）
  川で洗濯なんて昔話の世界やと思ってたけど、ほんまにあったんやねぇ。絞るの大変そうやけど。
  
  >
  > お友達、お知り合い無事を祈ります。
  ありがとう。