２０１８年初雪の青森、文学とアート旅

2018/11/23 - 2018/11/25

ずっと行きたかった青森県立美術館と十和田市現代美術館。今年の春にどこでもマイルに挑戦したら見事に外れてしまい、又どこでもマイルで行こうかなと思ったけど、今度は外したくなかったので、ちゃんと15,000マイル使って青森へ行って来ました。やっぱり行って良かった。素敵な所でした。
レンタカーを使わずに慌ただしく旅行をする人は少ないようで、電車やバスの情報が少なかったので、誰かのお役に立てればと思い、スケジュールを記載しました。公共の電車やバスを使うと待ち時間が多かったり、時間がギリギリで急がないと行けなかったりと、めちゃめちゃ日程考えないと無駄な時間も多いですが、これが最良の日程でした。

エリア 青森市内(青森)

★１日目★
夕方便で青森に出発。
昨日初雪が降って、それからずっと雪が降っていたようで、雪の影響で引き返すか、仙台空港に向かう可能性があるとアナウンスがありました。
引き返すのは良いけど、仙台空港で降ろされたら困る～

富士山でも見ようかなと思い、珍しく窓側に座ったけど富士山見るのすっかり忘れてました。

ちょうど日が暮れる時間だったので、空がきれいでした。

無事に青森空港に到着！
結構雪が降っていました。雪が滅多に降らない場所に住んでいるので、雪を見るとテンション上がります！

バスでホテルへ。先月オープンしたダイワロイネットホテルです。
ビジネスホテルの中で一番好きなのがダイワロイネットなので、新築で泊まれてよかった。

東京で数回泊まったことがあるんですが、部屋は東京より狭かったです。

このホテルの良い所はお風呂に洗い場があること。

おさない食堂でホタテを食べようと思って行ったら、ホタテがなくなったので閉店と書かれていて、仕方なく食べる所ないかなと街中をさまよってました。でも７時過ぎてたので開いているお店が少ない。

雪が積もっています。スノーブーツ履いてきてよかった。

A-FACTORYは開いてたので、お土産の下見。おしゃれなものがたくさん売っていました。

なかなか良いお店がなかったので、お腹も空いたし、ホテルの1階にあるカフェ兼居酒屋みたいなお店に入りました。
朝食付きにすれば、こちらで食べるようです。

入ったのは良いけど、食べるものがないし、値段も高い！
お酒も飲めないし、リンゴジュースとかぼちゃのグラタンだけお願いしたら、突き出しが出てきました。
美味しかったけど、800円も取られてた。

グラタンも小さい。これだけで3000円弱もしてしまい、お店選び失敗しました。お店の人皆さん親切で良かったんですが、直ぐに何にしますか？と聞かれて、後でお願いしますと選んでいても、直ぐに別の人が何にしますか？と聞いてくれてちゃんとメニュー見て選ばなかった私が悪いんですが、急かされて適当に頼んでしまいました。

お腹も空いたままだったので、隣のローソンでおにぎり買ってしまいました。

窓の外は吹雪だったので、1日目は早めに寝ました。

★2日目★
青森にしか売っていないので食べたかったイギリスパンを昨日ローソンで見つけたので、朝ご飯に食べました。　素朴な味で美味しい！

雪は止んでいましたが、結構積もってます。

くまげらで五所川原へ向かいます。

足元広々で凄く快適！

雪景色を見ながら目的地に向かいます。
もみの木みたいに三角の木が多くて、めちゃめちゃ可愛い。

弘前を過ぎるとリンゴの木も沢山見れます。
本当に外の景色ずっと見てました。見飽きない。

五所川原に到着。　津軽鉄道に乗り換えて、金木に向かいます。
ストーブ列車が冬の期間走っているようですが、この日はまだ運行していませんでした。

吉幾三さんが住んでた駅に香取慎吾君がペイントした電車が止まっていて、皆さん必死に写真撮影。　私は遠くから1枚だけ。
津軽鉄道にはガイドさんが乗ってくれているので、色んな説明を聞くことが出来ました。　

金木駅に到着！
大好きな太宰治の生家に向かいます。はるばる来ました！

誰も歩いていません。

まずは疎開の家へ向かいました。
斜陽館の近くに建ってた離れを移築したそうです。

ここで太宰は色んな小説を書いたそうです。
個人的には皮膚と心や女生徒などの短編小説がすごく好きなんですが、
ここで書いたのかな。太宰治はびっくりする位女心の描写が素晴らしいんです。良くそこまでわかるなあ、そりゃもてるわと思うんですが、それが分かるが故に、女性を道連れにして2度も死のうとしてるんですよね。
1度目は女性だけ亡くなってるし…本当に人としては最悪です。

離れも十分素敵な家です。特に廊下が素晴らしい！

寝室が一番狭い部屋でした。

洋室もあります。

松たか子さんもヴィヨンの妻の映画撮影で来られたようです。

こちらの廊下も素敵！

玄関も凄く広かったです。この家の作り本当に良いです。

ここも凄いけど、次に行く斜陽館はとんでもなかったです。

氷を砕いたような雪を踏みしめながら、斜陽館へ向かいます。

太宰治のお父さんが建てた大豪邸、斜陽館。

入った途端あまりの広さに驚きます。

台所。

お膳だけ入れる棚。

地下貯蔵庫。

コート着て写真撮れます。着てる人居ませんでしたが。

太宰が生まれた部屋

お庭も素敵。

こちらの廊下も素晴らしい。

お仏壇は金ピカ。

銀行として使っていた部屋。

トイレも数か所ありました。

斜陽の文字の入っている襖。

天井も素晴らしい。

階段

お風呂と蔵。

凄い敷地面積でした。　太宰治好きは行くべき所でした。

少し歩いて、地獄絵図のある雲祥寺へ。

乳母に地獄絵図を見せられて、悪い事したらこうなるよって驚かされてたらしいけど、ここのお寺入った途端なんか怖い空気が充満していて、怖くて直ぐに移動しました。静まり返った誰もいないお寺の中の地獄絵図なんて怖くて見に行けませんでした。

近くの神社に移動しました。

ここの狛犬やお馬さんは皆服を着ていて可愛くて、さっきの怖いお寺とは違い癒されました。

青森に戻る為、金木駅へ。1時間に1本位しか走っていないので、乗り遅れたら大変です。

線路が真っすぐ。

昔ながらの切符。

リンゴの倉庫もありました。

五所川原で又乗り換えます。

帰りの電車では、どこかの車両で人形劇をしていました。その模様が他の車両でも見れました。

青森駅に無事に到着。　御朱印を貰うために、善知鳥神社に行きました。

沢山の人が御朱印貰いに来てました。

シュトラウスでケーキを買って、ホテルに一度戻ります。

金木のスーパーで買ったもの。イギリスパン大人買い。

青森駅からバスで青森県立美術館へ行きます。
途中、津軽海峡フェリーターミナルにもバスは止まりました。
石川さゆりさんの曲が頭の中で流れていました。

来た！！！ずーっとここに来たかったんです。

新海誠展もしてたようで、こちらも沢山に人が来ていました。
君の名はは機内で2階も見たけど、あまり興味がないので、常設展だけ見ます。

シャガールのアレコの4連作がいきなり凄い！
圧巻です。　見に来れて良かった～

絵画の写真が撮れたのはこの部屋だけでした。

青森出身の奈良美智の作品も沢山ありました。どれも可愛い。

やっと会えたよ、あおもり犬。

雪が降ってるので、外川見ることは出来なかったけど、満足です。
右耳が曲がっているのが可愛い～！

本当に会えて良かった。

ここの美術館独自のフォント良いですよね。

一度外に出て、もう一つのオブジェを見に行きます。
まだ4時過ぎなのに、もう暗くなってきた。

三角堂に入るこの子に会いに来ました。

左目がちょっと泣いてるみたいで、可愛いなあ、

美術館の電気もつき始めたので、急いで近くの三内丸山遺跡に向かいます。

4時半で閉まってしまうので、雪道を小走りで向かうも、雪に慣れてないから、着いたのがギリギリ。

入ることが出来ました！

こんな広い施設無料で入れるってすごいです。でも来春から入場料が発生するらしいです。

雪道をひたすら歩いて、遺跡に向かうんですが、暗くなってきて誰もいないし怖くなっていました。

雪だらけで、どこに何があるかもわからない。

真っ暗になったら帰り道も分からなくなりそうだったので、5時で閉まってしまうので、バスで青森駅に戻ることにしました。

お腹が空いたので、昨日行けなかったおさないに向かいます。

5時過ぎだったのに既に混んでました。
ようやく食べたかったホタテフライにありつけました。
美味しい！　お店の人も親切。お茶はセルフでした。
帰りには行列が出来ていました。　美味しいし、安いし、混むのも分かります。

昨日下見していたA-FACTORYでお土産を購入しました。

駅に明日荷物を預けるので、コインロッカーの下見もして帰ります。

ホテルに戻り、シュトラウスのザッハトルテを食べて2日目は終了です。
充実した1日でした。

★3日目★
今日で旅行も終わり、最後まで色んな所へ向かいます。
A-FACTORYで売ってたアップルパイ美味しい。

青森駅から出ているバスで、十和田市現代美術館へ行きます。

極寒の中バスを待っていたので、トイレに行きたくなったけど、普通の乗り合いバスなので、もちろんトイレはついてない。
1時間半考えないようにしようと思ってたら、高速に入る前に、トイレに行きたい方はおっしゃってくださいとアナウンスがあり、助かりました。　

それにしても誰も乗ってこない。　運転手さんがお話ししてくれたので、
ずっとお喋りしてました。青森の訛りは聞き取りづらいこともあったけど、凄く良い運転手さんでした。バスを降りてから美術館までの行きかたまで教えてくれました。　

真っすぐの道を歩いていくと、美術館が見えてきます。

可愛い建物が見えてきました。

写真で見ていた馬がいました。

反対側を向くと、お化け？！

草間彌生さんのオブジェが！　ここは無料で見れます。

犬が可愛い。

美術館の中へ入ります。いきなりいりっ口の床がアート。

入ってすぐの部屋にドイツのおばさんが居ました。
何も知らずに入ってしまって、めちゃめちゃ驚きました。

皮膚感が凄いし、どこにいても目が合う。

真っ暗な部屋にある作品も多くて、恐々入っていくと人がいて、そこでその人にびっくりしたり、もう大変でした（笑）
オノヨーコさんの作品三寸の川。短冊にヒカキンになりたいって書いてる子がいて笑った。

椅子の上に上がって覗く作品。これもなんか覗くのが怖かった。

時計仕掛けのオレンジを思い出すような作品。

唯一写真撮影禁止の部屋。靴を脱いで入ります。
ヤギの死骸のアート作品があるんですが、異様な音楽が流れていて、ここで一人で監視しいる学芸員の方大変だろうなあと思いました。
ずっとこの部屋にいると精神病みそう。

階段の壁もアート作品です。

色んな所の窓から奈良美智の作品が見えます。

カフェの床もアート作品。

なんか凄い作品ばかりで、めちゃめちゃ良かったです。色んな現代美術館に行ってますが、お勧め。

バスまでに時間があるので、近くにあるアート作品を見て回ります。

このアート作品の中はトイレになってました。

近くにある中央公園で休憩。　バスの時間まで時間をつぶしました。

バスで新幹線の駅に行きました。新幹線の時間まで1時間半ほどあるので、近くをうろつきます。

駅の直ぐ近くにあるイオン。

もう少し先にある道の駅。

沢山野菜が売っていて買いたかったけど、飛行機で来ているので、長いものみ購入。

新幹線の乗り場。
寒いからか、ベンチにクッションがありました。

新幹線で新青森へ行き、青森行きに乗り換えないといけないんですが、調べていた時刻になっても電車が来ない。
駅員さんに聞くと、日曜日だから15分ほど待たないと電車が来ないと言われショック。コインロッカーから荷物を出して空港バスに乗らないといけないのに、10分しかない…

どうにか空港バスに乗り遅れることなく、空港に到着しました。

ラウンジでリンゴジュースだけいただいて、食事をしようと思ってレストランのある方へ行くと、ほぼ工事中。唯一開いてたファミレスみたいなお店で、寒いのでドリアを頼むと、なんとチーズがスライスチーズ。
空港価格の1500円もするのにびっくりです。他のお客さんを見てもほぼ皆さん残してる。今回は食事は外れが多くて残念…　

でも行きたかった青森に行けて、良かったです。
今度は温泉にも行きたいし、弘前にも行きたい。
青森、見どころが多い良い所でした！