2018/11/23 - 2018/11/25
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kenjiさん
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晩秋の三連休、涼しい(というか肌寒い)香港の街を歩き、かねてから気になっていたB級の飲茶の店三軒をはしごしてきた。最近大流行のファストフード飲茶の店、一軒目は、モンコクの点点心、二軒目は、同じくモンコクの(地下鉄の駅だと太子駅が近い)一点心、三軒目は、上環の旧態然たる老舗飲茶の店、蓮香楼。点点心と一点心は深夜まで飲茶を楽しむことができる若者向けの店。夜訪れることをお勧めする。これにたいして蓮香楼のようなワゴン式の大型店は、基本的に早朝から営業していて、飲茶を楽しむには、やはり午前中がいい。はたして軍配は? 結論からいうと、点心の味は、群を抜いて、一点心がおいしかった。値段は三店とも、同じくらい。一点心と点点心は、店の雰囲気も似たようなものなので、この二店をくらべると、一点心がお勧め。蓮香楼は、点心の味は、行き当たりばったりのものをふたつ食べただけなので、なんともいえないが、昔ながらの香港の飲茶の店でまったりする雰囲気をあじわうだけでも、行く価値はある。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- 香港エクスプレス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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一軒目はモンコクの点点心。Dim Dim Sum。香港島のワンチャイのほうが本店らしいが、とにかく今人気の店らしい。MTRのモンコク駅から徒歩5分ほどのところにある。来たのが午後10時過ぎだというのに、店の前には長い行列が。日本人のすがたも多い。
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ただ行列に並んでいても、いつまで待っても中には入れてもらえない。ます、レジに人数を申し出て、この伝票兼メニュー表をもらうこと。ひとりでもぜんぜんかまわない。伝票の上部には受付番号を記した紙切れが貼ってあって、この番号を呼ばれるまで外で待つことになる。ただし、空いた席数によって、係りの人が順番を決めるので、必ずしも番号順というわけではない。むしろひとりのほうが早い場合もある。あまり大人数で行くのはお勧めしない。メニューは英語、日本語、韓国語も併記されている。いちばん下にドリンクの項目もあるが、お茶は無条件で出てくるので、必要なければ選ばなくてもよい。
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店内はこんな感じ。あまり広くない。常に満員状態に見えるのは、この店内の狭さにもよるのかもしれない。
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席につくと、こんな感じ。湯飲みにはすでにお茶がついである。伝票を係りの人に渡せば、あとは点心が運ばれてくるのを待つばかり。
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5分ほどで運ばれてきたのは、有名なぶたの顔したカスタードまん。これは中に熱々のとろけるカスタードクリームが入っている。たしかにおいしい。しかし、食べにくい。用心しないと、中のクリームでやけどする。意外に小さいので、三つでもぺろりと食べられる。
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次に運ばれてきたのは、牛肉入りチョーフン。ショウユ(?)をつけて食べる。まあ、おいしい。出てくるものは、すべて熱々だ。猫舌の人は気をつけて。このチョーフンを見ると、ジブリの千と千尋で両親が食べていた正体不明の食べ物を思い出す。このあとえび餃子を注文していたので、待っていたのだが、来る気配がない。で、伝票を良く見てみると、赤ペンでsold out と記されていた。何も言ってくれないのは、不親切といえば不親切。結局、本日は点心二皿と豆乳で終了。会計はしめて62香港ドルでした。これはレジに伝票を持っていって支払う。クレジットカードは不可。この日はオクトパスカードも使えず、現金のみの支払いだった。
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二軒目をとばして三軒目の蓮香楼について。蓮香楼はMTRの上環駅から徒歩10分ほど、クイーンズロードの裏手の路地、ごちゃごちゃと小さな店舗が軒を連ねる庶民的な界隈にある。周辺にはごらんのような高層ビルが天を貫いているが、路地裏には蓮香楼のような昔ながらの香港的な店がまだまだ息づいている。
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周辺はこんな感じ。
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蓮香楼の入口。ちょうど角にある。
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入口を入るとすぐ階段があって、二階へと上る。
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するとこの雰囲気。朝の8時頃だが、いっきに食を求める人々の熱気がむんむんと押し寄せてくる。
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点点心とくらべると店内は広い。しかし、ところ狭しと円卓が並べてあるので、だだっぴろいという感じはない。このあいだを縫って点心を乗せたワゴンが行き交う。席を探してうろうろしていたら、近くのテーブルのおじさんが、ここ空いてるよみたいなこといって、座らせてくれた。よく観察すると、地元のおじさんたちは、どうもたいていひとりで来ているらしい。点心をひとつふたつたのんで、新聞でも読みながら、常連の人たち同士、おしゃべりしつつ、朝のひと時を過ごすのが、彼らの日課らしいのだ。
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席について、係りの人を呼ぶと、伝票を持ってきてくれて、何のお茶がいいかきかれる。プーアルというと、そうかといって去って行く。点点心とちがって、メニューみたいなものはない。伝票はあるが、数字が書いてあるだけだ。あとはワゴンから点心を取ってくるとき、この伝票に印鑑を押してくれて、最後にこの伝票をレジに持っていって、支払いということになる。ただ、人気の点心になると、このワゴンから取るということが、なかなかむつかしい。みんなわっと殺到するからだ。広東語が話せれば、直接オーダーもできるのだが、ワゴンから取るしか、方法がない。この点では、点点心は注文しやすかった。この日、点心二皿とプーアル茶を注文して、会計は67香港ドルだった。ここはオクトパスカードが利用できた。しかし、クレジットカードはたぶんだめだろう。
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なんとか取ってきた、鶏肉入りのまんじゅう。まあ、おいしかった。
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もひとつ取ってきたのが、これ。鶏肉とキノコをきんちゃくに詰めたもの。おいしいか・・・う~ん、微妙。
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お茶はきゅうすで持ってきてくれたが、地元の人たちは、こんなきゅうすは使わない。おわんにただ蓋がついただけの容器(写真の左上隅にあるやつ)に、茶葉をたっぷり入れて、そこにお湯をどっと注いでもらう。蓋と容器の隙間からお茶を湯飲みに注ぐ、というやりかた。きゅうすの右横にある小さいのが湯飲み。その向こうにある大きめの蓋なし容器は、最初、この中でお茶で湯飲みや箸、れんげ等を洗うのに使う。これが伝統の茶器洗い。実際、目の前で、地元の老人たちは、慣れた手つきで実演していた。最後に、席を立つときは、蓋付の容器もしくはきゅうすの蓋をひっくりかえしておくのが、終了の合図らしい。
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さて、またも今話題の人気のファストフード飲茶二軒目、一点心。One Dim Sum。外観、点点心とあまり変わらない。午後六時ということもあって、やはり外にはずらると人が並んでいる。
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店内はこんな感じ。広さも点点心とほぼ同じくらい。つまり、あんまり広くないスペースに、ひっつきもっつきでテーブルが並んでいる。注文の仕方もいっしょで、最初に受付でメニューと伝票をもらい、食べたい点心をチェックする方式。ただし、こちらのメニューはカラー写真付で、すごく分かりやすい。すごい行列なので、相当待ち時間を覚悟したが、ひとりの客は他にいなかったらしく、すぐにひとつ席が空いて、5分で入れた。
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最初に出てきたのがこれ、春巻き。文句なくおいしかった。たぶん、今まで食べた春巻きの中でいちばん。
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次に出てきたのがこれ、野菜と豚肉(?)を巻いたもの。これも文句なくおいしかった。
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そして最後にこれ、マンゴーをもちで巻いて米粉でまぶしたデザート。超絶においしかった。一点心に来たら、ぜったいこれを食べるべきだ。飲み物はお茶だけで、特にたのまず、料金は72香港ドル。一皿20~25香港ドルくらいか。
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一点心の近くには、夜になると巨大な衣料品の露店が並ぶ。
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