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JOCV先輩隊員のアレンジでジャマイカ北海岸のディスカバリーベイ(Discovery Bay)の海で一日を過ごした。ディスカバリーベイは人口約2700人。1494年にコロンブス(Cristoforo Colombo)が2回目の航海で、西洋人として初めてジャマイカ島に上陸した場所だと云うことで、1947年に改名されたが、元々はプエルトセコ(Puerto Seco=乾いた港)と呼ばれていた。これはこの湾の近くで飲み水となる真水の水源(川や泉)を見つけられなかったことからコロンブスが名付けたものだった。セントアン・パリッシュの南側を走る山脈も英語だが、ドライ・ハーバー山脈(Dry Harbour Mountains)と云う。<br /><br />ただし、コロンブスは上陸した地点をサンタグロリア(Santa Gloria)と呼んだ記録はあるのだが、これがどこかに付いてははっきりしてなく、ディスカバリーベイ以外にも、ディスカバリーベイの東約25㎞にあるセントアンズベイ(Saint Ann&#39;s Bay)や、西に10㎞ほどのトレローニー(Trelawny)パリッシュのリオブエノ(Rio Bueno)も、最初の上陸地点は自分たちの町だと主張している。ちなみにリオブエノは良い川と云う意味で、プエルトセコが飲み水が取れない「乾いた港」と云う意味に対比して、飲み水が取れる「良い川」と云う意味になっている。<br /><br />山が近くにあるにも関わらず、この辺りに河川がなかったのは、この辺りの地質が要因で、この辺りは石灰岩の地形となっている。したがって、山に降った水は地表を流れることなく、石灰岩を侵食して地下を流れ、そのまま海の中に吹き出している。実際、ディスカバリー湾の中にはいくつも湧水が噴き出ており、水温にも大きな影響を与えている(湧水は冷たい)。<br /><br />午前中訪れたのが、町の東側のはずれにある小さな入江。周りを石灰岩で囲まれてプールのようになっており、外海との間は浅くなっており、波を和らげている。ここの一番のポイントは海中洞窟。プールを囲む石灰岩の壁の一部に空いた洞窟が外海に通じている。写真を撮れないので残念だが、この洞窟を海中から見ると、外海の部分が砂地になっているため、コバルトブルーの輝きを発している。私に語彙力がないのがとても残念。これまで見たことがないような美しさだった。外海との接点はこの洞窟と開口部の2ヶ所で、直接外海に接してるところは少ないのだが、それでも結構波がある。洞窟の入口の部分もかなりの押し波に引き波となり体が翻弄された。外海までの距離はさほどないが、波も強いので素人が通り抜けようとするのは無謀な感じだった。あと、プール内、深いところでも2,3mって感じだったが、もちろん底まで見通せ、魚も沢山いて、それだけでも楽しい。1時間余り楽しんだ。なお、ここは全くの未管理なので、現地の慣れた人と一緒でないと危ないでしょう。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2451347471601929&amp;type=1&amp;l=7a07138a2d<br /><br />昼食はディスカバリーベイの町の観光ポイントのひとつでもあるプエルトセコビーチに。長く続く白砂のビーチに遠浅の海が広がる。ディスカバリー湾に向けて広がる青い海がとてもきれい。注文して料理が出来るまでの間、ひと泳ぎしてみんなでシーフードを戴く。さっき採ったコンク貝も調理してもらう。<br /><br />海を眺めると、向かい左手から延びる海岸線の真ん中辺りに鉄の大きなドームがある。ノーランダ・ジャマイカ・ボーキサイト・パートナーズ(Noranda Jamaica Bauxite Partners)のボーキサイト処理工場のもの。1971年にカイザー・ジャマイカ・ボーキサイト(Kaiser Jamaica Bauxite Company)の工場としてスタートし、その後96年にセントアン・ボーキサイト・ジャマイカ(St. Ann Bauxite Jamaica Limited)のものとなったこの工場は、04年からは、アメリカの大手アルミニウム製造会社であるノーランダとジャマイカ政府の合弁事業(政府株51%)となり、2030年までの採掘権を保有している。ディスカバリー湾に突き出したポート・ローデス(Port Rhoades)から出荷されるボーキサイトのかなりの部分はアメリカ、ルイジアナ(Louisiana)州、ニューオーリンズ(New Orleans)の西約75㎞に位置するミシシッピ(Mississippi)川沿いの町、グラマーシー(Gramercy)の精錬工場に出荷され、そこでアルミナに精製される。2011年に拡張工事が行われ、年間生産量は450万トンから540万トンに増強された。従業員約450名。敷地内には急坂の手押し車レースのコースがあり、毎年大会が開かれている。ジャマイカ、ボブスレー(bobsled)チームの88年カルガリー冬季オリンピック(1988 winter Olympics in Calgary)参加を題材とした93年の映画、クールランニング(Cool Runnings)にも登場している。<br /><br />ちなみにジャマイカは16年のデータではボーキサイト生産量は世界で6位で、ボーキサイト及びアルミナの輸出は国の輸出額の45%近くを占る重要な産業。近年、世界的な金融危機と景気後退により,ボーキサイト、アルミナ価格が暴落し手酷い打撃を受けたが、現在は回復傾向にある。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2451351711601505&amp;type=1&amp;l=59f35e193c<br /><br />昼食後は先輩隊員の職場である西インド諸島大学(UWI=University of the West Indies)ディスカバリーベイ・マリンラボ(DBML=Discovery Bay Marine Laboratory)へ。1965年に設立されたこのラボでは、世界中のサンゴ礁生物学と熱帯沿岸のプロセスに焦点を当てた研究研究を行っている。<br /><br />まずは施設内にある遊歩道(Boardwalk)へ。昨年(17年)6月に出来たこのボードウォークは、ラボの西側にある石灰岩林を通って森の北端にあるビーチに通じる300メートルの道。ジャマイカ固有の動植物の説明版が置かれており、実際の動植物を見ることが出来る。レッドマングローブとブラックマングローブ、全然違うんだ。勉強になるわ。<br /><br />その後はラッシュガードを着て、フィンも付けて、1時間半ほど掛けて先輩隊員の案内で、ボードウォーク先のマングローブ辺りから、ディスカバリー湾の中をシュノーケリングで回る。これも写真なく、語彙力がないのが残念。こんなに長くシュノーケリングしたの初めてで、深いところは6mくらいあるとのことだったが、全然怖くもなく、すごく楽しかった。そんな長い時間泳げるもんなんだと自分で感心した。魚なども沢山見た。名前がよく分からないが、エイは大きいのと小さいのを見た。ヒラメも見たし、エンゼルフィッシュ、サヨリ。後は名前が分からない。ウニにウミウシ。ナマコはたくさんいた。<br /><br />ディスカバリー湾は禁漁区なので、魚など採れないのだが、唯一の例外が外来魚のライオンフィッシュ(Lionfish=ミノカサゴ)。フロリダ(Florida)で放されたものがジャマイカまでやって来たそうで、こいつ自分の体の何倍もの餌(エビなど)を食べるので、漁業などに悪影響を与えるし、ヒレに毒があるので、触ったり踏んだりしたら大変なことになる。美味しいので獲って食べてしまうに限るそうだ。この日も先輩隊員1匹ゲット。記録の必要があるとのことで、上がってから大きさや重さを測り、解剖し、性別チェックし、内臓状況や胃の内容物もチェック。休みの日も仕事なんだと感心。で、チェック終了後は、一緒に行った別の隊員が夕食用に最初に採ったタコと一緒に持ち帰りました。ミノカサゴはムニエルもいいし、小麦粉バター焼きもいいとの先輩隊員のコメント。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2451357024934307&amp;type=1&amp;l=b825c19bb0<br /><br />最後、先輩隊員を送り、庭のアボカド、マンゴー、ジューン・プラムをお土産に戴く。1日本当にお世話になりました。すごく楽しかった。シュノーケリング、全然疲れてないと思ってたが、そんなことはなかった。夜やたら眠かったし、そんなに泳いだ感覚ないのにさっそく太ももが軽い筋肉痛。やはり、年でした。<br /><br /><br />以上

セントアン ディスカバリーベイ (Discovery Bay, St. Ann)

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2018/11/18 - 2018/11/18

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ちふゆ

ちふゆさん

JOCV先輩隊員のアレンジでジャマイカ北海岸のディスカバリーベイ(Discovery Bay)の海で一日を過ごした。ディスカバリーベイは人口約2700人。1494年にコロンブス(Cristoforo Colombo)が2回目の航海で、西洋人として初めてジャマイカ島に上陸した場所だと云うことで、1947年に改名されたが、元々はプエルトセコ(Puerto Seco=乾いた港)と呼ばれていた。これはこの湾の近くで飲み水となる真水の水源(川や泉)を見つけられなかったことからコロンブスが名付けたものだった。セントアン・パリッシュの南側を走る山脈も英語だが、ドライ・ハーバー山脈(Dry Harbour Mountains)と云う。

ただし、コロンブスは上陸した地点をサンタグロリア(Santa Gloria)と呼んだ記録はあるのだが、これがどこかに付いてははっきりしてなく、ディスカバリーベイ以外にも、ディスカバリーベイの東約25㎞にあるセントアンズベイ(Saint Ann's Bay)や、西に10㎞ほどのトレローニー(Trelawny)パリッシュのリオブエノ(Rio Bueno)も、最初の上陸地点は自分たちの町だと主張している。ちなみにリオブエノは良い川と云う意味で、プエルトセコが飲み水が取れない「乾いた港」と云う意味に対比して、飲み水が取れる「良い川」と云う意味になっている。

山が近くにあるにも関わらず、この辺りに河川がなかったのは、この辺りの地質が要因で、この辺りは石灰岩の地形となっている。したがって、山に降った水は地表を流れることなく、石灰岩を侵食して地下を流れ、そのまま海の中に吹き出している。実際、ディスカバリー湾の中にはいくつも湧水が噴き出ており、水温にも大きな影響を与えている(湧水は冷たい)。

午前中訪れたのが、町の東側のはずれにある小さな入江。周りを石灰岩で囲まれてプールのようになっており、外海との間は浅くなっており、波を和らげている。ここの一番のポイントは海中洞窟。プールを囲む石灰岩の壁の一部に空いた洞窟が外海に通じている。写真を撮れないので残念だが、この洞窟を海中から見ると、外海の部分が砂地になっているため、コバルトブルーの輝きを発している。私に語彙力がないのがとても残念。これまで見たことがないような美しさだった。外海との接点はこの洞窟と開口部の2ヶ所で、直接外海に接してるところは少ないのだが、それでも結構波がある。洞窟の入口の部分もかなりの押し波に引き波となり体が翻弄された。外海までの距離はさほどないが、波も強いので素人が通り抜けようとするのは無謀な感じだった。あと、プール内、深いところでも2,3mって感じだったが、もちろん底まで見通せ、魚も沢山いて、それだけでも楽しい。1時間余り楽しんだ。なお、ここは全くの未管理なので、現地の慣れた人と一緒でないと危ないでしょう。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2451347471601929&type=1&l=7a07138a2d

昼食はディスカバリーベイの町の観光ポイントのひとつでもあるプエルトセコビーチに。長く続く白砂のビーチに遠浅の海が広がる。ディスカバリー湾に向けて広がる青い海がとてもきれい。注文して料理が出来るまでの間、ひと泳ぎしてみんなでシーフードを戴く。さっき採ったコンク貝も調理してもらう。

海を眺めると、向かい左手から延びる海岸線の真ん中辺りに鉄の大きなドームがある。ノーランダ・ジャマイカ・ボーキサイト・パートナーズ(Noranda Jamaica Bauxite Partners)のボーキサイト処理工場のもの。1971年にカイザー・ジャマイカ・ボーキサイト(Kaiser Jamaica Bauxite Company)の工場としてスタートし、その後96年にセントアン・ボーキサイト・ジャマイカ(St. Ann Bauxite Jamaica Limited)のものとなったこの工場は、04年からは、アメリカの大手アルミニウム製造会社であるノーランダとジャマイカ政府の合弁事業(政府株51%)となり、2030年までの採掘権を保有している。ディスカバリー湾に突き出したポート・ローデス(Port Rhoades)から出荷されるボーキサイトのかなりの部分はアメリカ、ルイジアナ(Louisiana)州、ニューオーリンズ(New Orleans)の西約75㎞に位置するミシシッピ(Mississippi)川沿いの町、グラマーシー(Gramercy)の精錬工場に出荷され、そこでアルミナに精製される。2011年に拡張工事が行われ、年間生産量は450万トンから540万トンに増強された。従業員約450名。敷地内には急坂の手押し車レースのコースがあり、毎年大会が開かれている。ジャマイカ、ボブスレー(bobsled)チームの88年カルガリー冬季オリンピック(1988 winter Olympics in Calgary)参加を題材とした93年の映画、クールランニング(Cool Runnings)にも登場している。

ちなみにジャマイカは16年のデータではボーキサイト生産量は世界で6位で、ボーキサイト及びアルミナの輸出は国の輸出額の45%近くを占る重要な産業。近年、世界的な金融危機と景気後退により,ボーキサイト、アルミナ価格が暴落し手酷い打撃を受けたが、現在は回復傾向にある。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2451351711601505&type=1&l=59f35e193c

昼食後は先輩隊員の職場である西インド諸島大学(UWI=University of the West Indies)ディスカバリーベイ・マリンラボ(DBML=Discovery Bay Marine Laboratory)へ。1965年に設立されたこのラボでは、世界中のサンゴ礁生物学と熱帯沿岸のプロセスに焦点を当てた研究研究を行っている。

まずは施設内にある遊歩道(Boardwalk)へ。昨年(17年)6月に出来たこのボードウォークは、ラボの西側にある石灰岩林を通って森の北端にあるビーチに通じる300メートルの道。ジャマイカ固有の動植物の説明版が置かれており、実際の動植物を見ることが出来る。レッドマングローブとブラックマングローブ、全然違うんだ。勉強になるわ。

その後はラッシュガードを着て、フィンも付けて、1時間半ほど掛けて先輩隊員の案内で、ボードウォーク先のマングローブ辺りから、ディスカバリー湾の中をシュノーケリングで回る。これも写真なく、語彙力がないのが残念。こんなに長くシュノーケリングしたの初めてで、深いところは6mくらいあるとのことだったが、全然怖くもなく、すごく楽しかった。そんな長い時間泳げるもんなんだと自分で感心した。魚なども沢山見た。名前がよく分からないが、エイは大きいのと小さいのを見た。ヒラメも見たし、エンゼルフィッシュ、サヨリ。後は名前が分からない。ウニにウミウシ。ナマコはたくさんいた。

ディスカバリー湾は禁漁区なので、魚など採れないのだが、唯一の例外が外来魚のライオンフィッシュ(Lionfish=ミノカサゴ)。フロリダ(Florida)で放されたものがジャマイカまでやって来たそうで、こいつ自分の体の何倍もの餌(エビなど)を食べるので、漁業などに悪影響を与えるし、ヒレに毒があるので、触ったり踏んだりしたら大変なことになる。美味しいので獲って食べてしまうに限るそうだ。この日も先輩隊員1匹ゲット。記録の必要があるとのことで、上がってから大きさや重さを測り、解剖し、性別チェックし、内臓状況や胃の内容物もチェック。休みの日も仕事なんだと感心。で、チェック終了後は、一緒に行った別の隊員が夕食用に最初に採ったタコと一緒に持ち帰りました。ミノカサゴはムニエルもいいし、小麦粉バター焼きもいいとの先輩隊員のコメント。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2451357024934307&type=1&l=b825c19bb0

最後、先輩隊員を送り、庭のアボカド、マンゴー、ジューン・プラムをお土産に戴く。1日本当にお世話になりました。すごく楽しかった。シュノーケリング、全然疲れてないと思ってたが、そんなことはなかった。夜やたら眠かったし、そんなに泳いだ感覚ないのにさっそく太ももが軽い筋肉痛。やはり、年でした。


以上

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