南仏プロヴァンスからの地中海の絶景を楽しみながらのランチタイム

2018/10/03 - 2018/10/03

カシは、プロヴァンス代表都市のマルセイユから３０kmほど離れた、カランク国立公園の中に位置する小さな港町。
いまでは、かつての雰囲気を残し、大自然に囲まれた庶民派リゾートみたいな感じかと思います。
カシの町中心部からは離れてしまいますが、ドライブがてらにカシにやって来て、絶景を楽しみながらのランチという贅沢さを味わうグルメな旅。
プロヴァンスで白ワインの生産といえば、カシなのです！

エリア カシ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー

エクスアンプロヴァンスから出発して途中は高速道路。カシ近くの高速道路から降りて行く道は、松林が続きます。

今回目指すのは、カップ・カブル Cap Câble というカシ中心部から離れた岬部分にある眺めの良い、ガストロノミーのレストラン。
写真は岬部分からの眺め。

レストラン ラ・プレスキル。
このレストランの横にも、同じ名前ではありますが、気軽に立ち寄れるブラッスリーもありました。

事前に予約していたことと、平日だったこと、オフシーズンになりかけの時期、そして、ランチを取るのにちょうどいい気候、というすべてが重なって、地中海やまわりの景色が眺められるテラス席が用意されていました。

アミューズ・ブッシュ とフランス語ではいわれる、突き出しになるもの。この日は、２種類あって、サーモンとカモの燻製。どちらも一口サイズで、ペロリと美味しく、今日のコースに期待感を感じさせてくれます。

前菜は、タイのタルタル、という生のタイを切り刻んだ感じのも。ほどよい塩加減とハーブっぽさがいいのですが、おしょう油があるとより美味しいかもと、日本人的に思った一品。

メインもタイを頼んでしまいました。
オリーブでソテーした感じで、付け合わせがカリフラワー。なんの味付けなんだろうかと思う、ちょっと不思議でもあり、でも、タイのソテーにいい感じでマッチングしておりました。

４名のうちのひとりが、デザート前のチーズを取るということで、久しぶりによりどりみどりのチーズを見ました。
他の３名は、この時点でかなりお腹いっぱい。
でも、旅行でちょっといいレストランなんかに行く機会を予定していて、チーズ好きならやはり取りたいものです。

デザートは、スポンジタイプとシャーベット系のもので、ココナッツが使われていました。ほどよい量で、甘すぎでもなく、あっさり完食。

最後にコーヒーにするか、紅茶にするかは、自由ですが、エスプレッソは食後の締めみたいな感じで大好きです。濃いので、コーヒー苦手は方は、お茶系も最近は充実してきているのでおすすめです。
最後のちょっとしたお菓子に、マカロンができきました。これがチョコレートだったりすることもありますが、見て楽しみました♪
このコーヒーカップの色とマカロンのカラフルさが、なんだかアート。

ランチ終了後、改めてのレストランからの眺め。
色鮮やかなヨットが、地中海の色や切り立った岩肌の茶色のなかで、小さいけれど目立っています。

パノラマ写真で、実際、目にした風景は、こんな感じだったかな！？

レストランの全体像。松で隠れていますが。。

レストランの入り口近くから、下の岩場の海岸へ、階段を使って降りられるようになっています。海と白い石灰岩のコントラスト！
夏シーズンなど、日光浴する人も多いようです。さすが、ヨーロッパ人たち。

さきほどの写真の反対側。とにかく岩がすごいです。
柵などはない、自己責任なので、お酒が入っていい感じになっている人は降りない方がいいかもしれません。

レストランから遠目に見えていた断崖絶壁は、カナイユ岬ということで、突風が吹きすさぶ時以外は、車で登っていくことが可能です。

このカナイユ岬からも、絶景が広がります。

絶景は、なかなか写真では伝わりにくいと思ってしまいます。

ここのカナイユ岬からも、パノラマで。
この日の、青空、青い海、岩山などの自然な色が、とにかなんともいえません。

カシのレストランと、カナイユ岬を後にしてエクスアンプロヴァンスへ戻る途中に、見えたサント・ビクトワールの山。車のフロントの汚れが気になりますが、高速道路で止まることはできないので仕方ありません。

食事をメインにするような贅沢な１日。
食事にはワインはつきものなのですが、もちろん、ドライバーは飲酒運転はダメですね。あと、仲間で、お酒好きな方なんかは、食事をする前に、絶景を楽しまれた方がいいかもしれません。