韓国の世界遺産No. 7 & 8 : ソウル周辺の南漢山城と朝鮮王領墓群を訪れ韓国の歴史を学ぶ

2018/11/02 - 2018/11/02

釜山に続いて首都ソウル周辺のユネスコ世界遺産を訪れることにした。先回も書いたが、慰安婦や竹島に続いて徴用工、レーダー照射などの問題が持ち上がってきて、日韓関係は悪化する一方で大変残念である。韓国を訪れるのは4回目であるが、いつも以上の緊張感を持っての旅をせざるを得ない。今回の旅で、日本と韓国の山城や王朝の墳墓の類似性と相違点を知ることができた。日本の文化のルーツを探るためには韓国を巡ることは不可欠であり、せめて学術・文化交流だけでも維持してほしいものだ。

まず訪れたのはソウルの南東約25kmの広州市にある南漢山城である。ソウル地下鉄8号線の山城駅で下車し、バスで20分ほど行く。その名の通り城壁に取り囲まれた山城で、1626年に非常時に臨時首都として機能するよう建設されたそうだ。日本の山城とも共通する、防衛、攻撃を考慮した設計が随所に見られる。1950年代に李承晩大統領によって公園化され、2014年に世界遺産に登録された。

この日はソウル市内に押さえたホテルで宿泊、翌日はソウル市内中心部から南東、地下鉄2号線宣陵駅から徒歩で5分に位置する「朝鮮王陵の王墓群」を訪れた。1400年頃から造られたもので、ほぼ原型通り保存されているそうだ。日本や中国にはあまり見られない小規模な盛り土の墳墓で、市民が自由に訪れることが出来ることに驚かされる。適度な広さと起伏を持っており、市民の憩いの場となっていることは容易に想像できる。この日の早朝も、犬を伴って散策する市民が集っていた。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機

新ソウル中央駅

新ソウル中央駅の近代的なファサード

旧ソウル駅の重厚なファサード

南漢山城に向かいバスの中

南漢山城の入り口

南漢山城の入り口付近

紅葉した木々

勾配のある道

漢南楼

韓国らしい石像

南漢山城内の建物

南漢山城の門扉

夕暮れ時の南漢山城

朝鮮王陵の王墓群の立て看板

朝鮮王陵の王墓群の鳥観図

王墓内の建物

建屋の内部

王墓内の散策路

王墓の一つ

王墓の一つ

石像群

王墓の一つ

韓国らしい石像

背景の高層ビル群

管理事務所

インドで見覚えのある鳥居

王墓内の建物

王墓内の建物

大イチョウの木