2018/10/29 - 2018/10/29
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1492nsyさん
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世界遺産にも登録されている宗像三社は沖の島にある沖津宮・大島にある中津宮・九州本土の辺津宮の三社で構成されています。
海の正倉院とも呼ばれる沖の島は、島自体が御神体とされ、一般人は上陸する事が出来ない、まさに神が宿る島。人々は中津宮のある大島から、50km先にある沖の島へ祈りを捧げていたのだそう。
晴天のこの日、もしかしたら大島から沖の島が見えるかも!と思い立ち、宗像大社詣をすることにしました。沖津宮へ思いを馳せつつ、中津宮・辺津宮をじっくり見てみようと思います。
さて、沖の島は見えるのか?
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9:25発のフェリーで大島に渡ります。
大人片道560円、25分の船旅です。 -
平日にも関わらず、団体客もあり、船内は混み合っています。港に着いたのがギリギリだったので座席を確保出来ませんでした。立ったままに乗船は、揺れもあるのでなかなか大変!
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無事大島に到着。
早速、港から歩いて3分ほどの中津宮へ向かいます。 -
境内に入るとまず目に入るのが、この天の川。
中津宮が七夕伝説発祥の地なのだそうです。 -
夜空に輝く天の川のようなスケール感はありません。小さな小川ですがとても清らかな水の流れ。
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天の川の向こう側には織姫様がいらっしゃいます。
ということは、天の川のこちら側に彦星様がいらっしゃるはず…。あれ?見当たらない…。
あたりをキョロキョロ探していると… -
ありました!境内の外の道の向こう側の高台に牽牛社の文字が!彦星様、そんなところにいらしたんですねぇ。この織姫様と彦星様の祠は向かい合うように立っているのですよ。
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では、本殿を目指しましょう。
かなり急な階段です。太ももにだいぶ負荷がかかります。 -
階段を登りきった先に御本殿。宗像三女神の次女、湍津姫神(たぎつひめのかみ)が祀られています。
灯篭の文字は、東郷平八郎が書いたものらしいです。 -
本殿の右手に天の真名井の看板がありましたので、看板に沿って歩いて行くと…湧き水にたどり着きました。
このお水で墨をすると習字上手になるそうです。 -
静かで、神秘的な空間です。この小川が先ほどの天の川へと続きます。
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次に目指すのは、島の反対側にある、沖津宮遥拝所です。
観光バスもあるのですが、天気も良いので歩くことにしました。
オルレを楽しんでいる方もいらっしゃいました。
キレイなコスモスを横目に坂道をズンズン登っていきます。
登りきって、下りに差し掛かると… -
海~!!遥拝所まであと少し!
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沖の島遥拝所に到着です。中津宮から20分ちょっとかかったかな?
近年、PM2.5などの影響で、晴れていても沖の島が見えないことも多いそうです。さて、今日は見えるのでしょうか? -
遥拝所の下から遠くの海を見てみると…見えました!沖の島!
写真ではわかりにくいのですが、肉眼ではわりとしっかり見えました。
あれが神の宿る島、沖の島…。そう思うと神々しく感じます。 -
では、石段を登って遥拝所へ。
扉は閉まっている(お祭りの時にしか開かないそうです)ので、先程見た沖の島を思い浮かべて、沖津宮におられる三女神の長女、田心姫神(たごりひめのかみ)にお参りします。 -
ちょうど観光バスがやって来たので乗り込みます。
向かった先は、砲台跡。
ここで5分ほど撮影タイムがあり、バスはまた港へと戻ります。
第二次世界大戦時、ここに4門の大砲が設置されていたそうで、今もその基礎が残っています。
三女神達はその様子をどのような気持ちで見守って来たのか…。 -
ここからも沖の島が見えます。先ほどの遥拝所よりもクリアに見えますね。
写真でも沖の島の島影を確認できます。
再びバスに乗って港方面へ向かいます。 -
港手前の海水浴場でバスを降ります。
こぢんまりとしていますが、綺麗なビーチです。 -
ビーチの脇にあるこの小島は、夢の小夜島というそうです。
岩と松、朱の鳥居が絵になりますね。 -
水も透明で美しい。
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海水浴場の向かいの交流館にお邪魔しました。大島や沖の島についての展示がされています。入館無料です。お手洗いもキレイなので、休憩するには良いスポットです。
展示の仕方もちょっとスタイリッシュで良かったです。職員の方に「VRも体験できますよ」と勧められてやってみました。大島の自然をVRで見ることができます。初めてのVR体験、なかなか良かったですよ。 -
お昼になったので、キッチンKAIKYUさんでホットサンドを頂きました。ジューシーで美味しかったです。
ほかにもカフェや漁師料理、海鮮丼のお店などがありました。 -
さあそろそろフェリーの時間です。初めての大島でしたが、のんびりした雰囲気の島で、ゆったりとした気持ちになれました。
13:00のフェリーで神湊港に戻ります。 -
神湊港から車で10分。宗像大社 辺津宮へやって来ました。
七五三の晴れ着を着た子達や観光客、お宮参りや車のお祓いの方で賑わっています。 -
境内では間も無く始まる菊まつりの準備をされていました。
この菊もまだ蕾が多かったですが、菊まつりの時には見頃を迎えるのでしょうね。 -
本殿でお参りします。ここには三女神の三女、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が祀られています。
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本殿は1590年に建てられたもので、重要文化財に指定されています。
立派だなぁ。 -
御神木の楢の木
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本殿の右手に宗像三女神降臨の地といわれている高宮祭場への入口があります。
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高宮祭場までは木々に囲まれた森になっています。最初は平坦な道ですが、後半はひたすら階段!頑張って登ります。
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階段を登りきった先にあるのがこの高宮祭場。
社殿のない時代から、ここで祭祀が行われ、祈りが捧げられていた神聖な場所です。
高宮祭場は、現存する数少ない古代祭場の一つです。
パワースポットとしても知られています。 -
続いて第二宮、第三宮へ。
第二宮には湍津姫神が、第三宮には田心姫神が祀られており、ここにお参りすることで、中津宮・沖津宮を参拝したことになるのだとか。
なんて便利なシステム。
この第二宮、第三宮社殿は伊勢神宮の別宮である伊佐那岐宮、伊佐那弥宮の旧社殿の建材で作られているそうです。ありがたや。 -
最後にやって来たのは神宝館。
沖の島から出土した数多くの宝物が展示されています。4世紀から7世紀にかけて祭祀で使われたとされる、鏡や雛形、盃、勾玉などなど。どれも国宝のものばかりで見応えがあります。
中でも金の指輪は本当に美しくて一見の価値有りです。
宗像大社を堪能したら時間はもう15:00過ぎ。
最後におみくじを引いて帰ります。(小吉でした)
神聖な気持ちになれた、宗像大社詣。宗像三女神への感謝を胸に家路に着きました。
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