新渡戸稲造→マルカンビル→宮沢賢治

2018/09/11 - 2018/09/11

4連休の旅行先をこの数日悩み続け、昨日「東北に行こう」と決意。
旅のキーワードは、「花巻、イーハトーブ、宮沢賢治」だったんです。
花巻空港行きのチケットが取れず、現地移動が可能と思われる三沢空港行きのチケットを購入。
「三沢空港に着き、花巻空港から帰郷」しか決まっていないこの旅行…

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテル隣の花巻駅から開始。
昨日までとは打って変わっての快晴。
風は肌寒いが、日差しが照ると少し暑い。
駅中の観光案内所で今日のplanを相談。
徒歩かレンタサイクルを検討していたが、車での観光に。

駅前の「風の鳴る林」。
風が吹くと微かにカラカラと音がする演出がにくい。

明治維新150年ということもあり「新渡戸稲造記念館」へ。

新渡戸稲造とメリーさんがお出迎え。
国際結婚だったんだ。
「太平洋の懸け橋になりたい」

記念館の庭にある池にいたカエル。
なぜかこのカエルだけ近づいても逃げない。

新渡戸家の氏神様。
記念館の裏に鎮守。

記念館の後はマルカン百貨店へ。

お昼を少し過ぎた時間。
観光案内ではお盆や休日は長蛇の列だったとのことでしたが、少し時間が遅いのと平日のためか、待たずに入店できました。
食券は券売機ではなく、レジで手売りでした。

窓際の席を確保。
遠くまで見渡せます。
向こうは花巻城跡でしょうか？

ナポリかつ。
口の周りがケチャップで赤くなるのも気にせず頂きます。
ボリューム満点。

有名なソフトクリーム。
皆、箸で食べているので、真似て箸で食します。
ソフトクリーム、箸で食しやすい。
垂れてくるクリームも箸でキャッチ。
ナポリかつともに量が多いので、1時間半以上かかって完食。

やっと旅のキーワードであった「花巻、イーハトーブ、宮沢賢治」に突入です。

赤い実。

トンボ。
優しい日差しに包まれています。

道しるべも宮沢賢治の世界。

「宮沢賢治イーハトーブ館」
宮沢賢治のシルエットが素敵。

賢治特有の語感です。
「イーハトーブ」は宮沢賢治の造語なんですね。
賢治の世界にある理想郷、そして岩手。

イーハトーブ館の庭に生えていたキノコ。

日時計花壇。
この上にも遊歩道は続きますが、かなりの傾斜です。
何組かの犬の散歩中の方に遭遇しました。

コンビニの駐車場も宮沢賢治の世界です。

イギリス海岸。
河川に「イギリス海岸」と命名とは、自由な枠にとらわれない発想ですね。

昨日の雨で増水中です。
9月21日にはダムの放流を調整して、過去の川底がみられる風景を試みるとか…。

ドッテテドッテテ、ドッテテド、でんしんばしらのぐんたいははやさせかいにたぐいなし
「月夜のでんしんばしら」

青空と緑が映えます。

賢治ではなく、凡人のシルエット。

夜に伺った居酒屋さんでの情報によると
田植え時期には取水により水量が減少し、賢治が見た川底が出現する風景に近づくとのこと。
その時期に再訪したい。

花巻駅に戻ってきました。
駅長からのメッセージ。

待合も雰囲気があります。
夕方なので待合室には学生さんが沢山。
いま宮沢賢治がいたら、彼らに何を伝えたいだろう。

「岩手軽便鉄道花巻駅跡」

「蛙のゴム靴」のモチーフでしょうか？
ベンチもかわいい。

夜は駅近くの居酒屋さんへ。
北寄貝、ホタテバター焼き、カツオ、エイヒレをいただきました。
北寄貝：貝殻でかい…、柔らかく新鮮。
カツオ：西日本のカツオと異なり、ねっとりこっくり脂がのっている。
どれもおいしい、もっといろんな物を食べたかったがお腹が限界に。
お店の大将やおかみさん、地元の方に色々と花巻のことを教えていただきました。
梅酒をご馳走してくださったお隣のおじ様、ありがとうございました。
花巻の方は一見近づきがたい印象でしたが、暖かく懐のひろい方々でした。
地元の方々とのふれあいは、旅の醍醐味ですね。