ＪＲ（国鉄）がすべて止まった日

2018/07/08 - 2018/07/08

集中豪雨に見舞われた2018年7月8日(日)。
岡山駅のＪＲ在来線は全線ストップ。

そんな中、私は散髪のため、岡山から児島までバスで移動した。

瀬戸大橋開通前、1972年の下津井電鉄が茶屋町から児島までの路線を廃止して後、1988年3月までの16年間、岡山と児島の間の公共交通機関は、バスしか移動手段はなかった。
なお、話によると、茶屋町―児島間の路線バスも、当時は充実していたとのこと。
もっとも、瀬戸大橋開通後はＪＲでの移動が格段に便利となり、路線バス輸送は大幅に縮小。運賃もＪＲの倍以上。時間に至っては約3倍。
いつも散髪に行くときは、もちろんＪＲのマリンライナーだが、今回ばかりは、仕方がない。
やむなく私は、バスで往復した。

実は、バスで岡山から児島まで移動したのは、今回が初めてであった。
それはそれで、新鮮な小旅行ではあった。
同時に、鉄道という公共交通機関のありがたさを痛感させられることとなる「旅」でもあった。

エリア 鷲羽山・児島・瀬戸大橋周辺(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス

運休3日目のＪＲ児島駅。

岡山駅・天満屋バスステーション行の路線バスが入線。
この日の移動手段は、これしかなかった。

大雨後の水田。

バスは、岡山市南部の干拓地をひた走り、児島と岡山を結ぶ。

瀬戸大橋開通後も、日に数本ながら、直通便もある。

大雨で増水した高梁川。

すべて運休。
この日の岡山駅。
散髪から戻った15時前の地下改札口の光景。

だが、大雨はすでに止み、駅前のイオン岡山には客足も戻っていた。

結局、今回の散髪で使うはずの切符は、無手数料払戻と相成った。

岡山―茶屋町間と茶屋町‐児島間を分けて買うと、少しばかり運賃が安くなる。
普段は、茶屋町までは金券ショップの回数券、そこからは往復切符を買っている。これで運賃は1000円を少し割る。

しかしこの日、バス片道1010円、往復で2020円を使っての往復となり、時間は普段の3倍以上もかかってしまった。