2018/08/21 - 2018/08/21
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ペコちゃんさん
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東京の奥多摩と山梨県に跨る三頭山(みとうさん)は、その名の通り3つの頂上(西峰・中央峰・東峰)からなり、最高峰は中央峰の1,531m。
大岳山(1,267m)、御前山(1,405m)とともに奥多摩三山のひとつに数えられ、日本三百名山にも選定されています。
今年の4月に山梨県上野原市の坪山に登った時に、山頂から何の変哲もない三頭山の山姿を見ましたが、実際に登って見ると、ブナなどの貴重な自然林が多く、滝もあり、山野草も多く、 ” ここが東京? ” という言葉が思わず出てくる魅力的な山です。
時期が合えば、アカヤシオ・イワウチワ・ヤマシャクヤク・レンゲショウマなどの可憐な花に出会えるかもしれません。
写真は、滝見橋から三頭大滝をカメラに収める仲間の皆さん。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回の参加者は5名なので、車1台で6時に地元を出発して、東京の西・檜原(ひのはら)村の「都民の森」に向かいます。
あきる野市・JR武蔵五日市駅を過ぎると、檜原街道沿いに植えられた満開の百日紅が、まるで祭りの花笠のよう・・・ -
秋川に架かる2008年に開通した新矢柄橋(全長:96m)。
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7時45分に「都民の森」に到着。
100台収容の広い無料駐車場は8時からとなっていますが、OKでした。 -
都民の森の正式名称は「東京都檜原都民の森」。
三頭山の中腹に広がる都民の森は、都民が自然に親しみ、森林や林業に対する理解を深めることを目的とした観光スポット。
197万㎡という広大な敷地の中で、工芸体験・炭焼体験・野鳥観察・散策などが楽しめます。 -
また、都民の森は、関東のサイクリストにはお馴染みのサイクリング&ヒルクライム・スポット。
この駐車場の標高は、約1,000m・・・下る時は気持ち良いでしょうね。 -
この可愛らしいモニュメントは、「スポーツ祭東京2013」を記念して設置された「自転車ゆりーと像」。
「ゆりーと」とは、ユリカモメ(都民の鳥)とアスリートの合成語。
因みに、都の花:ソメイヨシノ、都の木:イチョウ。 -
今回のトレッキングは時計回りに、大滝の路 ⇒ 三頭大滝 ⇒ ブナの路 ⇒ ムシカリ峠を経て三頭山の3つの頂上を走破し、鞘口峠を下りて森林館に戻る、約4時間のコース。
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駐車場から森林館の方に向かって、8時にスタート。
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舗装の坂道を登り始めると、右手に木製の「しゅら(修羅)の橋」があります。
修羅は、丸太を山の斜面に設置した滑り台みたいなもので、その中に伐採した木を滑らせて下に落とす搬出手段。
伐採地の原木を落とし終わったら、修羅も分解して上から下に落とす・・・合理的ですね。 -
森林館が見えてきました。
建物の手前から時計回りにグルっと回って、最後にここで昼食の予定です。 -
「大滝の路」に続く階段を登ります。
その前に、キツツキの「まもる君」を3回叩いて安全祈願。 -
階段を上がった所にある、都民の森の巨樹・第1位のトチノキ。
幹回りは6.7mもあります。 -
その先は、ヒノキのチップが敷き詰められ、勾配が少なく、とても歩きやすい「大滝の路」・・・ここは、癒しの効果がある森林セラピーに適した道として、2007年に森林セラピーロードに認定された全長1Kmの広い道です。
今年の6月、2年ぶりに新しいチップを撒いたそうで、ヒノキのいい匂いがたち込めていました。 -
展望が開けた所から南側を見ると、檜原村と相模原市との境界にある生藤山(しょうとうさん:990.3m)が中央に見えます。
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ソバナがアチコチに咲いています。
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タマアジサイ。
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アザミの仲間のオヤマボクチ・・・これから濃紫色の花になります。
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大滝の路の終わりにあるのは「滝見橋」。
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木々の間から三頭大滝が見えた!
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滝見橋から三頭大滝をゆっくり眺めましょう。
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南秋川に架かる滝見橋は、かなりの高度感で、下を見るとゾクゾクしますが、皆さん、カメラに夢中。
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三頭大滝の落差は33m!・・・全景は収まりません。
水量もあり、なかなか見応えがあります。 -
岩肌の模様が綺麗でした。
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滝見橋は、滝を見るためだけの橋・・・行き止まりなので、登山道に戻って三頭山を目指します。
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ツルキンバイ。
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三頭大滝を過ぎると、「石山の路」の急登が始まります。
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その次は、「深山の路」。
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結構キツイ自然林の登りが続きます。
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途中の大沢山(1,482m)で小休止。
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生え始めは外被膜が卵白のような「タマゴダケ」・・・深赤色の鮮やかな色をしていますが、毒キノコではありません。
マイタケのように美味しいそうですが、皆さん、やはり敬遠。 -
まだまだ猛暑日が続いていますが、山に来ると秋の気配を感じます。
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スタートしてから約2時間、ムシカリ峠近くの避難小屋に到着(10時10分)。
立派なログハウス風の大きな建物で、左扉がトイレ、右扉が小屋の入り口。 -
中に入ってみると、内部は天井が高く、わりと綺麗で、寝袋があれば泊まれます。
ただ、閉め切っているせいか、カビ臭い・・・ -
でも、周りは豊かな自然林に囲まれて、気持ち良い!
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避難小屋の先からは、木の階段が延々と続きます。
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ヤマホトトギス。
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10時半過ぎに三頭山・西峰の山頂へ到着。
広い山頂には立派な碑がありますが、西峰(1,524.5m)・中央峰(1,531m)・東峰(1,527.5m)と三峰の中では一番低い山頂です。 -
この碑は東京都が建てたものですが・・・
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山頂は東京と山梨の境界にあるので、山梨百名山の碑も建てられています。
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この写真は、今年4月に山梨県・上野原市の「坪山」(標高1,102m)山頂から撮った三頭山。
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天気がよければここから富士山が見えるはずですが・・・
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西峰から10分ほどで最高点の中央峰へ。
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西峰と違って、通過点のイメージ。
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さらに中央峰から2分で東峰へ。
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三角点は、ここ東峰にあります。
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東峰も通過点のイメージです。
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東峰から少し下ると、展望台があります。
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中央に見えるのは奥多摩三山の大岳山、左側が御前山。
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展望台の周辺に咲くホツツジ。
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リョウブ。
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「ブナの路」を下り、鞘口峠に向かいます。
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展望台から約1時間で鞘口峠へ。
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ノブキ。
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キツリフネ。
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12時に森林館まで下りてきました。
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森林館1階にあるレストラン「とちの実」で昼食。
檜原村特産の舞茸などを天ぷらにした「舞茸天丼」のボリュームに、ビックリ! -
帰りは、奥多摩周遊道路を走り、都民の森から奥多摩湖へ。
途中の駐車場からは、奥多摩湖に架かる麦山浮橋(ドラム缶橋)が見えます。
この橋を渡って三頭山に登るコースもあるんですね。 -
1970年に竣工した三頭橋(132m)を渡って奥多摩町へ。
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” ワサビを買いたい ” というリクエストがあり、奥多摩駅近くの山城屋へ立ち寄り。
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皆さん、それぞれにワサビを買って帰路に着きました。
初めての三頭山でしたが、また季節を変えて訪れたい山です。
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