浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス_2018_見頃は過ぎ始めています。（東京都・中央区）

2018/08/22 - 2018/08/22

浜離宮恩賜庭園（東京都・中央区）へ、キバナコスモスを見に行ってきました。パンフレットの花暦によると、７月末から９月の初めまでが時季ですが、この日（８月２２日）には、見頃を過ぎ始めていました。それでも広い範囲に咲いているキバナコスモスは見応えがあり、綺麗な青空と共に、十分に楽しませてくれました。

エリア 汐留(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

東京メトロ銀座線の新橋駅にやって来ました。

新橋駅の東端、２番出口から地上へ出ます。

日本列島の西と南に台風が来ていますが、今のところよく晴れています。

中央通りを横断して、東へ歩きます。

横断すると、右側に「旧新橋停車場」があります。今は「鉄道歴史展示室」になっており、現在「黒岩保美の企画展」が行われています。

台風が来ていて天候が不安定なので、ここには寄らず、晴れているうちに浜離宮へ行きます。

歩道橋で東側へ渡ります。

道路と共に歩道橋も南へ曲がっていて、南側に降ります。

次の交差点を東側へ渡ります。

渡って直進すると築地市場です。

ここは汐先橋交差点です。

この汐先橋交差点の東側の橋が、浜離宮恩賜庭園の入口です。

橋の上から海（東京湾）の方向を見ています。右の緑が浜離宮で、左奥が築地市場です。左側の水の上は仮設道路です。

橋を渡ると、浜離宮の大手門です。説明板には「旧浜離宮庭園の沿革」が書かれています。

大手門を入ると、正面に大きなクスノキがあります。右に半分見える建物が、入園券の販売所です。入園する人は、フェンスの手前を右へ歩いて行きます。

入園券を購入して中へ入ると、正面に「江戸の朝顔」が展示されています。説明板には、「江戸のＤＮＡを継承した、２種類の朝顔」と書かれています。

「三百年の松」の前を東へ歩きます。

内堀を渡ると、その先の「お花畑」には、オレンジ色の花が咲いています。

オレンジ色のキバナコスモスです。

キバナ……ですが、色は赤に近いオレンジ色です。

この日の翌日（８月２３日）の朝、テレビ朝日の気象予報は、この浜離宮のコスモス畑からの中継でした。

その中継で、気象予報士の依田さんがキバナコスモスを説明していました。

依田さんの説明によると、日本に入ってきたときには黄色い花だけだったのでキバナ……と名付けられた。その後日本で改良されていろいろな品種がつくられたが、それらも初めに付けられた名前で呼ばれている、のでいろいろな色があってもキバナ……なのだそうです。

ウィキペディアによれば、キバナコスモスと（いわゆる普通の）コスモスとは、同じキク科コスモス属ですが、前者はキバナコスモス種、後者はオオハルシャギク種で、別種なのだそうです。

種が違うので、両者は交配できないそうです。

見た目はよく似ていますが、生物学的には違うんですね。

枯れ始めた花も多く見られますが、もっと早く来れば、見事な景色だったのだと思います。

キバナコスモスの周りには、少しですが（普通の）コスモスも咲いています。

ピンクも咲いています。

八重（？）も咲いています。

浜離宮はビルに囲まれているので、背景にビルを入れずに撮れる場所は限られています。

背景にビルが見えたほうが、浜離宮らしいと思います。

さらに東へ歩いて行きます。

オレンジ色の花の向こう側に、黄色い花が咲いています。

この黄色い花が、日本に入ってきた当時のキバナコスモスなんですね。

黄色いキバナコスモスも見頃は過ぎてますね。

キバナコスモスに蝶がやってきました。

２色のキバナコスモスが咲いています。左側は普通の濃さのオレンジ色なので、ここには３色のキバナコスモスがあるようです。

黄色だけのエリアです。

こちらには４～５色の花が咲いています。

後方に見えるのは、大きなアロエです。

青空とコスモスと高層ビルが揃うと、秋の浜離宮らしい景色です。

キバナコスモスは夏の花らしいのですが、形がコスモスなので秋っぽく見えてしまします。

２つの台風の合間なので、湿気が多いと思うのですが、比較的きれいな青空です。

右奥に和傘を差した人がいます。この和傘は無料で借りられます。都のホームページを見ると、他の都立の庭園でも、和傘の無料貸し出しを行っているようです。

お花畑の東の端付近です。

この日は、好天にもかかわらず、人が少なかったように思います。

キバナ……ではない、白いコスモスです。

３色のキバナコスモスの手前に咲く（普通の）コスモスです。

南側から見たお花畑です。ここから南の方（写真の反対側）へ歩いて行きます。

オミナエシが咲いています、これは秋の花ですよね。

白いサルスベリが咲いていますが、見頃は過ぎています。

藤棚の近くの赤いサルスベリも見頃を過ぎています。

延遼館跡のサルスベリも同じようです。

内堀の西側を、大手門方向へ歩きます。内堀の東に、お花畑が見えます。

お花畑の西の端に建っていた説明板です。５月２５日に種をまいて、７月中旬が開花予定だったそうです。キバナコスモスは夏の花なんですね。

「三百年の松」を見て、

大手門から帰ります。

大手門から出て、

橋を渡って、

橋の上から、築地市場の西の仮設道路を見て、

新橋駅まで歩いて帰ります。


（　おしまい　）