フィロパポスの丘に平日火曜日の昼夜行ってきました。<br />昼に行ったところ、アクロポリスの景色の素晴らしさに是非ライトアップの夜にもと思った次第です。<br />ピレウス－メテオラ－アテネ2泊3日、ペロポネソス半島1日移動、アテネ半日移動を依頼したタクシードライバーが、今は全く問題ない、もし夜が心配ならホテルピックアップから自分もついて行ってあげる、しかもフリーチャージでと。願ってもない事でお願いした次第。<br /><br />ところで、在ギリシャ日本国大使館には2013年に2件の強盗事件（昼間に首にナイフを突きつけての強盗）が発生し、地球の歩き方にも強盗注意と記載してあります。2件は邦人のみについてなので全体としてはもっと多いと思われます。<br />妻は絶対に昼でも行かないと主張し私は諦めていました。<br /><br />文章中の記号は図面を参照<br /><br />昼<br />登り：ルートA－E－D。直登ルート。分岐に標識あり。そこそこの人数の地元・観光客がいて特に不安は感じませんでした。<br />下り：D－E－A。登りの逆ですが、地図にも点線が多数あるように、表示されていない自然発生的に出来たと思われるEの脇道が多数存在し、その脇道を下る途中の赤丸近辺に、寝泊まりしていそうな浮浪者と思われる人物が1人、すぐ近くに空手？らしき訓練？をしている上半身裸の男性1人がいたのにはやや不安を感じました。2人は仲間か？　この脇道は最終的にゲート脇にある警備小屋近くに下山したため、かなり東寄りの道だったようです。心理的に谷側、右側の下る方向へそれる傾向が強かったようです。<br /><br />夜はガタイのいいドライバーと一緒なので、やや安心です。<br />登り：A－B－C－D。多分正式ルート。広くてゆるい登りの楽な道を行きます。<br />下り：D－E－A。実は私が先頭・先導して下り、C－B経由で帰るつもりがDからそのまま真っ直ぐにEの下りに。暗いためと昼の上りの直登ルート経験＆気の緩みが出てしまいいました。昼の下りルートを下山して浮浪者に出くわしたらと思うと恐ろしくなります。<br /><br />Aのゲートは警察車両しか入れず、22時登山時に2台車両が待機、23時下山時にB方面から警察車両が降りてきました。A－Bの巡回をしているようでした。フィロパポス記念碑はライトアップされており周囲はかなり明るいですが、途中は街灯もなくかなり暗いです。月齢では三日月の夜でライトは全く無しでもなんとか歩けるが、下りのEルートは石が滑りやすいためスマホライトを照射。<br /><br />夜間の登山下山ルートはA－B－C－Dがお勧めです。帰りはDからEに入りやすいので注意。帰路のために冬山で良く行うテーピングや写真を撮っておくのも後に目印になります。フィロパポス記念碑の先に岩場があり（青丸）、ここは樹木が無く視界良好でお勧めスポットです。アクロポリスより標高で7m低いだけなので、ほぼ水平位で見られ柱の下や台座が隠れることはありません。<br /><br />何事もなく行かれたので安全だと言うつもりはありません。”私は危険を感じる事なく行く事が出来ました”　云々の発言にも意味を感じません。日本でも夜間の人気の無い公園は安全ではなく、通学路でさえ昼間に誘拐・殺害される時代です。<br />夜間の特に女性の1人歩きはお勧めしません。夜間に出会った人は、女性2人男性2人の4人組み、男性2人のグループと私達のみ。野郎1人で行くなら勝手にどうぞでしょうか。<br />私も1人旅なら行っていたかもしれません。<br /><br />趣味が冬山・ロッククライミングで死と隣り合わせの緊張経験は数多あり、何人もの遺体を間近で見てきましたが、北海道でヒグマと遭遇したら嫌だなぁと思いながらの登山が一番近い状況でしょうか。ただ強盗犯は殺害や強姦が目的というより金品目的が多いとは思うので、差し出す金品を用意しておけば見逃してはくれそうです。実際に私は差し出し用デジカメと捨てメモリーを持参しました。<br /><br />追記<br />フィロパポス記念碑の先のビュースポットですが、岩場で滑りやすく危険です。それ以上に危険を感じたのは、岩場地面に多数のガラスの破片が散乱していた事です。おそらくウゾなどのアルコールを持ち込み、騒ぐことがあったと思われます。飲酒により人格が変わる事も多々あるので、遭遇した場合は十二分に注意が必要です。<br /><br />BSの2度目の旅「アテネ編」でPnyx プニュクスを紹介していました。Aルートの先、左がフィロパポス、右がPnyx。テレビで紹介する位ならある程度安心しても良いだろうと考えます。なにせ地元タウン誌編集長のお勧めとして扱っていましたから。しかし逆説的に考えるとPnyxは勧めるが、フィロパポスはより危険だから勧めていないとも取れます。<br />タクシードライバーによればPnyxよりフィロパポスの方が標高が高く景色は良いとの事で映像・写真を見ると頷けます。<br /><br />多少なりとも生命に係わる事なので、詳細に報告しました。<br />果たして10年後の歩き方から強盗注意の記述は消えているでしょうか？　注意喚起の記述が消えても注意が必要な事には何処でもいつでも変わりはありません。<br /><br />OpenStreetMap<br />https://www.openstreetmap.org/copyright<br />フィロパポス<br />https://www.openstreetmap.org/node/441183#map=19/37.96734/23.72145<br />＜Google Map のキャプチャ画像・加工画像は著作権違反のため、OpenStreetMapを使用しました＞<br /><br />在ギリシャ日本国大使館<br />http://www.gr.emb-japan.go.jp/portal/jp/proxeniko/anzeninfo_kako.html<br />Pnyx<br />https://goo.gl/maps/SXwVxzCwSUn<br />タクシー<br />http://www.athenstaxi-tour.com/<br />

フィロパポスの丘へのルートマップ

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2018/07/07 - 2018/07/20

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フィロパポスの丘に平日火曜日の昼夜行ってきました。
昼に行ったところ、アクロポリスの景色の素晴らしさに是非ライトアップの夜にもと思った次第です。
ピレウス－メテオラ－アテネ2泊3日、ペロポネソス半島1日移動、アテネ半日移動を依頼したタクシードライバーが、今は全く問題ない、もし夜が心配ならホテルピックアップから自分もついて行ってあげる、しかもフリーチャージでと。願ってもない事でお願いした次第。

ところで、在ギリシャ日本国大使館には2013年に2件の強盗事件（昼間に首にナイフを突きつけての強盗）が発生し、地球の歩き方にも強盗注意と記載してあります。2件は邦人のみについてなので全体としてはもっと多いと思われます。
妻は絶対に昼でも行かないと主張し私は諦めていました。

文章中の記号は図面を参照

昼
登り：ルートA－E－D。直登ルート。分岐に標識あり。そこそこの人数の地元・観光客がいて特に不安は感じませんでした。
下り：D－E－A。登りの逆ですが、地図にも点線が多数あるように、表示されていない自然発生的に出来たと思われるEの脇道が多数存在し、その脇道を下る途中の赤丸近辺に、寝泊まりしていそうな浮浪者と思われる人物が1人、すぐ近くに空手？らしき訓練？をしている上半身裸の男性1人がいたのにはやや不安を感じました。2人は仲間か？　この脇道は最終的にゲート脇にある警備小屋近くに下山したため、かなり東寄りの道だったようです。心理的に谷側、右側の下る方向へそれる傾向が強かったようです。

夜はガタイのいいドライバーと一緒なので、やや安心です。
登り：A－B－C－D。多分正式ルート。広くてゆるい登りの楽な道を行きます。
下り：D－E－A。実は私が先頭・先導して下り、C－B経由で帰るつもりがDからそのまま真っ直ぐにEの下りに。暗いためと昼の上りの直登ルート経験＆気の緩みが出てしまいいました。昼の下りルートを下山して浮浪者に出くわしたらと思うと恐ろしくなります。

Aのゲートは警察車両しか入れず、22時登山時に2台車両が待機、23時下山時にB方面から警察車両が降りてきました。A－Bの巡回をしているようでした。フィロパポス記念碑はライトアップされており周囲はかなり明るいですが、途中は街灯もなくかなり暗いです。月齢では三日月の夜でライトは全く無しでもなんとか歩けるが、下りのEルートは石が滑りやすいためスマホライトを照射。

夜間の登山下山ルートはA－B－C－Dがお勧めです。帰りはDからEに入りやすいので注意。帰路のために冬山で良く行うテーピングや写真を撮っておくのも後に目印になります。フィロパポス記念碑の先に岩場があり（青丸）、ここは樹木が無く視界良好でお勧めスポットです。アクロポリスより標高で7m低いだけなので、ほぼ水平位で見られ柱の下や台座が隠れることはありません。

何事もなく行かれたので安全だと言うつもりはありません。”私は危険を感じる事なく行く事が出来ました”　云々の発言にも意味を感じません。日本でも夜間の人気の無い公園は安全ではなく、通学路でさえ昼間に誘拐・殺害される時代です。
夜間の特に女性の1人歩きはお勧めしません。夜間に出会った人は、女性2人男性2人の4人組み、男性2人のグループと私達のみ。野郎1人で行くなら勝手にどうぞでしょうか。
私も1人旅なら行っていたかもしれません。

趣味が冬山・ロッククライミングで死と隣り合わせの緊張経験は数多あり、何人もの遺体を間近で見てきましたが、北海道でヒグマと遭遇したら嫌だなぁと思いながらの登山が一番近い状況でしょうか。ただ強盗犯は殺害や強姦が目的というより金品目的が多いとは思うので、差し出す金品を用意しておけば見逃してはくれそうです。実際に私は差し出し用デジカメと捨てメモリーを持参しました。

追記
フィロパポス記念碑の先のビュースポットですが、岩場で滑りやすく危険です。それ以上に危険を感じたのは、岩場地面に多数のガラスの破片が散乱していた事です。おそらくウゾなどのアルコールを持ち込み、騒ぐことがあったと思われます。飲酒により人格が変わる事も多々あるので、遭遇した場合は十二分に注意が必要です。

BSの2度目の旅「アテネ編」でPnyx プニュクスを紹介していました。Aルートの先、左がフィロパポス、右がPnyx。テレビで紹介する位ならある程度安心しても良いだろうと考えます。なにせ地元タウン誌編集長のお勧めとして扱っていましたから。しかし逆説的に考えるとPnyxは勧めるが、フィロパポスはより危険だから勧めていないとも取れます。
タクシードライバーによればPnyxよりフィロパポスの方が標高が高く景色は良いとの事で映像・写真を見ると頷けます。

多少なりとも生命に係わる事なので、詳細に報告しました。
果たして10年後の歩き方から強盗注意の記述は消えているでしょうか？　注意喚起の記述が消えても注意が必要な事には何処でもいつでも変わりはありません。

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フィロパポス
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＜Google Map のキャプチャ画像・加工画像は著作権違反のため、OpenStreetMapを使用しました＞

在ギリシャ日本国大使館
http://www.gr.emb-japan.go.jp/portal/jp/proxeniko/anzeninfo_kako.html
Pnyx
https://goo.gl/maps/SXwVxzCwSUn
タクシー
http://www.athenstaxi-tour.com/