そうだ、松尾川温泉に行こう！

2018/07/27 - 2018/07/28

連日の暑さから逃れるため、涼を感じに山奥の温泉に行きました。
四国のへそに位置する徳島県三好市祖谷温泉。この辺りの温泉湯治には毎年恒例行事になっております。
今回は初めて訪れる事となった松尾川温泉を紹介します。

エリア 祖谷渓・かずら橋・大歩危(徳島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

我が家から徳島松尾川温泉までは約90分のドライブ。チェックインが15時だったので昼過ぎに昼食を軽くすまそうとなりまして県民食を食しにやって来ました。
飯山町にある海侍。久々にやって来ましたが物凄く流行ってます。以前は客もまばらだったような気が・・・

ここはセルフ方式店。自分は冷かけ（中）を注文。2玉入り。
冷かけとは冷たいうどん玉に冷たい出汁をかけております。
以前はある有名店系列のメニューだったはずですが最近では夏はどこの店でも取り入れているみたいです。
ネギとすりごまをアホほどのっけてスタイル。
麺は相変わらず剛麺・強麺で美味いがしかしここは出汁のパンチがない。

嫁はんは大根おろし冷ぶっかけ。（小）1玉入り。
冷たいうどん玉に濃縮した濃い目の出汁を少しかけて大根おろしにレモン入り。

トッピングはアジフライと竹輪天。
全部で￥810。

讃岐金比羅さんで有名な琴平では道路標示で35℃でしたが四国山脈を登っていくと３１℃。最近暑すぎのせいか涼しく感じます。これはコアな高校野球ファンならご存じの池田高校のある池田市吉野川。

今回の宿には食事が付いておりません。朝食のみ予約しておけば用意してくれます。
なので池田市の台所スーパーサンシャインへ。
宿には炊事場が有りフライパンや鍋、炊飯器や電子レンジも揃っているそうで食材を持ち込み調理出来ますが今日はお惣菜的なものですまします。

魅力的なサバ寿司が。
焼サバ。あぶりサバ。生サバ。
サバの場合は特に生臭くはずれの確率が高い魚ですが店員の愛想の良いおばちゃんが勧めてくるので購入。焼サバやらあぶりサバなら無難に臭みも少ないだろうがここはプチ旅行ついでに晩飯も冒険。

良く行く沖縄の島豆腐みたいな祖谷豆腐発見。持ってみたら相当固く1600グラムあってレンガみたいな感じ。金曜日のみの特売品でしたがさすがにこの量は２人ではさばけない。

国道３２号線から出会い橋を渡ると看板が。到着まで7.5キロメートル
今は道幅も広く対向車が来てもそんなには苦労しないが昔は平家の落人伝説が残るような秘境です。

意外と水が少なく危ない感じはしないので車を停めて渓谷へ下りてみました。

途中、釣り師が川魚を丁度釣り上げた瞬間を見ました。ヤマメでしょうか。釣り方が友釣りではなかったと見えたので鮎ではなさそうです。

足を浸けたが海水と違い後がベタベタしないのがよろしい。

15：30溶着。
源泉かけ流し温泉。

しらさぎ荘。
３５年前に研修所として建てられ１０年前に旅館と温泉場としてオープン。
５年前に改装しているそうです。温泉は宿泊者以外も利用でき地元の方も入っていました。

１階は駐車場。
２階はロビーと食堂。食堂は一般客も利用可能。
３・４階は部屋。
素泊まりで税込みと温泉税で￥3390×２人＝￥6780

自分たちは４階。
見たところ各階に２部屋しか無い様子。
なので調理場は各階ごとで1つ使用。冷蔵庫も隣さんと共同。
エレベーターは無し。研修所跡らしく対面は広そうな研修室、多目的室みたいです。

10帖余り和室。トイレは各階に男・女が各1つ有り。

家族４人でも充分でしょう。

部屋からの眺め。
温泉に入る為、河原に下りてみます。

食堂は今回利用しませんが入口に張ってあったメニューはこんな感じ。18：30閉店。

水量が少ないから迫力感にはかけますが水はかなり透明。

落ちてもこれなら大丈夫。

時代劇に出てくる茶屋みたいな建物で風情があります。
周りには全く何もなく静かで川の流れる音とセミの声しか聞こえません。
建物から１回出て温泉施設に行かなければなりません。

５年前に改装したとの事でしたがそれ以上に綺麗です。
入る前から硫黄臭がします。

脱衣所で簡単なカギはかかりますが宿泊者は宿泊棟の３階にロッカーが設置されていますし一般客も外に簡単な貴重品ロッカー有り。

一言で言うならば四国で一番。
こんなヌルヌルすべすべの湯は初めて。以前旅行記で書いた同じ祖谷のサンリバー大歩危や阿波の抄を追い抜いた。
単純硫黄泉。アルカリ度PH10.2。
２５℃の源泉を40.8℃に加熱。
打ち身、関節痛、皮膚病等に効果があるみたいです。

約180cm×360ｃｍ

当然ながら温泉上がりに冷凍庫で２０分冷やしたモルツをグビッと。つまみは川の音とセミの声。芭蕉風に・・・

入浴時間は21：00までと通常の旅館より２時間程度早いのが難点では有りますが値段を考えたら仕方なし。なのでその前にもう１回入りいよいよ問題のサバ寿司をいただきます。ゴマサバでなく真サバの肉厚で生とは言っても酢で軽く〆てます。生臭ければ今夜はすきっ腹で過ごすことを覚悟し1つつまんでみるとこれが３塁打級。嫁と２人して美味しと相槌を打つなり。

そして登場したのが三好市の地酒・芳水。魚には日本酒。サバには日本酒。自分的には高知の美丈夫と香川の凱陣までではないが非常に香りのある美味い酒だと思います。

これも徳島名物フィッシュカツ。スケトウダラやいわゆる雑魚をすり潰し揚げてる。若干、カレー味。￥160
香川県のスーパーマーケットのも置いてありますが普段は買わない。美味いや不味いではなく地元に行って食すべし。

昼にもうどん屋で食べたアジフライと焼き豚にはモルツで流しこむべし。
昼のアジフライは若干臭かったがこのサンシャインで買ったのは全く臭くなく肉厚で美味い。山間なのに流通の発展には脅かされる。
地元うどん屋で好物のアジフライを毎回取るがハッキリ言って殆どの店が臭い。
だったら取るなって話なんだが好物だから仕方がなく毎回後悔する。
うどんや出汁だけでなくトッピングにも力を入れて下さい。

朝風呂に入り9：30チェックアウト。おかみさんが駐車場で見えなくなるまで手を振ってくださり大変恐縮しました。
３０分ほどで大歩危駅正面にあるボケマートに到着。コンビニより狭い地元御用達のスーパー的な１号店と食事所２号店が並んであります。

１号店で油揚げ購入後、そばを食べに２号店へ。

祖谷そば￥400

サービスのお茶。
茶葉を石うすでひいて粉にして所望してみる。

耳かきぐらいで十分との事。

利休の気分で飲んでみたが茶心のない者としましては・・・

胃に優しいような素朴という表現しか思いつかない。

ここの名物は祖谷そばと巨大なボケ揚げ。油揚げ好きですがこんな座布団みたいなのはさすがに胸焼けしそう。

吉野川の本流では川下りやラフティングがあります。ラフティングに関しては盛んで水量の多い4月期～９月期間は大勢の観光客が来るそうです。世界大会も開催されているほど。しかし酔い止めを持ってきていないので川下りはやりません。4キロメートル往復２５分　￥1080。