コペンハーゲン近くの世界遺産：クロンボー城とその周りの城たち

2018/06/01 - 2018/06/02

コペンハーゲンで、１日弱の時間があったら。。。ということで、コペンハーゲンから電車で北へ約50分のHelsingour（日本語表記ではヘルシンオア・ヘルシンゴー・エルシノアなど）に行ってみました。一番の目的は、ここにあるクロンボー城でした。
クロンボー城は、シェイクスピアの「ハムレット」でヘルノシア城として舞台になった城です。城郭構造としては、例えれば、日本の五稜郭の強力なのの中に姫路城天守があると思っていただければです。
この旅行記は、コペンハーゲンから、電車で、クロンボー城、さらには、フレデリクスボー城、おまけに、コペンハーゲン市内のいくつかのお城の旅の記録です。

エリア ヘルシンオア(デンマーク)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発地点は、コペンハーゲン中央駅。駅自身がお城みたいです。

駅内部はこんな感じ。表示も多く、分かりやすい駅でした。

こんな電車で出発。
空力特性は悪そうなものの、頑張ると結構速い！

１時間弱で、ヘルシンオア駅到着。

駅舎もとても重厚！
よ～っく見ると、駅前には、ハムレットをモチーフとした銅像が立っています。

駅を出ると、目の前には、クロンボー城！
迷子にはならないものの、時計回りにぐるっと回ってアプローチ。

クロンボー城 城・宮殿

カモメが出迎えてくれます。

ヘルシンオアは港町。こんな漁船も。

遠くに、キンピカ（ギンピカ）の人魚のようなものが。
しかし、よくみると『男性』。
しかも、「人魚」ではなく「人間」。「人魚族」が繁栄していくためには、男（オス？）の「人魚」も必要なはず。。。って思ったのですが、残念！

入り口の前に、こんな模型が。
「五稜郭の中に姫路城天守」と書いたことがご理解いただけると思います。

いよいよ正門（大手門？）から城内へ。
この堀は、いわゆる外堀。

ここで振り返ると、クロンボー城の堡塁と、遠くにヘルシンオアの街並み。

門を抜け、チケットを買うと、巨大な城壁と小さな内堀。

お城の横から見たところ。
門が見えるが、この門は、外郭を抜けるためのもの。

門を抜けると、城郭への重厚な入り口。

この門に入る前で振り返ると、左後方に、シェイクスピアのレリーフ。

門を抜けたところの景色。
姫路城と同じ四角形の角に塔がある。。。というのが基本構造。この例外が、正面の塔。

まず、地下牢。
堡塁の中が掘られており、そこが地下牢に。
しかし、広い。広すぎる。こんなに悪いことをした人がたくさんいたとは思えない。
きっと、下級の兵士達の宿舎にもなっていたに違いない。

ぎょっとさせられる「ホルガ―ダンスク」の像。
デンマークに危機が迫ると、立ち上がって戦うという伝説。盾と剣をもって座っているところを見ると、まだ危機はきていないらしい。。。

こんな感じで、部屋にはなっている。

外に向けての大砲も、しっかり準備。

地下牢を出て、唯一登れる塔（大砲塔（Cannon Tower））に登る。
きつい。。。

しかし、眺めは素晴らしい！
城内はこんな感じ。正面が、いわゆる「宮殿」部分。

城内に入った時、正面に見えた塔。

さらに北には、ハーバーが。

五稜郭のような城としての形が分かる。
遠くに、ヘルシンオア駅をはじめとするヘルシンオアの街並み。

塔から降りてきたところの壁から出ている、狩猟の獲物を引っかける鉄フック。

教会入り口のファサード。

教会主祭壇。

教会内には、手の込んだ装飾がたくさん。

最後が宮殿。
メインは、２～３階。

宮殿内には、多くのタペストリが。
普通の宮殿だと、肖像画のところを、ここではタペストリ。

こんな、サイのタペストリも。

もちろん絵画も。
ルーベンス風ではあるものの、ルーベンス作ではないようである。

外を見ると、海峡に向かって大砲の列。

大広間では、ちょうどシェイクスピア劇の最中
この写真は、ちょうどハムレットが「To be, or not to be」と悩んでいるところ。

ハムレットとレアティーズの戦い。

ハムレットと、毒入りとは知らずに酒を飲んで死んでしまった王妃。

一通り見終わって、最後に外周を一周。
内堀に囲まれた主城部分。
手前の四角い塔が、先ほど登った大砲塔。

教会の角がわ。
外側はとても複雑な作りになっている。

海岸から見たろころ。
難攻不落！

ここを、砲弾をかいくぐり攻めていく。。。ことになるかと。

クロンボー城に来るときから、そして、来てからも気になっていたヘルシンオアの街へ！
これは、２番目に気になっていた「聖マリー教会」。
このような外観が、「標準」らしい。

その内部。

天井には、フレスコ画風のものが。

「聖マリー教会」を出たところの、カラフルな街並み。
塔に向かって進む。

一番気になっていた「聖Olai教会」

キンピカ主祭壇。

聖人に囲まれた香油台。リッパ！

塔の反対側からみたところ。

再び、駅に戻り、１番線からこの黄色い電車でフレデリスクボー城があるHillerod（ヒレロズ）へ。約20分。

ヒレロズ駅舎。
でも、現在は使われいない様子。
もともと日本と違い、「改札口」がないので、ホームにいければ、駅舎としての機能は不要！

バスでも行けるようではあるが、こんな標識に従って、徒歩で。
約20分。
基本は、下っていけば良い。下っていった先が湖（エスロム湖）であり、この湖畔にフレデリスクボー城がある。

たまたま、お祭りの日であり、途中こんな楽隊に出会った。

湖畔まで降りると、フレデリスクボー城が見えてくる。

さらに進む。
太陽の角度により、湖面に映ったお城が美しい。

ここも堡塁をもったお城である。

正門を入ったところは、本城ではなく、馬出し的機能を果たす部分。

進んでいくと、湖をまたぐ橋があり、その先が本城。
見張り台もバッチリ！

フレデリスクボー城の本城主殿。
中は、デンマーク国立歴史博物館になっている。

入ってすぐが、「バラの部屋」。

礼拝堂。別名「勲位のチャペル」。
２階まで吹き抜け。

多くの豪華な部屋が。

窓の外には、バロック様式の大きな庭園が見える。

大広間。
わけが分からないヘンな展示はやめてほしい！！！

同じく。。。

エスロム湖の向こう側のヒロウズの街並み。

駅まで戻り、この赤い電車で、コペンハーゲン市内に戻る。

（「城繋がり」のおまけ１）コペンハーゲン市内のローゼンブルク城。

（「城繋がり」のおまけ２）コペンハーゲン市内のアマリエンボルグ城

（「城繋がり」のおまけ３）コペンハーゲン市内の星の要塞カステレット

（「城繋がり」のおまけ４）コペンハーゲン市内のクリスチャンスボー城