キーウ (キエフ)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ウクライナのキエフに夜8時頃到着したが、空港からホテルまでが次の難関である。厳しい点は、キエフは初めて、外は真っ暗で様子がわからない、空港のタクシーはほとんどが悪徳タクシー、バスの乗り場所、切符の買い方がわからない、バスから地下鉄に乗り継ぐ必要があるがその方法がわからない、地下鉄の駅からホテルまでの歩行経路がよくわからない等々である。今までの経験から、空港や鉄道の駅からタクシーを乗るのは一番危険であり、特に夜間は危険であることはよくわかっているので、普段から基本的には、お金もセーブできるし、公共交通機関を使うようにしている。安全なタクシーがわかっていれば、大きな荷物もあるので、ホテルへ直行するのが一番楽であるが、知らない土地だとなかなかそうも行かない。<br /><br />今回も予想通り、到着ロビーを出た瞬間から、タクシーの呼び込みがしつこくあった。呼び込みを無視して、両替とトイレに行ってロビーに戻ると待ち構えていて、またしつこく迫ってきた。夜間にそんなタクシーに乗ったら、ボラれるのは必至だし、身の危険も伴う。空港を出て、バスらしきものを見つけ、乗り込もうとしたら、横からまた怪しいおじさんが声をかけてきて、自分のバスの方が値段も同じだし、すぐに出発するという。なぜ言うことがわかったかというと、バスに先に乗っていた男性が降りてきて通訳してくれたからである。とにかく怪しいので、予定通り最初のバスに乗り込んだ。<br /><br />通訳してくれた人は、地元のエアラインのキャプテンとのことで、自分たちも同じところでバスを降りるので、地下鉄への乗り継ぎ場所も教えてくれるという。ロシア語はさっぱりわからないが、英語が通じることがこんなに役に立つとは。駅の表示がウクライナ語とロシア語だけにも拘わらず、地下鉄も何とかスムーズに乗れたが、駅を降りてからがまた大変であった。おおまかな地図しかなく、それも真っ暗で、大きな荷物を持って、どっちの方向に歩いていったらいいか迷っていると、何とホテルのロゴマークのネオンが目に入ってきた。あれに違いないと確信し、歩き始めるも道は入り組んでいて、結局15分位歩く羽目にはなったが、無事10時前にはホテルに到着した。<br /><br />18、19日は世界遺産の大聖堂と修道院を含め、キエフ市内の名所を見て回りましたが、街が大きいのと英語の案内表示がほとんどない上、地図の表記も現地語だけなので、ほとんど役に立たず、何度も道に迷いました。坂も多く、ウォーキングも厳しいものがあります。ミンスクと違って、土日であったこともあってか、すごい数の観光客が訪れていました。<br /><br />一番観光客が行きかうあたりで、ガイドブックにもあった「財布拾い」に出くわしました。名前は聞いていたのですが、肝心の説明が書かれている地球の歩き方のページのコピーを持っておらず、事前に内容は頭に入っていませんでした。歩いていると目の前で財布を拾ったという人が近寄ってきて、山分けしないかと相談を持ちかけてきた。そこに落とし主が現われ、落としたお金をくすねていないか財布の中を見せろと言ってきた。<br /><br />拾った人は財布の中を見せて拾っていないふりをしていたが、こちらにもくすねていないか落とし主が見せろとせまるので、その場の雰囲気で仕方なくみせる羽目となった。このあたりで怪しい殺気を感じたので、ちらっとだけ見せて、くすねていないと主張し、二人を無視してその場を歩き去って、事なきを得た。二人はまさにグルであったと思われる。<br /><br />拾ったというお金は透明のビニール袋にユーロの紙幣がいっぱい入っていたが、初めは、その人が本当に拾ったのかと思い、恥ずかしながら、警察に届けたらどうかなどとアドバイスしてしまった。常に警戒心を持っているので、何となく怪しい状況を感じ、足早にその場を去ったのは大正解であった。<br /><br />後で、インタ&#8722;ネットで調べたら、キエフでは頻発している犯罪とのことであった。実際にその場に出くわしてみると、財布拾いが芝居かどうかわからないほど彼らの演技力は抜群であった。ガイドブックでしっかり情報を頭に入れておくべきだったと反省しているが、被害は全くなかったのが不幸中の幸いであった。<br /><br /><br />写真は 聖ソフィア大聖堂(世界遺産)

物騒な国ウクライナ

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2010/09/17 - 2010/09/20

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浪漫飛行

浪漫飛行さん

ウクライナのキエフに夜8時頃到着したが、空港からホテルまでが次の難関である。厳しい点は、キエフは初めて、外は真っ暗で様子がわからない、空港のタクシーはほとんどが悪徳タクシー、バスの乗り場所、切符の買い方がわからない、バスから地下鉄に乗り継ぐ必要があるがその方法がわからない、地下鉄の駅からホテルまでの歩行経路がよくわからない等々である。今までの経験から、空港や鉄道の駅からタクシーを乗るのは一番危険であり、特に夜間は危険であることはよくわかっているので、普段から基本的には、お金もセーブできるし、公共交通機関を使うようにしている。安全なタクシーがわかっていれば、大きな荷物もあるので、ホテルへ直行するのが一番楽であるが、知らない土地だとなかなかそうも行かない。

今回も予想通り、到着ロビーを出た瞬間から、タクシーの呼び込みがしつこくあった。呼び込みを無視して、両替とトイレに行ってロビーに戻ると待ち構えていて、またしつこく迫ってきた。夜間にそんなタクシーに乗ったら、ボラれるのは必至だし、身の危険も伴う。空港を出て、バスらしきものを見つけ、乗り込もうとしたら、横からまた怪しいおじさんが声をかけてきて、自分のバスの方が値段も同じだし、すぐに出発するという。なぜ言うことがわかったかというと、バスに先に乗っていた男性が降りてきて通訳してくれたからである。とにかく怪しいので、予定通り最初のバスに乗り込んだ。

通訳してくれた人は、地元のエアラインのキャプテンとのことで、自分たちも同じところでバスを降りるので、地下鉄への乗り継ぎ場所も教えてくれるという。ロシア語はさっぱりわからないが、英語が通じることがこんなに役に立つとは。駅の表示がウクライナ語とロシア語だけにも拘わらず、地下鉄も何とかスムーズに乗れたが、駅を降りてからがまた大変であった。おおまかな地図しかなく、それも真っ暗で、大きな荷物を持って、どっちの方向に歩いていったらいいか迷っていると、何とホテルのロゴマークのネオンが目に入ってきた。あれに違いないと確信し、歩き始めるも道は入り組んでいて、結局15分位歩く羽目にはなったが、無事10時前にはホテルに到着した。

18、19日は世界遺産の大聖堂と修道院を含め、キエフ市内の名所を見て回りましたが、街が大きいのと英語の案内表示がほとんどない上、地図の表記も現地語だけなので、ほとんど役に立たず、何度も道に迷いました。坂も多く、ウォーキングも厳しいものがあります。ミンスクと違って、土日であったこともあってか、すごい数の観光客が訪れていました。

一番観光客が行きかうあたりで、ガイドブックにもあった「財布拾い」に出くわしました。名前は聞いていたのですが、肝心の説明が書かれている地球の歩き方のページのコピーを持っておらず、事前に内容は頭に入っていませんでした。歩いていると目の前で財布を拾ったという人が近寄ってきて、山分けしないかと相談を持ちかけてきた。そこに落とし主が現われ、落としたお金をくすねていないか財布の中を見せろと言ってきた。

拾った人は財布の中を見せて拾っていないふりをしていたが、こちらにもくすねていないか落とし主が見せろとせまるので、その場の雰囲気で仕方なくみせる羽目となった。このあたりで怪しい殺気を感じたので、ちらっとだけ見せて、くすねていないと主張し、二人を無視してその場を歩き去って、事なきを得た。二人はまさにグルであったと思われる。

拾ったというお金は透明のビニール袋にユーロの紙幣がいっぱい入っていたが、初めは、その人が本当に拾ったのかと思い、恥ずかしながら、警察に届けたらどうかなどとアドバイスしてしまった。常に警戒心を持っているので、何となく怪しい状況を感じ、足早にその場を去ったのは大正解であった。

後で、インタ−ネットで調べたら、キエフでは頻発している犯罪とのことであった。実際にその場に出くわしてみると、財布拾いが芝居かどうかわからないほど彼らの演技力は抜群であった。ガイドブックでしっかり情報を頭に入れておくべきだったと反省しているが、被害は全くなかったのが不幸中の幸いであった。


写真は 聖ソフィア大聖堂(世界遺産)

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