
2018/08/31 - 2018/08/31
7位(同エリア89件中)
櫻さん
旅3日目。
この日は滞在先の北竿島からフェリーに乗って南竿島に渡り、原付ぐるぐるしました。
山が多く平地の少ない島、ゆえに坂道だらけの島。
海風を浴びながら快適に走行、とはいきませんでしたが、離島独特の雰囲気を堪能できました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 船 徒歩 バイク
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おはよーございます。
3日目の朝。
空気も景色もすがすがしい。
こんな朝を迎えるの、いつぶりだろう? -
明け方に激しい雨の音で一瞬目が覚めました。
今日の天気はどうだろうか? -
朝食は7時半からなので、それまで朝の徘徊。
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廃墟の中にベンチ。
住民の方たちの憩いの場として再利用。 -
そのほか、廃墟好きの感性がウズくスポット多数点在。
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そういえばこの村、電柱がない。
景観を損なわないよう地中化してるのかな? -
しかしバリアフリーとは全く無縁の地形。
九份のよう。
年配の方とかには辛いだろうなぁ。 -
朝食時間を15分ほど過ぎてしまいました。
母屋の脇、黄色いパラソルの奥に見える建物の中でいただきます。 -
中の様子。
民宿の部屋はキレイにリフォームされているけど、元々はこういう感じなんだね。 -
現役なのが衝撃の扇風機。
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餛飩湯でした。
あれ?繼光餅じゃないの? -
かなり薄味。
薄かったらお酢入れてね、と言われたけど、お酢じゃなくて塩をください。 -
それでは本日の原付ぐるぐるに出発。
アップダウンの激しい島内。
無事故無違反で走り切れますように。 -
部屋の向かいの民宿で飼われているコ。
ここが寝床なのね。 -
じゃあね。
いってきまーす。 -
南竿へ渡るフェリー乗り場へ向かう途中、海のスグそばに小さな廟がありました。
坂里ビーチ ビーチ
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この鳥は馬祖にしかいないカモメ科のアジサシだそうです。
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坂里村という集落の天后宮。
ポップで可愛らしい。
レゴで出来てるみたい。
行車平安。 -
昨日みたいな強風も吹いてないし、ちょっと青空も見えてきた。
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フェリー乗り場の北竿白沙港に到着~。
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馬祖は金門のように、フェリーに原チャリを乗せることができません。
なのでここで一旦お別れ。 -
馬祖-福州市との小三通も実施されています。
左奥のカウンターが南竿行きフェリーのチケット売り場。
乗客はすべて名簿に名前を記入。
外国人はパスポート番号も必要となります。 -
片道160元。
南竿→北竿は朝7時始発、北竿→南竿は朝7時半始発で1時間に1本間隔の運航。 -
そして今日もおやつ持参。
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出航時間10分前。
9時半の便に乗船しま~す。 -
結構な大型船。
80人くらいは乗れる。
でもガラガラ。
そして冷房ガンガン。 -
出航~。
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15分くらいで南竿が見えてきた。
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南竿島に上陸しました~。
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宿の老闆娘に南竿でのバイクレンタルの手段を聞いたら「フェリー下りたらレンタル屋があるわよ」と。
フェリーターミナル内にお土産屋さん兼レンタル屋さんを早速発見。 -
店の老闆娘。
とても愛想よくて親切でした。
所有しているバイクが多すぎて、貸し出したいバイクの鍵がなかなか見つけられないの巻。 -
右側のバイクをお借りします。
南竿もレンタル料一日一律500元。
南竿は北竿ほど急な坂道は少ないらしい。
民宿の老闆娘がそう言ってたけど、念のためレンタル屋の老闆娘にも確認したら同じ回答でした。 -
実際走ったら、まあまあ急な坂。
でも北竿ほどではない。
今のところ。
南竿での観光、最初は『馬祖民俗文物館』です。 -
4階建て。
2002年にリニューアルされたそうで全体的にキレイ。 -
1階は馬祖で発掘された遺跡などを展示。
あまり興味がないので2階へ。 -
2階は馬祖の伝統建築や生活様式を紹介。
閩東式の石造り住居は石頭厝と言うそうです。 -
台所とか。
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寝室とか。
こういうベッド(と言っていいのか?)はいかにも中華圏。 -
昔の漁船。
実物大。
とても大きかったです。
浪漫を掻き立てられる。 -
漁業中心で山が多い島だけど、農耕文化もあったようです。
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3階は伝統や風習の紹介。
伝統衣装って興味がそそられる。 -
昔の結婚の儀式。
新郎が新婦の家に籠で迎えに行く様子。 -
教室のようなセットに3D画面。
バアさんが浮き上がっててギョッとした。 -
閩東語と言われる福州語を学べるようです。
馬祖の人たちはもちろん普通話を使いますが、福州語でも会話します。
台湾本島の人々にとっては外国語のように、何を喋ってるか分からないそう。
普通話・台湾語・客家語etc…、小さな島の中にたくさんの言語が入り混じってるんだなぁ。 -
机にタッチパネルが埋め込まれててとてもハイテク。
でも触っても何も反応しなかった。 -
福州戯という舞台劇。
京劇とは違うのかな? -
こっちの3Dはオッサンが説明。
細かい内容は分からず。 -
小さな島なのに、なかなか内容の充実度が高い博物館でした。
時刻は11時。
お腹が空いてきました。
南竿の昼食はここでっ!というお店に向かいます。 -
島の北東部、牛角村にやって来ました。
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『依[女麼]的店』という地元料理を食べられるお店です。
依媽的店 地元の料理
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開店直後なので、本日の客第1号。
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おひとり様用セットメニューをいただけます。
ご飯は白飯だと330元。
酒糟炒飯だと380元。
せっかくなので酒糟炒飯を。 -
じゃじゃ~ん。
魚介類中心の盛りだくさんセット。
酒糟炒飯は前日に食べた紅麹炒飯と同じ。 -
これこれ、これを怖いもの見たさで食べてみたかったの。
佛手という貝の一種です。
亀の手みたいなカタチで、一見グロ。 -
こうやって食べるんだよと、お店の人が食べ方を教えてくれました。
水かきのようなところを持ってギュッと引っ張ると、中の薄ピンクの身がプルン。
味はちょっと甘め、食感は貝と言うよりブドウみたい。
とてもみずみずしくて美味しかった。 -
地元料理をたっぷり堪能できました。
炒飯の量が多くて全部食べ切れなかった。
近くに綺麗なビーチがあったので、一服がてら景色も堪能。 -
日差しが強くなってきました。
焼ける焼ける。 -
南竿の中心地、介壽村に到着~。
お土産屋さんや食べ物屋さんが集中するエリア。
やっぱりセブンがある。
南竿は5軒、北竿には2軒あります。 -
ドドドドドと地響きが聞こえてきたと思ったら、おぉっ!かっちょえぇ~。
写真撮っていいのかな?と一瞬躊躇。
でも地元の人もガッツリ撮ってました。 -
そして見つけたーっ!!!!!!
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売ってるーっ!!!!!
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買ったーっ!!!!!
しかし、ここで悲報です。
このドリンクホルダー、原チャリの鍵と一緒にバッグのポケットに入れていたんですが、その鍵を出し入れしてるうちにどこかでポロッと落としてしまったようで…。
この日、宿に戻ってから
「あれっ?ないっ?ないっ!ないっ!ないっ!ないっ!」
と気づき、吐き気を催すほどのパニックに陥りました。
今頃ドリンクホルダーは南竿のどこかで雨風にさらされているんだわ。
うっかり者の持ち主で本当にゴメンなさい。
この写真が最後の雄姿です。 -
小さな島だから半日もあれば充分、みたいな情報を旅行前に見たんですが、一周しながら全部のスポットを廻るとなると案外時間がかかります。
空がまた曇ってきた。 -
海沿いに出ると風が強い。
かつては軍用道路だったこんな道を走りながら、行く予定だったスポットを端折って、「ここだけはっ!」なスポットへ向かいます。 -
向こうの方にピコッと目標物が見えてきました。
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まずは馬祖村に到着~。
馬祖 of 馬祖です。 -
島内に数多く点在する天后宮の総本山『馬祖境天后宮』。
この馬祖村は、海で遭難した父親を救うため自ら海に身を投げて亡くなってしまった媽祖の遺体が流れ着いた場所。
その村に建つ天后宮なので、台湾本島や大陸からも信者の方たちが参拝に来るそうです。 -
まさに「媽祖は馬祖にいる」。
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アップダウンの激しい道を、今のところなんとか無事に走り切っております。
ありがとうございます。
「馬祖の人たちは安全運転よ」と民宿の老闆娘は言ってたけど、そりゃそうだろう。
上り切った先が見えないくらいの急こう配な坂道だらけの島を本島の人たちと同じように猛スピードで走ったら、ちょっとしたスタントマン行為。 -
馬祖村にある港『馬港』。
でも港っぽくない。 -
軍用の港だそうです。
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村のメインストリートをぶらついてみます。
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今朝の朝食で出してもらえなかった繼光餅の店があるじゃないっ。
さほどお腹は空いてないけど、せっかくだから食べなくちゃ。 -
繼光餅は明の時代、とある武将が行軍の際の携帯食品として作ったもの。
兵士たちはこうやって縄で繋げて持ち歩いていたそうです。 -
こちらが名物・馬祖バーガー。
繼光餅の表面を鉄板の上で軽く焼くから歯ごたえカリッカリ。 -
通りには等間隔でテーブルとベンチが設置されています。
車も人も滅多に通らないので、思う存分大口あけてバクつける。 -
いよいよ本来の目的地に到着~。
まずはこの100段以上ある階段を上ります。
このタイミングで雲が晴れ、とてつもなく暑い。 -
ヒーヒー言いながら上り切って振り返る。
景色はステキ。 -
あともうちょい。
そして上り切るとそこには…。 -
どどーん。
南竿のランドマーク『媽祖巨神像』です。 -
目の前は広い展望台。
この下が上ってきた階段です。
船の舳先になってるんですね。 -
ホワイトバランス間違えた。
海撮ったのに白すぎて見えない。 -
高さは28.8m。
下から見上げると本当にどでかい。 -
媽祖が見つめる先は中国大陸、故郷の媚州島だそうです。
坂道走行と暑さで体力限界。
ぼちぼち港に向かいます。 -
港の手前。
最後に頑張って、もう一つ観光スポット『枕戈待旦紀念公園』にやって来ました。
「枕戈待旦=いつでも戦いができるように準備を怠らないこと」。 -
裏には4文字の由来が書かれています。
「頑張れよ」というメッセージ的な意味合いで、蒋介石が島に駐屯する兵士に捧げたとかなんとか。
船が南竿の港に近づくとこの壁がドーンと目に飛び込んできます。
なので、この壁は馬祖島に軍役に就く若者たちに
「シンドい服役が始まる~(´Д`。)」
という気持ちにさせるそうです。
ちなみに、中華圏の映画賞を「金馬奨」と言いますが、金門島や馬祖島に配属が決まることも俗に「金馬奨」と言われているそうです。 -
壁をバックに海を一望。
下にポツンと蒋介石像。 -
向こうは港方向。
さて、そろそろバイクを返しに行こう。 -
港近くにはスタバがあります。
2017年12月にオープンしたばかり。
こちらは台湾最北端に位置するスタバだそうです。
そういうことを聞くと、東西南北全ての端っこのスタバを制覇したくなる。
コーヒーの類い一切飲めないけど。 -
どこにこんなにいたんだ?と思うほどの観光客であふれかえる店内。
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6時間ほどの島巡り。
無事故無違反で走り切りました。
いやいや、とにかく疲れた。 -
老闆娘がとても感じが良かったので、ここで馬祖のお土産を買いました。
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それでは南竿さようなら。
16時の船に乗船。 -
帰りの船はちっちゃめ。
20人くらいしか乗れない。 -
疲れがピークで一瞬ウトウト。
気づくと北竿に到着~。 -
停めてたバイクに乗り換えて。
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港から走ること10分。
この坂道を下れば芹壁聚楽。
慣れるもので、この日終盤になると坂道がそんなに怖くなくなってきました。
でも下り坂でスンゴく足踏ん張るので、翌日ふくらはぎがほのかに筋肉痛。 -
ただいま芹壁。
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海ではカヌーで遊んでる人たちが。
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一旦部屋に戻って、そうだ、夕陽が見られるかもっ!と外に出たら残念、太陽は山の向こうに落ちちゃってる。
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あら、右目ゴミ入った?
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晩ご飯食べてくるよ。
じゃ~ね~。 -
本日の晩ご飯はこちら。
部屋を出て石段を上った所にある『鏡沃小吃』。 -
名物・老酒麺線をいただいてみます。
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かなりなご年配の老夫婦が切り盛りする店だけど、景色を見渡せる粋なカウンター席がありました。
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こちらが老酒麺線。
カリッカリに焼かれた目玉焼きと紅麹が入っています。
老酒で煮込んでいるので、若干苦め。 -
馬祖の人たちにとっては滋養強壮的な食べ物だそうです。
美味しい美味しい。
スルスルいける。 -
お腹いっぱいになったわ~。
あら、寝てる。 -
夕焼け空を撮っていたら、白猫がフレームイン。
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芹壁のネコたちはみんな人馴れしてるから写真を撮りやすい。
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やがて馬祖での最後の夜がやって来ます。
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古厝の石壁が夕日に染まる。
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今回も無事に原付ぐるぐるできたお礼をしなければ。
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電飾が眩しい。
台湾って、辺鄙な場所でも廟は立派。
人間は半壊しているような家屋に住んでいても、とにかく廟は立派。 -
暗くなってから、一服しがてら再び夜の徘徊。
今夜もひっそり誰もいない。
でも明日は週末。
観光客がドバっと来るらしい。 -
この集落ではカエルの神様=鐵甲元帥が祀られています。
閩東語で「青蛙」の発音が「鐵甲」に似ているからとのこと。
この地で水害が起こった時にカエルが治水を行ったところ、1匹が怪我をして馬祖にとどまることになったという神話から、そのカエルをそのまま神様として祀ったんですって。
たくさんの小さなカエルの石像のほか、本物のカエルも足元にゲロゲーロいるので、暗闇の中で歩くのが結構おっかなびっくり。 -
明日はまた本島に戻ります。
狭い島だから2日もいると飽きる、みたいなことが個人の方のブログに書かれていたので私も2泊しかしなかったけど、もう1~2泊してもいいくらい。
もっとノンビリしたかった。
でもまた来ればイイんだ。
3日目終了~。
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