2018/05/22 - 2018/05/22
38位(同エリア135件中)
愛吉さん
旧大山街道を昔の名残を求めて歩いています、東京赤坂を出発して今回は5回目、長津田から鶴間間約7KMを歩きます。
今回の参加者は、男5名女3名の計8名。
道は相変わらず田園都市線に沿い、ときどき国道246と重なります。
しかし長津田を過ぎると風景が変わり始め、昔の風情も散見される街並みとなります。
途中東京工業大学すずかけ台キャンパスがあり立寄ります、ノーベル賞のメタルが展示されているからです。
生物医学賞大隅良典先生、化学賞白川英樹先生の2個のメタルが展示されて居ました。
ついでに学食で昼食をとります。
郊外のキャンパスらしく緑に囲まれ、環境は抜群です。
鶴間からは小田急線で帰途に着きます。
表紙の写真は鶴間の一里塚
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 私鉄
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5月22日午前10時に長津田駅に集合、前回に続いて大山街道を歩きます。
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旧街道を15分ほど歩くと小高い処に常夜灯を発見。
長津田上宿の常夜灯、宿場の目印です。
常識的に常夜灯は宿の入口か中央に設置されるものですが、ここは丘の中腹。
昭和62年に街の中からここに移されました。 -
常夜灯の説明板、読んでも初めての人にはこの灯篭が下宿のものなのか上宿のものなのか判りませんし、元からここに在ったのか等も記されて居ません。
観光客には不親切な案内板です。 -
こんどは街道脇に大石神社があります。
長津田宿の鎮守で、祭神は在原業平、御神体は大石だそうです。 -
傍に建つ由来書。
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階段を上がって来ました。
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拝殿、平成26年の再建。
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社を出て旧大山街道と記された道を進みます。
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下に道路が出来た為、寂れた田舎道です。
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尾根道に出ると遠くに大山が望めます。
あの山頂を目指しているのですが、まだまだ日にちが掛かりそうです。 -
国道246に降りて来ました、しばらく国道を歩きます。
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田園都市線すずかけ台駅の傍に東京工業大学すずかけ台キャンパスがあります。
入口にはノーベル賞メタル公開中の木札が。 -
ノーベル賞、東工大関係者が2名も受賞しているのです。
日本の名誉でもあり、記念のメタルを拝見する事にします。
・2000年ノーベル化学賞 白川秀樹工学博士 東工大出身
・2016年ノベル生理医学賞 大隅良典東工大教授 -
左が白川博士の化学賞、右が大隅教授の生理医学賞のメタル。
表はノーベルの肖像で一緒ですが、裏が賞によりそれぞれ異なります。
尚このメタルは、ノーベル財団が制作した3個のレプリカの内の一つです。 -
東工大の学食で昼食をとり、歩き再開です。
国道246を外れた脇道に小さな地蔵堂があります。 -
正面に貼られた案内を読んで見ましょう。
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隙間から中のお地蔵さんを写します。
多くの人の願いを聞いてくれたお地蔵様です。 -
脇に道祖神が置かれています、これも移されたものでしょう。
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国道246に戻ります、道は神奈川県から再び東京都町田市に入ります。
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地図によると近くに一里塚がある筈、皆して探します。
すると家並の中に小高い丘があり、それが一里塚でした。
ここは昔大山街道と町田街道の交差する処で、町田街道一里塚の名残です。 -
塚の頂上には明治に入り、火防の御嶽神社が勧進されました。
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同じく家並の中に大ケ谷庚申塔があります、文久3年の銘が入ります。
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次は日枝神社、江戸中期の創建だそうです。
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今度は246号線に沿って円成寺があります。
天正年代(1570年代)に小田原北条氏に仕えた当地の領主山中氏により建立されました。 -
鐘楼、元禄3年(1700)鋳造の鐘が下がります。
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国道246と東名高速に囲まれた一画に五貫目道祖神があります。
246拡幅によりここに移されました、五貫目は地名です。
当時五貫目は、大山街道、鎌倉街道、小田原道三方の分岐点にあり、道標を兼ねていました。
今は単なる記念碑です。 -
説明パネル。
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アップで写します。
昔は多くの旅人を見守った石碑です。
向って右に是より東江戸十里、左に是より西大山7里、裏に安政三年八月と記されています。 -
国道246と境川を渡ると大和市、そこに観音寺があります。
創建は慶長15年(1610)、大山街道の赤門寺と呼ばれ参詣人を集めました。
新武蔵33観音の一番札所でもあります。 -
山門に掛かる扁額。
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境内にある太子堂。
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弁天堂
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続いて近くに大山阿夫利神社御分霊社。
江戸から来た大山詣での旅人はここに必ず立ち寄り、草鞋を履き替え、身を清め、お賽銭を納めて心を洗い、家内安全、商売繁盛を祈願しました。 -
境内には雷様を祀る大雷神の社もあります。
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又こんなお社も。
出世、金運、長命を司ります。 -
神社の横には宿場の目印が。
当時の鶴間宿は大山道と八王子道の交差宿として繁盛していました。 -
近くに高札場が再現されています。
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案内板です。
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少し進むと街道脇に、上部の壊れた不動尊塔があります、横の階段を登ります。
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登った処は鶴林寺、最近敷地の整備を行ったらしく、明るい空間が広がります。
古い墓等が一か所に集められ、不動様も新しいお堂に入居しました。 -
鶴林寺は永禄12年(1569)の開基、鐘楼は享保2年(1717)の建立で大和市内最古の建物。
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寺内に鶴間学校跡の碑があります。
明治6年に開校した学校です。 -
大山道と八王子道の交差点に建つ道標。
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その向かいには地蔵堂が。
ここには常夜灯があったのか、小さな碑が残されています。 -
渡辺崋山が泊まり、遊湘日記に書き残したまんじゅう屋の跡を示すパネル。
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次に現れるのは坂上厄除け地蔵尊。
古いものらしくお顔がすり減っています。 -
隣には新しい道標が立って居ます、東西矢倉沢往還、南北滝山街道。
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側面の説明文
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隣に立つ庚申塔と金剛立像。
古いので痛みが激しいです。
これで鶴間宿を終了、小田急線鶴間駅に向います。
アップダウンが多く疲れました。
次回は6月を予定しています。
終
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