茨城県フラワーパークのバラまつりを観に行った

2018/05/19 - 2018/05/19

ケンミン以外にはあまり知られていないでしょうが，茨城県の花は「バラ」。

「茨の城」なる名前によるものか，はたまた別の理由によるものか，県民である私もよく知らないのですが，県内にあるフラワーパークには，なんと 800品種 30,000株ものバラが育つ庭園まであるのです。

ということで，春の陽気がまぶしい季節に，石岡市にある県フラワーパークの「バラまつり」を観に出かけてみました。

エリア 石岡・霞ヶ浦(茨城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

訪れたのは，5月半ばの土曜日。

この日は天気くだり坂という予報がなんとか持ちなおし，午前中はいい具合に陽射しが出ていました。

ということで，昼前に出発！

フラワーパークは八郷地区と呼ばれる筑波山の麓に位置しており，道すがら田植えを終えたばかりの早苗と，それを映す水面がなんとも目に心地いい！　ぐるりを囲む山の景色もあいまって，窓をあけての気持ちいいドライブを満喫しました。

ということで，13時近くに現地到着。

お天気の方は薄曇りのままですが，ゲート前に植えられた紅白のツルバラに歓迎を受けた気分になりました。

（園内では各品種ごとに名前が掲示されていましたが，今となってはどれがどれやら分からない状況で，この旅行記では品種のハナシがまったく出てきませんので，悪しからず。。。）

茨城県フラワーパーク 春バラまつり 祭り・イベント

こちらがフラワーパークの正門になります。
入園料は大人 740円也！

今年は春にしては暑い日続きで，花の時季も早いそう。
曇天にしては，来場者も多めでした。

いばらきフラワーパーク 公園・植物園

バラまつりの横断幕が掲げられていました。

茨城県フラワーパーク 春バラまつり 祭り・イベント

併設の駐車場はいっぱいです。

交通整理の方の誘導で，道路を挟んですぐ向かいの臨時駐車場を案内されて，スムーズにそちらに停めることが出来ました。

さて，いよいよ入場です。

端から順番に見て行きますが，ものすごい数でシロートの私は何を頼りに歩けばよいか，少々面食らいました。

しかし近づけば，株の根元に「品種名，産地，年」が書かれたプレートがあって，細かくチェックしながら見たい方にもやさしい心遣い。

私はシロートらしく，気の向くまま目を惹かれるままに，あっちの株こっちの花壇とぶらぶら見ることに決めました。笑

とにかく色とりどりの園内ですが，シロートは「バラといえば赤！ピンク！」と絵になりそうな派手な花色の間を飛び回ります。

つるばらつるばら

それにしても、会場全体に漂う花の香りにうっとりさせられます。

この場にいるだけで、相当なリラックス効果がありそう！

小さいお子さん連れから老夫婦まで，皆ほのぼのとした休日の午後を満喫しておられます。

これはたしかドイツ産の品種だったかと思います。
（名前出てこねーのかよ！）

こんもりと茂る緑の中にシンプルな白い花。。。こういうの庭にいいよなぁと，シロートながらに憧れて写真に収めてきました。

これもドイツの品種だったと思います。

先ほどの白の清楚とは対照的な，情熱の赤が鮮烈な印象です。

この茂みも庭にあったらなぁ，と夢の中だけ，どんどん庭の敷地が広がっていきます。笑

香りが強い花は，白や紫に咲くものが多いように思いました。

これはゆったりとしたいつまでも嗅いでいたくなる香りの花で，とても気に入りました。

ロマンチックなバラ園には，やはりカップルも多いのです。

若い恋人たちというよりも，仲のよさそうなご夫婦が多かったかな。

私も愛する人と来たい（そしてこのアーチの中で写真を撮りたい）もんです。

花もパワフルですが，それを咲かせるつぼみも堂々としたもんですね。

周囲にたくさんのつぼみを従えた，黄色いバラ。

これが咲いたら，一本でも小さな花束みたいになりそうですね。

これも香りが際立っていた品種。

白よりも少しツンとした刺激があって，「ザ・バラ！！」という匂いがしました。

赤い小花の群れが情熱的。

また脳内の庭が勝手に広がります。苦笑

花の色で今回一番気にいったコ。

繊細なグラデーションを見るにつけ，神の采配を思わずにはいられません。

これは唯一名前を覚えてきた「アイスバーグ」という品種。

上品な白い花が本当にきれいです。

これはフランス産だったかな？

ピンクを白く縁取ったような花色で，結婚式なんかで喜ばれそうです。

これもピンクに白い縁取りですね。

女子でなくとも，この色合いは皆を幸せな気分にさせます。

今回二番目に気になった色のコ。

花びらの内側は赤いのに，裏側は白っぽいのが不思議です。

近づくとこんな感じ。

丘の斜面を利用した形をしたバラ園のてっぺんには，ガラスの植物園がそびえ立っています。

その前にもこんな植え込みが。きれいです！

白・赤・ピンクに写真が偏りましたが，場内にはほかにも黄色・オレンジ・ベージュなどさまざまな色のバラがありました。

この黄色いコもなかなかすてきです。

バラの手入れをするパークのスタッフの皆さん。

美しい花は，こうやってプロの手でしっかり守られているんですね。

まるで花と対話をするように，ていねいに花の世話をされています。

さまざまな花に彩られた「バラのトンネル」。

通る空気までがすがすがしく感じます。

トンネルの一角を内側から撮ってみました。

濃いピンクもなかなか映えます。

会場にバラの苗の即売所が設けられているのですが，今回私はこの品種を買ってみました。（写真は群生だが，買ったのは１本。。。笑）

即売所の方に相談したところ，四季咲きで花保ちがよく，育てやすいとのことでした。（でも名前がわかってないという。）

ぐるりを取り囲む山並みを背景に，バラの姿を撮ってみました。

茨城には美しい風景がたくさんありますよー！

一周まわってきたバラ園もそろそろおしまいです。

ほとんどの品種が花をつけていて，春バラを見るにはまさにうってつけの時期だったようです。

このコは，香りの強いブルーローズの中では，すっきりとした匂いを放っていました。花の様子もかわいらしいです。

出口の前で，もう一度「アイスバーグ」を。

脳内の庭は，既に際限ない広さになっております。アハハ

茨城県フラワーパークのバラまつりは，（２０１８年）６月２４日まで開催中です。

バラのほか，ダリア，あじさい，ボタンにシャガと季節ごとの花が楽しめますので，ぜひぜひお出かけください。

http://flowerpark.or.jp/

帰りに即売所で好みのバラを探すのも楽しいものです。

で，１株 1,300円也をお買上げ。

最後に園内の喫茶コーナーで、バラのジェラート 300円をいただきました。

やさしい味がバラの芳しさを引き立てていて，なかなかの美味でした。

帰り道の風景です。
田植え直後の田んぼも，なかなか美しいものですよね。

結局ずっと曇りがちで，カラッと晴れることはなかったけれど，いい休日を過ごせました。

皆さんもぜひ茨城へおいで下さい。