六本木のアートめぐり ～鯉のぼりと空鉄写真展 2018～（東京）

2018/05/01 - 2018/05/01

東京ミッドタウンのミッドパークでは、約80体の「アートこいのぼり」が新緑の中を泳いでいます。
作品のそばには作者とタイトル名が掲示されています。解説がなくタイトル名と作品を見て、うなづけるものと何だろうと思うものがあります。

近くの富士フィルムフォトサロンでは、空から鉄道写真を撮る吉永陽一写真展「いきづかい－いつもの鉄路」が開催されています。
セスナ機やヘリコプターから鉄道風景をとらえた「空鉄（そらてつ）」は、普段見られない景色を見ることができます。

国立新美術館では、「こいのぼりなう！」が開催され、約300匹のこいのぼりが、展示室をダイナミックに泳ぎまわります。
また、会場内の「マイ・こいのぼりなう！」コーナーでは、自分で生み出したデザインのこいのぼり作りを体験できます。

「アートこいのぼり」は4/20～5/6、空鉄写真展は4/27～5/10、「こいのぼりなう！」は4/11～5/28に開催しており、いずれも無料です。
お近くの方はGW後半に訪れてみては。

なお、旅行記は東京ミッドタウン、国立新美術館「こいのぼりなう！」、吉永陽一写真展資料、酢重ダイニングなどを参考にしました。

エリア 六本木(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ミッドパーク ギャラリー「アートこいのぼり」

東京ミッドタウン・ガーデンにて、端午の節句に込められた「子供の成長を願う」をテーマにデザインしたカラフルなこいのぼり約80体がなびいています。

今年で3回目の開催になりました。

ビルの谷間を泳ぐアートなこいのぼり

新緑の中を泳ぐこいのぼり

ガーデンの奥は新緑に囲まれています。

では、奥のアートこいのぼりから順に紹介します。

「羽ばたけ！恋のぼり！LOVE! LOVE!」

鯉と恋をかけています。

「おやこいのぼり」と「空とぶしょうゆ」

左側は、親子の鯉のぼりが1匹で表現され合理的。

右側は、お弁当に入っている醤油入れなんです･･･

作者の発想が豊か。

「こいのまち」

高層ビルの六本木らしい町並みがデザインされています。

「hamacoi（ハマこい）」、「We are here!」、･･･

「ハマこい」とは、「高知よさこい踊り」をモデルにした横浜の「ハマこい踊り」のことです。

「おなかスクスク！オムのぼり」、「鯉のぼりの歌」、「のびろのぼり」、「KOI MOYOU」、「ピクセルこいのぼり」

オムライスを見ていると、確かに鯉のぼりに見えてきますね（笑）

「のびろのぼり」は、「背くらべ」の歌詞にある「柱の傷はおととしの 5月5日の背くらべ･･･」からですね。

「寝る子は育つ」

鯉のぼりが寝ています。

「コイのキセツ」と「いろいろのこい」

鯉にも「恋の季節」があるのですね。

「成長を記録できる鯉のぼり」

測定用目盛りに身長の記録を刻むのですね･･･

「泳グカ翔ブカ、楽スルカ」

鯉は泳ぐか空を飛ぶのだけど、一番後ろの子は紐につながって楽をしてますね。

「Message」

2018年5月5日は子供の日というメッセージ。

「Have a nice day」と「ダックスフンドも、飛んじゃった」

「♪おもしろそうにうたってる」

「屋根よ～り高～い鯉の～ぼ～り～」と、歌ってますね。

右から「墨の風」、「家族」、「にじぞう」、「Bolivia, in the heart of South America.」

アートディレクター浅葉克己氏、多摩美教授 秋山孝氏、青木克憲・林修三氏、ボリビアでデザインを学んだウゴ・アルベルト・ジャスティニアノ氏の作品です。

ガーデンに咲くノイバラ

昼食は酢重（すじゅう）ダイニング

東京ミッドタウン ガレリアガーデンテラス2Fにある和食の店です。

酢重は文政10年に信州小諸で味噌蔵として創業し、庶民の食文化を支える味噌や醤油を食卓に届けることからはじまりました。

素材の持つ旨味を最大限に活かし、シンプルで飽きのこない和食を味わえます。

ランチセット「酢重のおばんざい4種盛り合わせ」

銀だらの味噌漬け焼きの盛り合わせを選び、美味しくいただきました。

ごはんと本格的な味噌汁がおかわりが出来ます。

吉永陽一写真展

昼食後、東京ミッドタウンにある富士フィルムフォトサロンに行きます。

吉永さんは空から撮影する鉄道風景の作品を発表しています。

展示している作品は撮影とSNSへの掲載が可能なので、かっちんが気に入った写真を紹介します。

北海道のJR札沼線豊ヶ岡駅（空鉄写真）

牛山隆信氏の秘境駅ランキング2018年度版では第11位の豊ヶ岡駅。

ホームと待合室の建物が森の中にポツンとあるだけ。

「列車が来るタイミングに上空を飛んでいることが大変」と吉永さんからお聞きしました。

富山県の立山砂防工事専用軌道（空鉄写真）

空から見ると18段連続スイッチバックがはっきりとわかります。

ここは夏に見学会を募集しており、以前訪れたことがあります。

2011年2月22日の渋谷駅（空鉄写真）

東急百貨店東横店がまだ存在し、そのビルから地下鉄銀座線が出ています。

岳南電車比奈駅付近（空鉄写真）

まるでジオラマを見ているようです。

JR川崎貨物ターミナル（空鉄写真）

タンク車がパッチワークのように綺麗に並んでいます。

「こいのぼりなう！」

国立新美術館へ移動し、企画展を見学します。

展示室を泳ぎまわる こいのぼり（国立新美術館）

日本を代表するテキスタイルデザイナー須藤玲子氏がデザインした約300匹のこいのぼりが、展示室をダイナミックに泳ぎまわります。

国立新美術館のもっとも大きい展示室（2000㎡、天井高8ｍ）を使っているので迫力があります。

続々と泳いでいます（国立新美術館）

ソファーに寝ころびながら、こいのぼりを見上げることができます。

川の流れの音がどこからか聞こえ、まるで水中にいるようです。

きちんと並んで泳ぐこいのぼり（国立新美術館）

青色のこいのぼり（国立新美術館）

頭から覗いてみると･･･（国立新美術館）

変わった模様（国立新美術館）

無地のこいのぼり入場（国立新美術館）

泳いでいくうちに鮮やかな色がついていくような･･･

数の多さに圧倒されます（国立新美術館）

タイムトンネルみたい（国立新美術館）

ここを通ると異次元へ行けるような錯覚が。

種類の異なるこいのぼりの回遊（国立新美術館）

毛むくじゃらのこいのぼり（国立新美術館）

立ち去っていくようなこいのぼり（国立新美術館）

こいのぼりに使われている布（国立新美術館）

体験コーナーでは実際に手にとることができます。

暖色系の布（国立新美術館）

「マイ・こいのぼりなう！」コーナー（国立新美術館）

ここでオリジナルなデザインのこいのぼりが制作できます。

台紙と色紙（マイ・こいのぼり）

こいのぼりの形をした台紙から両面テープを剥がし、色紙の紙片を貼り付けていきます。

かっちんのデザイン（マイ・こいのぼり）

20種類位ある紙片を組み合わせると、オリジナルのデザインになります。

家族みんなで制作（マイ・こいのぼり）

３歳の孫も貼ることに夢中です。

かっちんの作品（マイ・こいのぼり）

これは4/26に訪れたときの作品です。

かっちんの第二作（マイ・こいのぼり）

今日は立体的な作品にしてみました。

さて、どれが一番いいかな？

六本木周辺ではアートなこいのぼりを見たり、作ったりして楽しむことができます。
都会らしさのあるこいのぼりですけど･･･