旧野崎家住宅の雛祭り　（「たい暇堂」を含む）

2018/03/10 - 2018/03/10

江戸時代から続く野崎家（正確には崎は「立つ崎」）の旧宅は一年中公開されており、季節毎に異なる味わいがあります。雛祭りの時季は、邸宅内に昔からのお雛様を飾っています。倉（土蔵）の中では、お雛様を飾っており、また塩の作り方等も解り易く展示されています。加えて、野崎家住宅の近くにある通常は非公開の野崎家の「たい暇堂」（たいの字は「しんにゅうに『台』」）にて、地元と協力して短期間ですが一般家庭から持ち寄ったお雛様を100畳敷きの広間に公開しています。公開日や時間等については下記のサイトで確認の上で行くのが良いと思います。

http://www.nozakike.or.jp/

近くに無料駐車場がありますし、JR児島駅から歩いても17～8分です。また、歩いて行く場合には、途中、「野崎の記念碑」を見る事も出来ます。

雛祭りは毎年実施されており、見落としされた方は来年以降も機会があります。また、色々な季節で、それぞれ趣があります。

エリア 鷲羽山・児島・瀬戸大橋周辺(岡山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 新幹線 JRローカル

野?・家より遙かに有名なのは「児島ジーンズ・ストリート」だと思います。JR児島駅から歩いていくと、途中で「野崎の記念碑」があります。

野崎の記念碑です。野崎家で塩田事業にチャレンジして立ち上げたのは野崎武左衛門ですが、その功徳を偲んで明治25年に建てた記念碑です。右の高いビロウ樹は大正10年に武左衛門の孫である野崎武吉郎が、知人のハワイ土産として貰ったものだそうです。

字は難しいですが、「野崎武左衛門翁旌徳碑」と書かれている様です。これだけ大きな（長い）石も珍しいと思います。下津井の先にある無口島の六番谷から持って来た様です。

児島ジーンズ・ストリートの途中にあるマンホールの一つです。

児島ジーンズ・ストリートを歩いて行くと、野崎家旧宅入口が見えて来ます。

野崎家旧宅の入口です。

来客者が入る長屋門入口です。

長屋門を入ると倉（土蔵）が見えます。芝に期間限定の展示がされていますが、普段は何も展示されていなかったように思います。

期間限定で雛人形も含め展示されています。一番奥に見えるのが表書院です。

昔、賓客をお迎えした表玄関です。家人や通常の来客は使いませんでした。

表玄関に一歩入ったところです。

日本の国家「君が代」に出て来る「さざれ（石）」です。

表書院です。青空が綺麗な日でした。

表書院の「上の間」です。季節柄雛人形が飾られています。

表書院の「下の間」です。（表玄関から「下の間」を経由して「上の間」へ行きます。）

雛人形の拡大です。

表書院から表玄関方向を見た所です。室内の全体像が分かると思います。「上の間」、「下の間」、「表玄関」へとつながります。

一歩引き下がって表書院から見たところです。

表書院から表玄関を見た庭です。（全体像を見る写真が撮れないのでイメージが分かりにくいと思います。）真ん中に大きな石があります。

更に置くから見た庭です。因みに、季節で景色が色々に変わります。サツキの時季も綺麗です。

表書院から見えるお茶室です。

表書院と中座敷の間に幾つかのお茶室があります。

更に奥に入ると中座敷があります。

中座敷から見た景色です。

一歩歩み進んで、中座敷から見た景色です。幾つもの部屋を介して、土間、そして奥の方に座敷が遠望されます。この時季雛人形が展示されています。

台所です。

倉（土蔵）を逆の方向から見た景色です。この時季、手前の展示館では雛人形、奥の展示館では塩業関係を中心に解り易く展示しています。

展示館の中のイメージです。

同じく展示館の中のイメージです。

明治天皇の雛様です。

享保（キョウホ）雛です。かなり大きなお雛様です。

舟の重量をはかる為に使った重しです。

迂闊ながら、カメラのメモリーが無くなってしまった為、「たい暇堂」の写真を撮れず、スマホで撮りました。「たい暇堂」は、100畳あるそうですが、柱がないのが特長です。そこに多くのお雛様が出展されています。なお、「たい暇堂」は普段は公開されていないようです。

逆方向です。因みに、「たい暇堂」のお庭は広いです。